“桃の青春”原田大輔&小峠篤司がGHCジュニアタッグ王座を防衛も前王者の小川良成&HAYATAが襲撃し宣戦布告!

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 28日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『PREMIUM PRELUDE 2020』が行われ、“桃の青春”原田大輔&小峠篤司がGHCジュニア・ヘビー級タッグ王座の初防衛に成功も、試合直後に前王者である小川良成&HAYATAの襲撃を受けた。

 小峠は今年5月に結成された新ユニット “FULL THROTTLE”のリーダーに就任するも、9月に同ユニットを裏切って原田とのタッグ“桃の青春”を復活させ、10月には“STINGER”の小川良成&HAYATAに勝利して約3年10ヶ月ぶり4度目のGHCジュニアタッグ王座を戴冠。しかし、小峠に裏切られたFULL THROTTLEの面々は怒りに震えており、同ユニットのYO-HEY&吉岡世起が挑戦に名乗りを上げた。

 ゴングとともに吉岡が突っ込んでいき小峠と感情むき出しの激しい打撃戦を展開し、YO-HEYは原田をスピードで翻弄。互いに得意とする鋭い蹴り技で攻め立てていき、YO-HEYのトペ・コンヒーロと吉岡のケブラーダの場外編隊飛行なども飛び出した。
 しかし小峠&原田は冷静に戦局を立て直して息の合った連携を見せ、2vs1の場面を作り出してそれぞれに有効打を与えていくとYO-HEYに狙いを定め、雪崩式の合体パワーボムや小峠のダイビングボディプレス+原田のダイビングエルボードロップ、さらに原田が肩車で担ぎ上げたYO-HEYへ小峠がミサイルキックを放つ合体攻撃も見せ、最後は原田が片山ジャーマンスープレックスホールドで試合を決めた。

 初防衛に成功した桃の青春は勝利を喜び合ってマイクを取るが、ここに突如前王者組の小川&HAYATAがリングに飛び込んでくると桃の青春を襲撃。小川が小峠にバックドロップ、HAYATAが原田へヘデックを見舞ってKOすると、ベルトを掲げながら王者組を踏みつけて宣戦布告した。

 バックステージに現れた小峠は「腹立ちますね。俺たちはNOAHジュニアを作り上げるって決めた以上はどんな相手ともやるつもりなんで、望むところやって感じです。やったろうやんけオイ!」と荒々しくコメント。
 大ダメージを負って息も絶え絶えな原田は「HAYATA!大阪、あんなんじゃ済まさんぞ。次はもっともっとやったるわ。クソ!ふざけんなコラ!」と叫び、ふらつきながら去っていった。

 また、この日の第3試合では鈴木鼓太郎&小川良成&HAYATAvs覇王&仁王&タダスケの6人タッグマッチが行われ、鼓太郎がタダスケをギリギリまで追い詰めるもののHAYATAが放ったトラースキックが誤爆。すかさずタダスケがスクールボーイでGHCジュニア王者の鼓太郎から3カウントを奪うまさかの結末を迎えた。
 その後、荒ぶる鼓太郎がHAYATAに詰め寄り、仲裁に入った小川に強烈なエルボー。これに激怒した小川も鼓太郎を攻撃し、最後は小川&HAYATAがダブルのダイガードライバーで鼓太郎を突き刺して去っていった。
 これについて小川は「今の俺にとって鼓太郎とHAYATA、どっちが必要かってことだよ。それだけだ」と語り、鼓太郎も「形あるものはいつか壊れるから」と淡々と語るなどSTINGERの決裂は決定的に。

 目まぐるしく勢力図が書き換えられるNOAHジュニアユニット抗争、そしてシングル、タッグともに荒れ模様のジュニア王座戦線の行方に注目していきたい。

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