【試合詳細】3・12 全日本プロレス後楽園ホール大会 【アジアタッグ】大森北斗&児玉裕輔vs田村男児&X=諏訪魔 宮原健斗&青柳優馬&青柳亮生vs石川修司&佐藤耕平&綾部蓮 ヨシタツvsKAZMA SAKAMOTO 諏訪魔&芦野祥太郎&佐藤光留vs本田竜輝&土肥こうじ&羆嵐

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『2022 DREAM POWER SERIES』
日程:2021年3月12日(土)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:296人

▼シングルマッチ 20分1本勝負
[TOTAL ECLIPSE]○TAJIRI
8分23秒 十字固め
●井上凌

▼シングルマッチ 20分1本勝負
[NEXTREME]●ライジングHAYATO
5分43秒 巻き投げ固め
○立花誠吾(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[ワイルドめんそーれ]○大森隆男/ブラックめんそーれ
8分52秒 アックスボンバー→体固め
イザナギ/●菊タロー(フリー)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
諏訪魔/●芦野祥太郎/佐藤光留(パンクラスMISSION)
9分52秒 横入り式エビ固め
○本田竜輝/土肥こうじ(フリー)/羆嵐(フリー)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
[ヨシタツ・キングダム]○ヨシタツ
9分22秒 TKO
●KAZMA SAKAMOTO(フリー)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗/○青柳優馬/青柳亮生
14分38秒 エンドゲーム
石川修司/佐藤耕平(フリー)/●綾部蓮(JTO)

▼アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/TOTAL ECLIPSE】大森北斗/○児玉裕輔(フリー)
14分10秒 マッドスプラッシュ→片エビ固め
【挑戦者組/Evolution】●田村男児/X=諏訪魔
※第112代王者組が3度目の防衛に成功

男児のパートナーXに諏訪魔が登場もアジアタッグ奪取ならず!ヨシタツと国民が和解しKAZMAとも共闘へ!宮原が石川を“奥の手”で失神KOも試合後に大乱闘!

第1試合


 ゴングが鳴るとロックアップからリストの取り合いとなるも、TAJIRIがするりと抜けてグラウンドで支配していく。井上はアームドラッグ3連発から腕を固めていくが、TAJIRIは冷静にコーナーに押し込んで行く。井上は再びアームドラッグから腕を固めていくが、TAJIRIがロープをまたいでから再びリングに戻り、ロープを絡めたハンマーロックから腕固め。
 井上はボディへのエルボーで腕固めを外してロープに飛ぶが、TAJIRIはアームドラッグからそのまま脇固め。TAJIRIは敢えて井上をロープブレイクさせた上で再び腕固めも、井上が振り払ってドロップキック。
 井上はエルボー連打から回転エビ固め、キックアウトしたTAJIRIの起き上がりにドロップキック。さらにコーナートップからミサイルキックを突き刺し、ブレーンバスターを狙うが、逆にTAJIRIがブレーンバスターで叩きつける。TAJIRIがもう一発を狙うが、井上がブレーンバスターで返しエルボー連打から再び回転エビ固め、さらにスクールボーイ、十字架固めと続けるが、TAJIRIがひっくり返して十字架固めで3カウント。

第2試合


 同年デビューの2人のシングルマッチ。
 ゴングが鳴るとロックアップでの力比べに押し勝った立花がヤンキー座りで「あぁ~ん?」と挑発。リストの取り合いからヘッドロックの取り合い、ショルダータックルでのぶつかり合い、HAYATOがホイールバロー式アームドラッグからドロップキックで先制。HAYATOはココナツクラッシュからフェイスクラッシャー、鋭いチョップの連打からロープに飛ぶが、立花はマンハッタンドロップからビッグブート。
 立花は串刺しジャンピングエルボーから高速ブレーンバスター、スリーパーホールド。さらにラリアットを狙うが、HAYATOは逆さ押さえ込みで切り返す。両者向き合って立花はエルボー、HAYATOはチョップを打ち合っていき、立花がワンツーエルボーからローリングエルボー。さらにバックドロップを狙うがHAYATOが腰投げで切り返しドロップキック。立花はすぐにブレーンバスターで投げ返すが、HAYATOも即座にトラースキック。両者大の字に。
 HAYATOはしまなみドライバーを狙うが、立花は飛行機投げからそのまま押さえ込み3カウントを奪った。

第3試合


 大森と菊タローでゴングが鳴ると、ロックアップで組み合うが大森があっさり押し込んでブレイクする展開が続く。菊タローが離れ際にチョップを見舞うと、大森は「なら俺にも考えがある」と不敵な笑み。菊タローはショルダータックルでぶつかっていくが大森はノーダメージ。菊タローが大森をロープに走らせると、菊タローはバタリと大の字に倒れ込む。大森が構わずエルボードロップを発射すると菊タローが回避。さらにドロップダウンした大森に「アホか!」と頭をけとばす。両者タッチ。
 イザナギとめんそーれの対面となると、「シャーッ」と威嚇するめんそーれをイザナギがジークンドーで圧倒。さらにイザナギはハブクローをかわしてアームドラッグを狙うが、めんそーれがかわしてドロップキックで場外に蹴り出し場外飛びのフェイントから「1!2!3!シャーッ!」と挑発。イザナギはリングに戻ってめんそーれにサミングを見舞い菊タローにタッチ。
 菊タローはめんそーれにナックル連打からボディスラム、サンセットフリップ。さらにイザナギにコーナーに上がらせるが、自分はだいぶ離れたところでめんそーれにスリーパーホールド。イザナギにタッチ。
 イザナギは「悪の連携行くぞ!しっかり持っときますよ!」とめんそーれを押さえつけ、菊タローが殴りかかる。めんそーれがビッグブートで反撃。今度はイザナギがめんそーれの足を押さえつけ菊タローが突っ込むがめんそーれがビンタで反撃。菊タローが「おさえとけって言っただろ!」と激怒すると、イザナギは「言われたことはやりました!」と反論。めんそーれが襲いかかると2人で息ピッタリに迎撃するが、めんそーれがダブルドロップキックで吹き飛ばし大森にタッチ。
 大森はビッグブートで2人をなぎ倒していくが、「パート3行きますか!」と2人で大森をロープに振るが、大森はダブルアックスボンバー。大森は「お前らの連携はそんなものか」と言い放ちアックスボンバーを発射も、イザナギがかわしてトラースキック。菊タローにタッチ。2人で大森にトレイン攻撃から菊タローがブルドッギング・ヘッドロックもめんそーれがカット。
 菊タローは大森を、イザナギはめんそーれをブレーンバスターの体勢に捕らえ、菊タローが「本日は全日本プロレス後楽園大会朝早くからのご来場、誠にありがとうございます!並びに全日本プロレスTVを御覧の皆様、いつもご加入誠にありがとうございます。それでは第3試合、宴もたけなわですがお別れの時間が近づいてまいりました。最後にこの技でお別れする前に一言これはだけは宣言させてください!掃除をするなら激落ちくん!害虫退治にはバルサン!よろしくお願いいたします!それでは皆さん!サヨナラ!ブレーンバスター!」とブレーンバスターを狙うが、同時にブレーンバスターを返されてしまうお約束から大森が菊タローをアックスボンバーで沈めた。

第4試合


 TOTAL ECLIPSEの奇襲から乱戦となる中でゴング。
 リング内で芦野と本田がエルボーで打ち合っていき、その勢いのまま場外に飛び出していく。
 リング内では諏訪魔と羆嵐がショルダータックルでバチバチとぶつかり合い、諏訪魔がこれを制して光留にタッチ。
 光留と諏訪魔は2人でダブル打撃、光留がミドルキック連打から「投げるぞオイッ!」と水車落としを狙うが、羆嵐が耐えると光留がソバットからロープに飛ぶが、土肥が場外から引きずり落として暴行。リングに戻すと羆嵐が全体重をかけて光留を踏みつけ、土肥がおぶさることで威力2倍。2人でショルダータックルから羆嵐のセントーン+土肥のギロチンドロップ。羆嵐が引き起こそうとすると光留が下からアームロックも、羆嵐が強引にボディスラムで叩きつけて振り払い土肥にタッチ。
 土肥は光留をコーナーに押し付けて逆水平チョップから顔面を踏みつけ、本田にタッチ。
 光留は本田にエルボー、ミドルキック連打も本田はエルボー一発で黙らせ、串刺しラリアットからブレーンバスター。さらにラリアットを狙うが、光留がかわして延髄斬り。芦野にタッチ。
 芦野は本田にエルボースマッシュ連打からスライディングエルボースマッシュ。さらに俵返からエルボーの打ち合いへ持ち込むが、本田がスパインバスターで叩きつけ、土肥熊が2人で連携バックドロップでアシスト。本田がスピアーからファイナルベントを狙うが、芦野が暴れて着地しジャーマン・スープレックスからアンクルロック。カットに来た土肥は諏訪魔が、羆嵐は光留がアンクルロックで捕縛しアンクルロックの三重奏。
 芦野はジャーマン・スープレックス2連発からジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、本田がレフェリーを引っ掴んで視界を塞ぎ、急所蹴りからスクールボーイで3カウントを奪った。

本田「オイ!ザコ決定でーす!芦野、さんざん俺のこと言ってたけどな、結果はどうだ?俺の勝ちだ。大田区、お前その調子で大丈夫か?今から辞めてもいいんだぜこの野郎。どうなんだよ。ブワァ~カ!」
芦野「こんな勝ち方で勝って喜んでるのお前くらいだよ。3月21日、大田区総合体育館、ただシングルやっても面白くねーな。お前がそういうやり方するんだったらルール変えようか。諏訪魔さん、ルール変えていいっすか?……専務がいいって言うからいいんだな。お前、ラストマン・スタンディングって知ってるか?」
本田「しらねーよこのアメリカかぶれが!」
芦野「それはお前の勉強不足だ。みんな知ってますよ。ラストマン・スタンディングは、フォール&ギブアップ無し。最後まで勝ってたやつが勝ちだよ。10カウント聞いたらその時点で負けだよ。お前そのルールでやれんのか?」
本田「今日……」
芦野「決定です!3月21日、大田区総合体育館大会、芦野vs本田はラストマン・スタンディングマッチに決定しました!以上です!」
本田「今日負けたお前がどうしてもやりたいっていうんだったらやってやるよ」
(※本田が退場しようとすると本田の曲が流れる)
芦野「おいおいおい本田の曲止めろ。俺の曲流せ。3月21日大田区は俺と本田のラストマン・スタンディングに決定だ。みなさん是非お越しください。以上です」

<試合後コメント>

本田竜輝
「お前はな、今日俺に負けてんだよ。な?おい結果どうだよオイ。まあいいや、お前がどうしても、どうしてもそのルールでやりたいっていうんだったら、大田区、シングルマッチでお前ぶっ殺してやるからな」

諏訪魔&佐藤光留&芦野祥太郎
光留「おい聞いとけよ!ラスト・マン・スタンディングなんだよ!男と男のラスト・マン・スタンディングだ」
芦野「顔じゃねーんだよ。いいよお前がよ、やるならとことんやってやるって言ったよな?ルールも俺が変えてやるよ。とことんやってやるよ!そこで勝つか負けるかで、生きるか死ぬかだ。中途半端な覚悟でよ、プロレスラーやってねーんだよ。逃げんじゃねーぞ。いちレスラーとして、リングに上ってこい。いちレスラーとしてな。逃げんなよお前!テメーの今おかれてる立場から逃げんじゃねーぞ。男としてリングに上ってこい」
光留「これが嫌なら破門だ破門。破門してやるよ」
諏訪魔「いいルールだと思うよ。全日本からちゃんと発表するよ」
芦野「いいですか?お願いします。諏訪魔さん、専務の決定出たんで。必ずこの試合形式、ラスト・マン・スタンディングだ!」

ジェイク・リー挨拶


ジェイク「会場にお越しの皆さん、そしてTVを御覧の皆さん、待たせたな!もう大丈夫だ。俺が戻ってくる!3月21日、大田区総合体育館。来てくれ。以上だ」

<バックステージコメント>

ジェイク・リー
「何か聞きたいことは?」

――怪我の状況は」
「よく映してくれ、もう大丈夫。もう大丈夫。いつでも闘える準備はしているんで」

――復帰戦のカードがVMに決まりました
「対戦相手が誰だろうが、俺が戻ってきた。俺はもう大丈夫なんだ。ジェイク・リーは大丈夫なんだというところを見せられれば。いや、それしか考えていない。対戦相手が誰であろうと」

――諏訪魔選手は本物のヒールを見せてやろうとおっしゃってましたが
「俺のことをどう捕らえているかわからないけど、俺はベビーでもヒールでもない。ジェイク・リーだ。この50周年を、いっちばん盛り上げる。中心に立って、高々と、この指を天高く、俺が導く存在。俺はそれ以上でもそれ以下でもないと思っている自分のことを」

第5試合


 KAZMAは植木、立花、アッキを引き連れて入場。全員とグータッチを交わして絆を確認。
 ゴングが鳴ると、ロックアップからリストの取り合い、バックの取り合い、グラウンドでの首の取り合い、アームドラッグの応酬からヨシタツがドロップキックで場外に蹴り出し、プランチャで飛んでいく。
 KAZMAは場外戦でヨシタツを圧倒していき、立花に攻撃を求めるも立花は拒否。植木が一撃入れて「お前もやれよ!」と促すも立花はためらっている様子。
 KAZMAはヨシタツをリングに戻しボディブローからニーリフト。さらにキャメルクラッチから顔面にハンマーパンチを連打。「そんなもんッスか?」とヨシタツの後頭部をロープに固定して踏みつけ、アッキが場外からジャンピングキック。アッキも立花に攻撃するよう求めるが、立花は逆にアッキを諌める様子。
 KAZMAはヨシタツにフットスタンプからスリーパーホールド。ヨシタツはふらふらと打撃を放っていくがKAZMAはノーダメージ。「ここ(腕)が違うって言ったでしょ?」と勝ち誇る。さらにKAZMAが小刻みに頭を踏みつけて挑発しビッグブートを放っていくが、ヨシタツがキャッチしてドラゴンスクリュー。
 ヨシタツは串刺しブートからミドルキック連打。さらにフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドからCBJを狙うが、KAZMAが「ちょっと待って!」と止めて延髄斬り。KAZMAはボディスプラッシュからフェイントを交えたトラースキック。両者エルボーの打ち合いとなり、KAZMAがジャンピングニーからローリングエルボー、さらにランニングニーを狙うが、ヨシタツがキャッチしてブルーサンダー。さらにコーナートップに上がって行くとアッキ&植木が妨害に入ろうとするが、立花がこれをせき止める。
 ヨシタツはドラゴンリングインからKAZMAの追撃をかわしてCBJからハイキック。KAZMAが起き上がれずダウンカウントが数えられるが、8で立ち上がろうとしたKAZMAが前のめりにバタリと倒れ込んだことでレフェリーが慌てて試合を止めた。

ヨシタツ「立花!お前、今日お前だけが2人とは別の行動をとった。それって、俺が変わろうとしてるの、認めてくれたってことじゃねえのか?もしそうだとしたら、今の俺にとってはそれが一番大きい成果だよ。あとの2人も。俺はね、お前らのために、良かれと思って今まで厳しく接してきたけど、きっとそのやり方は間違っていたんだと思う。俺は人としてお前らに思いやりがなかったんだと思う。申し訳なかった。(※頭を下げる)今日やって、思ったけどやっぱり、俺にはお前らが必要だよ。これからも一緒に俺と一緒にやってくれ。この通り!(※頭を下げる)」
立花「散々自分でも言ってたように、アンタはバックステージで俺らのことをぶん殴ったりして、俺たちがいくら謝っても許してくれなかった。だけど、そんな人間がこんなによ、大勢が見てる中で頭下げて俺たちにお願いしてくれる。俺たちも裏切ったことに関して悪かった。(※頭を下げる)ただ俺たちはヒールになったわけじゃねえ。アンタ1人に対してただ怒ってただけだ。だから俺は今日KAZMAさんのことも応援してたし、アンタのことも、この間の保土ヶ谷でシングルやって変わったってのが十分伝わったから応援してた。どっちが勝っても俺は正直良かったよ。植木とアッキ、お前らには俺と同じ気持ちが分かってくれないかもしれねえ。ただシングルマッチをやってねえから変わったってことが分かってくれねえかもしれねえけど、さっき頭下げてくれたの見たろ?2人は見たこと無かったろ?だからよ、信じようぜ。もっかい」

(※ヨシタツと立花が握手。続いて植木、アッキも握手)

ヨシタツ「KAZMA!ちょっと待て。お前がWWEに来たとき、お前は俺より年もキャリアも下で、しかも俺はその時1軍でデビューしてたからお前のことはだいぶ下に見てた。でも今日試合してみて、お前は今俺の横に並び立つ存在だって分かったよ。今俺達はこうなったから、お前も俺に力を貸して欲しい。俺と一緒にやってくれ」
KAZMA「一緒にやっていく……?ヨシタツ・キングダムに入れってことか?そんなの、イヤだね!でも、でもだ。ヨシタツ、お前にはまだ存在価値があるみてぇだな。俺はヨシタツ・キングダムには入らない。でも、お前を利用するために組む。いや、共闘するんだったらいいなあ。あくまで共闘だ。いい話があれば俺はお前を速攻裏切る。それでもいいんだったら、お前と組……いや、共闘してやってもいいぞ?これが俺のマイファッキンビジネスだ!」

(※ヨシタツとKAZMAが握手)

KAZMA「おい、立花、本当によ、ヨシタツのいいところがあるのかよ?ヨシタツのいいところ、ちょっと言ってみてくれよ」
立花「飯もおごってくれるしよ、酒もおごってくれるしよぉ~」
KAZMA「ホントにそれだけか?他は?他、他!」
立花「……まあ、本当に今日いいところ1つだけ見つけたな。頭を下げられるようになったところだよ」
KAZMA「よし。ヨシタツ、俺はいいからこの3人にちゃんと高い飯をおごってやるんだぞ!約束だ!」
ヨシタツ「We can do it!!――今日がホントの建国記念の日だぁ~っ!」

<試合後コメント>

ヨシタツ&KAZMA SAKAMOTO&植木嵩行&立花誠吾&バリヤン・アッキ
ヨシタツ「KAZMAはそういう奴じゃないから。一匹狼。昔からこういう感じだよ。いいんじゃない?ね?」
KAZMA「あくまでも、あくまでもこれはヨシタツキングダム入りじゃなくて共闘だ。ヨシタツの存在意義がある限り、俺はこいつと共闘していく。いい話があれば、すぐ、裏切るから。覚えておいて」
(KAZMAは先に控室へ)
ヨシタツ「まあ、仲間だけど、こういうヒリヒリした感じいいんじゃない」
アッキ「ヨシタツ、さん、いい言葉言ったね今。仲間って、仲間って言ったよね今。ほんとにそうなのか?」
ヨシタツ「ああ、俺はお前らのことずっと、下に見てた。俺は、年上、キャリアが上っていうことだけじゃなくて、お前らの事下に見てたって部分があるけど、そうじゃなくて、もう今日から、もちろん歳もキャリアも先輩だけど、俺はお前らの事仲間だと思ってる。俺は仲間として接していく。ただ、歳もキャリアも上だから厳しいことは言うかもしれないけど、それは、仲間として言う。上下の関係ではもうないよ」
アッキ「じゃあ、何かある時に、仲間としてこっちからも厳しい事言ってやってもいいかな?」
ヨシタツ「もちろん!」
アッキ「立花!頼むよ!」
立花「おうバンバン言うよ。まあだけど、今日見てもらってた奴らも分かる通り、ほんとによ、変わってくれたからな。本当に前の、1月の前じゃ考えられないぐらい人として大きく変わったと思うよ。同じ過ちを繰り返さない男として、これからはついていくと思うよ俺たちはよ」
ヨシタツ「ありがとうなお前ら。一緒にやっていこう。あと、植木。お前」
立花「2人で話すか?」
ヨシタツ「いや、ちょっと待て。先に、カーベル!」
(カーベル伊藤が登場)
ヨシタツ「お久しぶりです!」
カーベル「戻ってきましたよカーベルが」
ヨシタツ「3月22日、大田区、カーベルが復帰しますんで。お前らこっちこい。みんなで。これにあと、力も入れて、これがヨシタツキングダム、プラス、KAZMA SAKAMOTO。これでやっていくから」
カーベル「いいね~。国王、3人、よく食べるよね?よく飲むよね?」
ヨシタツ「出た!財務大臣!」
カーベル「飲み代食べ代、全部国王に払わすわけにはいかねぇ~」
ヨシタツ「さすがだなぁ」
カーベル「ヨシタツキングダムの財務大臣!自動車業界の!プロレス業界の歩くATMを忘れるんじゃねーよオイ!」
立花「初めて見たぞあんな自虐的な」
カーベル「プロレス業界の歩くATM!ヨシタツキングダムの財務大臣!カーベル伊藤、3・21復帰だベイベェ!皆さん、楽しもうぜオイ!」
ヨシタツ「(カーベルと握手して)よろしく!」
植木「(カーベルと握手して)復帰戦楽しみです!」
アッキ「(カーベルと握手して)ATM楽しみです」
立花「(カーベルと握手して)復帰祝いは盛大に」
ヨシタツ「あと植木、俺お前が風のうわさで聞いてたけど、岡崎で流れたこのコロナ・プレミア・インターコンチネンタルチャンピオンのタイトルマッチ、お前えらいやりたかったらしいな。風のうわさで聞いたよ」
植木「やりたかったよ」
ヨシタツ「やりたかった、やりたかった、やりたいんだろ?」
植木「元GF、いや、現GF!」
ヨシタツ「だったら、近いうち、どっかで、これかけてやってやる。もちろん仲間だからノーサイドだけど、やってやるどっかで近いうち」
植木「ヨシタツさん、あなたには、ついていくんじゃなくて一緒にこれから歩んでいこうと思ってる。その第一歩のためにもこのベルト、挑戦、改めてさせてください!よろしくおねがいします!(ヨシタツと握手)」
ヨシタツ「ウィーキャン、ドゥーイット!」
カーベル「おまたせしました。これから、業界をもっと騒がしくします」

第6試合


 宮原と石川でゴングが鳴ると、ロックアップで組み合いパワーで勝る石川がゆうゆうと押し込んでいく。宮原が離れ際にエルボーを見舞い、宮原のフロントハイキックを石川がキャッチ、石川のラリアットを宮原がかわし、両者タッチ。
 綾部と亮生の対面となると、亮生が額を突き合わせようとするが亮生の顔は綾部の胸に埋められることになる。綾部がショルダータックル、リープフロッグを狙う亮生をキャッチしてコーナーに叩きつけるが、亮生はアームドラッグからドロップキック。さらに追撃を狙うが綾部がショルダースルーで切り返し、耕平にタッチ。
 耕平は強烈なエルボーで亮生を吹き飛ばし、ボディスラム。さらに綾部と2人でダブルショルダータックル。綾部にタッチ。
 綾部もボディスラムから耕平にタッチ。
 耕平はボディブローから石川にタッチ。
 石川と耕平は交互にニーリフトを見舞うツインタワーズ連携。カットに来た宮原にも交互にニーリフトで撃退。石川は串刺しラリアットを狙うが、亮生がミサイルキックで反撃。しかし石川は倒れず亮生にフットスタンプからラリアットを叩き込む。さらに亮生がハンドスプリングエルボーを狙うと石川はキャッチするが、亮生は着地してドロップキックを見舞い宮原にタッチ。
 宮原はフロントハイキックからドロップキックのコンビネーション。石川はショルダータックルで反撃しラリアットからファイヤーサンダーを狙うが、宮原が着地しブラックアウト。しかし石川は倒れずエルボー合戦へと誘う。石川がニーリフトからブレーンバスターを狙うと宮原がブレーンバスター。石川は即座に起き上がってランニングニー。両者大の字になり、タッチへ向かう。
 耕平と青柳の対面となると、青柳がドロップキックで先制しフライングフォアアーム。さらにブレーンバスターを宣言も、耕平がファルコンアローで切り返し綾部にタッチ。
 綾部はスイングネックブリーカーからブレーンバスター、さらに石川と耕平がダブルのニーリフトから綾部がミサイルキック。綾部はレンドライバーを狙うが、青柳がかわすとNEXTREMEのトレイン攻撃。青柳がダイビングクロスボディからエンドゲームカットに来た耕平を亮生がドロップキックで蹴り出しケブラーダ。石川が青柳のエンドゲームをカットすると、宮原が「明日は奥の手をもう1つ出す」と語っていた秘密兵器と思われるの変形三角絞めを繰り出して絞め落とし、石川は失神。
 青柳と綾部がエルボーで打ち合い、綾部がドロップキックからランニングネックブリーカードロップ。さらにレンドライバーを狙うが青柳が飛びついてフロントネックロック。さらにリング中央でエンドゲームに捕らえると綾部がタップアウト。

 試合後も意識を失ったままであった石川は、リング内で宮原が勝ち名乗りを受けているところで意識を取り戻しリングに飛び込んで宮原を襲撃。今まで見たことのないほどの大暴走を見せて場外で暴れまわり、宮原をそのままバックステージへと連行していった。

<試合後コメント>

(石川修司が宮原健斗をヘッドロックで連れ回し、インタビュースペースの壁に叩きつけて床で首を絞める)
石川「(首を絞めながら)俺が!勝ってただろうが!(とめにはいった選手を蹴散らして控室へ)」
優馬「大将!まずいまずい!」
HAYATO「大丈夫ですか?わかりますか?」
亮生「医務室いきましょう」
優馬「控室戻るぞ。立たせぞ手貸して!」
(宮原を担いで控室へ)

第7試合


 まず、男児が浮かない表情を浮かべて1人で入場。その後、王者組の入場が終わると北斗がマイクを取る。

北斗「おい、もう1人は?XはX!まず、お前が挑戦したいって思いのために当日1人連れてくりゃいいっていうのもよくわかんないけど、俺と児玉さんは懐が深いから許してやったんだぞ。なのにお前さ、このアジアタッグ選手権に於いて1人で入場してくることなんてありえないから。ありえない。ふざけてる。ふざけてるにもほどがる。ハイ、中止で~す。良雄、悪かったな。アジアタッグは中止だ」

 すると、突如諏訪魔の入場曲が鳴り響き、コスチューム姿の諏訪魔が入場。

北斗「なに始めようとしてんだよ?!なにお前しれっと始めようとしてんだこの野郎!コイツはEvolutionから破門にしたんじゃねーのかよ。今更どのツラ下げて上がってきてんだよ!……まあ確かに、連れてきたらやってやるって約束だったもんな?やってやるよ!やるっつってんだろ?!」

 北斗&児玉の奇襲から試合開始。リング上では男児と児玉がエルボー合戦を展開し、男児がショルダータックル。男児が「諏訪魔!行きましょう!」とタメ口と敬語が入り混じった呼びかけを行うも、諏訪魔は「自分でいけよ」と連携を拒否。児玉はドロップキックからカニバサミでロープに倒し、北斗がドロップキック。場外で暴行した後に北斗にタッチ。
 北斗はチンロックからキャメルクラッチ、児玉にタッチ。
 男児は児玉にエルボー連打も、児玉はボディスラムからセントーンアトミコ。北斗にタッチ。
 北斗は男児をコーナーに振って串刺しバックエルボーからバックドロップ。さらに無想一閃を狙うが、男児がバックフリップで切り返し諏訪魔にタッチ。
 諏訪魔は「投げるぞオイッ!」とラストライドを狙うが、児玉が必死のカット。諏訪魔は2人にダブルチョップ連打からそれぞれラリアットでなぎ倒し、北斗に串刺しラリアットからスロイダー。さらにバックドロップを狙うが、児玉がコーナーから手を伸ばして救出。北斗が延髄斬りから2人で諏訪魔をロープに振るが、諏訪魔はダブルラリアットでなぎ倒し男児にタッチ。
 男児はエルボー連打からフライングショルダー。串刺しショルダータックルからエルボーの打ち合いになり、北斗が打ち勝ってローリングエルボーからRKOを狙うが、男児がラリアット。北斗もすぐにジャーマン・スープレックスでやり返すが、両者ダメージが大きく大の字に。北斗が児玉にタッチ。
 児玉は男児のタッチを阻止しキャメルクラッチ。男児はふらつきながらもエルボーを打ち込んでいき、エルボー合戦へ。男児が打ち勝ち、「諏訪魔!行きましょう!」と2人でダブルチョップを狙うが、男児の攻撃が諏訪魔に誤爆。諏訪魔は「いてぇなこの野郎!」と仲間割れが始まるかと思われたが、突っ込んできた児玉にダブルエルボーを見舞う好連携。諏訪魔は「行けお前!」と勝負を託し、男児がダイビングショルダーからパワーボムを狙う。児玉が耐えると足を引いてダンロックで絞り上げて行くが、北斗がなんとかカットに間に合う。諏訪魔は北斗にラストライドを狙うが、北斗がショルダースルーで場外へと放り出す。
 児玉は男児のラリアットをかわして延髄斬り。さらにマッドスプラッシュを狙うが、諏訪魔が場外から児玉の足を掴んで阻止。男児は雪崩式ブレーンバスターで児玉を叩きつけ、パワーボムを狙うが児玉が着地し、北斗がジャーマン。児玉がトラースキックからフォールも諏訪魔がカット。北斗&児玉がサンドイッチトラースキックで諏訪魔を排除し、児玉のブレーンバスター、マッドスプラッシュが決まりカウント3。

北斗「正直、アンタが出てきたときはマジでやべーって思ったけど、大森北斗&児玉裕輔という最強のタッグチームには及ばなかったな。これでアジアタッグを持って俺は3月21日、大田区総合体育館の世界ジュニア線に挑む。大田区総合体育館でジュニア二冠王になった俺の姿を見に来てくれ」

(※王者組が退場)

諏訪魔「男児、今日、こうやってここに立たせてもらったけどさ、お前をここまで悩ませたこと、悪いと思うよ。破門なんて言って悪かった。そして!今日でさ、俺は破門は取り消したいと思う。男児、もう1回Evolutionとして一緒にやってくれるか?どうだよ?」
男児「最初に一言だけ言わせてください。諏訪魔さん、一緒にアジア挑戦してくれてありがとうございます!まさか諏訪魔さんが来るとは思わなかったんで僕もびっくりしました。本当にありがとうございました」
諏訪魔「こ、答えは、まだもらってないぞ俺は!もらってないよね俺ね?!聞かせてくれよ、改めて」
男児「これからもEvolutionでやらせてください!お願いします!」

(※諏訪魔と男児が握手&抱擁を交わすと男児の曲が流れる)

諏訪魔「ちょっとまってくれよ。男児、なんでむせてんだよお前(笑)あぁ、痛かったんだよな、わりーな(笑)たださ、このままじゃ今日来てくれたお客さん、気持ちよく帰れないよね。Evolutionなんでしょ?じゃあ一言最後頼むよ。いいよね?」
男児「Evolutionとしてこれからも諦めないで向かっていきます。これからもEvolutionとして頑張っていきますので、これからも頑張って、がっ、これからも頑張っぺ!頑張っぺ!頑張っぺ!なので、最後は『頑張っぺオイッ!』で締めようと思いますので皆さんご起立お願いします。じゃあこれからも頑張っぺ!オイッ!」

<試合後コメント>

大森北斗&児玉裕輔
児玉「クソッ、男児め、気合入ってんじゃんあいつ。俺ら勝ったけど、今までで一番熱かったよ。楽しい、悔しいんだろ!悔しいんだろ。いつでもいいよ、もう一回やろう。楽しかったよ。俺もバッチリだったから、次も勝つけどな」
北斗「まあ今日は、この児玉裕輔のおかげで簡単に防衛しちまったけど、俺はさ、このアジアタッグ戦が本番じゃないから。このベルトを持って、大田区総合体育館にいくのは、全日本ジュニアの未来を背負う俺としては当たり前の事なんだよ。さぁ、準備万端だ。大田区総合体育館で、俺は、2冠王蛇になって、全日本ジュニアの、トップに!躍り出るんだ!佐藤光留、どうだ俺の勢い。怖くないか?怖いだろ!楽しもうぜ」

諏訪魔&田村男児
諏訪魔「負けときながらすごい空気にしやがってこの野郎」
男児「はい」
諏訪魔「ただ、俺の気持ちはリング上で言わせてもらったとおり、すごい悩ましかったからね。やっぱそこはね、先輩でもさ、素直に戻らないかって気持ちは伝えなきゃ駄目だと思ったんで。まさかこんな展開になるとは思わないよ俺も。破門して何日だよ破門解いたのって話でさ。まあ、それはまあほんとに事件なんだけど。ただ、今日ね、アジア挑戦ていう舞台に立たせてもらったんだけどさ、まだこう、いいね。自分がアジアやってた時思い出して。まだ俺アジア獲った事ないからさ。そこは俺もやっぱ狙いたいなと思ったしね。その舞台にね、田村男児という、今回の件でひと皮もふた皮もまた大きくなるんじゃないかなって俺は思うんでね。今後の田村男児に、エボリューションの気持ちももったうえで頑張っていってもらいたいなと思います」
男児「諏訪魔さんが組んでくれたことはほんとにありがたかったし、僕も驚いたんで、正直びっくりしました。僕がこうやって負けてしまったんで、まだまだアジアタッグも取れなくて、まだまだこれからもアジアを狙っていきたいと思います。諦めないで、まだ狙っていきたいと思います。以上です」

――アジアを狙っていくパートナーは
男児「それはまだわからないんですが(苦笑)これからですね、はい。これから、これからも頑張っていきます」
諏訪魔「なによ」
男児「これからもがんばっぺ!」
諏訪魔「お前都合悪くなると茨城弁出すよね。困ったからいきなりがんばっぺとか言ったんでしょリング上で」
男児「がんばっぺ」
諏訪魔「こういうとこですよ。ただね、田村男児のアジアに対する思いっていうのはわかった今回。こいつのやりたいこともあるんだろうけどさ、それはそうなった時俺もさ、考える。そういう気持ちではいるんだけど、男児も好きな事やる。当然俺も好きなことやらしてもらうからと思うんで、それは当然大田区でやるからな俺は。お前も好きなことやれよ大田区で。ただ、認めない部分もあるから。そこはかわらない」
はい」
諏訪魔「それでもやるなら」
男児「はい。そういう気落ちですね」
諏訪魔「お前見とけよこの野郎。そういう気持ちですよ。なんだよ、なに?」
男児「いや、脇腹が痛いだけです」
諏訪魔「何だよお前」
男児「がんばっぺ」
諏訪魔「都合悪いんでしょ」
男児「がんばっぺ(苦笑)」
諏訪魔「俺は頑張るよ(苦笑)はい」

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