かつての小学生キッズレスラーたちが時を経てスレンダー美女に!6年ぶりの復帰&15年ぶりの再デビュー戦に後輩が「背が高くて可愛い人は商売敵なんですけど許してあげます」

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 17日、横浜ラジアントホールにてアイスリボン『横浜リボン2023・July』が開催。キッズレスラーとして活躍していたひなたが15年ぶりに、みなみ飛香が6年ぶりに復帰した。

 ひなたは2005年に小学生レスラーとしてさくらえみの指導を受けプロレスデビュー。我闘姑娘で先輩の春日萌花らとともに活躍していたが、さくらが2006年にアイスリボンをスタートさせると、2007年に我闘姑娘を退団してアイスリボンで引退試合を行った。

 みなみ飛香(ひかり)は2006年にひなたと同い年のキッズレスラーとしてデビューし、2007年に我闘姑娘からアイスリボンに移籍。
 以降は“世界一のブロックバスター”と呼ばれる美しい技で様々な団体に出場して活躍し、アイスリボンのシングル王座であるICE×60も戴冠していた。
 2012年に一度プロレスを休止するが、2015年にアップルスターで復帰。アップルスター解散後は、ひなたとともにYoutuber活動をスタートさせていた。

 先月17日のアイスリボン道場大会に2人が突然登場し復帰戦を発表。対戦相手は飛香の現役時代にアイスリボンに所属していた星ハム子&真琴を希望したが、この2人が現役リボンタッグ王者であったことから復帰戦がまさかの王座戦となってしまった。

 試合が始まると飛香が手足の長さでハム子を翻弄していくが、ハム子も当時はしていなかったセクシーポーズで誘惑し飛香は動揺。
 ひなたは小学生時代を彷彿とさせるぐるぐるパンチや弓矢固め、くるくるリボンを繰り出し飛香とともに連携攻撃で攻め立てていく。
 だが飛香のはりきりキックに真琴が無気力キックならぬブレイジングキックを叩き込んで当時との違いを見せると、ハム子と息のあった連携攻撃で圧殺。
 飛香はブロックバスターを出して一発逆転を狙うが、やはりブランクが見られ100%の美しさで決まらない。そこへ真琴はTAJIRI仕込みのバズソーキックから、煉獄杏寿郎への愛で生まれた盛艶のうねりで叩きつけ3カウントを奪った。


 見事勝利した真琴は「2人は私が練習生になった頃にはすでにプロレスラーだったんですよ。そんな2人に胸を貸す日が来るなんて夢にも思いませんでしたよ。まあ正直私にとっては、背が高くて可愛い人っていうのは商売敵なんですけど、まあ、同じ団体?師匠?同じよしみで許してあげますよ。今日からまた一緒に切磋琢磨して、アイスを盛り上げていきましょう!」と手を差し伸べる。
 ハム子も「ひなたさんはじめまして。飛香さん、11年ぶりのリングでの再会、すごいすごい嬉しかったです。でも私には、15年続けてきたプロレスラーの意地があります、負けたくありません。このままシングルやってもまだまだ負ける気しません。アイスリボンで最年長キャリアとなった星ハム子が今ここに居ます。これから、一緒にアイスリボンを盛り上げていってくださいよろしくお願いします」と手を差し出し、飛香&ひなたとしっかりと握手した。

 復帰戦を終えた飛香は「やってたらどんどん『身体が覚えてるな』って思って、『勝てんじゃねーか』ってちょっと思いました。これからアイスリボンにフリーとしての参戦にはなるんですけど、アイスリボンは自分たちより年下の選手のほうが多いから、刺激を与えられる選手に、『アイスリボンを一味変えてやる!』みたいなレスラーになれたらいいなって気持ちがメチャクチャ芽生えてきました」とやる気十分。
 ひなたも「目標が生きて帰ることだったんですけど、試合してたら『勝ちたいな』って。悔しいです。リベンジしたいです。負けず嫌いなんで。キッズから大人になって初めてのリングだったので、全く分からなくて。自分がどうなってしまうかも分からない気持ちでリングに立って。でもなぜか闘い始めたら勝つことしか頭になくて。今は飛香とパートナーとしてやっていきたい気持ちがあるので、2人で上を目指していきたいと思います」と笑顔で思いを語った。

 復帰戦が行われたこの日は満員のお客さんが詰めかけ、2人の復帰に新旧のファンから期待値が高まっていることが見て取れた。
 メインイベントではガンバレ☆プロレスのYuuRIがトトロさつきから勝利しアイスリボンのシングル王座が流出。かつて飛香のパートナーであった大家健が代表を務めるガンプロにベルトが渡ったことで、新たな"けんとひかり”のストーリーがにわかに動き出した。

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