プロレス界から一線を引いたアクトレスガールズへアイスリボンが乱入!「私が動かなければ変わらない」

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 10日、『ACTwrestling Step10 新木場公演』にアイスリボンの朝陽が乱入。“アクトレスガールズ”の青野未来へアイスリボンへの参戦要求を行った。

 2015年に旗揚げした『Actwres girl'Z(アクトレスガールズ)』は、相羽あいな(播磨佑紀)、尾崎妹加、安納サオリ、なつぽい(万喜なつみ)、ひめか(有田ひめか)、中野たむなど現在も様々な場所で活躍する選手たちを輩出。2019年からは『Beginning』と『Color's』の二団体制へ移行し、2021年に旗揚げした演劇団体『アクトリング』がコロナ禍であるにも関わらず超満員となる成功を収めていた。
 しかし2021年12月31日をもってアクトレスガールズはプロレス団体としての活動終了を発表。現在は『プロレスを用いたよりエンターテインメント性の高い公演』へと移行し、所属選手たちは“プロレスラー”ではなく“アクトレスガールズ”であるとしてプロレスとは一線を引いてきた。

 だが今年8月から元スターダムジェネラルマネージャーの風香がアクトレスガールズのアドバイザーに就任し新体制へ。元JDスターのMARUやキラ☆アンがアクトレスガールズデビューし、スターダム大江戸隊創設者の惡斗が新ユニット『ビースツリベリオン』を結成。西口プロレスのアントニオ小猪木&ジャイアント小馬場の参戦などプロレス要素が濃くなり始めていた。

 この日のセミファイナル終了後に突然リングに乱入した朝陽は「未来ちゃん、アイスリボンもアクトレスさんも今年から新体制に入って、私達の世代が団体を引っ張っていかなきゃいけない立場になりました。そんな中、私は!アイスリボンに!新しい風を吹かせたい!こんなゲリラ的な方法ですいません。団体の方針もあるかとは思いますが、アイスリボンに参戦してくださいませんか?11月27日、川口SKIPシティ大会でご検討をお願いします」と自団体への参戦を要求。
 昨年まではアイスリボンに定期参戦していた青野は「突然のことなので私だけでは判断できません。会社と話し合って、答えを出したいと思います。でも、今の青野未来、今のアクトレスガールズを見たことない人にアピールする絶好の機会なんじゃないかなと思います。参戦するならアクトレスガールズの誰かを連れていきます」と応じた。

 バックステージに戻った青野は「私はプロレスラーを辞めたとは言ってないし、一回そうやって(専門誌に)書かれちゃった時も否定したぐらい、プロレスラーとしてデビューして看板下げずに今もやってるので、プロレスラーとしてのプライドというか今までやってきたその誇りを無くした事は一度もない。朝陽ちゃんがこうやって歩み寄ってくれたのはすごく嬉しかったです。差別化してきたものが有耶無耶になってしまうのもっていうのはあるので、そういうところも含めて会社と話さなきゃいけないです。だけどやっぱりアクトレスガールズを大きくしていきたいし、もっともっと色んな人に見てほしいし、そのチャンスがあるなら私はもっと大きい舞台に立っていきたいなと思います」と参戦に関して前向きに語る。

朝陽は「会場に来て(アクトレスが)どんな感じかなと思ったら思った以上に試合が面白くて、刺激を受けてしまって。アイスリボンに新しい風吹かせたいっていうのは、多分きっとマンネリ化してると思うんですアイスリボンも。だから面白くなくなったから見に来ないっていうお客さんもたくさんいると思うし、そういうのを変えていきたい。今私が動かないと、誰も動かないから。みんな意見言うだけ。意見言うだけ思うだけ。それを誰が発信するんだって。役者もされてる、舞台もされてるアクトレスさんから盗むものはたくさんあると思うので、そういうところを拡大していきたい。お客さんがどう思ってるかわからないですけど、これが前向きな方向で進んで、参戦という方向で進むのであれば、そこは前向きに捕らえていただきたいとも思ってます」と真っ直ぐな目で語った。

 果たして11月27日は“プロレスラー”青野未来としてアイスリボンに上がるのか、アクトレスガールズ提供試合として朝陽が“アクトレスガールズ”デビューするのか。リング上における概念が交差する。

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