夢闘派プロレスが1・14新木場大会の全対戦カードと見どころを発表!下克上に燃える若手を百戦錬磨の手練が迎え撃つ世代闘争が幕を開ける!
「プロレスとは闘いであり、その闘いこそが極上のエンターティンメントである」をモットーにプロレス道を追求する夢闘派プロレスリング、その2018年一発目の大会が本拠地BumB東京スポーツ文化館で行われる「BLAST」である。
今回の大会テーマは「世代闘争」である。
前回、若手主体興行で自信をつけた若手選手が決起。「上の選手とやらせてほしい」「時代の針を進める」という声があがり、今回の大会へとつながる。
テクニカルディレクターの渡辺宏志は「やる以上は善戦でなく、明らかな結果を出さないと意味がない」と厳しいコメントを出している。ベテラン勢も実力派を揃え、双方とも総力戦でこの闘いに臨む事となる。
▼第1試合 シングルマッチ20分1本勝負
渡辺宏志(HEAT-UP)
vs
指名選手№1
▼第2試合 シングルマッチ20分1本勝負
佐藤泰(格闘家族 佐藤一家)
vs
指名選手№2
▼第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
松崎和彦(フリー)/指名選手№3
vs
磐城利樹(フリー)/高杉祐希(頑固プロレス)
この三試合は連動企画になっており、№1~3にはASUKA-PROJECTの瀧澤晃頼、佐山駿介、夢闘派の清水来人のいずれかが入る事となる。
渡辺にせよ佐藤にせよ現夢闘派トップ4であり、ここに入ると否が応でもレスリング勝負になるのは間違いない。また、松崎のパートナーとなっても、対戦相手には磐城、高杉という大型のパワーファイターが待っている。
ASUKAの佐山は他団体でも頭角を現している期待の新星。パンクラス仕込みの蹴りとグラウンドは他団体でも高い評価を受けており、先の夢闘派宣言でもベテラン勢からは「あいつは来年の注目株だな」と太鼓判を押されている存在。
また、今大会初参戦となる瀧澤も同じく他団体で高評価を得ている期待の若手選手だ。今回はASUKA-PROJECTの次期エースとしての実績を得るべく参戦する事となる。
夢闘派の清水は着実に実績を積み重ねているが、この試合も一つの試練といえる。どこに入っても彼にとっては大きな壁であり、それでも乗り越えなければならない大きな山でもある。
ここに選ばれた選手にすれば、どの試合に入っても”試練の闘い”となるのは間違いない。
が、しかし・・・
ここで何らかの結果を出せば大きく飛躍する事にもなり、まさに一か八かの勝負どころである。ベテラン勢のほうも絶好調であり、まだまだ若い連中には負けられないと腕を伏す。いずれの試合も夢闘派らしい世代闘争が見られるのではないだろうか?
▼第4試合 シングルマッチ20分1本勝負
浪口修(フリー)
vs
YANAGAWA(666)
常に闘う魂を持ち、その闘いざまで対戦相手に「プロレスとは何ぞや?」と問いかける、熱き魂の伝道師こと浪口修が遂に夢闘派のマットに登場する。浪口と闘った事で清水や頑固プロレスの高杉は意識に変化が起こったのは紛れもない事実。
「違うんだよ。そうじゃないんだよ。俺達はレスラーなんだよ」
「お前が変わらなきゃ、頑固は全然変わらねえんだよ」
浪口の心を揺さぶる魂の叫びが闘う相手はおろか会場にいる全員に響き渡るのは間違いない。
その対戦相手に選ばれたのは666の武闘派であるYANAGAWA。飄々としながらも相手の弱点をつき、えげつない攻撃をしかけるYANAGAWAのスタイルは浪口とは正反対。YANAGAWAも夢闘派に久々の参戦となるが、過去にはトップ4を追い込む試合をしており、浪口がナメてかかると痛い目に遭う事になる。
この試合、どちらの世界に染まるかで勝敗が大きく変化する。まさに注目の一戦である。
▼第5試合 シングルマッチ20分1本勝負
磯英弥(NCL)
vs
大野翔士(イーグルプロレス)
田馬場の下剋上発言に同調し「まだトップ4で闘った事のない磯さんとやりたい」という大野の発言を受け、実現したのがこのカードである。
ここ最近の大野はインサイドワークを駆使した、相手の攻撃を透かしながらあの手この手で”正々堂々”と勝ちを奪う「知能派ヒール」に変貌した。イーグルではヒール軍団”MAD-OUTRAWS”に属し、相手のペースを崩す事を得意としている、まさに対戦相手にとって厄介な存在といえよう。
対して磯はご存じ夢闘派トップ4の一角。こちらも相手に攻めるだけ攻めさせて、いつの間にか自分のペースに引きずり込み、最後は自分の技で仕留める、スタミナの怪物とも言える存在。
両者とも夢闘派で1.2を争うクセ者であり、この試合はお互いのプロレス頭が非常に試される闘いでもある。
果たして大野は「自ら希望した対戦相手」に勝つ事ができるのか?この点も要注目である。
▼シングルマッチ 20分1本勝負
PSYCHO(フリー)
vs
竹田光珠(666)
夢闘派としてはかなり異色のカードが組まれた。それがこのPSYCHO対竹田光珠である。
PSYCHOは夢闘派初登場。独特の風貌と華麗なテクニックを持ち合わせ、なおかつ四次元空中殺法を得意とする天才型のレスラーである。今回、吉野がPSYCHOを招聘したポイントはグラウンドのうまさ。一般的にはHIGH FLY BOMBのようなド級の空中技に注目しがちだが、そこまでの過程であるグラウンドテクニックは目を見張るものがある。対戦相手の竹田光珠にとってはまさに目標とも言っていい存在である。
その竹田であるがここに来て他団体のオファーが殺到し、今やインディーマット界でもその名を知られた存在に成長している。ダグファーナスを彷彿させる華麗なドロップキックをはじめ、グラウンドテクニックもベテラン勢と引けを取らない、まさにプロレス界の若き至宝とも言える存在になりつつある。このタイミングで両者がぶつかる事は必然と言える。
この対決、他のカードと比べてもかなり異質の闘いになると思うが、それゆえにインパクトも抜群で、他のカードをすべて食う可能性が高い。
▼シングルマッチ 30分1本勝負
山田太郎(666)
vs
田馬場貴裕(F.W.U)
この大会のテーマである「世代闘争」は前回大会で田馬場が記念撮影ボイコット、その上での下剋上発言から始まっている。
田馬場の下剋上発言には各選手から様々な反応があり、「実績が伴っていない若僧の遠吠え」や「夢闘派のスタイルにふさわしくない」という意見もあれば「若い奴はどんどんハングリー精神をむき出しにすべきだ」という意見もあり、どれが正しいというのは一概に言えない状態である。
田馬場はいつも通りの強気発言で「時代の針を進ませる」と息巻いているが、対戦相手の山田は「相手に付き合わない。自分の世界を存分に味わってもらう」と余裕の発言。
が・・・しかし
普段はあまりアピールをしない山田が今回はっきりと「付き合わない」「自分の世界を味わってもらう」と言っている以上、到底タダで済むとは思えない。当然の事ながら、ここまでの田馬場発言に対して腹に一物は持っているであろう山田が田馬場に対してどういう仕掛けをするのか?非常に気になるところである。
田馬場にとっては「己の発言に対して結果を出す」必要があるが、山田からすれば「礼節をわきまえない無礼な後輩に対する可愛がり」という側面を持つ、非常に危険なマッチメークといえよう。