スペル・クレイジーが全日本プロレスで世界ジュニア王座を初戴冠!

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 16日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『AJP Prime Night 2021』が開催され、スペル・クレイジーがイザナギを破り世界ジュニアヘビー級王座の初戴冠を果たした。

 イザナギは、自ら正体を丸山敦であると明かしているマスクマン。
 イザナギはゼウスと元大阪プロレス所属で現全日本プロレス所属であるという数奇な運命で結ばれたタッグでアジアタッグ王座を戴冠し2020年8月から1年以上防衛を続けるなど鉄壁のタッグワークを見せて活躍。2人の属するユニット“PURPLE HAZE”も極悪ヒール軍として常に存在感を発揮してきた。
 そして、イザナギは今年10月の大田区総合体育館大会でSUGIを下し、17歳の頃から憧れ続けた世界ジュニア王座を45歳で初戴冠。年内で全日本退団が決まっている盟友・ゼウスとともに泣きながら喜び合い、王座を防衛し続けることを誓っていた。

 クレイジーは約20年前にTAJIRIとECWで幾度となく死闘を繰り広げたライバル。TAJIRIの帰国後もSMASHで王座をかけて対戦するなど両者の関係はTAJIRIが日本に帰国したあとも続き、2018年に来日した際にはTAJIRIとGAORA TV王座をかけて対戦。
 そして、今年の世界最強タッグ決定リーグ戦にTAJIRIのパートナーとして3年ぶりの全日本参戦を果たし、リーグ戦のさなかでイザナギのマスクを剥ぐ暴挙に出た上で王座挑戦表明。「今回日本に来た目的の1つはこのベルトを獲ること」と並々ならぬ決意で世界ジュニア初戴冠を狙っていた。

 試合が始まるとすぐにイザナギのセコンドである謎の怪人・デビル紫がちょっかいをかけ、そのまま場外でクレイジーを暴行。その後幾度もデビル紫による妨害が行われクレイジーは大ダメージを負っていく。
 しかし、イザナギがコーナーに上っていくとクレイジーは雪崩式アームドラッグでイザナギを場外に放り捨て、コーナートップから場外にムーンサルトアタックでデビル紫ごと圧殺。さらにリング内でムーンサルトプレスを決めるが、デビル紫がレフェリーの足を引いてまたも妨害。
 堪忍袋の緒が切れたクレイジーはデビル紫をラリアットで叩き伏せ、イザナギが必殺の首固めを繰り出すとこれを反転させて押さえ込み、技アリの3カウント。

 悲願の世界ジュニア初戴冠を果たしたクレイジーは大喜びでバックステージに現れ、「SUGI!スーギ!次の対戦相手はSUGIだ。彼は最高のハイフライヤーだ。SUGIとなら最高のルチャリブレの試合を見せられる。SUGIとの闘いを見逃すなよ?」とSUGIを初防衛戦の相手に指名した。

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