【試合詳細】8・14 新日本プロレスロサンゼルス大会 【IWGP USヘビー】ランス・アーチャーvs棚橋弘至 【NEVER無差別級】ジェイ・ホワイトvsデビッド・フィンレー カール・アンダーソン&ドク・ギャローズvsランス・アーチャー&

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『カードファイト!! ヴァンガード overDress Presents RESURGENCE』
日程:2021年8月14日(土)/(日本時間:8月15日(日))
開始:20:00(日本時間:12:00)
会場:アメリカ・The Torch at LA Coliseum(カリフォルニア州・ロサンゼルス)
観衆:2,222人(札止め)

▼第0試合 6人タッグマッチ15分1本勝負
●ジョーダン・クリアウォーター/ケビン・ナイト/ザ・DKC
9分32秒 This is the kill
○ベイトマン/ミステリオッソ/バレット・ブラウン

▼ALEX COUGHLIN CHALLENGE MATCH SERIES 15分1本勝負
○カール・フレドリックス
10分48秒 マニフェストデスティニー→片エビ固め
●アレックス・コグリン

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
フレッド・ロッサー/●ロッキー・ロメロ/ウィーラー・ユウタ
11分19秒 TJPのマンバスプラッシュ→コナーズが片エビ固め
○クラーク・コナーズ/成田蓮/TJP

▼10人タッグマッチ 30分1本勝負
[TEAM FILTHY]トム・ローラー/JR・クレイトス/ロイス・アイザックス/ジョレル・ネルソン/●ダニー・ライムライト
12分45秒 閂スープレックスホールド
リオ・ラッシュ/エイドリアン・クエスト/クリス・ディッキンソン/フレッド・イェハイ/○上村優也

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○ジュース・ロビンソン
9分0秒 トンガンドライバーを切り返しての丸め込み
[BULLET CLUB]●ヒクレオ

▼SPECIAL SINGLES MATCH 30分1本勝負
[CHAOS]○石井智宏
16分7秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
●ムース(IMPACT)

▼SPECIAL TAG TEAM MATCH 30分1本勝負
ジョン・モクスリー(AEW)/●X=永田裕志
10分33秒 マジックキラー→片エビ固め
[Good Brothers]○“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン/ドク・ギャローズ

▼ダブルメインイベントⅠ NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者/BULLET CLUB】○ジェイ・ホワイト
22分59秒 ブレードランナー→片エビ固め
【挑戦者】●デビッド・フィンレー
※第33代王者が初防衛に成功

▼メインイベントII IWGP USヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●ランス・アーチャー(AEW)
19分26秒 ハイフライフロー→片エビ固め
【挑戦者】○棚橋弘至
※第9代王者が2度目の防衛に失敗。棚橋が第10代王者へ

棚橋がランス・アーチャーを倒し日本人初のUSヘビー級王者へ!ジェイが防衛したNEVER無差別級に石井が名乗り!アンダーソン&ギャローズをGoDが挑発!上村優也が柴田勝頼を呼び出しLA道場入り!

第1試合

 手4つからロックアップ。バックの取り合いからカールがロープに押し込むがすぐにブレイク。
 ロックアップからコグリンが投げ捨て、ビンタを叩き込むとエルボー合戦へ。
 カールはガットショットからロープに飛ぶが、スカしたコグリンがロープに飛んでショルダータックル。
 コグリンはエルボースマッシュからロープに振ろうとするが、カールが逆に振ってリープフロッグからクロスボディアタック。さらにショルダータックルで倒しフォールも2。

 カールはストンピングから投げようとするが、耐えたカールが膝蹴りからボディスラムで投げ捨てストンピング。フォールも2。

 コグリンがボディにエルボーからロープに飛ぶが、カールはキチンシンクで迎撃。
 カールは顔面を蹴りつけ背中にサッカーボールキックを打ち込んでいく。
 カールは立ち上がると首投げからサッカーボールキックを打ち込みフォールも2。

 カールはエルボーからロープに飛ぶが、コグリンがスカすとジャンピングショルダータックル。
 さらにコーナーに押し込みエルボー連打からコーナーに振ろうとするが、逆に振ったカールが串刺しボディスプラッシュも、キャッチしたコグリンがフロントスープレックス。コグリンは逆エビ固めを狙うが、耐えたカールが下から蹴りつけると、コグリンはそのまま担いでストマックブロック。さらに俵投げからフォールも2。

 コグリンはエルボーからボディを踏みつけ、さらにエルボーもガードしたカールがソバットから後頭部にオーバーヘッドキック。カールは串刺しボディスプラッシュからエルボー連打。さらに串刺し低空ドロップキック。続けてバックドロップで叩きつけ、エルボードロップを投下しフォールも2。

 カールはエルボー連打からロープに振ってスパインバスター。さらにSTFで捕らえるがコグリンはロープを掴みブレイク。

 カールは顔面を蹴りつけ、投げようとするがコグリンはチョップからロープに飛ぶも、カールはエルボーからバックブリーカーを狙うがコグリンはすぐに切り返しバックドロップ。フォールも2。

 コグリンはブロックバスターホールドも2。
 コグリンはショートレンジラリアットからフォールも2。

 コグリンはバックを取るが、耐えたカールがバックエルボー連打で逃れ袈裟斬りチョップから投げようとするも、耐えたコグリンがブレーンバスターを狙うが、カールはバックブリーカーからマニフェストディスティニーで突き刺し3カウント。

<試合後コメント>
カール・フレドリックス
「3年以上道場でガムシャラに頑張ってきたあいつはやっぱり今まで闘った誰よりも強い意地を持ったやつだ。1対1でやったのは、今回で5回目になるが、毎回毎回あいつは確実に強くなってる。今は受けたダメージで頭が上手く回らない。あいつはマジで強いし、いつだって少しも容赦しない。それから久しぶりにやっとファンの前で試合ができた。やっと元の生活に少し戻れたって感じがした。まだまだ状況は厳しいけど、今日はこうして有観客大会で試合をすることができて本当に嬉しく思う。ファンのみんなに感謝を伝えたい。みんな、諦めずに頑張っていこう。イジョー!」

アレックス・コグリン
「最近では新しいヤングライオンも増えたが、俺とクラークとカールは元祖・LA道場生として一緒に切磋琢磨してきた仲間だ。同期に負けて悔しいと思うだろ、でも俺は今正直充実した気持ちだ! 変だよな。でも気分は最高だ! 体は痛いしダメージも大きい。今日初めてカールのマニフェスト・デスティニーをくらったけど、威力の強い技だな。カールともう一度1対1でやりたい。カール、お前は大事な仲間だけど、俺はいつかお前を越えなければいけない。次は同じ結果にはならないぞ。またやろうぜ。イジョー!」

第2試合

 先発はユウタとTJP。ロックアップからバックの取り合い。ユウタがリストを取ってグラウンドに押し込むが、TJPが切り返してヘッドシザース。すぐにユウタがヘッドシザースで取り返すも、TJPは倒立してこれを抜けて低空ドロップキック。TJPはコナーズにタッチ。

 TJPとコナーズはダブルのブレーンバスターからコナーズがフェイスクラッシャー。
 さらにチョップ連発もユウタもチョップ連発。コナーズはガットショットからブレーンバスターで叩きつけ、再度ブレーンバスターを狙うがユウタが腕を蹴りつけて逃れるとロメロにタッチ。

 ロメロはコナーズの手を握ったまま足へのカーフブランディング。ロッキーは腕へのローキック連発からコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、コナーズはショルダータックルで迎撃。
 コナーズはチョップからロープに振ってラリアットも、ロメロが避けるとエプロンにコナーズが落下。ロメロはエルボーからコーナーに登りミサイルキック。ロメロはロッサーにタッチ。

 ロッサーはチョップ連発からボディスラム。さらにヒップドロップからフォールも2。
 ロッサーはヒップドロップからフォールも2。
 ロッサーはロメロにタッチ。

 ロメロが首投げから顔面に低空ドロップキック。フォールも2。
 ロメロはユウタにタッチ。

 ユウタは腕へのエルボーから肘へのフットスタンプ。フォールも2。
 ユウタはアームロックからオクトパスホールドで捕らえるが、コナーズは力任せに逃れるもユウタは後頭部にエルボーからチョップ連発。
 ユウタはロープに飛ぶが、コナーズは鋭角にロープに飛んでショルダータックルで吹っ飛ばす。コナーズは成田にタッチ。

 成田はガットショットから首投げで倒しロープに飛ぶとエプロンのロッサーにグッブーツ。さらにユウタにハーフハッチスープレックスホールドも2。
 ユウタはマンハッタンドロップから延髄斬り。ユウタはロッサーにタッチ。

 成田がエルボーもロッサーは突き飛ばして前蹴りからヘッドバッド。成田はエルボーも、ロッサーはエプロンに投げ捨てるとエプロンでのサイドバスター。
 リングに戻りフォールもTJPがカット。
 TJPとコナーズがロッサーをコーナーに振り、トレイン攻撃からTJPが顔面ウォッシュ。さらに成田がフロントスープレックスで投げ捨てフォールもロメロがカット。
 ロッサーは背中をひっかきヒップトスからチョップ。さらにヘッドバッドからロープに飛ぶが、成田はビッグブーツで迎撃しロープに飛ぶも、ロッサーもビッグブーツで迎撃しロープに飛ぶ。成田はジャンピングビッグブーツで迎撃しバックドロップも、ロッサーもすぐに立ち上がりガット・チェックを叩き込むも、成田はすぐに立ち上がりエルボー。ロッサーもローリングエルボーからエルボーの相打ちで両者ダウン。
 ロッサーはロメロにタッチ。成田もコナーズにタッチ。

 コナーズが膝蹴りからチョップ連打。ロープに振っていくが、ロメロがヘッドシザースホイップから串刺しラリアットを狙うが成田がニールキックでカット。 ユウタが成田にオリンピックスラム、TJPがバックドロップ、ロッサーがTJPにスタンガン、コナーズがロッサーにスピアー。
 コナーズはロメロに走り込むが、ロメロは避けるとコナーズとTJPに交互にフォーエバーラリアット。TJPが2発目を避けてガットショットからコナーズとともにロープに振るも、ロメロが二人まとめてフランケンで投げ捨てダブルラリアットでなぎ倒す。
 ロメロはコナーズにその場飛びスライスロッキーからフォールも2。
 ロメロはスライスロッキーを狙うが、コナーズが切り返すとTJPがマンバスプラッシュを投下し、そこをコナーズがフォールすると3カウント。

<試合後コメント>
クラーク・コナーズ&成田蓮&TJP
成田「オイ、フレッド! もういいだろう! なあ! サシでやろうぜサシで! ぜってー潰してやるからよ!」
コナーズ「(成田のコメントを聞いて)短いコメントだな? ちゃんと気合いの程をぶつけてやったか? 俺とTJPはやりがいのある相手を探してるんだ。俺たちチームは上昇し続けていくぞ」
TJP「勝ててよかった。これからも気を緩めず結果を残していこうな」

フレッド・ロッサー&ロッキー・ロメロ&ウィーラー・ユウタ
ユウタ「今日はこうしてアメリカのファンの前で試合ができて本当に嬉しく思う。フレッド・ロッサーとロッキー・ロメロの2人と勝つことができれば最高だったけど、もしまたこの3人で組むことがあれば、次は絶対に俺たちが勝つ」
ロッサー「俺の力不足で助けられなかった。ロッキー、君がいなければ俺は今こうしてこのリングに立ってることはできなかった。俺は若くないし、残りの限られた時間で強烈なインパクトをリングに与えていかないと。レン・ナリタ、お前は若いだけじゃない、強い志を持った奴だな。でもまだまだだ。覚悟しておけ。このミスター・ノー・デイズ・オフがお前の相手になってやる!」
ロッキー「そうだ! あぁ、肋が痛え」

第3試合

 この試合はノータッチルールが採用。

 チームフィルシーが急襲し試合開始。ロイスとネルソンがクリスをロープに振っていくが、クリスはまとめてドロップキックで迎撃すると、クリスはロイスに串刺しラリアットからフロントスープレックス。さらに腕ひしぎを狙うが、これはクレイトスがカット。
 クレイトスとクリスがエルボーの打ち合いからブロディがエルボー連打。クレイトスがチョークからショートレンジラリアットも、避けたクリスが延髄斬り。
 クリスはロープに飛ぶが、クレイトスはラリアットで迎撃。

 リングにフレッドが走り込み、クレイトスにエルボー連打からチョーク。これを弾かれるとバックブローから袈裟斬りチョップ。さらにエルボー連打。カットに来たロイスにもチョップ連打でコーナーに押し込みコーナーでヒッププレス連発も、クレイトスがナックルで倒す。
 
 クレイトスにクエストがスワンダイブミサイルキックから、ロイスをフランケンで投げ捨て走り込むと、ラリアットを避けてハイキック。さらにライオンサルト式のトルニージョからエルボーを落としフォールもネルソンがカット。
 ネルソンはエルボーもクエストがエルボーから場外に投げ捨て、ライムライトが入れ代わりにリングにあがりクエストにビッグブーツで場外に吹っ飛ばす。

 リオがリングに上がるとライムライトがロープに振るが、リオがロープの反動で的確にライムライトをスカしていき、ラリアットも避けるとソバットから延髄斬り。
 リオはエプロンのトムにナックルからライムライトを首投げも、トムがリオの髪を掴んで動きを止めて引き倒し、ライムライトとトムがタッチ。

 トムが腕を振り回していくが、避けたリオが猪木アリ状態で下から蹴り上げ串刺しラリアット。リオはクエストとタッチ。

 エルボーの打ち合いからクエストがエルボー連打。さらにオスカッターを狙うがトムはハイキックで迎撃。
 トムはチョップを打ち込んでいき、ロープに振るとラリアット。避けたクエストがラ・ミスティカからロープに飛ぶが、ロイスが走り込みパワースラムで叩きつけるとトムがフォールも2。
 トムはサッカーボールキックから投げようとするが、耐えたクエストに膝蹴りからブレーンバスター。フォールもクリスがカット。
 トムはクレイトスにタッチ。

 クレイトスはクエストをコーナーに叩きつけ、逆コーナーに叩きつけるとサイドスープレックス。フォールもフレッドがカット。

 クレイトスが顔面にヒザと肘を落としていき、ぶっこ抜きブレーンバスターからトムにタッチ。

 フィルシーがリングになだれ込み、クエストをクレイトスが担いだ状態で全員でポーズを決める。
 クエストがリングに叩きつけられると、ロイスがスライディングラリアットからネルソンがランニングニー。クレイトスがホイップしたライムライトがフットスタンプから、クレイトスがロープに振ってポップアップしてリングに投げ捨てる。
 そこをトムが胴締めスリーパーもクリスがカット。
 トムはロイスにタッチ。

 ロイスは担ぐがクエストは着地して突き飛ばすとコードブレイカー。クエストは上村にタッチ。

 上村はライムライトにエルボー連打。ライムライトがロープに振るが、上村はジャンピングエルボーを叩き込み、串刺しドロップキックからバックドロップを狙うが、耐えたライムライトがエルボー連打からロープに飛ぶが上村はエルボースマッシュで迎撃。さらにダブルチョップからバックドロップで叩きつけフォールもネルソンがカット。
 ロイスが担いだ上村にネルソンがジャンピングニー。そのままロイスが投げ捨てジャーマン。
 クリスがネルソンを場外に投げ捨て、フレッドがロイスにガットショットから首投げ。そこへクリスがサッカーボールキックからフレッドが低空ドロップキックの連携。

 リングにトムが上がり、クリスがトムとチョップの打ち合いからエルボー合戦。
 トムがスリーパーもクリスが一本背負いで逃れ、コークスクリューキックもトムが避けるとパイルドライバー。
 だがリオがトムへコークスクリューキックを叩き込み、クレイトスがリオをショルダータックルで吹っ飛ばす。
 クエストがクレイトスに左右の掌底連打からエルボー連打から走り込むが、クレイトスがショルダースルーでエプロンに落とすとローリングエルボーを狙うが、クエストは延髄斬りで迎撃。さらにクエストは場外のトムへケブラーダを発射。

 リオがクレイトスと睨み合い、クレイトスがネックハンギングボムを狙うがリオは左右のビンタからロープに飛んでフランケンを狙うも、力任せに動きを止めたクレイトスがリフトアップすると場外のクエストたちに投げ捨てる。

 クレイトスはコーナーに登るが、上村が股下に潜り込みパワーボム。
 さらにライムライトにラリアットから走り込むが、ライムライトは足を伸ばしてカットすると後頭部へのフットスタンプ。さらにクエストにカナディアンデストロイヤーから上村にスワンダイブも、リオが上村を突き飛ばして救出。
 リオがライムライトにチョップからバックスピンキック。さらにラッシュアワーを発射し、ふらつくライムライトを上村がかんぬきスープレックスで叩きつけ3カウントを奪った。

 リングでマイクを持った上村は「ナイストゥーミーチュー、USA!アイム、ユウヤウエムラ、アイウォントゥー、ゲット、ストロンガー、イン、LA道場。LA道場で強くなるぞー!柴田さーん!!」
(柴田勝頼がリングへ)
柴田「カム、ウィズ、ミー」
 柴田は上村にLA道場Tシャツを渡し、上村はTシャツを着ると柴田と抱き合った。

<試合後コメント>
リオ・ラッシュ&エイドリアン・クエスト&クリス・ディッキンソン&フレッド・イェハイ&上村優也
フレッド「RESURGENCE大会での勝利、テンション上がるな!」
クリス「見たか? 有観客大会で俺たちがTEAM FILTHYに勝った!(チームメイトに)みんな、よくやった!」
クエスト「世界最高の選手が勢揃いした今日の俺たちにTEAM FILTHYは勝ち目ゼロだったな!」
ラッシュ「トム、真っ直ぐお前を見てる。怪我してからの3ヶ月間、振り返って色々考えることがあった。知ってるか、ショートデニムのお前のコスチューム、スッゲーだせえぞ。もうお前にこき下ろされるのはごめんだ。それに口では偉そうに言ってても、心の奥底では俺を脅威に感じてるんだろ。今はベルトを見せびらかしてろ、でもどうせすぐに失うことになる。”THE MAN OF THE HOUR"がお前を倒す」
上村「アメリカに来て、数日経ちますけど……んー、なんか、ココなら、ボクが求めてるレスラー像に少しでも近づけると思うんで。また明日から、LA道場で練習して。来たからにはアメリカの新日本プロレスをガッツリ盛り上げたいと思います。最後、シャツを投げたのは、もうボクはヤングライオンじゃないっていう、そういう気持ちの現れなんで、別に今まで野毛道場でやってきたことを捨てたわけじゃないっす。野毛道場で今までやってきたことと、これからLA道場で、もっと色々学んで、強いプロレスラーになりたいと思います。ありがとうございました。Thank you.」

TEAM FILTHY
ライムライト「なんでだ。TEAM FILTHYにはSTRONG無差別級チャンピオンがいるSTRONG最強のユニットっていうのに、今日は何がダメだったんだ。なんでこんな結果になってしまったんだ。リオ・ラッシュ、背後に気をつけろ! チャンプがお前をぶっ潰してくれる!」
ネルソン「ちょっと躓いただけ。擦り傷程度だ。こんなんで俺たちとチャンピオンはびくともしない! それがTEAM FILTHYだ!」
トム「TEAM FILTHYはSTRONGで一番注目を集める最強ユニットだ。シングルとしてもチームとしてもこれからも結果を残していくぞ。ネルソンの言う通り、こんなんで俺たちはびくともしない。いやむしろ、今日でまた勢いがついた。なにより俺は誰もが欲しがっているSTRONG無差別級ベルトという最高の宝を持っている。このベルトは誰にも渡さない。リオ・ラッシュ、俺に勝つなんて無理難題を自分に課すより、ラッパーとして成功する夢のためせいぜい頑張ったらどうだ? それに怪我してなかったか? また俺にやられると分かっててリングに上がるのか? やめた方がいいぞ。STRONG無差別級王者のトム・ローラーがお前を始末してやる!」

第4試合

 ロックアップからヒクレオがふっ飛ばし、再度ロックアップもヒクレオはコーナーに投げ捨てる。
 ジュースはリングを回り、ロックアップからジュースがヘッドロックで絞り上げる。そのままコーナーを駆け上がりグラウンドに持ち込むが、ヒクレオは突き飛ばしてショルダータックルのぶつかり合い。ジュースがショルダータックル連発も、受けきったヒクレオにガットショットから背中にハンマーブロー連発。しかしヒクレオはバックドロップからマウントエルボー連打。
 ヒクレオはコーナーに振っていくが、ジュースは飛び越えてショルダータックル。再度ロープに飛んだところをヒクレオは追走するが、ジュースはロープを下げてヒクレオを場外に落下させるとプランチャを投下しマウントエルボー連打。
 客席にアピールするジュースをヒクレオが鉄柱に叩きつけると、そのまま担いで場外フェンスへのスタンガン。 
 ヒクレオはリングに一度戻って場外カウントをリセットすると、そのままジュースを痛めつけていく。ジュースはたまらずリングに戻る。

 ヒクレオは串刺しボディスプラッシュからブレーンバスター。フォールも2。

 ヒクレオはバックを取るが、バックエルボーで逃れたジュースへヒクレオはビッグブーツ。避けたジュースが走りこむが、ヒクレオはパワースラムで迎撃しフォールも2。

 ヒクレオはコーナーに叩きつけ、串刺し攻撃を狙うがジュースはエルボースマッシュで迎撃。再度走り込んで来たヒクレオを蹴りつけて迎撃するが、コーナーに登るとヒクレオがロープを揺らしジュースは落下。
 ヒクレオはジュースをコーナー上に座らせると、ヘッドバッドから正面に登るも、ジュースはリングに滑り降りてパワーボム。
 ジュースはキャノンボールからナックルパート。ヒザをついたヒクレオにラリアットも、すぐに立ち上がったヒクレオがラリアットでなぎ倒しトンガンドライバーを狙うが、そこをジュースが丸め込み3カウント。

 納得行かないヒクレオが後頭部に串刺しラリアットからチョークスラムで叩きつける。
 大の字になったジュースを挑発し、ヒクレオは不機嫌な表情でリングを後にした。

<試合後コメント>
ジュース・ロビンソン
「今のヒクレオの狙いは俺ってことか? もう一度やりたいのか?でも何度やっても結果は同じだぞ! ヒクレオ、俺の方が強いって直接言わないと分からないのか? 俺もファンのみんなもやる前から俺が勝つって分かってたぞ。ゴングが鳴ってるのにまだ攻撃を仕掛けてきやがって! ただで済むと思うなよ! もう一度やるしかないな。お前、俺の電話番号とメールアドレス知ってるか? いや、わざわざ連絡なんかしなくてもSTRONGのリングに来れば俺はそこにいるぞ! かかってこいよ、BITCH!」

ヒクレオ
「ニュージャパンのUSヘビー級ベルトを取り戻すため、俺はAEWのリングでニュージャパン代表として全力で挑んだ。でもこの大会では試合カードに自分の名前がなくて、直前まで会社にどうしても出させてくれと懇願するほど惨めな様だ。そしてなんとか上がれたと思ったら、なんと前回フレッド・ロッサーとのシングルでやった時の無能なレフェリーがまた試合をさばきやがった。ニュージャパン、どうなってるんだ?いつまでBULLET CLUBの足を引っ張り続ける気なんだ? ジュース、これで終わったと思うな。ヤングライオン時代の俺はもういない、今の俺は生まれ変わった”ヤング・ガン”だ!」

第5試合

 ロックアップからムースがコーナーに押し込んでいく。石井がエルボー連打で返していくが、ムースもエルボー一閃。石井はエルボー連打からロープに飛んでショルダータックル連発も、リング中央で受けきったムースに石井はエルボー連打から再度ロープに飛ぶ。だがムースはその場から動かずにショルダータックルで迎撃し、引き起こすと強烈なチョップ。
 コーナーに振って串刺し攻撃も、避けた石井がロープに飛んでショルダータックル。ふらついたムースにショルダータックル連発からラリアットを避けるが、ムースはショルダータックルで迎撃。
 倒れ込む石井を引き起こし、チョップからコーナーに押し込みチョップを打ち込んでいく。
 ムースはサミングからコーナーに振って串刺しショルダータックル。さらに串刺しドロップキックを顔面に叩き込み、さらに追撃の低空串刺しドロップキック。
 場外に転がり降りた石井を追って走り込むが、石井が避けてムースは鉄柵に自爆。

 リングに戻り、石井は背中へのハンマーブローからチョップ。コーナーでお互い体勢を切り替えてチョップの打ち合いから、ムースが打ち勝つも、石井がコーナーに振って串刺しラリアットから投げようとするが、耐えたムースの足を踏みつけてブレーンバスターを狙う。耐えたムースがエルボーを叩き込んでいくが、睨みつけて受けきった石井がボディにヘッドバッドからナックル。さらにブレーンバスターで叩きつけるが石井はフォールにいけず。

 石井は立ち上がるとコーナーでチョップとナックルを交互に打ち込んでいくが、ムースがコーナーに振るとショルダータックルで倒す。
 ムースは投げようとするが、耐えた石井がエルボー。ムースはビッグブーツからショルダータックルで倒すが、すぐに立ち上がった石井がローリングエルボーを避けてバックドロップ。ムースもすぐに立ち上がりビッグブーツも、石井はエルボーを打ち込みラリアットの相打ち連発。両者ダウン。

 石井がチョップ連発もムースが強烈なチョップ一閃。膝をついた石井だったが、ムースをなんとかロープに振るもムースはコーナーを駆け上がりブーメランクロスボディ。さらに投げ捨てパワーボムからフォールも2。

 ムースは石井をコーナー上に乗せるが、石井はヘッドバッド連発。ムースはドロップキックからGo To Hellで叩きつけてフォールも2。

 ムースはゲーム・チェンジャーも、避けた石井がラリアット。これをビッグブーツで迎撃したムースがラリアットでなぎ倒しフォールも1。

 ムースはビッグブーツも、キャッチした石井がロープに突き飛ばしラリアット。これを貫いてロープに飛んだムースがビッグブーツからロープに飛ぶが、石井はラリアットで迎撃しフォールも、すぐに弾いたムースへ石井はエルボー連打。ロープに飛ぶが、ムースはドロップキックで迎撃し、ヒット・スティックを発射するが避けてコーナーに自爆させると石井が投げ捨てジャーマン。両者ダウン。

 石井はラリアットも、受けきったムースがヘッドバッド。石井もヘッドバッドで返しロープに飛んでラリアット。フォールも1。

 石井はラリアットも、キャッチしたムースがワンハンドスラムからゲームチェンジャー。石井がこれをラリアットで撃ち落とすがムースは逆水平チョップ。受けきった石井が延髄斬りを叩き込みスライディングラリアットからフォールも2。

 石井は垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけ3カウントを奪った。

<試合後コメント>
ムース「俺は5年前に負けた相手に借りを返すため、今日ニュージャパンのマットに上がった。またしてもイシイを越えられなかったが、これで決着がついたと思ったら大間違いだ!俺は再び(新日本マットに)戻ってくる!」

※石井はノーコメント 

ウィル・オスプレイが登場


 首の怪我により負傷欠場中のウィル・オスプレイが登場。
オスプレイ「ここに来られて嬉しいとでも言ったほうがいいか? でも、俺はロサンゼルスなんて大嫌いだ。俺が今日ここに現れることも予想してなかっただろうけど、会社に一つもの申したい。復帰する準備はできた。もうすぐ『G1』が始まるよな? なら、ここでハッキリ宣言させてもらおう! ウィル・オスプレイは今年の『G1』に出ない! もっと言うと、日本のリングには戻らない! 俺はニュージャパンのためを思い、自分を犠牲にしてでもベストを尽くしてきた! なのに俺がたった4カ月の休養を頼んだら、会社はその代償として俺からIWGPのベルトを取り上げた! ジョン・モクスリーの野郎は一年以上もUSベルトの防衛戦もしていないっていうのに、なぜここまで身をボロボロにして全てを捧げてきた俺にそんな仕打ちができるんだ! ここで俺から一つ要求がある。シンゴ・タカギ!(ファンが拍手をすると)そうだよな、オマエらファンはタカギが大好きだよな? でも俺は首を負傷していながら、あいつに勝ったんだ。たしかにいま、アイツがベルトを巻いているかもしれないが、アイツは”真”チャンピオンではない! あくまでも”暫定”チャンピオンだ! その証拠にベルトは今俺の手元にある(ベルトを取り出す)。俺は一度も負けてない! だからここから誰が相手でも、ニュージャパン以外の選手でもいい、俺がこのベルトを防衛していく!”禁断の扉”だってこじ開けてやる!(ファンがAEWと叫ぶ)黙れ! AEWなんかに俺と対等に闘える奴はいない! 今日から俺がこの『STRONG』を制覇する! LA道場の雑魚ばっかりだった『STRONG』のマットにもようやくホンモノのスターが登場だ」

 ここで挑発されたLA道場を代表し、カール・フレドリックスとクラーク・コナーズが登場。二人はいきり立ってリングに上がる。さらにTJPも姿を現す。するとオスプレイはマイクを続ける。

オスプレイ「セキュリティ、こいつらを止めなければ、いまここでコイツら雑魚をボコボコにするぞ。(クラーク&フレドリックスに)ちょっと落ち着けよ。シバタに叱られてもいいのか?(TJPが現れると)お、元・LA道場生のTJPまでご登場か。一緒に稽古してた面々を教えてやろうか? サモア・ジョーとブライアン・ダニエルソンだぞ。その中でTJPだけがいまもシバタのアシスタントときた。(TJPがリングに上がる)オマエらは所詮雑魚のかき集めだ」

 リングに上ったLA道場のコナーズ、カール、TJPをバカにして挑発しリングを後にした。

第6試合

 モクスリーが連れてきたXは永田裕志。モクスリーは敬礼ポーズをしてグータッチを行う。

 困惑するアンダーソンとモクスリーで試合開始。
 ロックアップからアンダーソンがヘッドロックで捕らえショルダータックル。モクスリーがショルダータックルで倒し投げようとするが、着地したアンダーソンとエルボーの打ち合い。モクスリーのチョップとアンダーソンのエルボーの打ち合いから、モクスリーが左右のエルボーを連打しヘッドバッド。ロープに飛ぶが、アンダーソンはエルボースマッシュで迎撃し、ロープに飛ぶがモクスリーはビッグブーツを避けてガットショットからデスライダーを狙うがアンダーソンはこれを逃れて場外に降りる。
 アンダーソンはギャローズにタッチ。

 ロックアップをスカしたモクスリーがヘッドロックからロープに飛ぶが、ギャローズがショルダータックルで倒す。ギャローズがラリアットも、避けたモクスリーがバックを取るが、逃れたギャローズが地獄突き。モクスリーは下がると永田にタッチ。

 ロックアップから永田がバックを取るが、逃れたギャローズに手4つをフェイントにローキック連打。
 永田が足を取ろうとするが、ギャローズが下から蹴りつけコーナーに振って走り込むが、永田はビッグブーツで迎撃し、ギャローズとアンダーソンに交互にエルボー。だがギャローズがビッグブーツで永田を場外に落とし、アンダーソンが場外で鉄柵に叩きつけていく。
 リングに永田が戻ると、ギャローズはストンピングからコーナーに押し込み左右のボディブロー連打から地獄突き。ギャローズは顔面を踏みつけアンダーソンにタッチ。

 アンダーソンはストンピング連打からエルボー連打。敬礼ポーズで挑発しエルボー連打からサミング。ギャローズもエプロンからサミング。アンダーソンはエルボーからギャローズにタッチ。

 ギャローズは首投げからエルボーを首元に落としスリーパー。
 これを離すとロープに振ってラリアットも、避けた永田が低空ドロップキック。永田はモクスリーに、ギャローズはアンダーソンにタッチ。

 モクスリーはジョン・ウーで場外に叩き出しトペ・スイシーダ。そのまま場外戦へ。
 リングに戻り、モクスリーが走り込むもアンダーソンは足を伸ばして迎撃。走りこむがモクスリーは投げ捨てジャーマンからラリアットでなぎ倒し、カットに来たギャローズのバックを取るが、耐えたギャローズにサミングからラリアットを避けて投げ捨てジャーマン。
 アンダーソンにガットショットから投げ捨てて一回転させるブレーンバスター。フォールも2。

 モクスリーはスリーパーで捕らえ、パイルドライバーからフォールも2。

 モクスリーはデスライダーを狙うが、ギャローズがカットすると永田がギャローズにビッグブーツ。
 アンダーソンのガンスタンをモクスリーが耐えるとラリアットの相打ち。
 モクスリーは永田にタッチ。

 永田はミドルキック連打でコーナーに押し込み、逆コーナにアンダーソンが振るも永田はビッグブーツから延髄斬り。ギャローズがカットに来るも、永田はラリアットをキャッチしエクスプロイダー。
 アンダーソンが敬礼してから永田を投げようとするも、永田はナガタロックII。モクスリーもカットに来たギャローズにナガタロックII。アンダーソンはロープを掴みブレイク。
 永田はショルダーアームブリーカー2連発から、エルボー2連発を叩き込みロープに飛ぶ。だが場外からギャローズが足を掴んで動きを止め、アンダーソンがビッグブーツ。
 場外のモクスリーへギャローズとアンダーソンがイスへのマジックキラーを叩き込み、リングに上がると永田へもマジックキラーを狙う。永田は交互にエルボーを打ち込んでいくが、マジックキラーの体勢になるも永田はアンダーソンを蹴りつけギャローズにエルボーから低空ドロップキックで迎撃。アンダーソンをロープに振りキチンシンクからバックドロップを狙うが、ギャローズが地獄突きからハイキック。アンダーソンがガン・スタンからマジックキラーで叩きつけアンダーソンがフォールし3カウント。

 アンダーソン&ギャローズがIWGPタッグを狙うために挑発していくが、リングにタマ・トンガ&タンガ・ロアのGoDが現れ挑発していく。
 アンダーソンとギャローズは相手にせずリングから去っていった。

<試合後コメント>
※両チームノーコメント

第7試合

 ロックアップからフィンレーがロープに押し込むがレフェリーがこれを剥がしブレイク。
 再度ロックアップからバックの取り合い。ジェイはすぐにロープを掴みブレイク。
 ロックアップをスカしたジェイとバックの取り合いから、ジェイがすぐにロープを掴みブレイク。
 フィンレーがタックルで倒しマウントナックル連打。ジェイは逃れてコーナーに押し込みチョップ。フィンレーが体勢を切り返しチョップ連発から後頭部にエルボー。コーナーで逆水平チョップも、ジェイが逆コーナーに振り串刺し攻撃。フィンレーがバックエルボーで迎撃しコーナーに登るが、ジェイは突き飛ばして場外に落とす。
 ジェイはエプロンへのブレーンバスターからリングに戻りフォールも2。

 ジェイは背骨への膝蹴り連発からバックブリーカー。フォールも2。

 ジェイはバックを取っていき、ボディへのショルダータックルでコーナーに押し込むと逆コーナーにフィンレーを叩きつけフォールも1。

 ジェイはストンピング連打。フィンレーはたまらず場外へ。
 リングに戻ったフィンレーはエルボー連打からストンピング連打。場外に転がし、ジェイも場外に降りるとエルボーの打ち合いからフィンレーがエプロンに叩きつけていく。

 リングに戻り、ジェイがボディブローからロープに飛んでいくがフィンレーはショルダースルー。
 フィンレーはランニングエルボー連発からロープに飛びジャンピングエルボースマッシュ。場外に降りたジェイにプランチャを投下する。

 リングに戻り、フィンレーは串刺しジャンピングエルボースマッシュからコーナーに登りセカンドロープからのダイビングエルボースマッシュ。
 さらに投げようとするがジェイはロープを掴みブレイク。

 ジェイは走り込んでDDT。
 さらに串刺しバックエルボーからトップロープにボディを叩きつけてブレードバスター。フォールも2。

 ジェイは投げようとするが、耐えたフィンレーがコーナーに押し込みバックエルボー。ジェイはガットショットもフィンレーはエルボースマッシュ連発。さらにコーナーでエルボー連打からストンピング連打。これはレフェリーが引き剥がす。

 フィンレーがジェイに近づくがジェイはロープへのフラップジャックで迎撃。
 エプロンに転がったフィンレーにバックドロップを狙うが、ロープを掴んで耐えたフィンレーがエルボーでジェイを場外に落とすと、ジェイは足を掴んで場外に落とすがフィンレーはすぐさまエプロンへのバックドロップ。

 リングに戻るが、ジェイがロープを超えて場外へのバックドロップ。
 リングに投げ入れると裏投げからフォールも2。

 ジェイは顔面を踏みつけ、コーナーに乗せると雪崩式バックドロップを狙うが、耐えたフィンレーがエルボー連打でエプロンにジェイを落とし、ジェイを引き上げると雪崩式ブレーンバスター。両者ダウン。

 膝立ちでエルボーの打ち合いからフィンレーの強烈なエルボーでジェイは場外へ転がる。
 ジェイがリングに戻るとエルボーから、フィンレーのラリアットを髪を掴んで巻き込みショートレンジララリアット。
 ジェイは髪を掴んで再度ショートレンジラリアットを狙うが、フィンレーがショートレンジラリアットでなぎ倒しロープに飛んでラリアットも、ジェイはコンプリートショットで迎撃しジャーマンスープレックス。さらにブレードランナーを狙うが、切り返したフィンレーがプリマノクタを狙うも、逃れたジェイがロープに飛ぶがフィンレーは旋回式バックドロップで迎撃し、ドクターボムからフォールも2。

 フィンレーはSTFからクリップラーフェイスロックへ。さらにグラウンドコブラツイストもジェイはロープに足を伸ばしブレイク。

 フィンレーは投げようとするが、着地したジェイがレフェリーに突き飛ばし急所攻撃。
 ジェイが投げようとするがレフェリーが急所攻撃を注意するも、ジェイがレフェリーを突き飛ばすとそのすきにフィンレーが急所攻撃をお返し。
 フィンレーがラストショットからフォールも2。

 フィンレーはフロントネックで捕らえるが、抜けたジェイがバックエルボーを絡めてSSSからブレードランナーを狙うがフィンレーはプリマノクタで迎撃し、アシッドドロップを狙うがジェイがコーナーに叩きつけて丸め込むも2。

 ジェイは走り込むが、フィンレーが掟破りのSSSからジャーマン。
 さらにアシッドドロップを狙うが、着地させたジェイがブレードランナーで叩きつけ3カウント。

 石井がリングに現れるも、ジェイはこれを拒否。
 石井は無言で睨みつけてリングを後にする。

 改めてマイクを持ったジェイは「イシイ、チビのBITCHが! オマエのほうがレスラーとしてのキャリアが長かろうと、どれだけタフだと崇められていようが、俺にとってはそんなもの一才関係ない! 試合の結果とベルトがすべてだ! 俺はイシイが一度も巻いたことのないUSヘビーも、インターコンチも、IWGPヘビー級も、すべての王座を獲ってきた! いま、ここでもう一度オマエらに俺が誰なのか思い出させてやろう。俺はSWTICHBLADE、プロレス界でも最も注目を集める、LAST ROCK N’ ROLLA! マディソンスクエアガーデンのチケットを1人の力で売り切った、現・NEVER無差別級王者であり、史上初の4冠制覇を達成した、ホンモノの”ベルトコレクター”、ジェイ・ホワイトだ! ニュージャパン、IMPACT、AEW、どこだっていい、ありとあらゆるベルトを手にしていくぞ! オマエら全員、このSWITCHBLADEと俺が主役の時代で共に呼吸する運命だ!」と叫んだ。

<試合後コメント>
ジェイ・ホワイト
「言いたいことは全てリングで言ったから、コメントはない。試合後のマイクピールを見返しとけ! ここで同じことリピートしても無駄だろ。まだ俺の時代は続いていくぞ」

デビット・フィンレー
「何て言ったらいいのやら…トータル15回目のジェイとのシングル対決、その中で俺が勝ったのはたったの2回! 何カ月も前から今日この日に向けてトレーニングを重ねてきたのに! コロナがなければもっと前にこのタイトルマッチが実現してた。ジェイからNEVERのベルトを獲るために、自分にできることは全部やって今日に挑んだ。あともう数センチでベルトを手にできるところだった! でも全力で闘っても、あいつに勝てなかった。ジェイ・ホワイトとデビッド・フィンレーには明かな差がある。でも今に立場が逆転し、近い将来俺がベルトを巻いて、ジェイが俺に挑戦する側になる。でも今日はまだそうはならなかった。いつその日が来るのか保証はできないし、今日の結果を変えることはできないけど、俺は明日からまた前だけを見て進んでいく。IWGP USヘビーのベルトだって、STRONG無差別級ベルトだって諦めてない。それにもう1回NEVERのベルトに再挑戦したい。言いたいことは以上だ。また」

第8試合

 ロックアップからランスが場外に投げ捨て、リングに戻った棚橋と再度ロックアップもランスはすぐさま場外に投げ捨てる。
 エプロンに上がった棚橋にヘッドロックも、棚橋はロープへ顔面を叩き込み、リングに戻るとガットショットから投げようとするがランスは背中にハンマーブローから担ぐ。着地した棚橋が膝裏へのショルダーアタックから低空ドロップキック。
 ランスはチョークスラムを狙うが、棚橋は再度低空ドロップキック。
 棚橋はヒザへのストンピング連打からインディアンデスロックも、ランスはアイアンクローで逃れるとそのままロープに押し込みブレイク。
 ランスはラリアットで場外に落とし、エプロンを走り込んでのウルトラタイガーアタック。さらに場外の鉄柵に叩きつけ、場外でエルボーの打ち合いを制したランスがチョークから胸へのチョップ。

 リングに戻り、棚橋が左右のエルボーからロープに飛ぶが、ランスは鋭角にロープに飛んでショルダータックル。踏みつけフォールも2。

 ランスはボディブローからエルボー。再度ボディブローから串刺しバックエルボー3連発。大の字になった棚橋を見てランスは本部席に向かいゴングを要求。
 リングに戻ると棚橋はチョップ連発も、ランスのエルボー一発で棚橋は崩れ落ちる。
 ランスはコーナーに叩きつけると、髪を掴んでいくが、棚橋はチョップ連発。ランスはチョークで捕らえるが、逃れようとした棚橋を投げようとするもランスはガットショット。棚橋は必死にキャッチしドラゴンスクリュー。
 棚橋はエルボードロップからサンセットフリップ。さらにコーナーに登りセカンドロープからのサンセットフリップ。フォールも2。

 棚橋はロープに飛ぶがランスはビッグブーツで迎撃。場外に転がり降りた棚橋を、エプロンへのチョークスラムで叩きつける。

 リングに戻り、ランスは手を掴んだままコーナーに登り、オールドスクール・ムーンサルトアタック。フォールも2。

 ランスは棚橋をコーナーにのせてブラックアウト。フォールもロープに足をかけてブレイク。

 ランスは再度コーナーにのせてエルボーからブラックアウトを狙うが、棚橋はスリングブレイドで切り返し両者ダウン。

 膝立ちでエルボーの打ち合いから、棚橋がエルボー連打もランスが強烈なエルボー。さらにロープに振るが棚橋はスリングブレイド。すぐに立ち上がったランスがラリアットも、巻き込んだ棚橋がツイスト・アンド・シャウトからロープに飛んでスリングブレイド。フォールも2。

 棚橋の背中にランスが串刺しボディスプラッシュからナックル連打。さらにコーナーマットを外して棚橋に叩きつけると、場外に降りてイスを取り出しコーナーにセットする。そこへ棚橋を叩き込もうとするが、逆に棚橋が叩き込み丸め込むが2。

 棚橋はロープに飛ぶが、ランスはラリアットでなぎ倒しブラックホールスラム。フォールも2。

 ランスはコーナーにのせて投げようとするが、棚橋がエルボー連打もランスはヘッドバッド連発。
 棚橋がビンタ連発でリングに落とし、クロスボディ・ハイフライフローから背中へのハイフライフロー。さらにハイフライフローを投下しフォールし3カウント。

ランス「クソ、タナハシ! 俺たちはニュージャパンのリングで何度も何度も闘ってきた。こうしてアメリカまでやってきてベルトを取り戻した。つまりこれであなたも(新日本のシングルの)ベルト全制覇だ。(マイクのエラーが起きてしまい)マイクまで俺が怖くて調子が出ないようだ! あなたはやっぱりニュージャパンのエースだ。あなたと当たるたびに、(日本語で)イツモイタイ。初めて日本で闘った2011年の『G1 CLIMAX』、当時は誰も俺の名前なんて知らなかったけど、あの試合の日から今日までずっとあなたを尊敬している。(棚橋との試合で)一番記憶に残ってるのは2019年のコーラクエンホールの一戦。観客は“タナハシ”コールに合わせて“レッツゴー、アーチャー!”と応援してくれた。ロサンゼルスまで来てくれたことを嬉しく思う。でも、次はAEWのリングに上がってくれよ。もし他に闘いたい相手がいたとしても、最初は俺ともう一度シングルでやってほしい。AEWのリングでリマッチさせてくれ! 言いたいことは以上だ。(日本語で)アリガトウゴザイマス、タナハシさん」
棚橋「ランス、ランス、アイプロミスユー、エブリシング、アイプロミスユー。Tサンキューガイズ、ファイナリー、ニュージャパンプロレスリング、ハズカムバック、ヒア!サンキュフォーカミング、サンキューフォーロングショー、サンキューアンドサンキューアンドアゲイン。アイゲットUSヘビー級タイトル。ソー、ソー、アイカムバックスゥーン!アイ、プロミス。サンキュー、サンキューガイズ!サンキューオール!」

 最後に棚橋はエアギターを披露してからの「愛してまーす!」でロサンゼルス大会をしめた。

<試合後コメント>
棚橋弘至
棚橋「(※英語で)やっとUSヘビーのベルトを(新日本に)取り戻すことができました」
※ジュース、ロッサー、上村が現れ棚橋を祝う
ロッサー「これでやっとあるべき場所にベルトが戻ってきた。お疲れ様です! あなたはやっぱりエースだ!」
棚橋「(※英語で)ミスター・ノー・デイズ・オフ、サンキュー。(※日本語で)こうやってね、IWGP インターコンチ、NEVER……」
※ジュースがベルトに手を伸ばす
ジュース「やっぱりこのベルトは輝いてるな」
棚橋「(※英語で)ちょっと待って、ジュース、俺のだから。触らないで」
ロッサー「そうだ! このベルトはエースのものだ!」
棚橋「(※英語で)もしベルトが欲しいのなら……言わなくても分かるよね?」
ジュース「分かってるよ」
ロッサー「今日はおめでとう」
棚橋「Thank you.ありがとう。上ちゃんも、ありがとう」
※ジュース、ロッサー、上村が去る
棚橋「(※英語で)これで俺もUSヘビー王者になったからには、また忙しくなっちゃうな。毎月アメリカ遠征に行く覚悟はできてる。約束します。今日はアメリカのファン、WORLDで見てくれた世界のファン、みんなありがとうございました。(※日本語で)愛してます!」 

ランス・アーチャー
「ニュージャパン・プロレスリング、マーダーホーク・モンスターは再びこのリングに戻ってくる。リベンジを果たすまでこのまま終われない」

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