『PANCRASE 324』でウェルター級暫定王者決定戦に臨む菊入正行と村山暁洋が調印式で対峙!約8ヶ月ぶりの再戦を前に思いを語る!

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 10月16日午後、都内新宿区のパンクラスにおいて、『PANCRASE 324』の前述計量に続き、ウェルター級暫定王者決定戦の調印式が行われた。
 王座を争うのは菊入正行(NEVER QUIT)と村山暁洋(GUTSMAN)。
 菊入は元キックボクサーで、パンクラスには2017年より参戦。昨年は中村勇太、髙木健太を破って村山に挑むも、判定で敗れている。しかし、今年6月、第10代王者・三浦広光にTKO勝利し、ベルトへの挑戦をアピールしていた。

 一方、村山は第4代修斗環太平洋ミドル級王者にして、第9代ウェルター級キング・オブ・パンクラシストだ。しかし、2016年10月、三浦広光に判定負けを喫し防衛は叶わなかった。
 その後、昨年2月に近藤有己、同年12月、菊入正行に判定勝利を収め、再び王座を目指すこととなった。
 前戦から8ヶ月を経て、両者はどのような闘いを見せるのか。両者のコメントは以下。

――まず、お互いに一言お願いします。
村山「今回、タイトルマッチを菊入選手とやらせていただくことになりました。菊入選手は、自分が負けている三浦(広光)選手に良い価値方をしている選手です。勝ってベルトを獲ります」

菊入「明日はリベンジしたいと思っています。立っても寝ても、自分の時間を作って行きます。明日はよろしくお願いします」

――お2人は再戦です。前回に比べて、どんなところが伸びましたか?
菊入「全部伸びましたけど、寝技が一番変わったと思います。ウェルターにもだいぶ慣れましたし、減量も順調でした。今回は、前回負けたようなことを相手にさせないような練習をしっかりやって来ました。三浦選手もですけど、村山選手も柔道出身なので、柔道の投げにも対応できるように、同じタイプの選手と練習しました。何回投げられても、何回でも立ってやります。組みの展開もしっかりやっていく自信があります。ケージでの練習もしっかりやって来ているので、組みでもしっかり、力で負けません」

村山「全体的に強くなっているのは間違いないです。多くはないですけど、武器を持って試合に臨みます。その武器を見せられるように闘います」

――タイトルマッチなので、5分5ラウンドと長丁場です。
菊入「5分5ラウンドは疲れるのでやりたくないです。早く蹴っちゃしたいですね。前回はTKO勝ちできたんですけど、三浦戦のような打撃が無意識に出るように練習して来ました」

村山「5分5ラウンド闘い抜く練習をして来ました。長くなっても不安はありません。細かく指導をしていただいて、それをGUTSMANでも自分の道場でも繰り返し練習しました。それで、新しい武器も身につけられました。だから、1年前よりは強くなっているのは確かです。相手ももちろん強くなっているでしょうけど、でも、自分も強くなっています。菊入選手は打撃が得意なので、打撃でくるだろうと思います。でも、こちらはトータルで磨いて来ています。全部で闘いたいです」

――塾長(※石渡伸太郎)や桜田先生から言葉は?
村山「2人とも特にいただいてはいないんですけど、桜田先生は最後の練習の後、グータッチしてくれました。この感じでいけということだと思います。塾長にはいつも通り厳しく指導していただきました」

――勝敗の決め手は何になると思いますか?
村山「打投極の中でチャンスが来ると思うので、集中して絶対にベルトを獲りたいです」

――村山選手、失礼ながら、年齢(41歳)についてはどう思っていますか?
村山「恥ずかしいですけど、僕は釈迦に出るのが遅かった。人より時間がかかる対応なので、特に年齢ということは感じないです」

――ベルトを獲ったら?
菊入「ベルトというより、前回負けた分をしっかり取り返したいという気持ちの方が強いです。まずは『村山選手に勝つ』ということを意識してやって来ました。ベルトは、そこについて来るものというイメージです」

村山「前回は防衛できなかったので、防衛も含めて強いチャンピオンになりたいです」

 現在、正王者の手塚裕之はONEに参戦中だ。再戦で暫定王者となり、手塚と正王者の座を懸けて闘うことになるのはどちらなのか。

(写真・文/佐佐木 三桜)

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