【会見全文】『RIZIN.24』は関西地区での地上波生放送が無くなり皇治が落胆!「まさか那須川天心より半沢直樹より地元・阪神タイガースが一番強敵やったとは」
23日、今月27日にさいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.24』についての記者会見が行われ、当大会が開催地区では地上波生放送が行われなくなったことが発表された。
会見に出席したのは、RIZINの榊原信行CEOと、今大会のメインイベントで那須川天心と対戦する皇治。
大阪府出身の皇治は、地元関西のファンへ生放送で試合を届けるという約束を守れなかったことを謝罪すべく出席したという。
まずは、RIZINの榊原信行CEOが挨拶と状況の説明を行った。
榊原「皆さんこんにちは。お昼の、平日のお昼にこのライブ配信を見ていただいてホントにありがとうございます。今日は緊急で皆さんにご案内というか、4日後に控えた『RIZIN.24』に向けてきっちりと皆さんにお伝えしておければなあということで、急遽こういう場を設けさせていただきました。
お話をしておきたいことに関しては、全国ネット、地上波で、フジテレビ系列、FNS系列の全国ネットで放送させていただくということでご案内をさせていただいておりましてが、今回関西地区に関しては、RIZINの放送ではなく阪神タイガースの試合の模様が放送されることとなりました。
この件に関して、ファンの皆さんからも直接RIZINの方にもお問い合わせをいただきましたし、当然このビッグマッチを皇治選手と、天心選手の試合をまとめさせていただく、交渉していく中で、大阪出身である皇治選手および皇治軍団、皇治陣営の皆さんとしては『よし、ゴールデンでの放送もあるししっかり応援したろう』という思いでここまでご協力・ご支援をいただいていたと思います。そういう方にはとても落胆させてしまったことだと思います。まずはそこは主催者であるRIZINとして皆さんにご報告するとともに申し訳ないという思いをお伝えしたいと思います。これは我々として、関西地区の編成をRIZINとして権利を持って出来ることではないので、残念ながら当日の全国同時、北海道から沖縄まで放送する中で、関西地区に関していいますと、放送がその時間帯はありませんが、9月の30日、水曜日の25:55~27:48で関西テレビさんで放送していただくことが決まっております。ですので、関西地区の方は当日では見ていただけないですが、後日、翌週水曜日に見ていただけたらと思います。
今回、皇治選手と天心選手のビッグマッチを、皇治陣営の皆さんで、皇治選手が出てくる上で皆さんですね、今回関西の放送があるってことで、それも皇治選手もずっと理解してもらっていたというか、それを前提に出場してもらうということで交渉もしていただいたので、話が変わってしまった部分もあるんですけど、その中で、これは皇治選手の名誉としてもお伝えしておかなきゃいけないんですけど、間違っても皇治選手は関西地区の放送がなくなるってことは数日前まで知りませんでした。我々も関西地区での放送は、我々RIZINにとっても、関西地区ってたくさんファンが居るので、今回皇治選手以下、大阪・関西地区出身の選手、たくさん出ていたくので、放送していただけないというのは残念なことではあるんですけども、かと言ってそれですべてのことが無くなるという、北海道から沖縄まで皇治のファンもたくさんいますんでね、皇治選手にはもう一回モチベーションを持ってもらってこの試合に臨んでもらうと。一旦は陣営含めて、皆さんご支援いただいた人たちに、皇治選手も顔も無いし、『試合消滅か』みたいな話も一時ありましたけど、最終は、皇治選手としての決断の中で、大阪地区・関西地区の人には残念な結果になるけど、『全国のファンに戦う姿を見せるのが男や』ということで、この試合が無くなるということにはなりませんでした。それは皇治陣営の人たちにも感謝したいと思いますし、是非関西地区での当日の放送はないですけど、RIZINライブとかスカパーとか、有料になるんですけど、皇治の試合を生で見ていただくチャンスは他にもチャンネルというか、ウインドはありますので。是非そういうところで、大阪・関西地区の人たちには、関西の、皇治選手が地元を愛する思いをファンの人達にも同じように皇治選手にエールを引き続き送っていただいて、当日リモートでライブ観戦していただけたらと思っています。RIZINファンの方もたくさん大阪に居ますんで、まあまあ、当日地上波での放送が全国的にあるとお伝えしておいて、結果的に関西地区での放送がなくなってしまったことについてはこの場を借りて、申し訳ないということで、お詫びを申し上げたいと思います。大変すみませんでした。ただ、違った形でスカパー、RIZINライブで当日楽しんでいただけたらと思いますんで、よろしくお願いします。あとは皇治選手から、今回、最終、9月27日、天心の前に立ってですね、試合をするということになった上での思いを聞いていただければと思います。私からは以上です」
皇治「いや~、流石に榊原さん話上手いですねぇ(笑)」
榊原「いやいや(笑)そう?」
皇治「いや、上手いなと思って。まあ、そうすね、人によって色々価値観って違うと思うんですけど、まあ自分らはやっぱり今回関西のファンに対して非常に申し訳なかったなというところがあって。まあ自分と榊原さんの話で、やっぱり全国放送って話があったので。まああの、大阪・関西以外の人からしたら『そんなことかよ』って思ってはる人もいるかもしれないですけど、関西のファンからしたら大きいことやと思うので、その大阪のファンの方たちに約束を守れなかったっていうのが、自分の中ではすごい悔しくて。自分からも『約束を守れなくてすみません』っていうのは謝りたいんですけど、かといって『試合が消滅か』みたいな話も多かったですし、関西のファンの方から『試合しなくてもいい』って声もちょろちょろあったみたいですけど、まあ、なんつーんすかね、それは全国のファンからしたら関係ないことだと思うんで。自分も全国にファンが居てくれてると思ってるんで、天心をひっくり返すってことは何一つ変わらないんで。自分は榊原さんとたくさん話しして、しっかりRIZINを盛り上げたいですし、格闘技界盛り上げたいっていうのは変わらないんで。後4日後ですから。4日後は日本をひっくり返すモチベーションは何一つ変わってないですし。いつも俺が言ってるような反骨精神にまた火が点いて、より色んなものを見返してやろうと思ってるので、今回の件は燃えてます。なので、関西のファンはちょっとガッカリしてる部分もあると思うんですけど、それはもう、試合で見せるんで。皆さん付いてきてくれて、応援してくれたら嬉しいなと思ってます。何回もくどいですけど、大阪・関西のファンには、テレビという地上波、生放送っていうのでは届けられなかったですけど、その分試合で見せるんで、応援よろしくお願いします」
榊原「“たられば”になって恐縮なんですけど、当日雨が降って野球が中止になると関西地区ではゴールデンで同じようにRIZINが流れるということにはなってますので。今天気予報を見ると天気良さそうなんで、野球がそのまま引き続き開催されそうだと思います。ただ、これはテレビの……僕もテレビ局の端くれに居たことがあったんでアレなんですけど、去年、思い出していただくと、大阪でやらせていただいた、エディオンアリーナでやった、RIZINの大会も、実は2時間の地上波放送枠があったんですけど、後半1時間が台風特番に変わってしまいました。色んなことが、緊急事態が起きたときって放送スケジュールは当然変わりますし、地域地域で、例えば広島でカープが優勝がかかったとか、名古屋でドラゴンズが活躍してるとか、今回はホント、阪神タイガースが、今2位なんですよね。で、当然今首位を走る巨人とのゲーム差はあるけれど、まだワンチャン大阪のみんなの愛するタイガースの優勝の目もあると思いますんで、そういうことも含めて関西地区の皆さんにはまず阪神タイガースの番組を見ていただくことが最優先になったんだと思います。これは全体的に、もっともっと僕ら格闘技が地上波の中で必要とされるコンテンツとなっていくためには避けては通れない道だと思います。今回は皇治選手とか、皇治陣営の皆さんには残念な思いというか、申し訳ない思いをさせてしまったことは、ホントに僕らのまだまだ力不足であって、ファンの皆さんに残念な思いをさせて、期待させたことにはこの場を借りて本当に改めてお詫びを申し上げたいですが、是非当日は、最高のパフォーマンスで皇治が天心に挑みますんで。今年の中で言うと、間違いなく格闘技界、これはキックもMMAも含めて最も注目される試合になると思います。それだけの2人の準備が整っているので、引き続き、27日、残り4日後ですけども、楽しみに待っていただけたらと思います」
皇治「いや、まさかのね?まさかの天心より半沢直樹より、まさか地元タイガースが一番強敵やったというね(笑)いや、まあ自分も阪神ファンなんで頑張ってくれたら嬉しいですけど(笑)その日だけは野球やめとってくれへんかなって思うけどね?まあ仕方ないですね。っていう感じで。それで、アレですよね?関西のファンの人にももちろん見ていただきたいので、生で。それを見ていだくには……?」
榊原「スカパーで見ていただくか、RIZINライブってことでネット配信で見ていただきます」
皇治「それを関西ファンだけ榊原さんがタダにしてくれるとか?(笑)」
榊原「はい。そういうオーダーが(皇治から)あったんですけど、ゴメンナサイ」
皇治「あ、無理でした?(笑)」
榊原「無理でした」
皇治「榊原さんにこの話をしたときに、真剣に考えてくださって、やってくれそうだったんですけど、無理やったんですか?」
榊原「はい」
皇治「榊原さんの力をもっても?」
榊原「いや全然無理でした。すみません、ホントに(笑)」
皇治「いやー、それやったらこれから“バラちゃん”って呼ぼ(笑)」
榊原「なんとかしたかったんですけど、ホントに。心あるファンの皆さん、有料になりますけど、多分皇治という1人の格闘家、キックボクサーの生涯の中でもとっても大きな重たい試合になるし、記録に残るというより記憶に残る試合になるはずなんで。その姿を結果がわからずにライブで見ていただけたらと思います。よろしくお願いします。有料です」
そして、昨日放送されたRIZINの特番の内容について榊原CEOが説明を行った。
榊原「昨日一部関東地区で流れたRIZINの特番で『チケットの半分を皇治選手のファンの人たちに販売されている』という形の過度な形でのご紹介というか、番組内での表現があったんですけど、決してそんなことはなくて、むっちゃくちゃオーダーを貰ったんですけど、皇治選手の方のオーダーだけに応えるってわけにはいかなかったんで、今回は大半断って、我慢していただいて、選手たち含めて皆さんに平等に。今回、今でも『チケットなんとかならないか』ってお問い合わせをたくさん頂いくんですけど、そこはキチっと公平に販売させていただいているので、そのへん誤解のないように、そこもお願いしたいと思います。
それともう1つお伝えしておくこととして、第2試合で発表させていただいていた、北川選手と平塚選手の試合と、第7試合で発表させていただいていた、江幡選手と良星選手の試合、これ2試合目と7試合目を入れ替えをすることになりました。2試合目に江幡睦選手試合、江幡睦vs良星の試合が第2試合目。第7試合目が北川裕紀選手と平塚太士選手。入れ替わりになりましたんで、ファンの皆さんは時間を間違わずに来ていただけたらと思います。いずれにしてもオープニングから、15:30、3時半スタートでやりますんで、開始前に是非、ホントに5000人、まあこのチケットを手に入れられた方っていうのはほんとに貴重なチケットだと思いますので、1秒も見逃すことなく、オープニングから全員来ていただけたらと思います。どうぞよろしくおねがいします。以上です」