「ハッピーなんて今のアイスリボンにビタ一文も感じられねー」凶器・反則三昧の王座防衛も団体の海外進出を叫びファンは歓喜!

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 24日、東京都・後楽園ホールにてアイスリボン『不思議の国のアイス2025』が開催。【Bad Butts】杏ちゃむ&Yappyがインターナショナル・リボンタッグ王座の2度目の防衛に成功し、世界進出を叫んだ。

 現在のアイスリボンはかつてないほどの危機にさらされている。
 主力選手の相次ぐ退団や長期欠場などの数多の要因で観客数は減少の一途を辿っており、後楽園ホール大会の客入りが300人を切ることも。だからこそ、選手たちは強い危機感を感じてそれぞれ行動を起こしている。

 今年5月にリボンタッグ王座を戴冠した【Bad Butts】杏ちゃむ&Yappyは、アイスリボンの歴史を振り返っても稀に見るヒール軍として大暴れ中。
 杏ちゃむは信州ガールズ所属でありながらアイスリボンにレギュラー参戦を続けており、アイスの魅力を発信することにかけては所属選手に負けない熱意を発揮。
フィリピン出身で英語も堪能なYappyも以前からアイスの海外発信に尽力しており、今年6月には左ヒジを脱臼しながらもリボンタッグ王座の防衛戦に臨み驚異のド根性で防衛を成功させるなど不退転の決意を見せている。

 この日、Bad Buttsが2度目の防衛戦の相手として迎えたのは【Prime Link】星いぶき&松下楓歩。
 いぶきはアイスの重鎮・星ハム子の実娘である二世レスラー。14歳でデビューし現役レスラー唯一の母娘タッグで活躍したほか、団体の至宝であるICE×∞王座も戴冠。この王座はいぶきの妊娠が発覚したことで返上して長期欠場に入ったが、出産後1ヶ月半で復帰してアイスのために尽くすという驚異のバイタリティを見せる21歳の若きママさんレスラー。
 楓歩は高校のクラスメイトであった朝陽さんの誘いで2021年にスタッフとしてアイスリボン(有限会社ネオプラス)に入社するも、同年11月にレスラーデビュー。笑顔で楽しそうにプロレスをするアイスの遺伝子をしっかり受け継ぐ生え抜きエース候補であり、2024年4月に左前十字靱帯断裂で長期欠場に入るも今年5月に復帰。いぶきとのタッグで再起動し、再びアイスの頂点を目指し始めた。


 いぶきと楓歩が奇襲するも、Bad Buttsが迎撃し場外乱闘へ。楓歩が捕まりサンドイッチヒップアタックやダブルヘッドバッドなど連携攻撃で痛めつけられる。杏ちゃむは余裕を見せて自ら座り、サッカーボールキックの蹴りあいへ。Bad Buttsはいぶきにもダブルの串刺しバックエルボーからブロンコバスターの連撃などで攻め立てていくも、楓歩といぶきもサンドイッチサッカーボールキックで反撃。いぶきとYappyの打撃戦は互角となりダブルダウン。
 楓歩といぶきはサンドイッチトラースキックや連携を見せていくも、Yappyが楓歩の脳天に標識を叩き込み、杏ちゃむも標識攻撃からセコンドの久令愛も上がりイス攻撃。Yappyがチェーンナックルからチェーンラリアット、さらに変形パワースラムで叩きつけ、Bad Buttsがハザードブレイク(※合体片翼の天使)で突き刺し3カウントを奪った。

 勝利したYappyは「後楽園ホールで2回防衛できました!そしてね、これからフィリピンで防衛する!」と宣言。杏ちゃむも「アイスリボンのタッグベルトの歴史を、僕達が変えて見せる!」と呼応すると、Yappyが「Bad Buttsが世界で爆発するー!」と絶叫。ファンはこれを大歓声で後押しした。


 バックステージに戻った杏ちゃむは「ハッピーなんてビタ一文も感じられねー今のアイスリボンで俺らが一番ハッピーなんじゃない?どんな勝ち方でも、勝ちは勝ち。それくらいの気持ちがなくて闘いに来るとか馬鹿げてるわ」と高笑い。
 Yappyも「インターナショナル・タッグというベルトなのに、1回でも海外で試合してないよね、このベルト。口だけじゃダメ。来月フィリピンで防衛するよ」と改めて海外での防衛戦を宣言し、もう1人のメンバーである久令愛も交えて決起した。

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