「受け身をとらないことがプロレス」和田京平レフェリーが語った“現役最年長レスラー”グレート小鹿のテクニック

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 10日、日本プロレス殿堂会が主催する『LEGACY II』が後楽園ホールで開催。この日、マサ斎藤さん、グレート小鹿、ザ・グレート・カブキが新たに殿堂入りした。

 80歳ながら“現役最年長レスラー”として活躍するグレート小鹿が殿堂入り。
 インダクターとして和田京平レフェリーが入場すると「僕が48年間レフェリングしてるのも小鹿さんのおかげだし、鍛えられましたよ若い頃は。極道コンビ。今、若いレスラーに『(試合後に)感想聞かせてください』って言われるんだけど、小鹿さん見習いなさいって僕言うんだよね。『え?なにもしないじゃないですか』って(返される江戸)、それがプロレスだよって。小鹿さんが見本なんですよ。小鹿さんいまだにやってるじゃないですか?これはすごいんですよ。なんでこんなすごいのかって受け身取らないんだもん。受け身とらされそうになったら逃げるんだもん。あのテクニックはすごい。これはほんと若手の人は見習ったほうがいい。でもそれをやるとお客さんもエーってなるだろうけど、でもエーがプロレスなんですよ」と笑顔で語る。

 リングインした小鹿は涙をこらえながら「なんも言えねーな。リングの上においてお祝いをしてもらえると夢にも思いませんでした。色々、若い選手の試合を見ながら、あぁこういう時代もあったかなぁって考えながら、また、長いことリングでお世話になってるなと思いつつ、ちょっぴりだけ、もう一回リングに上がりたいなと、色々走馬灯のような思いが、自分の脳裏をかすめていました。だけどほんとに、長州選手、またこれから出てくるであろう藤波選手、そして、天龍選手などいろいろな方々が、この会を作ってもらい、ほんとにほんとに、ありがとうございます。一回でこりずに、10回も20回もお礼を言いたい。ほんとは、ボクらの時代でつくらなきゃいけないのをやれなかった。それを後悔しながら、また何回、何日間リングに上がるかわかりませんが、そん時はまたよろしくお願いします。今日はありがとうございました」と挨拶した。

 小鹿は現在新潟プロレスのタッグ王者としてベルトを保持しており、同年代の選手に比べても数多く試合を行っている。元気に闘う姿に勇気づけられるファンや選手たちも数多くおり、これからも最年長レスラーの記録を更新し続けて欲しい。

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