『今後のことは考えられない』『今までの負けとはわけが違う』『反省するような内容ではない』朝倉未来が語ったギブアップ負けした直後の思い

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 30日、さいたまスーパーアリーナにて『超RIZIN.2 powered by U-NEXT』が開催。メインイベントでは朝倉未来とヴガール・ケラモフによるフェザー級タイトルマッチが行われた。

 昨年初開催された『超RIZIN』では朝倉未来がフロイド・メイウェザー・Jrと対戦し、皇治がメイウェザーのボディガードであるジジから勝利するなど様々話題となる試合が行われた。
 今年の『超RIZIN.2』はBellator MMAとの合同興行となり、堀口恭司vs神龍誠、伊澤星花vsクレア・ロペス、【RIZINバンタム級王座戦】朝倉海vsフアン・アーチュレッタ、朝倉未来vsヴガール・ケラモフなど12試合が発表されていたが、朝倉海が左膝の負傷により急遽欠場に。
 先日体重オーバーでクレベル・コイケから剥奪されたフェザー級王座が、未来vsケラモフの試合に賭けられることとなりこの試合がメインイベントへと変更された。

 試合が始まるとケラモフがローからミドルで牽制し、未来は距離を詰めずに間合いを守る。ケラモフは前蹴りで牽制していくが、未来が前に出ないため距離が縮まず。
 ケラモフがタックルで足を持ち、顔面にフック連発から足を刈ってテイクダウンを奪う。ハーフガードからマウントを取り、鉄槌を落として肘連打。未来はロープを背負って立とうとするが、ケラモフはバックを取ってスリーパー。これで未来はタップした。

 意気消沈気味にバックステージに現れた未来は以下のようにコメントした。

<朝倉未来>
――試合後の率直な感想は
「特になにもないです。言葉がない」

――対戦相手の印象は
「まあ、強かったです」

――今後の展望について
「なんか反省するような内容ではないというか、何もしてないんで。今までの負けとはわけが違うんで。なんか、難しいですね。とりあえず、なにもないって感じです。目標はないです。なにも」

――落ち着いたら考える?
「そうですね。はい」

――闘ってみてケラモフ選手の想定外だったことは
「想定外……うーん、絞める力くらいですね」

――チョークに入られる前に余裕があったように見えた
「そうですね。背中がロープについててあの体勢から決まることはないんで。普通は。次立ってからのことを考えてました」

――油断があった?
「油断……そうですね。油断って言ってしまえば油断です」

――最後の場面について、普段練習しているケージなら無かった
「うーん、まあそうですね。リングでも一緒だと思うんですけど、足も多分こっち側入ってなかったと思うんですね。立つ準備をしてたんですけど、だんだん絞まっていって。それは想定外ですね」

――それまでの展開を振り返って
「うーん。まあ、組技の力は想定内でした。倒れさたときの話ですか?パンツにひっかかって、右足が。下ろせなくなって。テイクダウンされて、でもマウントのキープ力は今までやった選手とは比べ物にならないくらい強かったです。ブリッジしたあとにエビでケツを引けたんで、ロープが背中について、立てるなと思って次の展開のこと考えてたら首が決まってたって感じですね」

――再びベルトを狙っていきたいか
「まあ今はその発言権は無いですし。とりあえず、今後のことは今考えられないですね」

――タップ負けはRIZINでは初めて
「まあタップするしないは、別にタップしないことは出来るんだけど、タップしないで落ちることなんてハッキリ言って容易いことで。前回のとき(クレベル戦)も『タップしないことは良くないことだ』っていう世の中の風潮もあって。格闘技業界的にも、あそこではどうあがいても落ちるしか道は無かったんで」

――今回の結果を受けてガッカリしているファンも多いと思う
「すごい期待してくれてるファンの人も多かっただろうし、結構遠くからチャンピオンになる姿を夢見ながら応援に来てくれた人たちに申し訳ない気持ちですね」

――そういうファンにもっと試合を見せていきたいという気持ちはあるか
「今は、ね。今後のことは考えられない状況です」

――顔の傷が見えるが、ダメージは
「大丈夫です」

――その他の部分も大丈夫?
「はい」

――クレベル選手への再戦の気持ちは
「そんなこと言ってる場合じゃないんで。考えてないです」

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