酒井組に興行権を売り払われた団体が存続の危機?!地上げ屋vsダフ屋の抗争が勃発し鉄砲玉の兄弟が王座挑戦へ
19日、東京都・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『CREATION 6』が開催。地上げ屋とダフ屋の抗争が勃発した。
現TTT認定インディー統一タッグ王者であり【渡鳥連合】を率いる藤原秀旺は、解散から10年以上経っても『メロン記念日』を愛し続けておりメンバーにも認知されている狂信者。その愛は現役ハロプロメンバーたちにも注がれている。
入場後にリング上で雀卓を立てて仲間たちとチンチロや鷲巣麻雀を行ったり、「脱原発を進めて俺の地元・岩手県花巻市大迫町に2.5兆円かけて水晶パワーによる発電センターを作る」と謎の政治的主張を行ったり、TTTの会場前で堂々とダフ屋行為を行って「昭和の伝統文化・ダフ屋を守って貧富の格差を無くす」と強弁したり、何の前触れもなく若手レスラーを拉致・軟禁して延々と饅頭を食わせ続けたりと、独特な世界観や過激な言動でコアなインディープロレスファンからカルト的な人気を誇っている。
渡鳥連合は6月大会でチケット販売権を賭けた闘いに敗れ、バナナ千賀に権利を奪われた。すると、秀旺は今回から新たなTTTへの嫌がらせ手段としてゴミの不法投棄を開始。「東アジア廃棄物処理問題対策本会議」なる謎の組織が発行したとされる一般廃棄物投棄許可証を振りかざして開場前に次々とゴミを投げ捨てていく。
そんな中、どうみてもカタギには見えない風体のこわいおじさんがレクサスで乗り付けて登場。観衆からどよめきが起きるも、その正体は元HEAT-UPの酒井博生であったことが判明。
最近自毛植毛治療のための資金集めに四苦八苦している千賀は、チケット販売権を酒井に売却。実質的な興行権が売り払われた形となり、かつてのシノギを目の前で掻っ攫われた渡鳥連合が因縁をつける形で酒井との抗争が勃発。会場内でゴミを巻き散らかしながらの大乱闘が行われた。
この日、秀旺は盟友・塚本拓海とともに保有するインディー統一タッグ王座の初防衛戦を実施。
今回の挑戦者は瀧澤晃頼&竹田光珠。瀧澤はTTTの至宝たるインディー統一無差別級王座の戴冠歴があり、光珠も所属する666の至宝たる無秩序無差別級王座の現王者。前回大会でシングルマッチを行って絆を深めた若き実力者タッグが奇人タッグに挑んだ。
普段は凶器の使用や反則三昧の渡鳥連合だが、この日はクラシカルかつ正統派のレスリングに徹して若手タッグを真っ向から制圧。
半ばお約束となっている秀旺と塚本の誤爆も起きず、息の合ったタッグワークで圧倒。最後は秀旺が100%メロ~ンジュース(※高角度パワーボム)で瀧澤を沈めて初防衛に成功した。
試合後、マイクを取った秀旺が夏の初恋についての思い出話を始めると、花道から酒井が登場し次回大会で渡鳥連合の持つタッグベルトに挑戦することを表明。塚本は先約があって次回大会に出場できないことから、次回は前哨戦として秀旺vs酒井のシングルマッチが行われることとなり両者の因縁は深まった。
メインイベントでは、ガッツ石島が定アキラを破ってTTT認定インディー統一無差別級王座を防衛。
試合後にはまたも酒井が現れ「俺はな、今日こんな権利書だけを買いに来たわけじゃねーんだ。この団体ごと乗っ取りに来たんだよ」と地上げ宣言。
真っ向からケンカを売られた形となったガッツが王座をかけての一騎打ちを要求するが、酒井は「お前とやるのは俺じゃなくてコイツらだ」と鉄砲玉のバラモン兄弟を召喚。
ケイは「俺たちはなぁ、この人に金で雇われたんだよぉ!酒井組の誕生だぜぇ~!この酒井キャプテンと俺たちはなあ、横浜市戸塚区在住!同じ土地の住人なんだよぉ~!」と強力な地回り組織の誕生に高笑いし、シュウも「金で雇われたとはいえ、バラモンと反社の融合だぜぇ~!」とノリノリな様子。
ガッツは双子の区別がつかなかったことから兄弟のどちらが挑戦することになるのかは一任したものの、ガッツとバラモン兄弟の王座戦は9月9日の次回大会で行われることが決まった。