桜庭和志から王座を防衛した拳王がNOAH日本武道館大会に向けて「いいかクソ野郎ども!夢は大きくもて!夢を語れ!夢を諦めるな!」

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 6日、東京・国立代々木競技場第2体育館にてプロレスリングNOAH『NOAH the BEST ~FINAL CHRONICLE 2020~』が行われた。
 2020年最後のNOAHビッグマッチとなるこの大会では、GHCヘビー、GHCナショナル、GHCジュニアヘビータッグの3大タイトルマッチが実現。

 第5試合で桜庭和志を相手に王座戦を行うことになったGHCナショナル王者の拳王は「PRIDE時代の全盛期の桜庭和志に戻してやる。今の桜庭にないものは緊張感、殺気。俺が殺伐とした桜庭に戻してやる」と意気込み、これを聞いた桜庭は「僕の練習のイメージはブアカーオ(・ポー・プラムック)を相手にしてる。別に笑ってるからってヘラヘラやってるわけじゃないですよ?楽しいから表情に出るわけですよ。効いてるからニヤっと笑っちゃうわけですよ。僕はふざけてるつもりはないです」と桜庭節を笑顔で展開。これに会見でキレた拳王はベルトで桜庭を殴りつけると机からのP.F.Sを投下し、悶絶する桜庭に「ナメんじゃねえぞ!」と吐き捨てて会見場を後にしていた。
 
 試合が始まるなり桜庭が打撃で圧倒し、拳王は一度場外へ逃れる。
 リングに戻った拳王が掌底の打ち合いを挑むが、互角に打ち合った桜庭が飛びつき腕ひしぎ。逃れた拳王はマウントをとっていくがこれは桜庭がロープに足を伸ばしブレイク。
 再度マウントを取った拳王の腕を桜庭がとると、今度は拳王がロープに足を伸ばしブレイク。一進一退の打撃と関節の取り合いになるが、5分をすぎると桜庭がスタミナが切れたのか、一度場外に降りてカウントいっぱいまで深呼吸して息を整える。
 蹴り合いは拳王が優勢になるが、桜庭は飛びつき腕ひしぎを狙うも拳王がその場飛びフットスタンプからP.F.S。避けた桜庭が裏アキレス腱固めを狙い足をロックしていくが、これを回転して切り返した拳王がそのまま丸め込み3カウント。


 勝利した拳王は「見ただろあいつ?久々に怒ってただろ?全て俺の作戦勝ちだ。そして、俺が2年前からずっと言ってきたこと、とうとう実現するだろ?テメーらクソ野郎どもに言ってやるぞ、叶わない夢なんかないんだよ!夢は実現させるためにあるんだよ。めちゃくちゃ大きな夢、ちょっと萎縮して声に出さないなんかやめておけよ。2年前、ノアが武道館に帰れるなんて思ったやついるか?いねーだろ!?おい、俺がな、言い続けてきたんだ。そしたらな、少しは心の片隅に置けるようになっただろ?そこから徐々に夢に近づいていくんだよ。いいか!テメーらクソ野郎どもに言うよ!今の世の中な、不自由あるかもしんねー、だがな!夢を諦めるな。夢を追いかけ続けろ。そしたらな、必ず、実現する。それが、夢ってもんだオイ。もう一つ、俺の夢を今日ここで語ってやる。日本武道館、超満員!そして、俺がメインイベントで、勝利、そして、最後の花道を歩く。それが、俺の、次の夢だ。オイいいかクソ野郎ども!夢は大きくもて。夢を語れ、いいか?これからはな、夢を実現させた拳王、俺に、ついてこい」と、2月12日に開催が決定した日本武道館大会へ思いを馳せた。

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