アジャコングが「東京女子プロレスにマトモな人はいないのか?」と困惑も「34年目にして色んなことが勉強できる」と笑顔
15日、後楽園ホールにて東京女子プロレス『第8回東京プリンセスカップ』が開催され、アジャコングが2日連続で東京女子の洗礼を受けた。
この日のセミファイナルでは、アジャコング&辰巳リカ&小橋マリカ&らくvs坂崎ユカ&瑞希&角田奈穂&原宿ぽむの8人タッグマッチが実施。
アジャは前日に引き続き連続出場。前日はハイパーミサヲや上福ゆきなど個性派揃いの東京女子の中でも特に強烈な個性を持つメンバーに囲まれてげんなりとした様子を見せていたが、この日は対角に並んだ4人を見て「今日はいいんじゃない?昨日は変な人しかいなかったけど」と一安心したのもつかの間。坂崎と瑞希が異常なハイテンションでぴょんぴょん跳ねながら握手を求め始めるとアジャは「変な人しかいないんだけど!テンションがおかしいよ!」と困惑。
坂崎らに奇襲をかけられ4人がかりで攻められてもアジャはビクともせず、「わけがわからないよ」とぼやきながら1人ずつ淡々とぶっ飛ばしてらくにタッチするが、アジャはすぐにらくに引っ張り出されて2日連続でおやすみエクスプレスに付き合い、代わるリカにせがまれて「よっしゃ行くぞ~!」のポーズを一緒に決めてダブルのエルボードロップを放つなど面倒見の良さを垣間見せる。
しかし、アジャは終盤に坂崎と対面すると顔色を変え、他選手には出さなかった本気のエルボーを解禁。パワーでは敵わないと見た坂崎は“マジカルシュガーラビッツ”の盟友である瑞希と連携してアジャを苛烈に攻め立て、2人で肩を組んでコーナートップから飛ぶダイビングクロスボディなどでアジャをあと一歩まで追い詰めるが、追撃を狙ったところをアジャがダブルラリアットでなぎ倒す。最後はアジャからタッチを受けたらくが瑞希のキューティースペシャルの前に沈んだ。
試合を終えたアジャが「東京女子にマトモな人っている?あんまりマトモな人に会ったこと無くて」とぼやくと、即座にリカ&マリカ&らくが「います!」と名乗り。アジャは「あ、あ、うん……」と絶句するも、「いい感じの連携も出来てたよね。まともな人がいることも分かったし昨日も今日も楽しかったですよ」と笑顔を見せる。
続いて、坂崎との対面について触れたアジャは「坂崎にだけはちょっとだけガッツリ行ってみました。彼女はよくチャンピオンになってたりして後輩を引っ張るエース格の1人でもあると思うんで、ちょっとどんなもんか見てみたいと思った」と真剣な面持ちで語る。
最後にアジャが「東京女子は私を色々楽しませてくれるし、34年目にして色んなことが勉強できるんで、またなんかあったらよろしくお願いします」と先に去っていくと、マリカは「アジャさんのバイヴス、マジ高い……」とうっとりした表情でその背中を見送った。