9・10多古町で“ウクライナ人道支援チャリティ大会”を開催! ザ・グレート・サスケ「プロレスでウクライナの人たちを励ましたい!」

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 9月10日に千葉・多古町コミュニティプラザ文化ホールで「多古マツリ2022~多古町チャリティプロレス」(主催=同実行委員会、アルファ・ジャパンプロモーション)を開催する同実行委員会が同7日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で記者会見を開いた。

 会見には、同大会のメインイベントで世界ヘビー級王座を懸けて対戦する、王者の田中将斗(ZERO1)と挑戦者のザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)、主催者の荒井英夫会長、参議院議員の石井苗子氏、5月にウクライナから日本に避難したコリエスニコヴァ・クセーニャさんが出席した。

 プロレスラーでは過去に力道山、アントニオ猪木氏らが同所で会見したことがあるが、プロレス大会の会見が行われるのは異例で、インターネットを通じ全世界に配信された。

「多古町チャリティプロレス」は昨年7月11日に初開催され、集まった募金は多古町社会福祉協議会に寄付された。今年は「ウクライナ人道支援」を目的に、募金はウクライナ大使館に贈られる。

 荒井会長は「多古町は人口約14,000人の小さな町ですが、小さい町から日本、世界へ声が届けばいい。日本でのウクライナの戦争報道の減少とともに、ウクライナへの支援金も減っているのが現状で残念でなりません。薬品も食料も足りてません。日本に避難されてる方への支援も必要。当日はわせがく高校の生徒も募金の手伝いに来てくれます。善意をウクライナの皆さんに届けられればいい。日本のことわざに“情けは人のためならず”という言葉があります。人に親切すれば、自分によいことが戻ってくる。そういう気持ちで大会を成功させられればいいと思います」とコメント。

 サスケは「3月に、私の出身地、居住地である岩手の達増拓也知事がウクライナ避難民の受け入れを表明しました。私は国際結婚なので、島国である日本の外国人に対する接し方には人一倍、注意を払っています。盛岡にも1組の母と子がキーウから逃れてきて、7月より新たな生活を始めています。まさに戦争を身近に実感しています。夫は戦地に行き、妻と子は国外に逃れなきゃいけないという昔話で聞いてきたような悲しい出来事が現在進行形で起こってます。ウクライナの皆さまの心境を察すると胸が張り裂けそうな思いにさせられます」と話した。

続けて、サスケは「プロレスラーは何をすべきか? リングに立ち続けて戦うこと、それ以外にないと思います。コロナ禍でプロスポーツで真っ先に再開したのはプロレスで、人を元気にする魔法のような力をもってます。プロレスでウクライナの人たちを励ますことができないだろうかと、所属事務所の荒井会長に話しました。昨年は多古町で地域おこし、イジメ撲滅のチャリティイベントを行って成功しました。今年はウクライナ人道支援に協力したい。私は多古の風土が故郷の東北に似ているということで大好きなんです」と述べた。

 王者の田中は「多古町で試合をするのは初めて。もしかしたら多古町でプロレスのタイトルマッチをやるのは初めてかもしれません。対戦相手として、サスケさんとやれるのはすごく光栄に思ってます。ウクライナ支援の募金活動も行ってます。観戦は無料ですので、サスケさんとの試合を見た後に、“すごかった”“面白かった”と笑顔で帰っていただけるよう、サスケさんと素晴らしい試合をしたい。募金にも協力していただけるようお願いします」と意気込みを語った。

 なお、イベント当日は午前10時から保健福祉センター駐車場でキッチンカーを出店、同11時から会場の駐車場で路上ライブ&大道芸を行う。本会場では午後1時より歌、ダンス、マジック、お笑いなどのエンターテインメントショーを、同3時よりZERO1勢を中心にしたプロレスを9試合行う。入場は無料だ。

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