【試合詳細】1・6 新日本プロレスTDCホール大会 飯伏幸太&棚橋弘至&ロッキー・ロメロ&SHO&マスター・ワトvsSANADA&鷹木信悟&内藤哲也&高橋ヒロム&BUSHI オカダ・カズチカ&矢野通&後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIvsジェイ・ホワイト&EVIL&バッドラック・ファレ&高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズ

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『NEW YEAR DASH!!』
日程:2021年1月6日(水)
開始:18:30
会場:東京都・TDCホール
観衆:1,019人

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○永田裕志
7分59秒 ナガタロックII
●ゲイブリエル・キッド

▼タッグマッチ 20分1本勝負
タイガーマスク/●上村優也
10分45秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め
[鈴木軍]○鈴木みのる(パンクラスMISSION)/DOUKI

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
天山広吉/小島聡/●辻陽太
9分44秒 合体オスカッター→体固め
[THE EMPIRE]ウィル・オスプレイ/グレート-O-カーン/ジェフ・コブ

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
[鈴木軍]タイチ/ザック・セイバーJr./エル・デスペラード/●金丸義信
11分35秒 スーパーキック→体固め
[BULLET CLUB]タマ・トンガ/タンガ・ロア/石森太二/○エル・ファンタズモ

▼10人タッグマッチ 30分1本勝負
[CHAOS]オカダ・カズチカ/矢野通/後藤洋央紀/○石井智宏/YOSHI-HASHI
13分47秒 垂直落下式ブレーンバスター→エビ固め
[BULLET CLUB]●ジェイ・ホワイト/“キング・オブ・ダークネス”EVIL/バッドラック・ファレ/高橋裕二郎/チェーズ・オーエンズ

▼10人タッグマッチ 30分1本勝負
飯伏幸太/棚橋弘至/ロッキー・ロメロ/SHO/●マスター・ワト
17分23秒 エムエックス→エビ固め
[L.I.J]SANADA/鷹木信悟/内藤哲也/高橋ヒロム/○BUSHI

棚橋が鷹木のNEVER王座挑戦で再起を宣言!石森&ファンタズモがジュニアタッグ王座へ挑戦表明!オーカーンが天山をTTDで担架送りに!新技解禁のBUSHIがワトを新たな標的に!

第1試合


ゴングが鳴ると互いに距離を詰めて牽制し合いながらロックアップからリストロックの取り合いとなり、ゲイブが腕固めから足を取ってレッグロック。立ち上がって手4つで力比べとなり、ゲイブがリストロックとエルボーを織り交ぜて攻め込み、ロープに飛ぶが永田はキチンシンクでカウンター。
 永田はボディへのエルボー連打から串刺しビッグブート、サッカーボールキックと攻め立て、腕固めから腕十字を狙う。ゲイブがロープブレイクするとショルダーアームブリーカーから腕を構えてミドルキックを連打。永田がロープに飛ぶがゲイブはドロップキックでカウンター。
 ゲイブはコーナーエルボー連打から串刺しエルボースマッシュ。さらにブレーンバスターを狙うが永田が耐えてエルボーで反撃。2人はエルボーを打ち合っていくが、ゲイブがビッグブートからブレーンバスター。ゲイブは逆片エビ固めも永田はロープへ。ゲイブはダブルアーム・スープレックスを狙うが、永田はショルダースルーで返して延髄斬り。起き上がったゲイブをミドルキックでなぎ倒してエクスプロイダーで叩きつけ、ゲイブが返して。せるとナガタロックIIで絞り上げてタップを奪った。

<試合後コメント>
永田裕志
「急きょ、若手選手とシングルになりましたけど、成長してるのは分かってるから、今年は厳しくいきます。それが彼らのためになるんで」

ゲイブリエル・キッド
「(※左肩をかばいながらインタビュースペースに着くと、ヒザをついて座り込み)ゴングが鳴ったと同時にナガタにぶつかっていった。トーキョードーム2連戦、俺はどの試合もリングサイドで見てこれまで以上に奮い立たされ、さらにやる気になった。だから新年一発目から勝利で始めたかった。でも相手はナガタ・ユウジだ。一筋縄でいくはずがない。(※立ち上がって)トーキョードームどの試合も良かったが、中でもシンゴ vs コブ戦はすごく印象に残ってる。派手なテクニックなしに、どちらが強いのか純粋に競い合っていた。あの試合を見て俺ももっと強くなりたいと思わされた。去年から言い続けてるが、シンゴ、今年はお前を狙う! でも1vs 1でやれるのなら誰だっていい。誰の相手にだってなってやる。俺を甘く見ないでくれ! 俺は他のヤングライオンとは違う。今年でデビューして10周年だ。有名になりたいから新日本に来たんじゃない。IWGPヘビーのベルトを巻いてトップに立つためだ! もう一度ナガタとやらせてくれ。今日の結果に納得いってないとかじゃなく、とにかくもっと試合がしたいんだ!」

第2試合


 試合前から上村はみのるを強く意識していくが、みのるはヘラヘラと笑ってこれを受け流す。
 上村とDOUKIでゴングが鳴るとリストの取り合いからヘッドロックの攻防となり、DOUKIが上村をロープに振ると上村はコーナーに控えるみのるに突っ込んでランニングエルボー。みのるが怒りの表情でエプロンに上がってくると再びランニングエルボーを見舞い、追ってくるDOUKIにはショルダータックル。
さらに上村がロープに飛ぶが、今度はみのるがエプロンからキックを見舞い、上村がエルボーを放つとキャッチしてぶら下がり式腕十字。みのるが場外に連れ出して鉄柵に叩きつけてから串刺しブート。続けて強烈なエルボーで上村を打ち据えていくが、上村も折れずに雄叫びを上げながらのエルボーで反撃。みのるがゴツリと音の響くヘッドバットを見舞い、上村をリングに放り込み、DOUKIからタッチを受ける。
 みのるは小刻み何度も上村の頭を踏みつけ、上村がチョップ連打で反撃していくと笑い声を上げながらボディブローで反撃し、エルボーで自軍コーナーまで吹き飛ばす。みのるはロープに腕を絡めながらのアームロックからチンロックで上村の顔を反り上げてから顔面にエルボースタンプ。
 代わるDOUKIはボディスラムからフットスタンプ。これはタイガーがカット。
 再びみのるに代わると、上村はエルボー連打で突っ張っていくが、みのるは笑い声を上げながら左右のビンタ連打から掌底、ニーリフト、サッカーボールキックと連撃しDOUKIにタッチ。
 DOUKIはブレーンバスターを狙うが、上村は着地してドロップキック。タイガーにタッチ。
 タイガーはDOUKIにダイビングクロスボディから風車式バックブリーカー、串刺しハイキックからジャーマン・スープレックスを狙うが、DOUKIがバックを取り返すとタイガーが足に絡みついてのヒザ十字で切り返す。DOUKIがロープブレイクすると、タイガーがDOUKIの痛めたヒザへのローキック連打も、DOUKIがサミングで怯ませソバットから延髄斬り。みのるにタッチ。
 みのるはタイガーにエルボー連打も、タイガーはソバットからタイガードライバー。上村が猛烈にタッチを求め、タイガーは上村に勝負を託す。
 上村はみのるに怒涛のエルボー連打。みのるは高笑いしながらエルボーで反撃。みのるが助走を取るとタイガーが入ってきてソバットでアシストし、上村がランニングエルボー。上村は逆エビ固めを狙うが、みのるが足の力だけで上村をホイップして外すと、逆にみのるが逆エビ固め。タイガーがミドルキックでカットすると、上村がドロップキックからスモールパッケージ。ギリギリ2で返されるとみのるのエルボーをくぐってスクールボーイ、さらにロープに飛ぶがみのるが追走してバックを取り、スリーパーホールドからゴッチ式パイルドライバーでカウント3を奪った。

<試合後コメント>
鈴木みのる&DOUKI
鈴木「(薄ら笑いを浮かべながら)クソガキが。お前、もしかして俺のこと踏み台にしようとしてんだろ? 小僧(笑)」
DOUKI「ハハハハハ!」
鈴木「100年早え……いやいやいやいや、3日早え。よし、決めた。俺からのお年玉を上村にあげよう。今すぐやろう。続きだ。ぶち殺してやる……。俺に常識なんて通用しねえんだよ。俺に、お前らの持っている普通、当たり前は通用しねえんだよ。さあ、今すぐやろうぜ、上村! ぶち殺してやるよ! どこ行った? おい、どこだ? ここか?(と言いながら、どこかへと消え去る)」
DOUKI「ハハハハハ、怖くて逃げたんじゃねえのか?(笑)。おい、上村はいいよ。タイガーマスクよ、久しぶりだな、おい! まだ元気にしてたんか? むちゃくちゃ痛かったよ、お前の殺人キック。でも、お前にはな、興味ねえんだよ。おい、俺はな、今、邪道とタイマンでやろうってんだ。あいつ、どうせ今日もセコンドに就いてくんだろ? おい、俺も就いてってやるよ」

タイガーマスク&上村優也
タイガー「(上村に肩を貸しながら)大丈夫か? しゃべれるか? なんかしゃべんのか? (倒れ込む上村を見て)大丈夫か? 無理すんな、無理すんな」
上村「(一度床に倒れたものの自力で膝立ちとなり)負けてたまるか……。鈴木! 今日が始まりだ! (立ち上がって)覚えとけ、こんの野郎! ぜってえ倒してやるよ!」
タイガー「できる、できる。お前ならできる。まあ、上村、今日は鈴木みのるというね、獲物をこいつは標的に入れたなと。俺は今日見て互角じゃねえかなと思いますよ。気迫はね。もちろん技では負けたし、勝負では負けたけども、あいつの気迫は絶対鈴木みのるに負けてない。もうそれは、俺はあいつが入ってた時からずっと見てるからわかる。素晴らしい。そして、上村が以前言ってたように、一つ一つのあいつの目標を自分なりに今年は達成してもらって、その間、俺も自分の体調を上げて、あいつとIWGPジュニアタッグを狙う。うん、俺も老け込むわけにはいかないし、(腹を擦りながら)治ってんだから。何にもない。いつでも狙う。上村をサポートします」

第3試合


 6人の内天山が最後にコールされるとともにTHE EMPIREが奇襲し場外乱闘となる中でゴング。
 オーカーンが天山をリングに上げて逆水平チョップを連打。天山がモンゴリアンチョップで反撃しようとするとオーカーンが直前で阻止し、本家へモンゴリアンチョップを狙うが天山も意地で阻止してヘッドバッド。天山はコーナーに押し込んでチョップを連打し、串刺しラリアットからブレーンバスター。さらにチンロックからヘッドバッド、さらにモンゴリアンチョップを狙うが、オーカーンがガードして掟破りのモンゴリアンチョップ。天山はヘッドバッドから本家のモンゴリアンチョップを放ち、アナコンダスラムを狙うがオーカーンが脇固めで切り返す。そのままロープに腕を絡めながらのアームロックで痛めつけ、モンゴリアンチョップから天山を自軍コーナーまで連れ帰り、天山を玉座代わりにドミネーターポーズを決め、OLAPの形で絞り上げる。
 コブに代わると、天山はうずくまりながらもヒザへのナックルで反撃していくが、コブはこれをぶっこ抜いて持ち上げ自軍コーナーに叩きつけ、オスプレイにタッチ。
 オスプレイは逆水平チョップ、エルボーと連打して倒れた天山の顔面を踏みつける。さらにロープに飛ぶが、天山がニールキックでカウンター。小島にタッチ。
 小島はオスプレイにマシンガンチョップから串刺しジャンピングエルボーを見舞い「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫ぶもオスプレイがエルボーでカットし、コーナー上からダイビング攻撃を狙うが小島がこれをかわしてDDT。小島はエルボー連打からローリングエルボーを狙うが、オスプレイがボディへのエルボーでカウンターし、コジコジカッターを狙う小島を振り払ってローリングエルボーからブレーンバスター。コブにタッチ。
 コブが出てくると小島はエルボー連打も、コブが組み付いてアスレチックプレックス。さらにツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うが小島がコジコジカッターで切り返し、辻にタッチ。
 辻はコブの巨体にショルダータックルでぶつかっていき、コブが倒れないと見るや串刺しジャンピングエルボーからショルダータックルでなぎ倒してランニングボディプレス。辻はブレーンバスターを狙うが、コブが耐えてロープにプッシュ。跳ね返ってきた辻にラリアットを狙うが、辻はこれをかわしてフライングショルダーを発射。しかしコブはこれをキャッチするとオクラホマスタンピートで叩きつけてフォール。これはテンコジがカットし、コブに2人でテンコジカッターを狙うがここにオスプレイも加わってカットし小島を排除。オーカーンが王統流二段蹴りで天山を場外に叩き出すと、コブ&オーカーンが辻をリフトアップした上でオスプレイがオスカッターを叩き込む合体攻撃を見せ、コブが体固めに入ってこれでカウント3。

 試合後もオスプレイとオーカーンは辻にマウントエルボーを見舞い、救出に来た天山にはオーカーンがモンゴリアンチョップの連打からTTDで突き刺して処してしまう。さらに救出に来た天山を3人で袋叩きにし、オスプレイがヒドゥンブレイドで小島をKO。

オスプレイ「お前達、俺のことを弱いと思っているんだろう?ジェフ・コブのことも弱いと思っているんだろう?グレート-O-カーンのことも弱いと思っているんだろう?そんなことはない!俺たちは強いんだ!俺は怒っているよ、レッスルキングダムで結果を出せなかったことに。だが、2021年はこのユナイテッドエンパイアがその力を見せつけてやる!」

オーカーン「我々はTHE EMPIREを超える、これがウィル・オスプレイ、ビー・プレストリー、ジェフ・コブ、グレート-O-カーン、ユナイテッドエンパイアの力だ!」

 4人が去っていくがリング上では天山が全く動けない状況となり、リングドクターが駆けつけて天山がストレッチャーに載せられて搬出されていった。

<試合後コメント>
ウィル・オスプレイ
「ドームの勝敗が何だっていうんだ。今日アイツらを完全に潰した俺たちを弱いなんて言わせないぞ!(ドームの)負けは否定しないが、俺は全て出し切った。俺たちはまだ始まったばかりだ。新日本の古株、テンザンとコジマをリングで大の字にしてやったぞ。コジマ、お前ごときが偉そうにしゃしゃりやがって。潰されたいのか? オスプレイ、ビー・プレストリー、オーカーン、コブ、俺たち4人による完全制覇を見せてやろう!」

ジェフ・コブ
「俺たちが尻尾を巻いて逃げ出すとでも思ったか? お前らは俺たちの本当の力をまだ知らない」

グレート-O-カーン
「(※興奮気味に笑みを浮かべながら)最高だよ! 面白れぇ! 何が帝国だよ! 何が支配者だ! ボロボロになってよぉ、帝国の城どころじゃねぇ、スラムだ、こんなもん! 東京ドームで、みんな苦汁舐めて、EMPIRE立ち上げて、いまだロゴも何もねぇ。それが面白れぇじゃねぇか! あー、オマエら思ってんだろ、愚民ども! 会社のスタッフもよぉ、今年は…飯伏? 次はSANADAか? それとも、レインメーカー解禁したオカダ? 復活の兆しを見せた棚橋か! あ!? NEVERやジュニアを持ってて内藤もいるロス・インゴの年か? んなわけねぇだろうがよ! 我々は、進化する。たとえ今がスラムみてぇなとこでも、帝国を築く。東京ドーム、今日のことを覚えとけよ。臥薪嘗胆! この、憎しみを忘れない!」

辻陽太
「今年こそ、メキシコに行ってやる」

小島聡
「何がEMPIREだ。(※叫び声になって)何がEMPIREだ、オマエらオイ! これがオマエらのやり方か! こんなことしていいと思ってんのかよ! ふざけんなよオイ! 今、どんな思いして運ばれたか分かってんのかオイ! いい加減にしとけよマジ、コノヤロー!」

第4試合


 4日のIWGPタッグを争ったGoDとタイチ&ザックの因縁戦だが、タマは持ち去ったアイアンフィンガーフロムヘルをこの日持参しておらず、タイチは苛立ちを隠せぬ様子。鈴木軍はDOUKI、BULLET CLUBは邪道とセコンドまでリングに上って視殺戦を展開する中、全員入り乱れての乱闘という形で戦いの火蓋が落とされる。
 タイチがロアを喉輪で締め上げ、これを石森&ファタズモが救出するもタイチはダブル喉輪で組み伏せる。そして抗議してきた邪道にも喉輪、カットに来たタマにも喉輪の喉輪無双。鈴木軍は4人でタマの顔面を踏みつけ、ザックにタッチ。
 ザックはタマにネックツイストから耳を掴んで引っ張り上げ、金丸にタッチ。
 金丸はタマの顔面に串刺しブートを見舞いデスペラードにタッチ。
 デスペラードはタマのつま先を踏みつけて怯ませてロープに飛ぶが、邪道が場外から竹刀で攻撃。タマはデスペラードを喉輪で締め上げながら自軍コーナーに連れ帰り、石森&ファンタズモが2人で喉輪。ロアにタッチ。
 ロアはデスペラードの首をロープに絡めて締め上げ、邪道が竹刀でデスペラードの喉を突く。ここにタイチが救出に来るがロアが迎撃して場外に放り出す。ロアがデスペラードをフロントネックロックで締め上げ、ファンタズモがコーナー上から飛び降りてからの背中ひっかき。石森もコーナー上から飛び降りて背中ひっかきで続き、石森がタッチを受ける。
 石森はデスペラードをチンロックで痛めつけ、ネックツイストからロアにタッチ。
 ロアがロープに掴まりながらデスペラードを踏みつけ、ファンタズモがデスペラードの両乳首をひねり上げるという非道な攻撃を見舞いロアがバックドロップを狙うがデスペラードは抜け出してロコ・モノを狙う。これはキャッチされるが、デスペラードはもう片方の腕でサミングを見舞い、顔面に張り手。ザックにタッチ。
 ザックはロアにエルボースマッシュ連打もロアは倒れずエルボーで反撃。ザックは飛びついて胴絞フロントネックロック。ロアが何度もコーナーにぶつけてもザックは離さず絞り上げ、そのまま三角締めに移行。タマがカットに来るとタイチが聖帝十字陵で絞り上げ、石森には金丸が逆片エビ固め。ロアはザックをパワーボムで叩きつけようとするが、ザックは着地して腕へのエルボースマッシュ。さらにビッグブートからロープに飛ぶが、ロアがスピアーでカウンター。両者タッチ。
 金丸とファンタズモの対面となると、ファンタズモが金丸の打撃をひらりひらりとかわしてロープに飛ぶが、金丸がレフェリーを盾にして隙を作り低空ドロップキックからデスペラードが入ってきてバックドロップ、これに金丸がドロップキックをあわせる合体攻撃。金丸はブリティッシュフォールからディープインパクトを狙うが、これをファンタズモが回避すると対角コーナーから石森がカネマルをダイビングヒップドロップで押しつぶす。デスペラードが石森へスパインバスター、タマがデスペラードにトンガンツイスト、タイチがタマにアックスボンバー、ロアがタイチに延髄斬り、ザックがロアにPK。ファンタズモがトラースキックもザックがキャッチしてアンクルロックの態勢に入ると前転してホイップ。ファンタズモが金丸の角瓶攻撃をかわしてスクールボーイ、金丸もスクールボーイで切り返すがファンタズモはサミングからロープに飛ぶが金丸は再びレフェリーを盾にしてプッシュ。ファンタズモはこれをキャッチして金丸にプッシュし返してからトラースキックを発射も金丸がかわして延髄斬り。金丸がタッチアウトを狙うがファンタズモは着地してロープにプッシュ。石森がエプロンから攻撃を見舞い、その隙にファンタズモがトラースキックを叩き込み、これでカウント3。
 大ダメージを負った金丸に駆け寄ろうとするデスペラードには石森がミスティカを見舞って肩を破壊。石森&ファンタズモはIWGPジュニアタッグのベルトを強奪して掲げる挑発的な挑戦表明を行い、タマは日本語で「アイアンフィンガー、どこですかあ~?!」と叫び、ファンタズモは「ウエ~ン、ウエ~ン」と鳴き真似をして挑発しながら去っていった。

<試合後コメント>
エル・ファンタズモ「ちなみに言っとくが、俺の靴のサイズはカナダでは12だ。俺はニュージャパンで一番強いキックを持ってる。でも、スーパーキックパーティーのあの二人とは違うから、間違えないでくれよな。デスペラード、お前もカネマルと同じ目に遭わせてやる」

タマ・トンガ
「(日本語で)タイチ、アイアンフィンガー、ドコデスカ? アイアンフィンガー、ド・コ・デ・ス・カ? (IWGPタッグベルトを叩きながら)ワタシノ、アイアンフィンガー、ハハハハハ!」

邪道
「クソDOUKIの野郎! あいつ今日何しに来たんだよ? やられに来たのか、俺に? なあ、やられに来たのか? 何もやってねえだろう、あいつ。ご苦労さまです」

石森太二&エル・ファンタズモ
石森「昨日のドームが終わって、俺の中では今日から2021年のスタート……なんだけど、一つ聞きたいことがある。去年もチャンピオンなのに俺の試合順がって、会社に文句言ってたけど、今年もなんで俺が年賀状にいないんだよ。なあ? 今年の会社の年賀状なし。何回見てもよ、俺いねえんだよ。ククク、作ってる奴は俺が小さくてわかんないの? まあ、いいや。来年は頼むよ。それにさ、やっとファンタズモが帰ってきてくれたんだよ。イエーイ!(と言って、再びコメントスペースに現れたファンタズモと握手)。言いたいことはわかるよな? デスペ! 金丸!」
ファンタズモ「デスペラード、カネマル、俺が帰ってきてそんなにうれしいのか? (石森に向かって)Too Sweetだ。久々だ(と言って、石森とToo Sweetを決めると)これがやりたかったんだよな」
石森「言いたいことわかるでしょ? デスペ、金丸、お前らのベルトに挑戦させろ。いい返事、待ってるぞ」

鈴木軍
金丸「(先にコメントスペースにやって来て)ああ、ああ……。おい、なんか入ってんだろ、あいつの靴の中よ」
DOUKI「(レフェリーをヘッドロックしながら連行してきて)てめえよ!(と言って、床に転がすと、鈴木軍による暴行が始まる)」
レフェリー「離せ! 離せ!」
金丸「チェックしたのかよ、おい!」
タイチ「おい、ちゃんと見ろよ!」
金丸「あんな硬えのねえぞ、おい!」
DOUKI「ちゃんと見ろ!」
ザック「あいつの靴をチェックしろと言っただろ! 俺らのチェックはしたのに、あいつはチェックしないで放置か? もうとっとと行け! 出てけ!」
デスペ「わかったか、この野郎!」
タイチ「次見逃したら、殺すからな、この野郎!」
デスペ「同じもの食らわせてやるよ!(レフェリーがコメントスペースから這いつくばるように出ていくと)石森! ファンタズモ! てめえら、挑戦表明したわりにはだいぶ派手にやってくれたな? いいよ。やってやるぜ。昨日やった……(遠くで『ああ……』というレフェリーの呻き声を聞いて)うるせえな、早く帰れよ。あのバカどもよりはちっとは骨がありそうじゃない」
タイチ「おい、どこやった? おい、どこやった?(と言って、空のアイアンフィンガーのケースを手に持ち)これを使った責任、これを持っていった責任、てめえらのその命で償ってもらうぞ、この野郎。人の道具使って、あいつの命を使って手に入れたベルトが、そんなにうれしいか? てめえらがベルト持ってたって、誰も喜ばねえんだよ。お前らの家族だけだよ、喜んでんのは。俺らがどんな思いであのベルトを持ってやってやったか、てめえらのためによ。あんなクズどもに。いや、クズに失礼だな。ふざけんな。おい、やらせろ。もう一回やらせろ。あんな終わり方で、俺らが負けましたって言うか。やらせろ。人の道具使ってんだったらやらせろ。もう一回だ。リマッチだ」
ザック「G.o.D、俺たちの『WORLD TAG LEAGUE』をぶっ壊したかと思えば、年間最大のステージで俺たちのベルトに加え、タイチのアイアンフィンガーまで盗みやがった! 獲られたものは必ず取り返す。リマッチさせろ。このまま外に出て、TGI FRIDAYSでもカレー屋でもどこでもいいから、やってやる。俺が頼むのはもちろんヴィーガンカレーだ」
タイチ「決めろよ、今すぐ。他の連中のリマッチはすぐ認めるくせによ、俺らはダメか? そんなことねえよな。去年1年、引っ張ってやったもんな、俺ら。すぐ組めよ、新日本プロレスよ。じゃねえと、何すっかわかんねえぞ。さっきのレフェリーの一人や二人じゃ済まねえぞ。お前らも片っ端からぶん殴ってやるぞ。決めろ、明日決めろ。すぐだ。わかったか。(DOUKIに向かって)おい、あのタコ仕留めろ」
DOUKI「任せろ、おい! おい、邪道! てめえは俺とだ、この野郎! おい、ふざけんなこの野郎! 今日もな、なんでお前この野郎、調子乗りやがって、タコ! この野郎! てめえとは絶対タイマンでやってやるよ、おい! アアアアア!(絶叫)」

第5試合


 両軍が入場し、チェーズが矢野のKOPWトロフィーに興味を示すと矢野が「ドント・ターッチ!」と叫んで威嚇。
 矢野とチェーズでゴングが鳴ると、矢野は即座にコーナーに飛びついてコーナーブレイクをアピール。チェーズが矢野をロープに振ると矢野はターザンで耐え、矢野がロープに振るとチェーズもターザンで耐えて場外へ出ていき、本部席に置かれていたKOPWトロフィーを破壊しようとする。矢野は「ダメダメダメ!」と追っていって取り返し、そのまま自軍コーナーに逃げ帰って後藤にタッチ。チェーズも裕二郎にタッチ。
 裕二郎と後藤はショルダータックルでぶつかり合い、後藤が打ち勝ってなぎ倒しヘッドロックも裕二郎は指に噛み付いて脱出し、ここにYOSHI-HASHIが入ってきてカット。YOSHI-HASHIは逆水平チョップから低空ドロップキックを見舞い、ブレーンバスターを狙うが裕二郎が指に噛み付いて脱出。裕二郎は後藤に串刺しビッグブートからスライディングキックを放つが、これをゴ等が回避するとYOSHI-HASHIが低空ドロップキック。ここにチェーズが入ってくると後藤&YOSHI-HASHIが2人でロープに振ってショルダータックル、後藤がYOSHI-HASHIをヒップトスでチェーズの上に落としてCHAOSざんまいポーズ。さらにカットに来たファレをダブルのショルダータックルでなぎ倒し、EVILには石井も加わった3人で太鼓の乱れ打ち。さらにBULLET CLUBのセコンドのディック東郷もリングに放り込み、オカダ、矢野も加わった5人で太鼓の乱れ打ち。
 オカダに代わると、裕二郎にランニングバックエルボーを狙うが、場外からEVILが足を引いて阻止し、そのままタッチを受ける。
 EVILは裕二郎とともにロープに振ってダブルのショルダータックルを狙うが、オカダが静止して裕二郎をしたから蹴り上げ、EVILにはDDT。オカダはEVILに追撃を狙うが、ディック東郷がエプロンに上がってくるとそちらを警戒。その隙にEVILはオカダにラリアットを見舞って場外に叩き出す。EVILは場外でイスを取り出して首に引っ掛け、もう1脚のイスでフルスイングしてホームラン。EVILはリングに戻してフォールも、販促からのフォールは認められず。
 チェーズに代わるとオカダに串刺しラリアットからショートレンジラリアット、ファレにタッチ。
 ファレはチェーズ&裕二郎と3人でロープに捕まってオカダを踏みつけ、ジェイにタッチ。
 ジェイはオカダに串刺しショルダータックル連打から観衆がオカダコールの意を込めて贈る手拍子のリズムに合わせてオカダの頭を叩いていく挑発行為からサミング。これにEVILも加わってサミングで苦しめると石井が突っ込んできてカット。ジェいとチェーズがオカダを場外に引きずり出して鉄柵に叩きつけ、EVILが「いてーか?いてーか?」と挑発しながらオカダにサミング。
 EVILに代わると、ジェイ&EVILがオカダをロープに振り、BULLET CLUBのトレイン攻撃。EVILがブレーンバスターからダークネスフォールズを狙うが、オカダが着地してマネークリップ。EVILが決まり切る前にコーナーに叩きつけて外すと串刺しラリアットを狙うが、オカダがキャッチしてリバースネックブリーカー。両者タッチ。
 石井とジェイの対面となり、石井がブレーンバスターを、ジェイがブレードバスターを狙う攻防から石井がパワースラム。ここでCHAOS勢が入ってきてトレイン攻撃から矢野のマンハッタンドロップ、石井のジャーマン・スープレックスと連撃が決まる。石井はパワーボムを狙うが、外道がリングに入ってくると石井がこれを警戒して技を解除。ジェイが組み付いてDDTで反撃し、串刺しエルボースマッシュからブレードバスター。さらに裏投げを狙うが、石井が抵抗するとドラゴンスクリュー。矢野が入ってきて髪を引いてジェイ倒すと、チェーズにも同じ技で倒す。さらにファレが突っ込んでくるとロープを引き下げて場外に排除。裕二郎が入ってきて矢野にリバースDDTを見舞うと、YOSHI-HASHIが入ってきて裕二郎をトラースキックで排除。ジェイがYOSHI-HASHIに向かっていくと後藤が加勢に入り、ジェイへ後藤の牛殺し+YOSHI-HASHIのトラースキックの連携攻撃。そこへすかさず石井がスライディングラリアットを見舞うがEVILがカット。石井はジェイにラリアットを放つもジェイがガードしブレードランナー狙い。石井が振り払うとSSSで投げ捨て、ブレードランナーを狙うが石井がリバースして垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、これで3カウント。

<試合後コメント>
矢野通
「オイ、チェーズ・オーエンズ! ずいぶん悔しかったらしいな、オイ! オマエなんかにな、俺と、(※『KOPW 2021』のトロフィーを指して)この子の絆なんかな、分かるわけねぇんだバカヤロー!」

オカダ・カズチカ
「2021年、いいスタートを切ることができましたし、まぁね、今日入場した時に思ったのは、石井さん、YOSHI-HASHIさん、後藤さんはNEVER 6メンのベルトを持って、矢野さんは『KOPW』のトロフィーを持って、僕は何も持ってなかったんで、2021年は何かしら獲りたいなと思いましたし……まぁ、2020年にやり残したことを、いろいろ久しぶりに、何があったかなと考えてみたら、EVIL、オマエに負けてから、いろいろおかしくなったんだよな。『NEW JAPAN CUP』優勝できずに……まぁあの時はいなかったけども、今はもう一人、横にいるみたいだね。IWGPのベルトを巻いてた時のEVILの戦いは一つも見たことないけど、これは俺の直感だけど、一つだけ言わせてもらうと、オマエ、1人の方が強いよ。横にいる人、いない方が、俺はいいと思うけどね。ただ、この思いが新日本プロレスに通じるのか。今日もね、イスでドカンと派手にやってもらったんで、ぜひ、やり返す機会をもらえたらと思います。まぁ、明日からちょっと……日本は、日本だけじゃないですかね、暗いニュースが出て、ちょっと元気じゃなかなかいられない状況になるかもしれないですけども、俺たちはちゃんと帰ってきますし、2021年、いいスタートを切って、まぁどうなるか分からないですけど、またすごいオカダ・カズチカを見せられたらと思います。引き続き」

石井智宏
「昨日、50分近く試合してたヤツと、昨日何にもやってないヤツ。そりゃ何にもやってないヤツが有利に決まってるよな。だから、小僧、気にするな。またテメェが体調万全の時に、胸貸してやるよ」

チェーズ・オーエンズ
「ヤノ、ヤノ、ヤノ! トーキョードーム1日目の『ニュージャパンランボー』で俺は最初にリングインして、35分間最後まで生き残った! そして2日目、『KOPW 2021』決定戦4WAYの進出権を掴み取ったんだ! なのに、『ニュージャパンランボー』でリングインすらしてないヤノが、2日目に勝って終わるとはどういうことだ!ヤノ、俺は諦めないぞ! 次、日本に戻ったら真っ先にオマエのトロフィーを獲りにいく。俺から逃げられると思うなよ!」

EVIL&ディック東郷
「(※自ら持ち込んだイスに座って)何だよオカダ、この俺とやりてぇのか? オマエまさか、去年の『NEW JAPAN CUP』の決勝でこの俺に負けたこと、いまだに引きずってんじゃねぇだろうな、オイ!? 女々しい野郎だな、オイ。いいぜ、オメェがやりてぇんだったら、やってやるぜ。(※東郷に)なぁオイ」
東郷「オーケイ!」

第6試合


 ヒロムがIWGPジュニア王座の次期挑戦者に指名したSHOが闘志むき出しで先発を買って出ると、ヒロムも「やろうぜ!SHO!」と意気揚々と飛び出していく。
 ゴングが鳴ると両者ゆっくりと歩み寄って額を突き合わせてにらみ合い、足を止めてのエルボー合戦となり、1分以上ノータイムで打ち合っていく。そして互いにショルダータックルでぶつかり合い、SHOがロープワークで翻弄してからショルダータックルでなぎ倒してみせる。SHOはエルボー合戦でも見合いながらも自軍コーナーに押し込んでロッキーにタッチ。
 ロッキーはヒロムにエルボー連打からビンタ。さらにコーナーの対角を往復しながら連続で放つ串刺しフォーエバーラリアットも、ヒロムがブートでカット。ここにワトが飛び込んできてヒロムの気を引くと、ロッキーがヒロムを羽交い締めにするなかでワトのスワンダイブ式ミサイルキックが決まる。ロッキーが逆水平チョップを放ち、ヒロムにもチョップを要求。互いにチョップを打ち合っていき、優勢のロッキーがロープに飛ぶと内藤が場外から足を引き倒し、全員入り乱れての場外戦へ。ヒロムがロッキーをリングに戻して顔面を踏みつけBUSHIにタッチ。
 BUSHIはチンロックで絞め上げ、鷹木にタッチ。
 鷹木はフロントネックロックで絞め上げてから首にエルボースタンプを落とし、ネックロックからスライディングラリアットを狙うフェイントからコーナーに控える棚橋にエルボー。鷹木はロッキーにエルボードロップ2連打からセントーン。さらに肩口へのエルボースタンプを連打し、内藤にタッチ。
 内藤はロッキーをエルボーでコーナーに押し込み、振り子式串刺しドロップキック。ロッキーはエルボーで突っ張っていくが、内藤もエルボーで応じるフェイントからサミング。さらにスイングネックブリーカーを狙うがロッキーが暴れて脱出。ここにBUSHIが入ってきて2人でロッキーをロープに振っていくが、ロッキーが2人まとめてフランケンシュタイナーで投げ捨てて飯伏にタッチを求めるが、先に内藤がSANADAにタッチしロッキーのタッチを妨害。
 SANADAはロッキーをロープに振っていくが、ロッキーはフランケンシュタイナーで切り返し飯伏にタッチ。
 飯伏はSANADAにエルボー連打からロープに走ってレッグラリアート。飯伏は掌底連打からソバット、その場飛びムーンサルトプレス、続けてジャーマン・スープレックスを狙うが、SANADAがコーナーに叩きつけてクラッチを切ると飯伏の足を刈ってパラダイスロックで固め、低空ドロップキックで吹っ飛ばす。SANADAはTKOを狙うが、飯伏が着地し、SANADAのTKOを着地して掟破りのドラゴンスリーパーを狙うが、SANADAはこれを抜け出してスワンダイブ式ミサイルキック。両者タッチ。
 棚橋と鷹木の対面となると、両者正面からエルボーで打ち合っていき、棚橋がフライングフォアアームからドラゴンスクリュー。棚橋はスリングブレイドを狙うが、鷹木が追走式ラリアット。さらにラリアットを狙うが、棚橋はツイスト・アンド・シャウト。もう1発ツイスト・アンド・シャウトを狙うが、鷹木は鷹木式ツイスト・アンド・シャウトで反撃。棚橋は太陽ブロー連打からドラゴン張り手も鷹木は龍魂ラリアット。鷹木はBUSHIにタッチ。
 BUSHIはミサイルキックからフィッシャーマンスクリューを狙うが、棚橋がツイスト・アンド・シャウトで切り返し、ワトにタッチ。
 ワトはBUSHIにローキックとミドルキックのコンビネーションからエルボー+ソバットのコンビネーション。さらに延髄斬りからスワンダイブ式エルボースマッシュを決め、左右のローキック連打からバズソーキックを発射も、これをBUSHIが回避すると内藤が飛び込んできてガットショット。BUSHIの回転エビ固めに合わせて内藤が低空ドロップキックを叩き込む。
 BUSHIがワトにフィッシャーマンスクリューからコーナーに上ってエムエックスを発射も、ワトが回避するとロッキーが飛び込んできてBUSHIへランニングニー。内藤がロッキーに低空ドロップキック、SHOが内藤にラリアット、ヒロムがSHOのラリアットをキャッチしてフランケンシュタイナーを狙ったところをSHOがパワーボムの体勢もヒロムが着地してトラースキック、ワトがヒロムにレッグラリアートを見舞い、ワトがBUSHIに旋風脚。ワトがBUSHIへレシエントメンテを狙うが、BUSHIが脱出するとワトがバックブローを叩き込むが、ここに鷹木が飛び込んできて串刺しラリアット、さらにSANADAがビッグブートで怯ませ、鷹木が延髄ラリアット、BUSHIがバッククラッカーからフォールも飯伏&棚橋がカット。BUSHIはワトへ新技のテリブレ(=テキーラ・ショット)を叩き込み、エムエックスを叩き込んで3カウントを奪った。

 試合後、飯伏はSANADAと、ヒロムはSHOと、そして鷹木は棚橋とそれぞれの持つベルトを挟んで睨み合い、決戦への機運を高めた。

BUSHI「残念だったなあ!川人!勝ったのは俺だ!東京ドーム大会が終わり、この先の予定、なにもないのが俺と内藤だけ。鷹木はNEVERのベルトを持って、ヒロムはジュニアのベルト。そしてSANADAはタイトルマッチが決まってるようだし、俺は暇してるんだよ。だから、マスター・ワト……いや、川人!俺が相手になってやる。たとえやっても、何度やっても、結果は今日と同じ。お前が勝つことは無い。この2021年、新日本のリングに注目を集めるのは俺達だよ。エンセリオ!マ・ジ・で!」
 
<試合後コメント>
ロッキー・ロメロ
「やっと俺の第2のホーム、トーキョーに帰って来れた。トーキョードームシティで過ごした時間はとても濃い。でもTOKYO DOME CITY HALLの中に入ったのは今日が初めてだ。こんなに何度もここに来ているから、俺がトーキョードームシティーアンバサダーに任命されてもおかしくないだろう。ニュージャパンのファン、こんな時でも変わらない応援ありがとう。NJPW WORLD、公式YouTube、それにFITE TVをチェックしてくれるみんなもありがとう。みんなのことが大好きだよ。2021年は良い年にしよう」

マスター・ワト
「BUSHI! BUSHI! もう一回、やらせろ! ああ、次は俺がおめえから勝ってやる」

SHO
「何年前かわからない。俺が大学生の頃だ。愛媛の松山市の大街道って所でな、七夕の短冊に書いたんだ。『IWGPジュニアのチャンピオンになる』って。ベルトがかかってようが、かかってなかろうが、全力で戦っていれば自ずとベルトのほうから、チャンピオンのほうから近づいてきてくれるもんだな。昨日、正直、俺は高橋ヒロムと石森太二の試合を見ながら、心の中で高橋ヒロムを応援していた。ひょっとして、ひょっとすると、高橋ヒロムが勝って、俺の名前、そう『SUPER Jr.』で勝ったから俺の名前、出してくれるんじゃねえかって祈ってた。祈りに祈ってた。叶うもんだな。本当に何が起こるかわかんねえ世の中だ。改めて、俺から言わせてもらう。チャンピオン、そして会社、実行委員! この俺、SHOを、IWGPジュニアのベルトに挑戦させてくれ!」

棚橋弘至
「非常に気になってる選手が一人います。いやあ、昇り龍の如く上がってきた選手と、下り逸材……わかんないけど、NEVER! 決して疲れない。決して諦めない、落ち込まないという意味では日頃からNEVERを実行しているのは俺なんでね。いやあ、NEVERかぁ。NEVERだなぁ。NEVER行くか! NEVERに再起を懸けますよ。(カメラに向かって歯をむき出しにしながら)鷹木! 挑戦してやるからな!」

飯伏幸太
「まだ、まだまだ始まったばっかりだから。完全には決まってないですけど、まだ試合は。まあ、今日負けたから特に何も言うことはない。でも、僕はSANADAさんとなら、本当にクリーンなものができると思ってる。本当にそちら側でもいいんですか?」

鷹木信悟
「仕切り直しだよ。今日から2021年のスタートだ。早速、ターゲットを見つけたぞ。おい、誰かわかるよな? 誰かわかるよな? もちろん、相手は棚橋! 棚橋弘至だ、おい! 棚橋、な~にが逸材だ、この野郎! 100年に一人の逸材だと? あんなの俺からしたら逸材じゃねえよ。ただの偽りだよ! 何がプロレス界のためだ、こら! 保身するようなことばかり言いやがって! 本当にプロレス界のためを思ってんだったら、棚橋! おい、棚橋! お前が怖くないんだったらよ、このNEVERの激烈な戦いに、入って見ろ! 棚橋、逸材なんだろ? 偽りじゃないんだろ? だったら、それを証明してみろよ。やるのか、やらないのか! あとは棚橋と新日本次第だ」

BUSHI
「ふぅー……まあ最後噛んじゃったからね。もう一度発表しておくよ。肝心なことだから。マスター・ワト、いや川人。お前とシングルやってやるよ。『SUPER Jr.』でもやって、結果は出てるんだよ。なあ、この先も結果は変わらないよ。お前のために予定を空けておいてやるよ」

高橋ヒロム「(『SUPER Jr.』の優勝トロフィーとIWGPジュニアのベルトを抱きしめながら)ああ……ああ……なんて楽しいんだ……。SHO、お前との試合はな~~んでこんなに気持ちいいんだ? ああ、ありがとう。ありがとう、SHO……。(だんだん小声になって)お前と戦えるのはこんなに……こんなに……楽しいなんて思わなかった……。なんか、『SUPER Jr.』で負けちゃったこと、あの時も言っただろ? 変な気持ちなんだよ。まだ変な気持ちなんだよ。お前が俺に勝って、その時に感じてしまった、このなんとも言えない感情。二度と言いたくない、二度と言いたくないあん時のこの感情! でも、なぜだかうれしいんだ。うれしいんだよ、SHO! なんでだろう? なんでだろう? 教えてくれよ。欲しいんだろ? 言ってたよな。リング上でも俺に言ったよな? このベルトに挑戦させてください。敬語まで使って俺に小さな声で、俺にだけ聞こえるように小さな声で『挑戦させてください』って、はっきり言ったな。いいんだ。それがSHOだ。そのままでいてくれ。俺はそのままのSHOと戦いたいんだ」

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