宇宙一かわいい女子レスラーとリングの妖精が昼ドラさながらのドロドロ死闘!

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 28日、東京都・後楽園ホールにて『スターダム後楽園ホール大会』が行われ、中野たむとなつぽいが因縁のシングルマッチを行った。

 たむとなつぽい(当時:万喜なつみ)は互いにアクトレスガールズとしてBeginningに所属していた過去があり、当時は仲睦まじい様子を見せていたものの、たむが2017年にBeginningを退団した際にはなつぽいがたむを厳しく批判。その後はなつぽいも違う道のりを経てスターダムにたどり着き、たむとは女同士の愛憎むき出しのドロドロとした昼ドラを展開しながら白いベルト(※ワンダー・オブ・スターダム王座)をかけて闘うなど良きライバルとして切磋琢磨してきた。

 その後、たむは自身のユニット“COSMIC ANGELS”の後進の育成に力を入れるようになり、たむにその自覚はなかったものの、その姿がなつぽいの目にはたむが一線を引いたように映った様子。これが気に入らずなつぽいが突っかかったことで2人の昼ドラシーズン2が開幕。
今月26日の名古屋大会では令和の世で金網を用いたケージマッチが実現し、ボロボロになるまで殴り合った。2日後となる今大会ではシングル2番勝負の最終戦として通常ルールでのシングルマッチが行われた。


 両者ゴングとともに突っ込んでいき、場外で硬い床へのボディスラムで投げ合う意地の張り合いから始まる怒涛の序盤戦。たむは金属製のターンバックルを使った背骨攻め、なつぽいはエプロンから場外へ飛び込むフェアリアル・ギフト(※側転式ダイビングボディプレス)と繰り出すなど最初から2人はトップギア。
 中盤には、互いに容赦なく顔面を張り合うビンタ合戦が展開され、たむが掟破りのフェアリアル・ギフトを、なつぽいがたむの技であるバイオレット・スクリュー・ドライバーを使うなど、愛し合い憎み合う2人だからこそ出来る死闘が繰り広げられる。
 終盤には、なつぽいが怒涛のフェアリアル・ギフト5連発からフェアリー・ストレイン(※だるま式ジャーマン・スープレックス・ホールド)で叩きつけるが、なんとたむもなつぽいへ掟破りのフェアリー・ストレイン。なつぽいもたむの技であるタイガー・スープレックス・ホールドでやり返し、フェアリアル・ギフト式ダイビングダブルニードロップからフェアリー・ストレインを決めて激闘に終止符を打った。

 マイクを取ったなつぽいは、「たむちゃん、眉毛無いよ?たむちゃんってやっぱり、すごいね」と涙声で語りかけるが、たむは「キモチワルっ」と一蹴し「たむさ、引退なんか絶対しないし、なっちゃんも絶対引退なんてさせない」と語り、なつぽいが差し出した右手もはたき落とす。
 これを受けたなつぽいは「私は今日1回勝ったくらいでたむちゃんを超えたなんて思ってないよ。今日で1勝1敗。次は7・9、立川。ユニット対抗戦で、最終決着でしょ。今度は私がたむちゃんに引導を渡してやるよ」と最終決着戦を要求し、たむもこれを受諾した。

 バックステージに戻ったなつぽいは「私のプロレスラー人生、中野たむに出会って良かった。でもこんな最高のストーリー終わらせるつもりないから。7.9ユニットとしてもたむちゃんに勝ちます。引導渡してやるよ」と笑顔。
 対するたむも「みんなね、本当の自分の強さに気づいてないと思うんです。その強さのリミッターを解除をするのは人それぞれで。それはたむにとってジュリアだったし、なっちゃんにとってはそのリミッターを解除するのはたむしかいないと思っていました。なっちゃんはたむじゃなきゃダメでしょう」と内心を吐露するなど、両者ともに憎しみとともに溢れる親友への愛を語った。

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