美女の熱烈キスから元WWEのマット・カルドナがDDTで王座戴冠!世界を翔ける元アイドル女子レスラーが王座奪還に名乗り!

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 23日、東京都・両国国技館にてDDT『WRESTLE PETER PAN 2023』が開催。元WWEのマット・カルドナ(=ザック・ライダー)が遠藤哲哉からDDT UNIVERSAL王座を奪取した。

 DDT UNIVERSAL王座は2020年にDDTが海外戦略のために創設した王座であり、DDTの生え抜きエース・遠藤哲哉が王者として君臨。
 DDTの大舞台である両国ピーターパンでの防衛戦の相手として立ちはだかったのは、元WWEスーパースターのマット・カルドナ(=ザック・ライダー)。
 カルドナはWWEでWWEタッグ、WWE RAWタッグ、WWE US、WWEインタコンチネンタル王座を奪取した筋金入りの実力者。2020年4月に同団体を離れてからは、各団体のベルトを総なめにし、“インディーゴッド”と称されている。

 カルドナは、元NXTのペルシャ・ピロッタことステフ・デ・ランダーをマネージャーとして伴い来日。
 普段は硬派な遠藤だが、戦前の記者会見で顔を合わせたステフに一目惚れしてしまい「そんなヤツのマネジャーやめて俺のマネジャーになれよ」と口説くばかりか、「ベルト防衛とともに、ステフをゲットします」と略奪愛宣言。これに気分を害したステフは遠藤に水をぶっかけ、カルドナも遠藤をベルトで殴打。唐突に生まれた因縁の行方に注目が集まっていた。


 カルドナは試合が始まっても遠藤の強気の攻めをのらりくらりとかわして場外へと逃れつつ「DDT・イズ・マイ・ハウス!」と宣言。場内からブーイングを浴びて満足げに笑う。
 業を煮やした遠藤がノータッチ・トペ・コンヒーロで突っ込むと、カルドナはリック・フレアーばりの命乞い。遠藤が油断したところでステフが場外から足を引いてアシストし、カルドナが一転して攻勢に出る。
 カルドナは着用していたTシャツをビリビリと破きながら脱ぎ捨ててチョーク攻撃。レフェリーが注意に向かうと即座にステフがエプロンに上がってチョーク攻撃を見舞う鉄の連携を発揮。ステフの暗躍も手伝ってブロスキー・ブートを決めるもカウントは2。
 必殺技を返されたことに焦ったカルドナはステフが投げ入れたベルトを手に取って殴りかかるが、これがステフに誤爆。この隙を見逃さず、遠藤が旋回式トーチャーラック・ボムからバーニングスター・プレスを狙う。
 しかし、ここでステフが遠藤に必死の命乞い。ほだされた遠藤がコーナーから降りるとステフが遠藤に熱烈なキス……かと思われたがこれはリップロック。意識が遠のいた遠藤にステフが急所蹴りを見舞い、カルドナがレディオサイレンスを叩き込んで3カウントを奪った。

 DDTのベルトが海外へと流出し場内から悲鳴が上がるが、突如会場スクリーンに東京女子プロレスの伊藤麻希が登場。
 GCWで両者と因縁ある伊藤は、「伊藤がそのベルトに挑戦してやるよ。伊藤、お前のこと大嫌いだからな。伊藤がお前からベルトを剥がし取ってお前を血まみれにしてやる」とまさかの挑戦表明。後に9月24日のDDT後楽園ホール大会でのタイトルマッチが正式発表された。

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