メイウェザーが朝倉未来戦を振り返り「日本にいる親しい友人から『1Rは伸ばして引っ張って、2RくらいでKOして欲しい』というリクエストがあった」

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 25日、さいたまスーパーアリーナにて『超RIZIN』が開催。メインイベントではフロイド・メイウェザー・ジュニアvs朝倉未来が行われた。

 2018年の大晦日で那須川天心と戦い、圧倒的な強さと話題性を見せたメイウェザー。世界のスーパースターに、路上での喧嘩から日本のトップYoutuber格闘家となった朝倉未来が挑む事に。

 試合が始まる前に『超RIZIN NFT DIGITAL TICKET』オークションで最高額の420万で落札した政治団体ごぼうの党の党首・奥野卓志氏がリングに上がるが、花束をメイウェザーの目の前でリングに捨てて会場が騒然となるハプニングが起きる。

 試合が始まると両者冷静に距離を見て、戦前の予想以上に未来のパンチがメイウェザーを捕らえていく。
 メイウェザーのボディへのパンチを未来が両手を広げて『効いてない』とアピールすると、メイウェザーも笑顔を見せて2R終了間際に右ストレート。これで未来の膝が崩れて意識が朦朧とし、レフェリーが試合をとめた。

 未来は頭痛がするとのことですぐに病院へ。
 メイウェザーはメディアから朝倉未来に最後本気を出したかと聞かれると「自分の中では最後まで時間をたっぷり使いたかった。あのダウンを奪った打撃はそんなに強く当てていなくて、おそらくその少し前に当てていたいくつかの打撃のダメージの積み重ねでああいった形になったと思う。『決めに行った』という意識はない。何が起こるかわからないのが格闘技だと思う。ただ、日本にいる親しい友人から『1Rは伸ばして引っ張って、2RくらいでKOして欲しい』というリクエストがあったのでそれに応えようとは思っていた。『試合中に真剣になったか?』と聞いたな?なんのために真剣になる必要があるのか?最初の方は自分は軽い打撃を当てて様子を見ていたが、彼は大分強い打撃で返してきた。なので自分もボディに2発強めの打撃を与えて『そっちがそういうつもりならこちらも打つぞ』というメッセージを送った。それを続けても彼は舌を出したりニコニコ笑っていた。『あぁ、そういうことか』と。『いつまで続くかどうかやってみるか』という気持ちで試合をした。自分はこの競技から引退した身であって、これ以上エキシビションで自分の体に余分なダメージを負うようなリスクを負わない。この先は自分がやりたいことをやって、やりたいものを選んで、楽しく世界中のみんなにエンターテイメントを届けるというスタンスでやっている」と持論を語った。

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