桜庭和志が新技披露で杉浦貴とともにGHCタッグ王座初防衛に成功!船木誠勝&丸藤正道が挑戦表明!「楽しくなくて無理矢理やるより楽しくてやったほうが面白い」

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 28日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『PREMIUM PRELUDE 2020』が行われ、“杉浦軍”杉浦貴&桜庭和志がGHCタッグ王座の初防衛に成功した。

 新型コロナウイルスの感染拡大が叫ばれる中でも、無観客興行やテレビマッチで歩みを止めずにプロレスを伝え続けてきたプロレスリングNOAH。しかし外国人選手の来日が叶わず、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.&レネ・デュプリが保持していたGHCタッグ王座が返上されることとなり、8月のカルッツかわさき大会では“AXIZ”潮崎豪&中嶋勝彦との新王者決定戦を制した“杉浦軍”の杉浦貴&桜庭和志が王座についた。

 しかし、NOAHの反体制ユニットである”金剛“の面々は新王者決定戦に金剛のタッグが選ばれなかったことに対して会社への不満を顕にしており、この新王者決定戦後にマサ北宮&征矢学が早速挑戦を表明。
 その直後に中嶋が潮崎を裏切って金剛入りを表明したことからリング上は大混乱となり、なんとかこの日の大会を締めてバックステージに現れた杉浦は「せっかく俺とサクがベルト巻いたんだから俺たちを主役にさせてくれよ」と不満を述べていた。

 9月から開幕したシングルリーグ戦である『N-1 VICTORY』では、征矢が桜庭から技アリの勝利を奪っており機運を高めた状態で挑戦表明から約2ヶ月の時を経て決戦に臨んだ。


 「桜庭出てこい!」と叫ぶ征矢に対し、桜庭は「呼び捨てにすんな!」と激怒して試合はゴングを待たずに乱闘からスタート。
 桜庭は場外戦で征矢を痛めつけ、腕へのキック連打からアームロック。征矢がロープを掴んでもローリングして引き剥がしながらじっくりと絞り上げる執拗な腕攻めを展開。征矢が敢えて痛む右腕で反撃していくと杉浦は真っ向から打撃戦を挑んで圧倒し、王者組が試合を支配。
 圧倒的不利な状況の中で北宮は奮起し、杉浦の怒涛のエルボーやターンバックルパワーボムを受けきって鬼の形相で立ち上がるとヘッドバッド一発で杉浦をダウンさせ、サイトースープレックスで叩きつけて勝負を征矢に託す。
 征矢は桜庭にアームロックをかけられながらも恐るべきパワーでぶっこ抜いてデスバレーボムで叩きつけ、ロープに飛んで渾身の弾道を放つものの、桜庭がこれをキャッチして飛びつき腕十字。さらに新技の変形キーロック2で絞り上げると征矢も無念のタップ。

 初防衛に成功した2人が勝ち名乗りを上げているところへ、丸藤正道がリングへ上がると2人を祝福しつつ「そろそろM’s allianceにもベルト欲しいんだよね。桜庭さん、このリングですげぇプロレス楽しんでますね。よかったら、そのベルトをかけて俺ともっとプロレスを楽しみませんか?タッグマッチなんで、俺が見たいのは杉浦vs船木。桜庭vs船木!M's alliance、丸藤と船木でそのベルト挑戦させてもらえますか」とM’s alliance新メンバーの船木誠勝とともにタッグ王座への挑戦を表明。王者組も丸藤と握手を交わしてこれを受諾した。

 バックステージに戻った杉浦は、前日のQUINTETで桜庭と対戦して絆が深まったことが勝利につながったと語り、気さくに「サク」と呼ぶ杉浦に桜庭が「呼び捨てにすんな!」とおどけながら怒るなど仲睦まじい様子を見せる。
 『K-1Dynamite07'』で船木と対戦経験のある桜庭は、次回の防衛戦について聞かれると「丸藤さんと船木さんって、楽しいですよね。楽しくなくて無理矢理やるより楽しくてやったほうが面白いんで。今日の相手はデカくて簡単に持ち上げられちゃったりとキツいんですけど、『こっちも頑張んないと!』って。変な意味じゃなくて、本当に楽しいよね」と笑顔で語る。

 そして、フィニッシュとなった新技について聞かれた桜庭は「名前、杉浦ロックとかでいいんじゃないですか?」と提案するも、杉浦は「いや、俺やってないから(笑)」と固辞。
 桜庭は「じゃあ変形キーロック2とかでいいんじゃないですか?僕も関節技の名前とか分かんないですよ。前に使った変形キーロックは足を使ってやるやつで、今日使ったのは腕を使って三角に絡めるやつだから。前のを1にして。まあ、『(杉浦ロック)』とか付けて(笑)」と技を解説するとともに四苦八苦しながら技名を付けて去っていった。

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