【試合詳細】8・1 アイスリボン新木場大会 藤本つかさ&山下りなvs世羅りさ&鈴季すず 【IW19】春輝つくしvs星ハム子 テクラ&藤田あかね&真白優希vsラム会長&尾崎妹加&トトロさつき バニー及川vs石川奈青 宮城もちvs咲蘭
『ベンディングサービスフジヤPresents たまプロフェスタ出張版 アイスリボン 新木場大会』
日程:2021年8月1日(日)
開始:12:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:120人
▼シングルマッチ 10分1本勝負
○宮城もち
7分18秒 うすどん2→エビ固め
●咲蘭
▼シングルマッチ15分1本勝負
●バニー及川
5分45秒 エビ固め
○石川奈青
▼6人タッグマッチ30分1本勝負
テクラ/藤田あかね/●真白優希
12分12秒 怨霊クラッチ
○ラム会長/尾﨑妹加(フリー)/トトロさつき
▼IW19選手権試合19分1本勝負
【王者】●春輝つくし
15分14秒 ハムロール
【挑戦者】○星ハム子
※選手の強い要望によりシングルマッチ20分1本勝負からカード変更
※第12代王者4度目の防衛に失敗 第13代王者誕生
▼タッグマッチ30分1本勝負
●藤本つかさ/山下りな(フリー)
19分16秒 裏高角度回転エビ固め
[百火涼乱]世羅りさ/○鈴季すず
横浜武道館でのFantastICE王座戦を前にすずが二冠王の藤本から勝利し山下戦に自信!ハム子が急遽決定のIW19王座戦を制しつくしから王座奪取!
第1試合
鬼門とされた7月を自らの勝利で無事に乗り切ったもちが、気持ちも新たに8月を迎えての第1戦の対戦相手は新人の咲蘭。一方の咲蘭は会場で家族が応援に駆け付けた中での一戦。開始早々、もちにコーナーポストに頭を叩きつけられた咲蘭は家族が見守るひな壇側のコーナーポストに叩きつけられた際に感情が高ぶったか、べそをかいてしまう。客席からはもちに対してブーイング。それでもボディシザースを仕掛けるなど、攻撃を緩める気はないもち。必死にその攻撃を耐えた咲蘭はエルボーの連打で反撃に出る。もちのモンゴリアンチョップ、キャメルクラッチを浴びた咲蘭だが、逆エビ固めを切り返してのエビ固め、もちの飛び込みをカニばさみでかわしてのドロップキック、そしておんぶスリーパーと、得意のムーブを決め、さらにコーナー2段目からもちの肩口に乗り、前方回転でのエビ固めを初披露。丸め込みを連発し粘った咲蘭だが、最後はもちのヒップドロップからのうすDON2にカウント3を奪われた。
第2試合
7月28日ピースパ第83戦でバニーにフォール負けを喫した石川は、そのリベンジに燃えてのシングル戦となった。序盤からローキックを連発し、石川の出足を止めにいくバニー。さらにグランドでの関節技で絞め上げるなど、バニーがペースを握るが、石川も下からの三角絞めを決められながらも持ち上げてバニーをマットに叩きつけたり、ローキックを浴びながらもエルボーで反撃するなど、バニーの攻撃をしのぎながらチャンスをうかがう。密着しての膝蹴り連打を仕掛けたバニーだが、これをボディスラムで切り返した石川はコーナーからのダイビングボディアタックでカバーに入る。カウント2でキックアウトしたバニーが右ハイキックからニールキックを決めカバー。これを石川がカウント2で返すと、バニーは再度、膝蹴りを石川のボディに連発。そしてヨーロピアンクラッチを狙うが、これを切り返した石川は側転からの回転エビ固めへ。これをバニーが切り返すも、カウント2で今度は石川が切り返し、カウント3を奪取。石川がシングルマッチでの初勝利を飾った。
第3試合
8月9日横浜武道館大会で行われるトライアングルリボン王座戦を前にテクラ、ラム会長、トトロ、3選手が6人タッグで対戦した。さらにあかねと妹加も前日に続き次期ICE×∞王座挑戦者決定戦の前哨戦第2R。テクラが先発に出ると、会長とトトロが先発を争い、もめ始める。その様子を見て、テクラを制して先発に出たのが真白。これを見た会長とトトロは今度は先発を譲り合う。渋々、先発に出たトトロに張り切る真白はロックアップで押しにいくがトトロはまったく動かず。ここで真白があかねにアシストを指示し、2人がかりで押し勝つと、さらにあかねが真白を肩口に抱えて、トトロに正面から突っ込んでいく。しかし、これを蹴散らしたトトロは真白を人間椅子にする。さらに代わった妹加のパワーに圧倒され、会長のラフ攻撃に苦しんだ真白だが、妹加にカウンターのクロスボディを決めてあかねにつなぐ。あかねと妹加が激しいエルボー合戦で共に一歩も退かない攻防をみせ、テクラがトトロと対する。「挑戦者~。」と不敵な笑みで挑発するテクラに蹴り、三角絞め、そしておんぶスリーパーとペースを奪われたトトロだが、トトロに代わった会長がチョーク攻撃からテクラをテイクダウンさせると、マウントからのエルボーを連発する。さらにテクラの変則的な蹴りもしっかりとかわしてみせた会長は代わった真白のドロップキック連打を浴びたものの、妹加との連係で流れを変えると、コーナーからのダイビングボディアタックを狙う。しかし、ここでトトロが真白を助け会長のボディアタックを自らが受けて見せた。驚きの表情を浮かべた会長だが、真白の丸め込みをしのぎ、最後は特盛クラッチを切り返しての怨霊クラッチでカウント3を奪取した。試合後もトトロと険悪ムードだった会長。そして、その様子をニヤニヤと眺めるテクラ。まさに三つ巴状態にある3選手だけに、タイトル戦はそれぞれの思惑がどう勝敗を左右するかが注目される。
第4試合
1月9日横浜リボンで行われたIW19戦ではつくしがハルカゼでハム子を下し、王座戴冠を果たし、その後、テクラ、青木、うのを下し王座V3を達成。ハム子とはそのタイトル戦以来のシングル戦となったが、試合前、ハム子がマイクを要求。
ハム子「IW19はP'sParty管理になったって聞いたけど、アイスリボンのリングじゃタイトルマッチできないんですか?」
つくし「IW19のベルトはP'sPartyの管理になっただけでアイスリボンのリングでも防衛できますし、配信があれば防衛戦できます。」
ハム子「配信があればタイトルマッチできるんですよね。アイスリボンのリングでもタイトルマッチできるんですよね。私、つくしと試合が決まった瞬間、なんでタイトルマッチじゃないんだろうって思っていました。私はあなたからそのベルトを獲り返したい。今日、配信ありますよね?IW19選手権試合に変更してください。よろしくお願いします。」
つくし「P'sPartyのプロデューサーは自分ですし、IW19チャンピオンも自分なので、自分に権限があります。タイトルマッチ、やりましょう。」
2人のやり取りにより、試合は急遽、IW19戦として行われることが決定。開始早々、ハム子がつくしの蹴りを腹で受けると、腹を握って対角に投げようとするつくしの手を振り払うと、コーナーに詰めての腹ウォッシュ、さらに対角に振ってのお・し・り・だーッ!を決めるが、つくしも背中へのドロップキックを決めると、はりつけドロップキックから手の甲へのフットスタンプ2連発。手の甲にダメージを受けながらもどすこい式逆エビ固めを決めたハム子に、ロープに逃れたつくしはウラカン・ラナからハム子を場外に落としコーナーからのプランチャ、リングに戻っての飛び込みエルボーからトゥインクルスターで早くも勝負に出る。なんとかロープに逃れたハム子につくしはミサイルキックをヒットさせるが、ハム子はシャイニング腹ザードで反撃。さらにコーナーに上がるが、これはつくしが雪崩式フランケンシュタイナーで切り返し、バックに回ってのジャーマンを狙う。これをこらえたハム子が逆にバックに回っての投げっぱなしジャーマンを決めれば、つくしも即同じ技で反撃。すぐに起き上がったハム子は飛び込みラリアットを決めれば、つくしは飛びつきDDT。まさにやられたらやり返す。両選手の意地と気迫がぶつかり合う熱戦となった。エルボー合戦からハム子がつくしの頭を抱え込んでの腹打ちを連打。大の字に倒れたつくしを鬼のような表情で踏みつけてフォールしたハム子。キックアウトしたつくしはローリングエルボーをヒットさせるが、ハム子はラリアット、バックフリップへ。起き上がったつくしはその場飛びのドロップキック、そしてジャーマンでカウント2。さらにダイビングフットスタンプから再びジャーマンを狙うが、これを往復ラリアットの連打で返したハム子がスパインボム、ハムどんからダイビングボディプレスへ。しかし、これをつくしがかわしハム子を自爆させると、飛びつき回転エビ固めへ。今度はハム子がこれを踏ん張ってこらえると、つくしのムーブであるボディへのフットスタンプからのエビ固めを決めた。さらにハムロールを決めるが、これを逃れたつくしはボディへのフットスタンプからのエビ固めを決め、直伝ラ・マヒストラルへ。これをこらえたハム子が女の執念。これを切り返したつくしが再度、直伝ラ・マヒストラルへ。完璧に決まったかに見えたが、これをハム子がカウント2でキックアウト。さらにハルカゼを切り返したハム子は2度目のハムロールでカウント3を奪取。つくしから7ヵ月ぶりに王座奪回を果たした。
<試合後コメント>
星ハム子
――挑戦表明は狙ってたんですか?
「今日とは狙ってなくて。つくしに私はベルトを獲られたので、つくしがチャンピオンのうちにつくしから獲り返したいという気持ちはずっとあって、今日たまたまシングルマッチが組まれて、配信もあるじゃないですか。タイトルマッチ出来る条件が揃ってるなと思いまして。配信も毎大会行われてるわけでもなくて、シングルマッチが組まれたっていうことは、これタイトルマッチにしなきゃって。つくしも松屋うの以来IW19戦やってないので。防衛戦をしないとベルトって死んでいくんですよ。だから私が当日ですけど挑戦表明したら、チャンピオンになれたって素晴らしいことが起こったので、みんなにも私が急に起こした出来事でもチャンピオンになれるんだよっていうのは伝わったんじゃないかなって。たぶんつくしは身体が小さい分、丸め込みを狙ってきたんですよ。デブは丸め込みに弱いって言われてるんですけど、私も変わったデブなので(笑)。私も体を活かした丸め込み、ハムロールを持ってるので今日はそれも狙ってました。帰ってきた~!」
――改めてベルトを手にしたわけですが。
「武道館前ですよ!私は武道館にIW19チャンピオンとして立つことが出来ます。武道館のカードはいぶきとタッグを組んでアジャさんとNATSUMIなんですけど、いぶきがアジャさん、NATSUMIもいぶき、アジャさんもいぶき、私は何?仲間はずれ?そうなると私は自分で何かを起こすしかないと思って、武道館前にこうやってチャンピオンになることができましたよ!私だって最年長ですけどまだまだやれるってことを試合で証明していきたいと思います。」
――ピースパの管理のベルトですが、その辺はどうなっていくんですか?
「管理というだけでアイスリボンのリングでも防衛戦が出来るみたいなので、それをさっき知ったので。もっともっとアイスリボンのメンバーもこのベルトに挑戦表明していいんだなって知りました。これは配信が出来るということは世界中のお客様が見れるわけで、名前を広げられるベルトだと思うので、もっともっとこのベルトを活かしていかないといけないんじゃないかなって思います。」
――ピースパにも上がる?
「呼ばれたら。挑戦者がピースパに現れたら私は行きますし、チャンピオンになった以上私は断ることはしないので。男子レスラーだろうが人間じゃない相手だろうが私は誰とでも配信で試合をします。」
――今後は8月9日武道館以降にタイトルマッチが組まれていくことになると思いますが。
「そうですね。自分のモチベーションにもなるんですよ、チャンピオンになると。ベルトがないと、なあなあに試合してこなすだけなので、チャンピオンとして自覚を持ってこれから試合していかないとなって。つっかを見てて私も影響されたので、私もまだまだ頑張ります。」
第5試合
8月9日横浜武道館大会でリボンタッグ王座決定戦を懸けて対戦する藤本と世羅、FantastICE王座を懸けて対戦する山下とすずが前日に続いてタッグでのダブル前哨戦に臨んだ。今回が初タッグという藤本と山下は、開始早々に藤本を踏み台にして山下がジャンプしての串刺しラリアットをすずに決めるなど、積極的な連係を見せる。しかし一方の百火涼乱は阿吽の呼吸で応戦。すずが山下とガツガツとぶつかり合えば、これを世羅がアシスト。山下をジャイアントスイングでしっかりと回してみせるなど、すずの援護射撃に回る。もちろん、世羅も藤本に対すると、きっちりと真正面からぶつかっていく。その中で百火涼乱の連係、合体技が要所要所で決まり、試合は五分五分の攻防。そして藤本とすずの攻防の最中、山下がアシストに入ってのバックドロップからレッグロールクラッチに決めた藤本。すずがカウント2で返すと、インフィニティへ。世羅がカウント2でカットに入り、藤本とすずがバックの取り合いからもつれ合うところに、山下がアシストのラリアットを狙うが、これをすずがかわし、藤本に誤爆。棒立ちとなった藤本に飛び乗ったすずは7月24日後楽園ホール大会で山下を破った裏高角度回転エビ固めで、藤本から2度目の逆転フォール勝ちを奪取。8月9日横浜武道館大会の前哨戦は挑戦者チームに凱歌が上がった。そして試合後、ダメージを残したもののマイクを手にしたのはすず。「ICE×∞のシングルチャンピオン、タッグチャンピオン、その相手に勝っちゃいましたーっ!今日、組んでくれた世羅さん、ありがとうございました。山下りな、悔しいだろう!悔しいだろうーっ!自分が鈴季すずに負けた技で、パートナーが負けるのは悔しかっただろうーっ!(山下の肩にかかっているベルトを掴もうとしながら)この、このFantastICEのベルトは鈴季すずのものになります!今日はありがとうございましたーっ!ということで、負けた人にはしゃべらせません。締めまーす!」とし、参加選手をリングに呼び込むと、世羅と2人で大会を締め、最後のも世羅と2人でポーズを決めた。
<試合後コメント>
百火涼乱
2人「私たち、百火涼乱で~す!」
すず「いや、勝ちましたよ、皆さん、見ましたか?」
世羅「勝っちゃったね。」
すず「勝ちましたよね。藤本つかさと山下りなの息が合っているんだか、合っていないだかみたいなところはありましたけども、勝ちましたよ。7月24日に山下りなから直接勝った裏高角度回転エビ固め、これで藤本つかさに勝ちました。山下りなもめちゃくちゃ悔しそうな顔してたんで。たぶん8月9日は圧勝だと思います。」
世羅「圧勝だ。」
すず「そうだ、圧勝だ。世羅さんも強かった。」
――アジュール・レボリューションとしてはぶっつけ本番で8月9日横浜武道館大会を迎えることになりそうですが。
世羅「よく聞かれるんですが、不思議なことに不安が一切なくて。この前も1年半組んでない状態で対角だったにも関わらず、あんなに息がぴったりの連係技をしてしまう…っていうのは、やっぱり自分たちが組んできた年数、年月っていうのは揺るぎないんだなって思えたので。1年半組んでないだけじゃアジュレボは壊れないだろうし、不安要素がないです。唯一不安があるとしたら、1年半前のコスチュームが入るのかっていうところですね。まだ着ていません。大丈夫かな?」
すず「成長したんですね。」
世羅「体、成長しちゃってさ。パツパツかもしれない。唯一の不安はコスチュームです。」
――前哨戦は有利な形で終わりましたが、当日はデスマッチ・ルールになります。その辺で気持ちの持って行きようは問題ないですか?
すず「今、本当に自分の気持ちも絶好調だし、体も絶好調だし、たぶんデスマッチも絶好調のまま行きます。山下りなに比べたらデスマッチの経験値というものは本当に天と地の差があるんじゃないかって皆さん思うかもしれないですけど、自分で自分を認められるところと言うのは、本当に体の丈夫さと心の丈夫さなんで。それがあれば必ず乗り越えられると思うから、山下りななんてぺっちゃんこですよ!ぺっちゃんこ!」
――世羅選手から見て、山下選手とすず選手のタイトル戦はどう予想されますか?
世羅「経験値がそんなにあるのかというのは、そんなに不安に思わなくていいんじゃないかなって。七番勝負もやってきたし、経験値っていうのは爆上がりしていて、で、何がすごいかっていうと未知数なんですよ。ちょっとキャリアを積めば凝り固まったものができてくるじゃないですか。彼女は本当に未知数で、発想力も今までの選手には何もないところから変な位置から変なことを生み出してくるのが鈴季すずだと思っているので、そういう面でコロッと勝つんじゃないかなって自分は思います。」
すず「ほんとですか!やったーっ!勝ちますよ、世羅さんのかたきも討たないといけないんでね。かたき討ちじゃ!」
――世羅選手はリボンタッグの前哨戦でもあったわけですが、改めて藤本選手の印象はどうですか?
世羅「藤本つかさというのは試合をしていて本当に楽しい選手で、もっとやってやりてえなみたいな。いたずら心じゃないですけど、もっと痛めつけてえなこいつを、こいつの苦しむ顔が見てえなって思わせてくれる選手なんですよ。というのをこの2連戦で改めて思い出させてくれたというか。なので、武道館で何も遠慮することはないんだな、この人にって思えたので、もう代表だろうがチャンピオンだろうが何だろうが、何も遠慮することなく殴りたいって思います。」
――いよいよ来週に迫った横浜武道館大会に向けての抱負を聞かせてください。
世羅「アジュール・レボリューション再始動にはタッグベルトは不可欠だと思っているので、むしろタッグベルトを獲れなかったら、再び離れ離れになってしまうような気が自分はするので、必ずタッグベルトを獲って再始動を華々しく門出として頑張っていきたいと思います。」
すず「去年の8月9日は横浜文化体育館のほうで初めてベルトを獲った日なんですよ。ベルト戴冠記念日。だから今年の8月9日も鈴季すずがベルトを戴冠した記念日にしようと思います。そうなります。8月9日は鈴季すずの日だ!」
<試合後コメント>
藤本つかさ
「やられました。世羅に獲られるよりも悔しかったかもしれませんね。世羅もしてやったりな顔をしてた。敗因は山下っていうのは分かってるので。今日の敗因は敗因として反省して、すぐ忘れましょう。あとは8月9日横浜武道館。そこでこのベルトをちゃんと腰に巻いて終わらせたいと思ってます。いや~、やられた。悔しい!」
――あの技に弱いんですかね?
「あの技は以前私が使っていた技なんですけど…弱いっすね。だって2回も負けてますし、山下も目の前で私が負けてる姿を見て、あの技は警戒しなきゃなって思う技だと思うんですよ。なんてったってあの技って東京ドームで豊田真奈美さんが中西さんに負けた技じゃないですか。豊田さんも負けてるんですよ。山下に言っておきます。あの技だけは気を付けろと。マジでベルト失うぞと。私は私で切り替えて、この(リボンタッグの)ベルトはアジュレボ、この(ICE×∞の)ベルトは松本浩代に集中します。あの技をやってくる3人ではないと思うので、そこは大丈夫かなと思います。」
――今日の負けたダメージは残さない?
「ありますけど、精神的ダメージは。でも8月9日までにはないですね。今日は本当にやられたという感じです。ワン・ツー・スリー入って(会場も)どっかーんと沸きましたけど、すずが私に勝って金星じゃないってところも悔しいし…悔しい!挑戦してこい!」
――山下選手とのタッグはやりにくい?
「結構組んでると思ったら初めてだったみたいです。6人タッグはあったんですけど、2人で組むのは初めてなので最初は意外といけるなって。私が山下を上手く猛獣使いのように使ってるなって思ったんですけど、最後の最後にやられたので敗因は山下。でも、この前代未聞のタッグやってからのシングルのベルトというのは今までないし、ユキのコメントでどんだけ目立ちたいんだって言われましたけど、こういう前代未聞のことがあるから注目されるし話題にもなるし、むしろそういう話題をもっと提供してみろと私は言いたいですね。欠場は仕方ない。本人が一番悔しいはず。だから8月9日までに体調万全にして、しっかりした姿でリングに立って欲しいっていう気持ち。」
――最終的に全員8月9日に間に合うのが理想ですよね?
「マドレーヌ選手が陽性になってしまって間に合わないという報告をもらいました。ただ保健所からの返事待ちの選手が何人かいて、保健所の対応だったりが遅れているので、その件に関しては正直ギリギリまで分からないかなと。前日、いや当日まで私もハラハラしてますし、お客さんも一緒にハラハラして、むしろそういうものだと思っていただけたらちょっとは気が楽になります。こういう時期のプロレス観戦のひとつなのかなと思いますね。もし当日誰かが欠場となったら、その(想像の)斜め上を行く対戦カードを用意する気持ちでいますし、そこはアイスリボンを信じて頂ければと思います。現時点で横浜武道館参戦選手で、青木いつ希選手、花穂ノ利選手、マドレーヌ選手、高橋奈七永選手、松本浩代選手、雪妃真矢、進垣リナ選手、向後桃選手も団体内出てるから自粛してる形ですし、正直分からない状況です。自分もいつなるか分からないので、こういう時期ならではのプロレスなのかなって、そう思うしかないです。でも、私がいるから大丈夫!アイスリボンは私がいるから大丈夫!それを言えるのが私の強みです。」
山下りな
「負けましたね。パートナーの負けは私の負けです。8月9日の最後の前哨戦だったんですけども、すずの手の内は結構…あの子は真っ直ぐすぎる。言ったらバカなところあるんで、結構手の内見せてくれたなっていうのはすごい感じましたね。私を後楽園で取った丸め込みで今日藤本つかさも取った。すごいメッセージ性も感じますし。ただ、デスマッチは何が起こるか分からない。8月9日、何を持ってくるか分からないですよ。デスマッチの夏女はこの山下りなです。」
――当日はデスマッチで今日とは違った戦いになりますか?
「全然違いますよ。攻撃も全く違ったものになってきますし。でも、鈴季すずは対女子というものはまだ経験が浅いかなと思います。そこですよね。」
――デスマッチではずっとやってきた自負もありますか?
「言っても私もひよっこですよ。ひよっこだけど、プライドはあるので。タイトルマッチに限らずデスマッチやってきてるので、私の日常になりつつあるので。すずにとっては特別な場面でのデスマッチかもしれませんが、私にとっては日常です。」
――女子とのデスマッチの経験値の差が出る?
「この間、世羅とシングルしたのが凄い自信になってますし、あれがあるから負けられないのもあります。逆にすずは世羅とデスマッチがしたいから絶対に勝つと。本当に正反対な感じでしょうね。なんか世羅に振り回されてますかね、我々はもしかして(苦笑)。それほど吸引力強い人でしょう、世羅は。それでもいいですよ。私がデスマッチで成り上がれるなら。デスマッチの夏は私のものです。」