「アイスリボンが一番面白い団体」アイスリボンの若き王者が母への恨みを娘に復讐!

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 16日、東京都・後楽園ホールにて『アイスリボン~冬物語2022~』が開催され、春輝つくしが星いぶきの挑戦を退け、ICE×∞王座の3度目の防衛に成功した。

 現在高校3年生のいぶきは、アイスリボンの重鎮・星ハム子の実娘であり、次期エース候補と目される成長株。「3月に控えた高校の卒業式にICE×∞のベルトを持っていく」という夢に燃え、つくしの持つICE×∞王座へ挑戦を表明した。
一方のつくしは、自身の高校卒業前に同じ目標を持っていたものの、いぶきの実母・星ハム子の手によってこれを阻まれていたという過去があり、ほのかな因縁を感じさせる闘いに。
 そして、今大会は主力選手の大量離脱後初のビッグマッチであり、団体側も“新体制”を強調していた大会。24歳のつくしと、18歳のいぶきのICE×∞戦は未来のアイスの行方を占う試合とも言えた。

 キッズレスラー時代からアイスに所属していたつくしにとっていぶきは妹のような存在だったというが、試合が始まると持ち前の鋭いエルボーでいぶきを容赦なく滅多打ちにし、ヘアホイップや飛び出せ元気(※ロープ越しに見舞う顔面への貫通ドロップキック)と厳しく攻め立てる。
 しかし、いぶきはこの猛攻に折れることなく、藤本つかさ直伝の逆水平チョップで突っ張っていき、ハム子の技・ハムロールと同型のいぶロールなど上の世代から受け継いだ技で貪欲に勝利を狙う。さらにつくしの得意技であるフットスタンプの連打で挑発的な畳み掛けを見せるものの、丸め込みへ行こうとしたところへつくしがハルカゼ(※変形カサドーラ)で電光石火のカウント3を奪った。

 試合後、つくしは「いぶき、高校卒業にベルトを持っていくって夢があったね。自分も高校生の時に同じ夢を思って、その夢を叶えることができなかった。そう、お前の母親、星ハム子に挑戦して夢破れたんだよ!(笑)でもさ、いぶのもとにはタッグベルトある。いぶ、タッグチャンピオンて、すごいことなんだよ?だから、そのベルトを持って、高校卒業してください」と優しく声をかけ、いぶきと固く抱き合った。
 そしてつくしは、リーグ戦で自らに土をつけた尾崎妹加をリング上に呼び出し、次期挑戦者に指名。妹加はこの日トライアングルリボン王座(※3WAY王座)を失って意気消沈していたものの、この指名に応え挑発的に上から覗き込むような姿勢で握手を交わした。

 そして、つくしは新生アイスリボンを背負うチャンピオンとして「アイスリボンのリングって輝けますよねお客さん?自分が、どこの団体でも、アイスリボンが一番面白いと思うで、胸を張ってこれからもシングルチャンピオンとして戦い続けたいと思うんで、皆さんも是非応援よろしくお願いします!」と覚悟を叫び大会を締めた。

 そして、バックステージでは「年末に比べたらお客さんの入りが厳しかったかなと思うので、もっともっと防衛しつつ大会を重ねるに連れ色んなことを学んでいって、超満員札止め、年末みたいにお客さんを埋めたいと思います。でも、誰ひとり変わらず、前を向いているので。今日の後楽園ホール大会を見れば分かると思うんですけど、アイスリボンは大丈夫です。アイスリボンが一番面白い団体というのを私がシングルチャンピオンとして証明していきたいと思います」と今後の抱負を語った。

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