「俺たちは後楽園ホールを札止めにしている」緊急決定した王座戦を制し初防衛のクラーク・コナーズ&ドリラ・モロニーが新日本プロレスへの対抗心メラメラ!

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 5日、東京都・後楽園ホールにて、『レック Presents NJPW STRONG INDEPENDENCE DAY』が開催され、クラーク・コナーズ&ドリラ・モロニーが緊急決定したIWGPジュニアタッグ王座戦を制して初防衛に成功した。

 2020年8月、コロナ禍の中で誕生した『NJPW STRONG』は新日本プロレスが製作しているアメリカのプロレス番組。無観客試合から始まったNJPW STRONGだが、LA DOJOの選手のみならずアメリカの実力者が集っていき、今では“もう1つの新日本プロレス”、“アメリカの新日本プロレス”と呼ばれるまでに成長。新日本のリングでも各タイトル戦線に常に絡み続けるなど強い存在感を放っている。
 今回は、NJPW STRONGが日本初上陸し、4日&5日の2DAYSで後楽園ホール大会を実施することに。

 コナーズはLA DOJO出身選手として2019年から日本マットでも活躍。ヤングライオン卒業後に参加した昨年の『BEST OF THE SUPER Jr.29』では負け越しはしたもののベテラン食いを見せるなど確かな実力を見せた。
 モロニーは、“ダン・モロニー”の名でUNITED EMPIREの新メンバーとして来日し今年の『BEST OF THE SUPER Jr.30』に参戦。しかし、私生活でも禁煙・禁酒を求めるなどストイックなCatch 2/2(フランシスコ・アキラ&TJP)に対して不満を募らせていき、今年6月の大阪城ホール大会で突如UNITED EMPIREを裏切ってBULLET CLUBに加入。

 2人はタッグ歴こそ浅いものの、高い身体能力と気迫を活かしたファイトで激戦を展開し、4日のNJPW STRONGでCatch 2/2を破ってIWGPジュニアタッグ王座を戴冠。
 しかし、試合後には2人でベルトを股間に擦り付けたり、マットに置いたベルトにカクカク腰を振って見せるなど冒涜行為を働き、ブーイングを背に受けながら退場。バックステージでもベルトを女性に喩えて下品な言葉を並べ立てたりと、一夜にしてファンから大ブーイングを受ける存在に。


 この日は、元よりロッキー・ロメロ&YOH&クラーク・コナーズ&ドリラ・モロニーのタッグマッチが組まれていたが、ロッキーが入場後に「ここにいるYOHは5回、俺は8回のジュニアタッグ王座戴冠歴を持っている。俺たちは挑戦者にふさわしいだろ?この試合をIWGPジュニアタッグ王座戦にしようじゃないか!カイチョウ!スガバヤシサン、カイチョウ!ドコデスカ?!」と菅林直樹会長をリングサイドに呼び出して承認させ、タイトルマッチが緊急決定。

 タイトルマッチ決定のアナウンスがあった瞬間に王者組が奇襲して場外戦に持ち込む中で試合開始。
 序盤こそコナーズ&モロニーがラフファイトで試合を優位に進めていくものの、ロッキー&YOHの師弟タッグは2人でダブルのノミスギニーを決めて流れを変え、YOHのパワーボム+ロッキーのスライスロッキーの合体技、3Kまで決めるも仕留めきれず。
 焦るYOHがトラースキックを発射も、これがロッキーに誤爆。即座にモロニーが延髄斬り、コナーズがNO CHASER。さらに、モロニーがロッキーをドリラ・キラで突き刺し、最後はFull Clip(※モロニーのブレーンバスターにコナーズがダイビング式スピアーを合わせる)を叩き込んで3カウントを奪った。

 試合後、2人はIWGPジュニアタッグのベルトを男性器に見立てて振り回す。さらに、コナーズはベルトを尻に敷いて座り、モロニーはベルトを踏みつけながらスケボーに乗るかのようなモーション。初防衛に成功した2人はブーイングを背に受けながら退場していった。

 バックステージに戻ったコナーズは、「過去に何度も王者だったからと言って王座戦を懇願するなんて、なんてヤツらだ。何度も王座に君臨したと言っていたが、裏を返せば、何度も王座を奪われた、ということになるのにな」と吐き捨て、「『NJPW STRONG』は俺たちが作り上げたんだ。ゲイブやアレックス、ウォードッグスが作り上げてきたものだ。にも関わらず、俺たちが日本を本拠地にした途端に、こっちに来やがって。俺たちは後楽園ホールをソールドアウトにしている。連日の王座戦を闘って勝ち続けている。俺たちが最強のタッグ王者だ。そしてそれを今後も証明し続ける」と新日本プロレスへの対抗心をむき出しにした。

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