整形、借金、顔面骨折を乗り越え伊藤麻希がトーナメント初優勝!「ずっと踏んだり蹴ったりの人生を歩んできたけど、ハッピーエンドってホントにあるんだね」

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 15日、後楽園ホールにて東京女子プロレス『第8回東京プリンセスカップ』が開催。メインイベントではAmeba presents第8回東京プリンセスカップ決勝戦が行われ、伊藤麻希が初優勝を果たした。

 東京プリンセスカップは2014年から続く東京女子のシングルトーナメント。今年の決勝戦まで駒を進めていたのは、今回が5度目の決勝進出となる中島翔子と、7月末に左頬骨不全骨折の怪我を負うも奇跡の勝ち上がりを見せた伊藤麻希。
 中島は伊藤に対して「人としてもレスラーとしてもセンスがありすぎる伊藤麻希に苦手意識がある」と語り、伊藤は中島に対して「もうメチャクチャ苦手だよぉ。テクニカルで、ルチャっぽいやつ、伊藤すごく苦手なんだよ」と語るなど互いに苦手意識を持ちながらもある意味で相思相愛な2人による夏の東京女子頂上決戦が行われた。

 中島は序盤から伊藤の負傷箇所である顔面に狙いを絞り、フェイスロックやヘッドハンターなどで的確な一点集中攻撃を展開。中盤まで防戦一方であった伊藤だが、中島のダイビングセントーンをかわして多彩なDDTやフライング・ビッグヘッドなど得意のパターンに持ち込み、終盤には五分五分の状況になるまでに持ち直す。
 満身創痍の2人は互いに一歩も引くことなくフルスイングのエルボーを撃ち合っていき、中島が怒涛のラッシュをかけるも伊藤はヘッドバッドでエルボーを迎撃する荒業を見せ、中島の眼前で中指を突き立ててから伊藤パニッシュ(※変形逆エビ固め)。これをブレイクした中島が伊藤の追撃をフランケンシュタイナーでいなして起死回生の619を狙うが、伊藤は蹴り足をキャッチしてそのまま伊藤デラックス(※変形テキサスクローバーホールド)に捕らえると中島が無念のタップ。

 プリンセスカップ初優勝を果たした伊藤は号泣しながらマイクを取ると、「伊藤さ、不幸自慢じゃないけどずっと踏んだり蹴ったりの人生歩んできたわけ。なんでもかんでも成功してるように見えるかもしれないけど、アイドルクビになったり!整形しても全然小顔にならなかったり!借金いっぱい背負ったり!顔面骨折したりするしさ!……でも、こんなことってあるんだなって思った。こういうことはあんまり言いたくないけど、でも、ハッピーエンドってホントにあるんだなって思った。これは、中島翔子や瑞希にとってハッピーエンドじゃなかったかもしれない。でも、バッドエンドなんか無くてさ、ただ物語の途中ってだけでハッピーエンドって絶対存在すると思う!だって伊藤麻希が伊藤麻希なりのハッピーエンドを実感してるからね!」と魂のマイク。

 そして、団体の至宝たるプリンセス・オブ・プリンセス王座を持ち、“121000000(ワントゥーミリオン)”のタッグパートナーでもある山下実優がリングに上がり、伊藤の勝利に感涙しながら「伊藤、このベルトかけてシングルマッチ、やろうよ」と王者自ら王座戦を要求。伊藤も「当たり前だよ!」と快諾し、10月9日の大田区総合体育館大会での王座戦が決定された。

 バックステージに戻った伊藤は、様々な感情が入り混じった涙をボロボロ流しながら「人って幸せになれると変わるんですね。私、ずっと報われない人生ばかり歩んできたので人の幸せを妬んでいたんですけど、今すごい晴れやかな気持ちがします。諦めなくて良かったな。ホントは、もうダメなんじゃないかって思ってたんだよね。『顔面骨折しても優勝したらカッコいいだろ?!』とか強がって言っちゃったけどさ、ホントはさ、人生ずっと一緒に歩んできた伊藤の大事な顔に一生物の傷負いたくないって思ってたんだよ。でも、伊藤の人生なんてとっくのとうに棒に振ってるから、もういいやって。お客さんが楽しんでくれたらそれでいいって思った。伊藤はこれまでいっぱい間違った人生を歩んできたと思ってたけど、伊藤の人生に何一つ間違いはなかった!伊藤がこうやって歩んできた人生は全部正解だった!だからみんなも諦めないで。『諦めないで』って簡単に言えるけど、すっごく苦しいときはホントに死にたいって思っちゃうよ。分かるよ!伊藤もずっとそうだったよ!……だから、大丈夫だよ。バッドエンドなんか無いんだよ。物語の途中なだけだよ。大丈夫だよ、みんな。前を向いて、向けなかったら伊藤のプロレス見て、自分のペースで生きていって大丈夫だから。絶対焦らなくていいから」とカメラを通してファンのハートに語りかける。

 そして、故郷の福岡県を始めとした九州地方が立て続けに災害に見舞われていることについて触れ、トーナメントの勝利者賞のボードを撫でながら「九州さ、災害が多いんだよ。ずーっと災害に見舞われてるから。……これ、お金とか貰えんのかな?寄付しようかな。伊藤最近サイフが潤ってきたから、やれることあったらやろうかな。東京女子プロレスだけど、伊藤ちゃんと福岡愛してるからね?!」と語り、勝利者賞で現金が出た場合は寄付する可能性を口にした。

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2022年11月
« 10月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

月別

ページ上部へ戻る