インターナショナル王者・辰巳リカが愛野ユキとのV4戦に自信!「完全に見切りました。なので私が最後に残りたい」

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 東京女子プロレスが7月5日、東京・渋谷区のAbemaTowersで夏の祭典「SUMMER SUN PRINCESS '23」(7月8日、東京・大田区総合体育館)に向け記者会見を行った。挑戦者・愛野ユキとのV4戦に臨むインターナショナル・プリンセス(IP)王者の辰巳リカが自信をみなぎらせた。

 6月11日、後楽園ホールでの遠藤有栖との次期挑戦者決定戦を制して挑戦権を得た愛野は、満を持して辰巳に挑む。

 愛野は「挑戦表明をしてから約1ヵ月、いろいろ考えたんですけど。やっぱり私にあるのは“もっと強くなりたい”“もっと熱くなりたい”という気持ちです。それと今、私は闘ってる時が一番楽しいので。だから、もっと闘えるようにベルトを巻きたいです。熱くて激しいリカさんとIP王座にふさわしい、世界にとどろくような闘いをして、大田区に怪炎を巻き起こします」と意気込んだ。

 受けて立つ辰巳は「夏を終わらせにまいりました。このままユキとはお互いに燃え盛って、燃え尽きて。もうその後は優雅に涼しく過ごしたいと考えております。ユキとはプライベートでも仲が良くて、一緒にいる時間も多いし、よく知る間柄です。それにこの前の前哨戦3回を経て、もう完全に見切りました。なので私が最後に残りたいと思います」とキッパリ。

 ビッグマッチのシングルでのセミファイナルでの試合に、愛野は「なかなかない機会だと思うんですけど。ビッグマッチということは、もちろんいつもよりたくさんのお客さんがいて、そのなかで信頼しているリカさんとベルトを懸けてシングルマッチできることの楽しみの方が上回っています」と気負いはなし。

「仲がいいからこそ知ってる弱点は?」と聞かれると、愛野は「プライベートでも仲良くて、リカさんのことをよく知ってるからこそ、知ってるはずなのにリカさんっていうのは底知れない怖さがあって。だからリカさんの弱点って思ってる部分があったとしても、リカさんってそれを試合で“それ苦手じゃなかったの?”って、思ってた部分を余裕で翻してくるので。私はそこでペースをもっていかれないように、自分に気を付けることで、やってやろうと思っています」、辰巳は「ユキはとにかくマジメでコツコツ堅実なタイプで。とにかくやさしいので、試合中もそんなユキのやさしさにつけ入れたならと思います」と話した。

 辰巳から「見切った」と言われた愛野は「その発言が怖いんですけど…。何を見切られたんだろうって。でも前哨戦を経て、私はこのインターナショナルのベルトを巻いてからのリカさんとシングルでやったことないですし。そんなにガッツリ闘うってことも多くはなかったので。今のリカさんっていうのを少し先に(前哨戦で)3回も知る機会があったのは、私はありがたかったかなと思っていて。最後の3回目の時はタッグマッチではあれど、リカさんのチームに勝てたってことを自信というか糧にして闘いたい」と語った。

 V4に成功すれば、辰巳は乃蒼ヒカリ(第6代)、伊藤麻希(第7代)が持つ同王座の最多防衛記録「4」に並ぶが、辰巳は「あんまり回数を考えてなかったので、ずっと防衛するって決めていたので。そしてこの第10代目の私の代で終わらせようとも思ってますので。夏も終わらせるし、10代目で終わらせます」と目を輝かせた。

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