【会見全文】RIZINバンタム級GP準決勝は朝倉海vs瀧澤謙太、扇久保博正vs井上直樹に決定!大晦日RIZINは外国人選手の入国危機も観客数制限無し!天心vs武尊戦については「ノーコメント。これ以上突っ込まないで」

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 30日、RIZINが12月31日に開催するさいたまスーパーアリーナ大会『Yogibo presents RIZIN.33』に関する記者会見を実施した。

榊原信行CEO
「こんちは!先週末にTRIGGERシリーズというRIZINとしては第3弾のシリーズをスタートさせていただいて、TRIGGERシリーズまで、この2021年の総決算として例年恒例となりました、2015年からスタートしてはや7回目の大晦日。今年も格闘技の力、格闘技の魅力で日本全国大晦日を格闘技一色で染められるよう、もちろん紅白はじめ各コンテンツ、各ジャンルのテレビで言うと裏番組との競争になりますけど、敢えて他のコンテンツに勝負を挑むと。我々が信じ、愛し、常に命をかけて磨いている1年間の総決算を12月31日に爆発させたいと思いますので、マスコミの皆さん、そして配信で見ている日本全国のファンの皆さんも大晦日に力を結集していただけたらと思います。聞くところによれば、今年は某TV局の裏番組で強いコンテンツをやらないというお話も聞いておりますので、千載一遇のチャンス。視聴率が本当に取りたい。世間との勝負になるので、皆さんがあっというカードをこれから残り1ヶ月しっかり編成して勝負に挑むと、そういう強い決意を今日この場で皆さんにお伝えさせていただきます。そして、一部報道で29日、30日に、事前のイベントがあるんじゃないかという情報も飛び交っておりましたが、今年は12月31日のみ。さいたまスーパーアリーナでRIZIN.33として大会を開催させていただきます。色々、未だに、今日時点でも本当に新型コロナの感染によって我々は障害・規制に柔軟に対応して行かなくちゃいけない状況は変わりませんが、観客の入場者制限で言いますと、さいたまスーパーアリーナさんからも100%入場していただいて構いませんということでご了解いただけましたので、これは国の規制、埼玉県の指導にも従ってですね、当然観客入っていただく方にもご協力いただいて、ホントに2019年以来ですね。昨年も半分の1万人規模で終わりましたので、今年は2万人以上の観客の方に入って頂ける環境を用意して、12月31日、のみで大会を開催させていただきたいと思います。
 そして、格闘技ファンの方のSNS上でも『RIZIN、外国人入国できないんじゃないの』から、他のフィギュアスケートだったり、昨日だったら村田選手のボクシングに対してのいろんなコメントだったりとかにもあるように、RIZINに関しても大晦日の外国人選手は、ムサエフとケラモフの2人、6月の東京ドームでスポーツ庁さんとか入国管理局さんとか、各省庁のご協力で参戦させることが出来たんですけど、コロナも日本国内では数字も減ってきましたし、外国人の方の入国レギュレーションも随分緩和されて、これで多くの外国人選手が入国できるなあと、準備をスポーツ庁さんの指示のもとで進めております。おりました。今日現在でいうと、『外国人選手の入国はダメだよ』と決定されたわけではないです。ですんで、粛々と外国人選手の入国を手続きを進めていく作業をしながら、それでも国の発表を見ると全体的には厳しいんじゃないかなと。ただ、今日現在でスポーツ庁さんからダメと言われているわけではないので、外国人選手の入国ファーストで色々作業をして、入国が叶わなかった場合……その可能性が僕は高いと思ってますが、その場合はカード編成を変えて、第2案、第3案の編成をして、今回外国人選手、今回参戦を考えている選手の穴をしっかり受けて余りあるカードの変更する作業をすすめたいと思ってます。昨日までは全くそんな気がなかったんですが、昨日の発表をもって、11月30日から外国人の全世界からの入国が禁止されるということで。個人的なことで言うと……個人的でもないか。ホントは2日の日から堀口恭司とペティスの試合の観戦と合わせて、BELLATOR、アメリカへの出張に行くつもりでしたけども、帰ってきて3日の自宅待機で済むということで、それであれば大晦日前だけどピンポイントで行ってこようかと思ってましたけども、それもちょっと断念して。14日の待機に戻りましたんで、海外出張はやめるということにしました。ですんで、どういろいろなことが決まってくるのか、その状況を逐次見ながらですね、どの方向に行っても大晦日にファンの皆様に最高の喜んでもらえるカードを作り出すべく作業を進めたいと、そう思ってます。ありがたいことに、よく考えると今年1年ケラモフとムサエフ以外は全部、我々が誇る日本人選手たちの熱い戦いによってRIZINの熱は作り出されています。多くの選手たちが大晦日に出たいという気持ちを強く持ってくれてることが僕らにとって心強いことですが、日本人選手の闘い、日本在住選手たちの闘いで、十分皆さんの納得していただけるカードが、“代替案として”という言い方になると恐縮ですけど、当初思っていたカードと違うカードになったところでですね、十分戦えるカードが編成できますので、楽しみにしていただけたらと、そう思います。
 そして、ちょっとあの、マスコミの皆様にも質問されるたびに僕も紋切り口調でお返事するしか無い、天心vs武尊戦ですけど、先に、聞かれて答えるのが嫌なので言っておきますけど、引き続きノーコメントで行きます。それ以上、それ以下でもないので、これ以上突っ込まないでいただいて。今日の会見の時点では引き続きノーコメント。それでご理解いただきたいと、そう思ってます」

 続いて、榊原CEOが今年もフジテレビ系で18時から全国地上波放送が行われることが発表され、各種PPVやチケットの案内が実施された後に選手たちが登壇。
 会見には、扇久保博正、朝倉海、瀧澤謙太、井上直樹、元谷友貴、金太郎、ホベルト・サトシ・ソウザの7選手が出席した。

 そして、榊原CEOによりバンタム級グランプリの準決勝カードとして、朝倉海vs瀧澤謙太、扇久保博正vs井上直樹の2カードおよび、リザーブマッチとして元谷友貴vs金太郎のカードが発表。この組み合わせは主催者によるマッチアップであると明かされる。
サトシについては「入国が予定通り進めばライト級のタイトルマッチで参戦するということで合意が進んでいる。外国人選手が入国できなかった場合の代替選手についてもサトシと話をしており、タイトルマッチが出来なくても試合が成立するよう考えている」という説明が行われた。


ホベルト・サトシ・ソウザ
「みなさん、こんにちは。ホベルト・サトシ・ソウザです。ほんとにうれしい。ワタシ、3年くらい日本にいるけど、初めて大晦日にやるから。ほんとにうれしい。誰でも来るから、絶対にがんばります。絶対にRIZINのベルト、日本にそのまま。ありがとうございます」

金太郎
「リザーブマッチに選んでいただいてありがとうございました。グランプリは敗退して、チャンス無いかなと思っていたんですけど、こういう形でオファーを頂いて、受けさせてもらいました。相手の元谷選手は昔から知ってて、好戦的なファイターやなと思ってるんですけど、最近ちょっと弱くなったかなと思ってるんで、今の僕はどんどん強くなってるんで、絶対勝てるかなと思ってます。以上です」

元谷友貴
「DEEPの元谷です。まあ、前回負けて、こういうチャンスを頂けて嬉しく思います。まあ、前回悔しい思いしたんで、次の試合にしっかりぶつけたいと思います。押忍」


井上直樹
「井上直樹です。今回、準決勝・決勝も勝って優勝してしっかりいい形で今年最後を締めくくりたいと思います」

扇久保博正
「僕は、あの時から、心の底から幸せだと思ったことはありません。5年前、僕がUFCの切符を掴みかけました、でもその切符を掴んだのは、当時19歳の彼でした。このトーナメントが始まってから、僕は井上選手のことしか見えていません。リングの上でやっと会えるのが楽しみです。必ず勝ちます。そしてこの4人の中で最後笑っているのは、僕です」


瀧澤謙太
「瀧澤謙太です。なにも持ってない僕が、富・名声・力、すべてを持っている朝倉海選手からすべてを奪ってやろうと思ってます。瀧澤謙太の成り上がりに注目してください。押忍!」

朝倉海
「そうですね、まず準決勝、楽な相手が来たないう率直な感想と、このトーナメントは僕の中では優勝して当たり前だと思ってるし、通過点だと思ってるんで、他の3人とレベルの違いをしっかり見せて、必ず優勝します。楽しみにしていてください」


――グランプリ出場の4選手にお聞きします。最大1日2試合になりますが、優勝するためのポイントはどこになると思いますか
井上「ポイント、まあ、全然問題ないスけど、まあ、根性で。ハイ。やりたいと思います」
扇久保「やっぱり気持ちだと思います」
瀧澤「まあ、気合です」
海「いかにダメージを負わないように闘うかってとこと、最後は気持ちの戦いになってくるかなと思います」

――瀧澤選手、いまの海選手から『楽な相手』という言葉がありました
瀧澤「まあ、なんか『楽な相手』とか、『いかにダメージをもらわないか』って今言ってたんですけど、それ考えてる時点で守りに入ってるかなと思うんで、ガンガンバチバチやって倒してやろうと思ってます」

――海選手、瀧澤選手はこのグランプリで最も成長した選手とも言われています。その成長株の瀧澤選手との試合はダメージ無く勝てると思いますか
海「そうですね、なんの問題もないと思ってます」

――海選手、井上選手、右拳の負傷がありましたが、回復状況・練習状況はいかがでしょう
井上「今は全然問題なくて普通にパンチ打ってるんで、全然大丈夫です。完璧な状態で準決勝・決勝を迎えると思います」
海「しっかりもう、骨もくっついて完治しているので問題ないです」

――グランプリ出場の4選手にお聞きしますが、決勝戦に上がってくると予想する選手は
井上「誰が上がってきても良いように練習してるんで、全然問題ないんて、誰が上がってきてもいいです」
扇久保「朝倉選手が上がってくると思います」
瀧澤「うーん、まあ、どっちかわかんないなと思ってて。扇久保選手が勝ってくれたらリベンジになりますし、井上選手が上がってきたら、優勝候補って言われてるんで、美味しいと思います」
海「扇久保選手が上がってくると思います」

――海選手、そう考える理由は
海「実力的には五分五分なのかなと思ってるんですけど、井上選手が扇久保選手をKOとか一本できるイメージが沸かないのと、組力とかは扇久保選手のほうが強いんで、判定で勝つのかなと予想してます」

――リザーブマッチでの出場になりますが、元谷選手、金太郎選手、それぞれ対戦相手の印象と、リザーブというポジションについて思うことを教えて下さい
金太郎「元谷選手の印象は、すごい前に出てくるというか、極め力があるってことくらいですかね。そんで、もしリザーブで決勝に上がるとなったとしても、気持ちでは意地とか根性では誰にも負けないと思ってるんで、そこは問題ないと思ってます」
元谷「アグレッシブで、すごく激しい選手だなと。あと、組みも寝技も全体的にそつなく出来る選手だと思ってます。決勝については、しっかり準備して行けるようにやっていきたいと思います」

――サトシ選手、対戦相手について、闘いたい外国人選手、それが叶わない場合には日本人選手で闘いたい相手はいますか
サトシ「どっちでもいーよ。榊原社長、決めてから、RIZINで決めてから、私いつも練習でやってるから、誰でも来るから、私、いつも2週間だけ欲しいけれど、大丈夫ですとだけ、そのあとに試合のプランだけ、2週間の前だけ相手決めてるから誰でも来るのは問題ないです」

 最後に、榊原CEOから、以前よりタッグを組んでやってきたソーシャルレンディング投資サイト『LENDEX』が開始する、スポーツ選手・団体・チームなどのスポーツ事業に特化した応援・購入型クラウドファンディング『レンスポ』の紹介が行われた。

<会見後囲み取材>


榊原信行CEO
――入国規制についてですが、ビザの申請が事前に済んでいたものについても規制される?
「うーん、そこがですね、今日の時点、昨日の決定では、政府としても緊急の中での決定で、各省庁含めて情報が錯綜してる。僕らも申請手続きが終わってる選手はそのまま来日させてもらえればいいなと思いつつも、他のスポーツの、フィギュアとか、村田vsゴロフキンの帝拳さんの発表とか見ても、みんな確実な方向性は国からの指示が来てないんだなという感じですね。だから、それでも1つ間違えると国が補償するって話にもなるんじゃない?僕らまだ言っても1ヶ月ちょっとあるので、カード編成したりとかも代替選手に変えてもその選手たちのフィジカル、ウエイトのコントロールの対応もきくと思うんですけど、これが1週間前、10日前にこういう状況になるとたまったもんじゃないなっていうところもあって。セーフティに行くなら、外国人選手の予定をしている10名ほどの選手たちの来日を諦めて、いま1ヶ月後に出来る日本人および日本在住の外国人たちの中でベストなカード編成に変えることが賢明なのかなというふうにも思ったりするんですが、もう数日、政府の、大本営の発表を待って我々の方向性を決めたいと思っております」

――バンタム級グランプリの準決勝の組み合わせを決めた理由、リザーブにあの2人を選んだ理由を教えて下さい
「全部はやっぱりファンの人達の、PRIDEの時代だとファン投票をしたりしたんですけど、ファン投票をしなくても、どこを求めてるかっていうのはすごくわかりやすくSNS上で拾い出せるというのがあってですね。一番ファンの人達はセカンドラウンドの結果を受けて、このこの2試合、このマッチアップを求めたんだと思いますね。ズバっと準決勝から井上直樹と朝倉海というものを求める熱がセカンドラウンドが終わった時点では起きてなかったんですね。それぞれ井上直樹、朝倉海が本命・対抗じゃないですけど、優勝候補の2人という中で、この2カードをファンの皆さんのいろんな意向を汲み取って決めさせてもらったというところであります。リザーブマッチに関しても、セカンドラウンドで金太郎選手の試合がファンの方の評価が高かったし、色んな意味で金太郎選手の人気がすごくあるんですよね。ライブ配信の中での投げ銭とか色んなものがすごく上位の選手であるということを含めて、総合的に言うとファンが求めているリザーバーは金太郎だなっていうところを汲み取って。いやいや、もちろん色んな意見があるんでね。『俺はアレが見たい、コレが見たい』ってあるんでしょうけど、RIZINとして、ここは金太郎選手をリザーバーとして、元谷選手との絡みを作らせてもらったという感じです」

――優先度としては、準決勝の敗者とリザーバーはどちらが上?
「敗者からですね」

――敢えて優勝候補と対抗の海選手と井上選手を分けた?
「敢えて分けました。それも僕の中でこうしたいというかファンの人達とかいろんなSNSを通じた総意を組み上げた中で、プロモーターとして、主催者としてこのカードで行こうと決めました」

――会見で、海選手は「扇久保選手が上がってくる」と言っていましたが、榊原CEOの予想は
「どうなんだろう。こればっかりはホント僕らの予想すること自体が陳腐なことなのかも知れないけど、グランプリってそこが面白いんですよね。何が起こるかわからないと思ってて。過去、PRIDEの時代、旧K-1の中でもそうだったと思いますけど、いろんなアップセットが、1日2試合ということに関して、ヘビー級グランプリとか、アクシデント含めていろんな事が起きるものなので、そのゲーム性が。今日の質問でも頂いたように、当然、その1試合だけを出し切っちゃう闘い方、『先のことは考えない』って言いながらも絶対考えてますから、選手は。そこも含めていろんな戦略が生まれるでしょうし、ゲームプランの中でそれぞれ闘いますから、一概に『じゃあ決勝で海と井上がやるんじゃないですか?』って感じでもないというか。準決勝から波乱が起きてもおかしくない。そこまで突き抜けて圧倒的な実力差があるということでもないでしょうし、まあ扇久保の今日の発言なり、期すものを聞くとですね、井上直樹対策をしっかり立ててくるとするなら、すごく勝ちに徹した試合に彼がこだわれば、意外にそんな簡単なゲームにならないのかなって気もしますね。そういう意味では、想像すると、想像は尽きないと言うか。いろんなファンにも喧々諤々していただいて、楽しんでいただければと思います」

――決勝のカードは大晦日のメインになる?
「決勝がメインになると思います。RIZIN.33のトリはこのジャパングランプリの決勝で、現状は行きたいと思ってます。その方向になるんじゃないかと思いますね」

――一般を巻き込むサプライズ的なカードについては
「大きいこと言ってますけどね(笑)なに持ってんだろって(笑)ポーカーフェイスで勝負しようと思ってます。まあ、色々いくつか考えているものはあるので、最後の最後まで目を離さず注目していただければと思います。ちょっと、新庄ってわけにもいかないんでね(笑)あんまり飛ばすことが出来ない状況なんで(笑)」

――視聴率はやはり大台(2桁)を目指す?
「そうですね。ホントに気を吐いた数字というか、過去最高の、RIZINの中で自分たちの6年間築いてきた瞬間最高を含めて平均視聴率をクリアしていきたいと思いますね。裏の強い民放の番組も、まあ当然それに代わる強いコンテンツが放送されるんだと思うんですけどね。それでも大晦日に格闘技っていうのは、継続は力で、全国民に刷り込めていると思うんですね。求心力のあるファイターたち、この5年間でともに磨いてきて、朝倉兄弟を筆頭に発信力のある選手というか、キャラクターのある選手たちがたくさん作り出せたので、そういう選手たちが自分たちの思いというか、その力を全力でこの大晦日に注いでくれれば、総合力である程度それが数字として結びつくと思うので、みんなの力を結集したいなと。ファンの方にも力を貸していただいて、配信というかPPVで有料で見てもらうってのが段々主流になりつつある昨今ですけど、やっぱタダで格闘技を思う存分見ていただく地上波放送って枠もゴールデンで死守していきたいですね。そういう環境はみんなで死守していくものだと思うので、力を貸していただきながら進めていきたいなあと」

――外国人選手の参戦に関わらず、全20試合程度というのは変わらず?
「うーん、興行として20、ずっと見ていただくっていうのも、どれだけ魅力的なものだったとしても大概疲れるだろうってのがあるんで、少しそこはなるべくスリム化するように考えて、まあ15くらい?で収めたいという目標の中で進めていきたい。それをどこまで飛び出しちゃうかなあというところではあります」

――バンタムトーナメントの優勝者が堀口選手にチャレンジするというのはどういう形で実現できそうか
「そこは今回アメリカに渡米した中で堀口ともスコットとも調整をして、これも堀口がペティスに勝つ・勝たないによっても変わるんですよね。勝つとBELLATORのベルトも巻くことになるので、BELLATORの中での防衛戦も彼は戦わなくちゃいけないし。これは僕が発表するとおかしくなっちゃうんで、聞くところによると、BELLATORの中のバンタム級グランプリとかも想定してる。僕とスコットの中での話でいうとバンタム級グランプリをやる中で堀口恭司を凱旋させてBELLATORの日本大会をやるってことも2022年の中の1つの大きなテーマなんですね。だから、どういう形で今回のジャパングランプリの優勝者を、ひょっとするとBELLATORに堀口に続いて送り出すってこともあるだろうし、堀口とペティスの試合の結果も含めて、負けると、俄然環境が変わると思います。勝つと堀口の役割・責任が増えちゃうんで、そういう中で当然グランプリ立てるときも堀口無しにグランプリは成立していかないですから。ペティスが勝てばBELLATORのベルトは持たないと思うから、RIZINでの活動が機会としては増えるかも知れないし。ちょっと、そういう意味では12月の3日、日本時間で4日の堀口戦っていうのは、RIZIN、BELLATORの22年の方向性を占う試合になると思います。だから2022年の中ではいずれにしても、当然RIZINが来年バンタム級のグランプリをやることは無いですから、そうするとタイトルマッチの中で今回優勝した選手と堀口ってのは、それが夏なのか、大晦日なのか、もっと早い春先なのか、組むことになると思います」

――在日外国人が必要となってくれば、あの問題児も……
「そうですね、あの問題児というか、問題児ではないんでしょう。はい。ホント、お互いミスアンダースタンディングもあることだと思いますし、いずれにしても、クレベル選手とも、リアルに色々話は進めていますので。お互い、若いと言ったらアレだけど、僕らとしての憤りには理由があるんですよね。そこをキチっとクリアした上で、起きたことは仕方ないんで、今後そういうことが無いように。タイトルを持った選手たちっていうのは、やっぱり、UFCを目指すっていうのはいいんですよ。他の選手もおしなべて。こないだも、誰とは言わないけどTRIGGERのリング上で『一緒にUFC行こう』みたいなこと言ってる選手がいたんだけど、『勝手に行け』って感じなんですよ。でも、今金もらってやってるのはRIZINだったら、RIZINで盛り上げて、RIZINでベルトを獲るってことに全力で向き合ってくれないと。その先にUFCとかBELLATORっていう大きな目標があるのは、それはどうぞ。『でも今お前が働いてるのはここでしょ』って。それだったら、そこに対するロイヤリティと誇りを持って闘ってほしいし、僕らはRIZINに命かけてやってるんだから、だったら選手たちもそういう中途半端で関わるんだったら、僕はそういう選手と関わりたくない。だったらどうぞ自分たちはどうぞ違う道をたどって、UFCって目標があるんだったら、UFCに記念受験して『UFCに1回行って来ましたぁ』って、それで一生食えんの?って話で。UFCに行ってランカーに入って、そこで結果が出るまでの実力をつけて、押しも押されぬ形で選手に入ってもらうべきだし、そこまでの志と準備ができてるんだったら別にRIZINを通過しなくていいじゃん。他の道でいけよって。でも、その野心を隠しながら……いいんですよ?大きな目標があるけど、『今は俺はここに命かけて闘うよ』って言ってくれないと、こっちが気持ちが行かないんで。そこはやっぱり、ちゃんとそのときは気持ちを持って向き合おうよって。未来にしても、サトシにしても、萩原恭平にしてもそうじゃない。『(RIZINの)ベルトが欲しい』って。僕らもこのプロモーションにいる間は、RIZINにいる間はそうあって欲しい。そのへんをクレベルがちゃんと約束して……いずれにしても実力で言えばベルト戦線に絡む選手だから、そこの確認をして向き合っていけたら良いなと」

――未来選手の怪我が心配な状況ではありますが、そこのコミュニケーションは取れている?
「取れてます。怪我の状況も、MRI撮って、レントゲン撮って。まあ、満身創痍の状態にはあると思いますけど、本人も責任感の強い男ですし、大晦日に向けて……格闘家って、体重落とすことをダイエットって言うんだね(笑)『そろそろダイエットでも始めようかな』って。ダイエットって言うかなって(笑)ダイエット始めてるってことは、準備始めてるってことなんだろうなって受け止めてはいます。大晦日に向けてのダイエットがどういう形で何を見せるのかという話は今後も本人とシェアしていきたいと思います」

『Yogibo presents RIZIN.33』
日程:2021年12月31日(金)
開始:14:00(予定)
会場:埼玉県・さいたまスーパーアリーナ

▼RIZIN JAPAN GP 2021 バンタム級トーナメント リザーブマッチ RIZIN MMAトーナメントルール(61.0kg):5分3R
元谷友貴(フリー)
vs
金太郎(PANCRASE大阪稲垣組)

▼RIZIN JAPAN GP 2021 バンタム級トーナメント 準決勝 RIZIN MMAトーナメントルール(61.0kg):5分3R
扇久保博正(パラエストラ松戸)
vs
井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)

▼RIZIN JAPAN GP 2021 バンタム級トーナメント 準決勝 RIZIN MMAトーナメントルール(61.0kg):5分3R
朝倉海(トライフォース赤坂)
vs
瀧澤謙太(フリー)

▼RIZIN JAPAN GP 2021 バンタム級トーナメント 決勝戦 RIZIN MMAトーナメントルール(61.0kg):5分3R
扇久保vs井上の勝者
vs
朝倉vs瀧澤の勝者

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