ハッピーエンドの向こう側に見えたのは両国国技館進出!8年間持ち続けた最強王者・山下実優が涙

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 9日、東京都・大田区総合体育館にて東京女子プロレスが『WRESTLE PRINCESS II』を開催し、山下実優が伊藤麻希との盟友対決を制してプリンセス・オブ・プリンセス王座を防衛した。

 伊藤麻希は8月に東京女子のシングル最強を決めるトーナメント“東京プリンセスカップ”で優勝し、フラッグシップタイトルであるプリンセス・オブ・プリンセス(以下、プリプリ王座)への挑戦権を獲得。
 プリンセスカップでの伊藤の奮戦は凄まじく、左頬骨不全骨折の怪我を押して泥臭いファイトで勝ち上がった伊藤が優勝後に号泣しながら叫んだ「伊藤、ずっと踏んだり蹴ったりの人生歩んできたんだよ。アイドルクビになったり!整形しても全然小顔にならなかったり!借金いっぱい背負ったり!顔面骨折したりするしさ!でも、ハッピーエンドってホントにあるんだなって思った。伊藤はこれまでいっぱい間違った人生を歩んできたと思ってたけど、伊藤の人生に何一つ間違いはなかった!伊藤がこうやって歩んできた人生は全部正解だった!だからみんなも諦めないで!」という言葉は全世界のファンの心を打った。

 現プリプリ王者であり“121000000(ワントゥーミリオン)”で伊藤とタッグを組んでいる山下実優も伊藤の姿に感涙し、「伊藤、このベルトかけてシングルマッチ、やろうよ」と王者自ら王座戦を要求。伊藤も「当たり前だよ!」と快諾し、東京女子最大のビッグマッチである大田区総合体育館大会での絆のタイトルマッチが行われることとなった。

 試合は互いの歩んできた道を確かめ合うかのような基礎に忠実な攻防に始まり、山下が的確な蹴撃で攻め込んでいくと伊藤は場外戦に引きずり込んで圧倒するなど互いの持ち味を生かしたファイトを展開。
 エプロン上の攻防を制した伊藤がコーナー金具を利用しての奈落式ハングドマンDDTからエプロンから飛びつくスイングDDTと猛攻をかけるが、フライングビッグヘッドには行かせず山下が雪崩式アティテュード・アジャストメント。
 山下は伊藤の心を折るかのようなミドル&ローキックの雨あられからクラッシュ・ラビットヒートを発射も、これを待ち受けていた伊藤がジャックナイフからの伊藤パニッシュ。しかし山下は伊藤のお株を奪うヘッドバッドでこれを抜け出し、ジャーマン・スープレックス・ホールド。
 満身創痍の2人は真っ向からエルボーで打ち合っていくが、山下がScull Kickをクリーンヒットさせ、さらにバックスピンキックからのクラッシュ・ラビットヒートと畳み掛けて3カウント。

マイクを取った山下が「伊藤!ありがとう。お前は本当に強くなった。存在もメチャクチャ大きくなって、そういうお前だからこそ私はこのベルトをかけてこの場所で闘いたいと思えたし、今日こうして強くなれたのも、お前という存在があったから。でも、私と伊藤の戦いはまだ終わってない。終わってないし、私とお前の121000000も終わって……無いよね?」と語りかけて右手を差し出すと、伊藤がその手を取って立ち上がり2人でしっかり抱き合う。そして伊藤が泣き笑いで中指を立てると、山下は正拳を合わせて絆を確かめあった。

 大会終了時には所属全選手が入場口に集結し、スクリーンにて来年3月19日に東京女子が両国国技館で単独興行を行うことが発表。
 これを受けた山下は「両国が決まりました!私はこれからもみんなと一緒にいろんな景色がみたいです。だから、私はこのベルトを守り続けて東京女子のチャンピオンとしてもっともっと東京女子プロレスを大きくしていきます!」とチャンピオンとしての覚悟を叫んだ。

 バックステージに戻った山下は両国国技館大会について聞かれると、涙ぐみながら「DDTの両国でデビューした日からいつか東京女子プロレス単独で両国でやりたいって気持ちを8年間持ち続けてきました。今の仲間と一緒に両国に行けるのが嬉しいです。両国も私が必ずチャンピオンとしてメインに立ちますよ」と団体のエースとしての覚悟を叫んだ。

 対する伊藤は机に突っ伏して泣きながら「もうなにもしたくないよ。山下のことは尊敬してんの。強いということも分かってんの。でも負けたくなかっただよどうしても!山下のことは本当に大好きなんだけど、負けたくなかった!だから、強くなるしか無いよね。伊藤麻希はもっと強くなります」と語り、うなだれながら会場を後にした。

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