ハートリー・ジャクソンが今成夢人を破りガンバレ世界王座奪取!10・2板橋でまなせゆうなが挑戦

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 ガンバレ☆プロレスが9月3日、東京・成増アクトホールで「パンチドランク・ラブ2022」を開催。今年5月いっぱいでZERO1を退団し、8月13日の東京・後楽園ホールからガンプロに戦場を求めたハートリー・ジャクソンが今成夢人を破り、スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座を奪取。ベルトが団体外に流出する非常事態に女子のまなせゆうなが立ち上がり、10月2日の東京・板橋グリーンホールで挑むことが決まった。

 王者・今成は8・13後楽園で入江茂弘に辛勝し2度目の防衛に成功。試合後、ジャクソンが挑戦表明するも、その一戦で頚椎(けいつい)を傷める大ダメージを負った今成はそれに応じることができず、後日団体からタイトル戦の決定が発表された。新日本プロレスLA道場出身のジャクソンは2020年夏にはZERO1のシングル最強決定リーグ戦「火祭り」を制した実力者で、今成としてはまたまた強力なチャレンジャーを迎え撃つことになった。

 序盤、ヘッドロックの応酬、ショルダータックル合戦で開戦。圧倒的に体格で上回るジャクソンはエルボードロップ、ブレーンバスターで攻め立て、場外戦に持ち込むと今成を鉄柱に固定してエルボーを連打。耐えた今成はエプロンから場外めがけたルー・テーズプレス、ブレーンバスター、リバーススプラッシュ、STF、スリーパーと猛攻。15分過ぎ、ジャクソンは走り込んでのラリアット、ファルコンアローを見舞うが、今成は雪崩式ブレーンバスター、タイガードライバー、ラリアットで反撃。壮絶なラリアットの相打ちから、ジャクソンが打ち勝つと、ヘッドバットから強烈なジャンピング・パイルドライバーを決めて3カウントを奪った。

 ジャクソンは「試合が終わって、俺は今、(昨年末に受けたヒザの手術の影響で)人生最悪のコンディションだ。でも俺は今、最悪の状態でもオマエらのチャンピオンのイマナリを倒した。俺こそがスピリット・オブ・ガンバレのチャンピオンだ。ここに俺を倒せる男なんて誰一人いない。だから新チャンピオンである俺の前にひれ伏せ」とマイク。

すると、昨年10月1日、ZERO1の新木場1stRING大会での「風林火山タッグトーナメント2021」1回戦でジャクソンにフォール負けしているまなせがリングインし、「私を覚えているか? 大谷晋二郎が私を推薦して、今成さんとタッグトーナメントに出た。ジャクソンに負けて、ずっと悔しかったんだよ。ガンバレの炎を消しに来ただと? ネクスト・チャレンジャー! ネクスト・スピリット・オブ・ガンバレ・チャンピオンズネーム、ゆうなまなせ!」とまさかの挑戦アピール。

 これに対し、ジャクソンは「前回対戦したときのことを覚えてないのか? ボコボコにしてやったのに、またやるのか? やりすぎて記憶まで吹っ飛ばしてしまったようだな!」と一蹴するも、まなせが屈せずチャレンジを要求すると、ジャクソンは「そこの最前列のお客さん三人がビックリして死んじゃうぐらい、オマエをボコボコにしてやるよ。それでもいいなら、挑戦を受けてやるよ。ユウナちゃん」と受諾。

 両者が退場すると、まなせが大家健代表を引き連れて再度現れ、ガンバレ☆集会が始まった。ここでまなせは自身の熱意を伝えると、大家は「本当は今成に挑戦したかったんだな。まなせも、ガンジョのみんなも、男女関係ない。一番頑張ってるヤツがベルトを巻くべき」とまなせの意を汲み、10・2板橋でタイトル戦を組むことを決定。まなせは「私が獲って、最初に挑戦してこい!」と大家の気持ちに応えた。

 バックステージでジャクソンは「ほしいものを手に入れるためには、ときには悪いことをしなければならないと以前話したが、その通りになった。簡単だったと言いたいところだけど、簡単ではなかった。イマナリを倒すのは大変だった。体調が100%じゃないことは言い訳にできない。チャンピオンになったからには、このチャンピオンシップを正当に扱いたいので、挑戦する者は皆受ける。その一人目がユウナちゃんだ」とコメント。

 挑戦が決まったまなせは「スピリット・オブ・ガンバレは性別も国籍も年齢も関係ない。私が女子で一番の挑戦者になり、最初のチャンピオンになりたい。それはスピリット・オブ・ガンバレの(初代王座決定)トーナメントが決まって、私の名がなかったときからずっと思ってました。前回コテンパンにやられた相手だけど止まってられません。私が次のチャンピオンになります」とベルト獲りを誓った。

 一方、王座から陥落した今成は「自分の器以上の舞台が用意されたり、自分の器以上の出来事が起こった4ヵ月だった。もっとやりたい相手とか、紡ぎたい物語とか、自分の出したい気持ちとか、あのベルトを使ってやりたいことがありましたが、負けた以上、いったんここで終了になってしまいます」と肩を落とした。それでも、「ベルトがないなりに身軽になった今成夢人で新しいことをやっていきたいと思うし、成長させてくれたあのベルトを、きっと人生で最高の4ヵ月だったと思うので、この4ヵ月を誇りに、またあのベルトを狙えるように。いろんな角度からガンプロを盛り上げられるように、これからも頑張っていきます」と前を向いた。

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