【試合詳細】10・31 アイスリボン後楽園ホール大会 【ICE×∞】鈴季すずvs梅咲遥 【リボンタッグ】柊くるみ&宮城もちvs山下りな&尾﨑妹加 【FantastICE】世羅りさ with オルカ宇藤vs雪妃魔矢 with 尾崎魔弓 藤本つかさ&中島安里紗vsつくし&安納サオリ

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『Oktober Iceribbon Fest2020』
日程:2020年10月31日(土)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:528人

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[Joint Army]●松屋うの/本間多恵(Beginning)/進垣リナ(2AW)
9分48秒 動くこと雷霆の如し→片エビ固め
○トトロさつき/Yappy/真白優希

▼シングルマッチ 20分1本勝負
●ラム会長(666)
7分44秒 怨霊クラッチを切り返しての片エビ固め
○藤田あかね

▼タッグマッチ 20分1本勝負
●星ハム子/佐藤綾子(ディアナ)
9分58秒 グッド・いぶニング
アジャ・コング(OZアカデミー)/○星いぶき

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[ベストフレンズ]○藤本つかさ/中島安里紗(SEAdLINNNG)
17分37秒 ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールド
●つくし/安納サオリ(フリー)

▼FantastICE選手権試合 30分1本勝負
【王者】○世羅りさ with オルカ宇藤(フリー)
18分26秒 羅紗鋏→片エビ固め
【挑戦者/正危軍】●雪妃魔矢 with 尾崎魔弓(OZアカデミー)
※初代王者が5度目の防衛に成功
※TLCマッチ/T(助けてくれる人)L(レザー)C(チェア)の利用が認められる

▼インターナショナルリボンタッグ選手権試合 30分1本勝負
【王者組/フランクシスターズ】○柊くるみ/宮城もち
16分31秒 ダイビングボディプレス→体固め
【挑戦者/Rebel&Enemy】山下りな(フリー)/●尾﨑妹加(フリー)
※第49代王者が3度目の防衛に成功

▼ICEx∞選手権試合 30分1本勝負
【王者】○鈴季すず
12分42秒 ジャーマン・スープレックスホールド
【挑戦者】●梅咲遥(ディアナ)
※第31代王者が2度目の防衛に成功

すずが梅咲との10代同士の王座戦を制してICE×∞王座V2!リボンタッグ防衛のフランク姉妹が妹加を一蹴!世羅はFantast王座防衛もオルカのオルカは守れず!いぶきが悲願の母超え!つくしが改名を決意?!

オープニング


 ハロウィン調の曲に合わせてコスプレした選手たちによるパレード風選手入場式。

 銀魂の神楽のコスプレをしたすずが代表して「みなさーんこんにちはー!はい、たくさんのご来場ありがとうございます。それでは本日初めてアイスリボン見にきたよという方手を上げてください!・・・すごいすごいすごい沢山いらっしゃる!ありがとうございます!今回はコスプレをして、ハロウィンなのでコスプレをしてファッションショーをしてみました!どうですか!?はい、それでは本日もたくさん試合があるので皆さん楽しんでください。アイスリボンオクトーバーリボンフェスト!2020、スタート!」

第1試合


 トトロたちが突撃し試合開始。それぞれをコーナーに振っていくが、ジョイントアーミーはコーナーに座ると、蟻地獄のように待つ。真白が進垣に近づいていくと、進垣は引き込み式ぶら下がり腕十字。これをトトロたちがカットすると、真白が猪木アリ状態で進垣を挑発。進垣は近づいてサラッと腕ひしぎ。これをトトロたちがカットすると、進垣は本間にタッチ。

 本間は串刺しバックエルボーから顔面に低空ドロップキック。フォールも2。
 本間はロープに飛ぶが、トトロがエプロンから蹴りつけると、真白が背中にダブルチョップ。だが真白は手のひらが痛かった様子で悶絶し、本間がそこを蹴りつけて引き起こすとエルボー。エルボーの打ち合いになるが、真白はエルボーを打った腕が痛いようで自分の腕を押さえる。我慢してエルボー連打も、本間は受けきりエルボー連打でロープに押し込み、ロープに振るが真白はカウンターのドロップキック。真白はYappyにタッチ。

 Yappyはヒッププレス連発からフォールも2。
 Yappyは本間をロープに振っていくが、本間はクロスボディアタック。Yappyはキャッチするが、進垣が本間の背中にドロップキックを叩き込みYappyごと倒すと、本間がそのままフォールも2。
 進垣と本間がYappyをロープに振り、本間がソバットから進垣がギロチン式フェイスバスター。さらに本間がミサイルキックからフォールも2。
 本間が走り込むが、Yappyはカウンターのサイドバスターからギロチンドロップも、避けた本間がアキレス腱固め。カットしようとしたトトロと真白をジョイントアーミーが関節技で抑えるが、Yappyはロープを掴みブレイク。本間はうのにタッチ。

 うのはドロップキック連発からフォールも2。
 うのはラリアットを避けてバックブローからロープに飛ぶが、Yappyはガットショットで迎撃しランニングミドルからギロチンドロップ。さらに引き起こすと肩に担いで前に落とす。Yappyはトトロにタッチ。

 トトロは真白を担いでうのに叩き込もうとするが、真白が暴れて逃れるとカニバサミで倒しトトロをうのに叩きつける。トトロがそのままフォールも2。
 うのはトトロを大外刈りで倒してフォールも2。
 ジョイントアーミーでトリプルサンドイッチドロップキックから投げようとするが、耐えたトトロがリバースすると、Yappyが串刺しブロンコバスターからトトロがフォーリントトロを狙うも、真白がどかせてコーナーに登るとクロスボディアタックからフォール。なぜかレフェリーがカウントを叩くが、間違いに気づいて真白に注意。
 トトロが改めてフォーリントトロを投下しフォールもジョイントアーミーがカット。
 トトロは担ぐが進垣がクロスボディアタックでカットし、本間もミサイルキック。うのが無道で捕らえるが真白がカット。
 うのが投げようとするが、耐えたトトロを丸め込むが2。
 うのがロープに飛ぶが、トトロがカウンターのクロスボディアタックで迎撃しフォールも2。
 トトロがカミカゼからフォールも2。
 トトロは動くこと雷霆の如しで突き刺し3カウント。

第2試合


 リングを周りお互い様子を見ると、巫女姿のあかねが「悪霊退散」と挑発し、ラムが「おばけじゃね―んだよ!」と叫んでロックアップ。あかねがロープに押し込み、悪霊退散とハンマーブローも、避けたラムがロープに振ってからダブルチョップ。受けきったあかねがショルダータックルで倒しロープに飛ぶと、エルボードロップを投下するがラムは避けて蹴り上げるとロープに振る。あかねはロープを掴んでスカすとフットスタンプも、避けたラムが場外に転がり出て「降りてこい」と挑発。しぶしぶあかねが降りるが、ラムは飄々とリングに戻り「アホじゃねーの」とバカにする。
 あかねがリングに戻るとラムは場外に降り「やっぱアホだよ」と挑発。

 あかねが場外に降りるフェイントをし、リングに上がったラムにヘアーホイップから背中にストンピング連打。さらにボディスラムで叩きつけてエルボードロップ。フォールも2。

 あかねは「悪霊退散」とチョーク攻撃から串刺し攻撃も、ラムが足を伸ばしてカットしフェイスバスター。
 ラムはストンピングからロープに振ろうとするが、耐えたあかねにチョップから改めて振ろうとする。やはり耐えるあかねにビンタからコードブレイカーを叩き込み、顔面に低空ドロップキックからフォールも2。

 ラムはジャーマンを狙うが、耐えたあかねはエルボー。ラムのチョップとあかねのエルボーの打ち合いから、あかねがハンマーブローを叩き込み串刺しラリアット。フォールも2。

 あかねがテキサスクローバーホールドで捕らえるがラムはロープを掴みブレイク。

 あかねはオクラホマスタンピートからフォールも2。
 あかねは担ぐが着地したラムが逆さ押さえ込みを狙うが、耐えたあかねにレインメーカーからフォールも2。

 ラムはロープに飛んで背中にドロップキックから619。
 ラムはコーナーに上るが、あかねはエルボーからそのまま担ぎ上げるも、ラムは暴れてフランケンで丸め込むが2。
 あかねが女の執念で丸め込み3カウント。

第3試合


 アジャがいるからか、この試合はハム子もいぶきもコスプレでなく通常コスチュームで入場。

 いぶきが突撃して試合開始。ハム子と佐藤はロープに振るが、いぶきはクロスボディを放つも二人はキャッチして前に落とすと、ハム子がボディプレスから佐藤がフットスタンプ。二人で踏みつけながら「母は強しー!」とアピール。

 いぶきは立ち上がると二人に交互に「クソババア!」とチョップを打ち込んでいくが、佐藤のドロップキックとハム子のチョップのサンドイッチ。
 いぶきは佐藤をコーナーに振って串刺しバックエルボーも、ハム子がいぶきに串刺しボディスプラッシュから佐藤が串刺しエルボー。ダブルのお・し・り・だー!で潰すが、いぶきはすぐにハム子に走り込む。佐藤とハム子は蹴りつけて迎撃し、佐藤がダブルアームで投げようとするが耐えたいぶきが「くそばばあ!」とチョップ。佐藤がサミングからロープにくくりつけると、尻におぼん攻撃連発からケンカキック連発。ロープに飛ぶが、いぶきはクロスボディアタックで迎撃しフォールも2。
 いぶきは投げようとするが、着地した佐藤がラリアットも避けたいぶきがスクールボーイも2。いぶきはアジャにタッチ。

 アジャは投げようとするが、耐えた佐藤がラリアットを避けるが、アジャは下から蹴りつけて投げようとするが、佐藤は丸め込むが2。
 佐藤はガットショットから前方回転エビ固めを狙うが、アジャは耐えてヒッププレス。避けた佐藤がロープに飛んで顔面に低空ドロップキックからコーナーに登るとミサイルキック。佐藤はハム子にタッチ。

 ハム子は串刺しラリアットから腹ウォッシュ。
 さらに担ごうとするが、耐えたアジャにショルダータックル連発。受けきったアジャがボディブロー。だが腹の弾力でハム子は耐えるが、アジャは二発目は強めにボディブロー。少し痛そうにしたハム子だったが、腹の弾力で弾いたハム子がシャイニング腹ザードを狙うが、アジャはラリアットで迎撃しブレーンバスターを狙う。耐えたハム子にバックブローも、ハム子が避けるとビンタ。だがアジャの背後から佐藤がおぼん攻撃を叩き込み、ハム子がシャイニング腹ザードからフォールも2。
 ハム子と佐藤はダブル攻撃を狙うが、アジャが二人まとめてブレーンバスターで投げ捨て、ハム子にバックドロップからフォールも2。
 アジャはいぶきにタッチ。

 いぶきはダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
 いぶきのチョップとハム子のエルボーの打ち合い。いぶきがチョップ連打からラリアットを避けてバッククラッカー。アジャがラリアットでなぎ倒し、いぶきがライトニングスパイラル。フォールも佐藤がカット。
 いぶきはコーナーに登るが、佐藤が動きをとめてハム子がチョップから肩に担ぐが、いぶきが丸め込もうとするもハム子が潰してフォールも2。
 ハム子のハムロールをいぶきが蹴りつけてカットし、グッド・いぶニングを狙うがハム子が潰してフォールも2。
 ハム子が担ぐが着地したいぶきがバックを取るが、アジャのラリアットがいぶきに誤爆し、佐藤が投げ捨てジャーマンからハム子がデスバレーボム。
 フォールもアジャがカット。
 佐藤とハム子がアジャに走り込むが、アジャはダブルラリアットでなぎ倒し、いぶきがエルボースマッシュからエルボー連打。ロープに飛んでランニングエルボーでなぎ倒しフォールも2。
 いぶきはいぶロールも2。
 いぶきはダブルチョップもハム子はショートレンジラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 ハム子はラリアットでなぎ倒しフォールも2。

 アジャはハム子に一斗缶攻撃からいぶきが丸め込むも2。いぶきは再度丸め込み3カウント。

いぶき「ハム子から取ったぞー!やっと、やっと今年の目標を達成できました。アジャさん自分の隣りにいてくださってありがとうございました。これで目標達成して満足してる場合じゃない。次の目標は、シングルで初ハム子を倒すことだ―!まだまだ親子の抗争は続いていくからな。覚えとけ!アジャさんお願いします」
アジャ「いぶき!有言実行ようやった。今日勝ったのは間違いなくお前だよ、勝ったっていう結果出したのお前だよ。最高だな。今年の目標達成できて。でも今自分でも言ったように、今サポートも入ったし、次はやっぱりサシの勝負でやらないと。きっちりと親を倒して、乗り越えていかないと。でも、親乗り越えるのって、だいぶ大変だと思うよ。勝ったから乗り越えられるもんじゃないから、なかなかしぶてーぞ親っていうのは。うるせー事も言うしさ。でも言ってくれる人がいるうちは花だってこともちょっとだけ覚えとけ。お前が強くなったらいろんな事言ってくれる人減ってくるけど、あいつはずっと言ってくれると思う。うるせーけど、それが親の役目で、最後に子供にテメーより上に行って欲しいと思ってうるさく言ってる。最後にリングで見せて乗り越えて、乗り越えた先にはあいつの面倒見なきゃいけなくなるからな。乗り越えた後面倒見なきゃいけなくなるというのは真理だから。あれが欲しいこれが欲しいってうるさく言うからな。こんな親でも未だにうちのお母ちゃんを乗り越えたと思えないぐらいだからさ、だいぶ大変だなと思うけどでもリングは勝つ負けるがはっきりするところだから、次シングルやってきっちり結果出しなね。で、ハム子はよ、親心はあると思うけど負けたって事実はあるんだから、次はいちレスラーとして本気でぶっ潰してあげた方がいいんじゃないか。あっさり越えられたら何にも言えなくなるよ。ここまでは関わらせてもらったけど、こっからはせいぜい親子喧嘩を続けてください。最終的にどんな結末になるか見届けるかは、皆さんと一緒に見届けるから一緒に見届けましょうね。今日は勝ったって事実があるのは星いぶきだー!」

<試合後コメント>

アジャ・コング&星いぶき
――アジャ選手、今日は素直にいぶき選手の頑張りを褒めると
アジャ「いやいや、褒めてあげるも何も、結果をちゃんと出しましたからね。たしかに危ないこともあったし、助けに行こうとしたけど『自分で行くんだ』と。大体こういうのって負けフラグなんですけどね、そういうことも覆して、キッチリ結果を出しましたから。やっぱりね、母に勝ちたい、ハム子に勝ちたいって気持ちと、気持ちだけじゃ足りないんだってので、ここまで努力してきた成果が1つ出たんだと思います。で、ホントは5月にやるはずだったけど、半年延びてよかったなって。最初5月にやるときは気持ちが高ぶってたけど、気持ちだけで倒せない部分もある。この半年で今までの状況と違ったことも合って、多分いろんなことを悩んだだろうし、でも色んなことを考える時間もあったから、今日という日で良かったんじゃないかなと。そこに向けて勉学も励み、色んなことを勉強して、成長して、それが今日1つの結果として成ったので、最高じゃないですか?」
いぶき「やっと、ずっと言ってた目標を達成できたので、すごい自分は嬉しいです!」

――5月4日の無観客試合で封印したエルボーが久々に解禁されました
いぶき「もう、勝ちたいって一心で出した渾身のエルボーだと思います。まだ肩は完治とは言えないんですけど、本当に星ハム子を倒したかったので、今日出さないとって自分の中で決めてて、封印を解除してエルボーを出しました」

――次の目標はハム子選手にシングルで勝つこと?
いぶき「はい。勝ちます」

――アジャ選手はその報告を受けることが楽しみ?
アジャ「そうですね。『シングルで勝ちました』もそうだし、多分勝つことによってまた新たに色んなものが見えてくると思うんで、そうなったときにね。今日も勝ってよかった、それも結果だけど、それが全てじゃないってことが分かっててくれたんでね。シングルで、完全に自力で倒さないと意味がないって。親子としてもそうですけど、レスラーとしてもね、シングルで勝っていくっていうのがなにより最高のモチベーションだし、それがみんな目指すところなので、そういうような気持ちを持てるようになったってことで、ハム子を倒したいっていうのもそうだけど、それが役に立ってその先のすずが持ってるベルトだったりも自分が行くんだっていう、そういった気持にも成ってくるだろうし、レスラーとしても一皮ふた皮剥けていくんだろうと思うし、すぐに結果が出るかわかんないけど、いい報告を私はずっと待ってるし、いずれやってくれると思うし、そこに行く間に色んな意味でつまずくこと、挫折することもあるだろうし。ハム子だってこの先黙っちゃいないだろうしね。奴も今チャンピオンだったりするわけだからさ。まあ、タッグだからいい、シングルはダメとかじゃなくて、今日負けたことで奴の魂にも火が点いただろうから。これでまたシングルでさらっと負けるようなことがあったら、ベルト持ってるなんて恥ずかしくて言えなくなるからさあ。でもどうせやるんだったらベルトぶん取るくらいの気持ちでやってほしいと思うし。まあ、親子ってのは残念ながら縁は切れないからさ。一生ついてまわるものだと思うから。でもレスラーとしても一回り二回り、今の自信を努力でさらに自信に変えてね、頑張っていってもらって、ハム子ももちろんだけど他の選手も倒して、最終的にアイスのベルトを巻くくらいになってもらいたいなって。それは、色んなものを背負っていかなきゃいけなくなるからね。今は向かう方だけど、ハム子を倒すってことは1つまたなにかを背負うことだから。それを背負い続けていかなきゃいけないっていう、今日がそれの始まりだと思うから。その重圧のほうが向かっていくより大変なことだと思うんで。周りの目も変わってくるからね。同世代とかも目つき変わってくるだろうからね。そういったものにも向かっていかなきゃダメだからね。ハム子を倒すだけじゃないからね。余計厳しい状況になるからね。でもやってくれると思います。でも、なんにしたって、『今年中に勝ちます!』と言い続けて、今年中に勝った。有言実行できるってのはやっぱスゴい。有言実行ってね、中々難しいですけどね、でも言っちゃったらやるしかねえもんな?」
いぶき「はい!」
アジャ「やらないとカッコ悪いからな。カッコ悪いの嫌だもんな?」
いぶき「嫌です!」
アジャ「だからですよ。だからそれもレスラーとしての魅力だからさ。カッコ悪い姿は見せたくないから、『言ったからにはやったるぞ!』と。だから良かったですよ」

第4試合


 つくしが突撃し藤本にドロップキック。さらに飛び出せ元気で場外に叩き出し、鉄柵に叩きつけていき場外乱闘。
 リングに戻り、つくしが藤本に、安納が中島に走り込むが、ベストフレンズはカウンターのドロップキックで迎撃。
 藤本がつくしを蹴りつけヘアーホイップから顔面に低空ドロップキック。藤本は中島にタッチ。

 中島は顔面ウォッシュからロープに振ってビッグブーツ。首投げからスリーパーで絞め上げ、これを離すとボディに膝蹴り連発からロープに振っていく。だがつくしがコルバタで投げ捨てドロップキックから安納にタッチ。

 中島が安納の顔面にビンタ。エルボーの打ち合いから中島がボディに膝蹴り連発。さらにダブルアームスープレックスからフォールも2。
 中島はヘアーホイップでコーナーに叩きつけて藤本にタッチ。

 藤本は踏みつけて挑発すると、安納の髪を掴んで引き起こし卍固め。
 ロープを掴んで逃れた安納の背中にドロップキックからフォールも、ブリッジして抜けた安納が踵落としからフィッシャーマンを狙うが、キャッチした藤本がカサドーラサッカーボールキック。キャッチした安納がドラゴンスクリューからエイトロック。これは中島が蹴りつけてカット。
 安納にダブルのドロップキックから丸め込もうとするが、安納が逆さ押さえ込みで切り返そうとするも藤本は切り返し低空ドロップキック。藤本は中島にタッチ。

 中島はケンカキック連発からビンタ。さらにエルボー連発から高速投げ捨てジャーマン。ビッグブーツからエプロンで藤本が蹴りつけ中島がビッグブーツからフォールも2。
 
 ビンタの応酬から中島が走り込むも、安納がカウンタの投げ捨てジャーマンからケンカキック連発。安納が走り込むと、中島はカウンターのパワーボムからフォールも2。
 中島が逆エビ固めで捕らえるが、つくしがドロップキックでカット。
 中島は串刺し攻撃を狙うが、安納は避けて延髄斬りからフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
 安納はつくしにタッチ。

 つくしはドロップキックから串刺しドロップキック。エルボーの打ち合いからお互い髪を掴んで振り回していくが、藤本がカットし首投げからサンドイッチサッカーボールキック。つくしが避けて誤爆させると、中島にエルボー連打。だが中島が強烈なエルボーから顔面に膝蹴りを叩き込みコーナーに上るが、安納が動きをとめてつくしがエルボーから正面に登ると雪崩式フランケン。フォールも2。
 つくしはドラゴンスープレックスを狙うが、耐えた中島がエルボーをガードして担ぐが、つくしがカサドーラフットスタンプ。フォールも中島が切り返しフットスタンプからジャーマンスープレックスホールドも2。
 中島は藤本にタッチ。

 藤本がミサイルキックから中島もミサイルキック。さらにサンドイッチ串刺しドロップキックから藤本が首投げからのサッカーボールキック連発。藤本がPKも、避けたつくしが突き飛ばす。藤本も突き飛ばすとエルボー合戦からつくしがエルボー連打。藤本がダブルチョップからロープに飛ぶが、つくしが追走カサドーラも、藤本がハンドスプリングで起き上がりサッカーボールキック。藤本は極楽固めも安納がカット。
 つくしが極楽固めも中島がサッカーボールキックでカット。藤本が極楽固めで捕らえるがつくしはロープに足を伸ばしブレイク。
 藤本がダイビングヘッドハンターからフォールも2。
 つくしがでんでんむしも2。
 つくしはラ・マヒストラルを狙うが切り返した藤本が延髄斬りからロープに飛ぶも、つくしはドロップキックで迎撃しコーナーに登るが、藤本が正面に駆け上がる。だがつくしが強烈なヘッドバッドから断崖式フットスタンプ。改めてコーナーに登りダイビングフットスタンプからフォールも2。
 つくしがドラゴンスープレックスを狙うが、耐えた藤本に安納が投げ捨てジャーマンからつくしがドラゴンスープレックスホールドも中島がカット。
 つくしは顔面にエルボー連発からロープに飛ぶが、中島がカウンターのキューティースペシャルから安納をエルボーで蹴散らす。
 つくしと藤本はエルボーの打ち合いからつくしがエルボー連打。さらにビンタも、藤本が強烈なビンタで倒し顔へのフットスタンプ連発。藤本はインフィニティを狙うが、耐えたつくしが中島のビッグブーツを藤本に誤爆させて丸め込むが2。
 つくしはハルカゼを狙うが、藤本が耐えてジャパニーズオーシャンを狙うが、つくしがソフトクリームで切り返すも中島がカット。
 つくしは投げようとするが耐えた藤本に安納がミサイルキックも、藤本が避けてつくしに誤爆。藤本はつくしにインフィニティも2。

 中島が投げ捨てジャーマンから藤本がジャパニーズオーシャンスープレックスホルドで3カウント。

<試合後コメント>

藤本つかさ&中島安里紗
藤本「勝った」
中島「勝った!危なげなくと言っていいと思います」
藤本「ホント?」
中島「はい。楽しかったあ。私は今日ホント、巻き込まれたって感じでアレですけど」
藤本「いやいや、原因はアンタよ」
中島「なんでよ?!あなたですよ?!まあでも、楽しかったからよかったかなって感じ」
藤本「安納はどうだった?」
中島「安納は……ね。まあでも、思ったよりは……まあ想像が低過ぎたんで、出来たかなってのはありますけど、結局、言うてもね、アイドル崩れの一派なんで。まあでも、まだまだやりがいがあるんじゃないかなって思いますよ。最後泣いてなかっただけ、意識があっただけでも上出来じゃないですか?」
藤本「いやあ、今日もまたスイッチを押された感じがしますね」
中島「分かったよ、つっか」
藤本「分かったぁ?」
中島「『あっ!』って、あった」
藤本「まあでも、その私のスイッチを押してくれる数少ない中の一人ではあると思うので、つくしは。頭ボコボコですけど、たんこぶも出来て。まあでも、やっぱり対角がいいかなって思います、つくしとは。闘ってるほうが。まあでも対等ではないけど、全く。あと一歩、つくしがなにか突き抜けるためのあと一歩。それは多分、私にかかってるんじゃないかなと思ってます。まあ私勝ったので、つくし改名させたいなって思っていて。いつまでもつくしっていうと、いつまでもキッズレスラーの感覚が抜けないので。それがもしかしたら、1つの原因になってるんじゃないかと思います。突き抜けられない原因。で、苗字を付けるなり、 何かしらつくしには提案したいと思います。それを受け入れるか受け入れないかはつくし次第。……いやマジでスイッチ押されたわ。このまま、もう私はホントに誰にも心を動かされない鬼になりそう。やばい!(笑)」
中島「いつもさ、そうやってさ、鬼滅ネタで最近攻めてくるけどさ、あんま分かんないからやめてもらっていいっすか?(笑)」『鬼滅の刃』誰でも知ってる感がなんかさ、分かんないから(笑)」
藤本「マジ鬼になりそうだから。鬼になったら止めてね?」
中島「じゃあ退治するね(笑)光りを浴びさせなきゃ……ごめんなさい、分かんない(笑)」
藤本「まあでも、安納サオリも私の首を狙ってると言ってくれてますけど、まだまだ差が大きいなと感じました。これからどうなっていくか、ホントに楽しみです。ありがとうございました」

つくし&安納サオリ
つくし「負けました。悔しいですね。でも今日の試合で藤本つかさが自分に伝えたいこと、ハッキリ分かったので。昔から自分は、すごいつっかさんに頼ってばっかで、23にもなってそれが変わらないことが、多分、自立してほしいっていう理由だと思うので。色々自分で決断して、考えて、プロレス人生送っていかないとなって。頼ってばかりじゃなくて。そう思いました。あと、アレですよね。改名。本当は前から言われてるんです。『苗字付けたほうがいい』とか、『改名したほうがいい』とかすごい言われてるんですけど、自分は断ってて。で、この試合で言われた感じですよね。でも、その名前を新しくしたら、変わってかなきゃいけない……なんて言うんですか?印?変わっていかなきゃなっていう意識に変わるのかなって思うので、ちょっと考えます」

――キッズレスラーは選手を続けていく場合二十歳を過ぎた頃に改名する選手が多いが、なぜつくし選手は解明しなかったか
「なんですかね、もうずっと10年間“つくし”としてプロレス人生歩んで来てるわけであって、すごいその名前が大事だし、大切にしてるからこそ変えたくなかったっていうのもあるんですけど、逆にその名前を使って、甘えていた部分が多分あるのかなって想います。つく一文字だけだったらキッズレスラーっていう印象?が多分あると思うので、甘えがあったのかなって思います。10年、その名前で子どもの頃からやってきたので、それを変えたくないっていう意地があって。それじゃダメだなって今日の試合を通して思ったので、なにかを変えていかなきゃいけないなって思ったときに、藤本さんから言われた、名前だと自分も思うので、前も断ってきたんですけど、変えるチャンスなのかなと思います」
安納「……効いたわあ、最後」
つくし「覚えてないんだけど」
安納「なんで?なんでなんで?八つ当たり?」
つくし「覚えてないって」
安納「覚えてないの?でもね、今日、初めて組んだのかな、つくしさんと。間近で、誰よりも近くでつくしさんの闘い見たけど、すごいですよ、ホント。今日ね、『個々で』って言われたんですよ、私。『タッグだけど個々で』って。正直寂しかったし、つくしさんが言うならってやってみたけど、まあね、助けてくださるところあったし、つくしさんの想いとか見 ててすごい伝わったし。私も最後、助けに行けなかったのはホントに申し訳なかったなって思うし、私もこの試合でまた新たなもの見つけちゃったかもしれないんでね。ちょっとこの10月31日、ハロウィンを機に、また安納サオリ、化けようかなって感じです。つくしさん、ありがとうございました。また次組んだとしても、組むかもしれないですけど、私は好きですよ?つくしさんのこと」
(安納は先に退席)
つくし「……もう組むつもりはないですね。なにか機会があればって感じです。ありがとうございました」

第5試合


 試合開始前に尾崎と雪妃が凶器攻撃も、レフェリーが一度とめる。
 ブランドバックを持ってきた尾崎と雪妃が、巨大ハリセンを持ってきた世羅に「レザーなわけねーだろ!ビニールだろ!本革持ってこい!」と抗議。
 世羅が無視して巨大ハリセンで殴りかかるが、雪妃がカットし、ロープに飛んだ世羅の足を場外から尾崎が掴んでコケさせると雪妃がムチ攻撃連発。
 雪妃がムチを使ったチョーク攻撃から、これを離してのムチ攻撃。尾崎がチェーンを持ち込むが、これはレフェリーが注意。雪妃がレフェリーを宇藤に叩きつけると場外乱闘へ。
 尾崎がそのすきに世羅にチェーンナックル連発からチェーンへのフェイスバスター2連発。
 尾崎はチェーンを使ったキャメルクラッチから、これを離すとイスをすねに落下させる。さらにもう片方の足にも椅子を落下させるが、腿に当たったため改めてスネに落下させる。雪妃がフォールも2。

 尾崎が世羅に首輪をつけて、正面に投げ捨て絞首刑。このチェーン攻撃をやめない尾崎にレフェリーがドロップキック。レフェリーの胸ぐらを掴んだ尾崎が「レフェリーがドロップキックしていいのか!」と抗議。
 雪妃が世羅にムチ攻撃も、世羅はムチを掴んで奪おうとして綱引き。宇藤が一緒に引っ張ろうとするが、尾崎と雪妃はこれを離してコーナーに二人が吹っ飛んだのを見ると、ブランドバックでの串刺し攻撃。雪妃は世羅をカニバサミで倒し、世羅の顔面を宇藤の股間に叩き込み、さらに宇藤の股間にブランドバック攻撃。宇藤は股間を押さえて七転八倒。
 尾崎と雪妃が世羅の顔面に交互にブランドバックを叩き込んでいき、サンドイットブランドバック攻撃も世羅が避けて誤爆。世羅はブランドバックを奪い、殴ろうとするが高そうだった為日和って振り切れず、そこへ雪妃がビッグブーツからロープに飛ぶが、世羅がドロップキックで迎撃し場外乱闘へ。

 ことごとく役にたたない宇藤が尾崎を後ろから羽交い締めにするが、尾崎は「女房が見てんだろ!」と恥じらい宇藤が手を緩めたところでブランドバックを顔面に叩き込んでいく。
 世羅が雪妃をリングに投げ入れ椅子へのボディスラムを狙うが、耐えた雪妃とエルボー合戦。雪妃がサミングから椅子へのボディスラムを叩き込むが、立ち上がった世羅がエルボー合戦からラリアット。だが雪妃がサミングから椅子への大外刈りで世羅を叩きつける。
 世羅が改めてエルボー合戦からラリアットも、雪妃がサミングから椅子への攻撃を狙うが、世羅が切り返して椅子へのセラリズムバスター、これは尾崎がムチ攻撃でカット。

 宇藤が尾崎に、世羅が雪妃にリバースカンパーナから、世羅が宇藤を踏み台にしてダイビングダブルニードロップ。フォールも2。

 世羅は投げようとするが、耐えた雪妃にエルボー連打。世羅はロープに飛ぶが、雪妃はムチ攻撃でカットしブレーンバスターで叩きつけフォールも2。

 雪妃は肩固めも世羅はロープに足を伸ばしブレイク。
 雪妃はロープにもたれかかった世羅の顔面へのランニングニーから、ミサイルキックを叩き込んでフォールも2。

 雪妃のバズソーキックをキャッチした世羅がコンバインから、ぶっこ抜きパワーボムでコーナーに叩きつけイス攻撃。さらに椅子ごと串刺しダブルニーアタックからリバーススプラッシュ式ダブルニーを投下しフォールも2。

 世羅はアティテュード・アジャストメントを狙うが、切り返した雪妃が足を刈って倒し尻を蹴り上げてロープに飛ぶが、世羅はカウンターのアティテュード・アジャストメント。フォールも2。

 世羅は羅紗鋏を狙うが、雪妃が丸め込み切り返し合戦へ。世羅が蹴りつけてロープに飛ぶが、雪妃が延髄斬りからフォールも2。

 雪妃はハイキックからバズソーキック。フォールも2。
 雪妃はスノウトーンボムを狙うが、宇藤が足を掴んで動きを止め、世羅がビンタから正面に登り雪崩式羅紗鋏。
 改めて世羅が羅紗鋏3連発からフォールも尾崎がブランドバックを投げつけてカット。
 世羅が尾崎を宇藤に振ろうとするが、尾崎が切り返して髪を掴んで引き倒し、雪妃が世羅を丸め込んでいくが宇藤がカット。

 雪妃がブランドバックで宇藤の顔面を殴りつけ、尾崎とともにロープに飛ぶが、宇藤はダブルラリアットを狙うが尾崎が避けて急所攻撃からブランドバック攻撃。これが雪妃に誤爆し、世羅が巨大ハリセン攻撃で宇藤もろとも蹴散らし、雪妃の顔面にも巨大ハリセン攻撃からフォールも2。

 世羅は椅子への羅紗鋏を叩き込み3カウント。

世羅「ありがとうございました正危軍の皆さん。いやさすが正危軍。夫婦の絆をもってしても、ベルトは防衛できたけど、オルカのオルカは防衛できませんでした。ありがとうございましたまたやりましょう」

<試合後コメント>

世羅りさ&オルカ宇藤
(通路で偶然鉢合わせしてしまった尾崎が世羅&宇藤へ「このニセ夫婦!」と吐き捨てて去っていく)
世羅「……ニセ夫婦って言われたんですけど。あいたたた、足が、首が……なんなんだ、正危軍。いや、無事ベルト防衛できましたよ。よかったあ。最ションベルトで殴られたときにベルトの」
宇藤「パーツ飛んだ?」
世羅「パーツ飛んだかと思ったんですけど、生き残ってます。さすが初代だけありますね。このままキレイに使っていきたいと思いますけども、ベルトは防衛できても、オルカのオルカは防衛できませんでした。なんてことだ……!誰にやられたの?!」
宇藤「一発ヤったじゃん!」
世羅「は?」
宇藤「一発ヤったよ!蹴られた!受け身取りながら!」
世羅「受け身取りながら?」
宇藤「今日実質3vs1だった!一発ずつ!記憶にない?記憶にない?じゃあしょうがない」
世羅「雪妃魔矢?黒い人。普段の雪妃では無いから、もっと面白い?お遊びな感じというか、もっと楽しく防衛できると思ってんです。でも、全然!なんだよ!全然違うんですね。ユキちゃんじゃなくて、クロちゃん……クロちゃんじゃない!クロちゃんじゃない!今のカットしてください!……えー、ユキちゃんは黒い人でした。ホントに。ナメてた!正直ナメてました!尾崎さんも怖い人だけど、こんなに殴ってくると思わなかった。なんて言うんだろ……わかんない……語彙力をなくすくらいの衝撃でした!なんですか、アレは。面白がってるようで、ムゴい、エグい、ヒドい。内ももだよ、内もも!スネ!足首だよ!レガースしてないところ、レガースの一番薄いところにちょうど落としてきて!もう、ヒドい!」
宇藤「フェイントだね」
世羅「スネって言われたらスネに力入れるじゃないですか?!スネじゃない!信じちゃダメだ!正危軍の言うことを!今後も!でももっとやりたいですね、正危軍さんと。次は全員引き連れてくるくらい正危軍のことを煽ってやろうと今日思いました。まだ終わりじゃない。私がこのベルトを持っているからには、そんじょそこらの普通の人と試合したいわけじゃないので、もっと色んな人とやっていきたいなって改めて思いました。(股間を押さえたままの宇藤を見て)……男の人にしかわからない痛みですよね」


雪妃魔矢&尾崎魔弓
尾崎「大丈夫?ゴメンね、見てない間にやられちゃったから。アイツが邪魔だった。あのデカ男!」
雪妃「久しぶりに組めたのに残念です。百人力の尾崎さんにセコンドについて頂いたのに」
尾崎「調子が狂ったね。アイツのせいで」
雪妃「レフリーもですよ!」
尾崎「そう。3vs2でしょ、今日!石黒とはWAVEの頃から因縁があんだよ!アイツ私のことを目の敵にしてる」
雪妃「だからかあ。なんかすごい厳しいと思って」
尾崎「エコヒイキだぞアイツ。気をつけたほうがいい。私も大嫌いだけど!レフリーがアイツになったってだけで『これ3vs2だ』ってなったね」
雪妃「あー、残念。せっかくあの白いキラキラのベルトをゴテゴテの真っ黒なベルトにしようと思っていたのに」
尾崎「あれはユキのほうが似合うと思うよ、黒くして。白っておかしいよね。黒がカッコいいよ」
雪妃「どんどん汚れるんですよね、アレ。手垢だらけ。もう」
尾崎「(ちょうど近くを通りがかった世羅を見かけ、聞こえよがしに)ちょうど世羅に合ってるんじゃない?手垢のベルト!」
(世羅が食いついて寄ってくる)
世羅「手垢のベルト?!」
尾崎「手垢のベルト。アンタめっちゃ似合うよ」
雪妃「手垢で汚れていくベルト」
世羅「手垢で汚れてない!まだめっちゃキレイでしょ?!」
尾崎「指紋ベタベタよぉ」
雪妃「サイアクー」
世羅「それは今日雪妃さんが触るからですよ」
雪妃「カビとか超出そう」
世羅「出ない!出ない!」
雪妃「血とか付いてるんですよ、もう。くさそう」
世羅「臭くない!」
尾崎「くっさ」
世羅「嗅いでみます?!」
尾崎「いや、臭かったもん、さっき」
雪妃「ちょっと寄るだけで臭い」
世羅「変なイメージつくんで本当にやめてください!」
尾崎「袴が臭いんじゃなぁい?」
世羅「臭くない……洗ってます……」
尾崎「あの黒い腕のやつもくさそうだし」
雪妃「なんかオルカの袴が臭いらしいですよ」
尾崎「うっわ!」
雪妃「だから今日履いてこなかったって」
尾崎「ダメ夫婦じゃん。ダメ夫婦」
世羅「くさくない……くさくない……くさくないです……」
(傷心の世羅が去っていく)
雪妃「オルカが主に邪魔だった」
尾崎「アイツめっちゃ邪魔で、私にセクハラするわ、抱きついてくるわ、後ろから」
雪妃「嫁の横で?!信じらんない。なんだアイツ!」
尾崎「大胆な男だなあ、嫁の前で。熟女好きなんじゃない?実は」
雪妃「年下の嫁さんもらっちゃったから」
尾崎「たまには熟女が良かったんじゃない?いや、でも、ユキかっこよかったよね」
雪妃「久しぶりにタイトルマッチしたんですよ。最近やってなくて。アイスリボンの雪妃真矢、なんか青だか変な色の雪妃真矢が人気無くて、ベルト無くて、タイトル戦もないから、(真矢の)身体を借りたんですよ。こいつの身体のせいで負けたんだよ。民意を勝ち取ったらこっちの魔矢が出るんじゃないかってくらい。それくらい人気無い、アイツ。私がこれでファンを勝ち取ったら、これからもアイスリボン出ちゃうかもね。でも悔しい!」
尾崎「やったほうがいいよ。まだまだ落ち着いちゃいかんよ?まだ若いんだから!だって、年齢公表してないでしょ?だから若いよ(笑)非公開だから何歳でも言えるんですよぉ?まだまだ17歳に負けてないで!青い方も黒い方も頑張ってやってくんないと!」
雪妃「そうですね。黒じゃなくてもあの白いベルト行くかもしんないし。でも今日せっかく尾崎さんがついてくれたのに、残念です。ありがとうございます」
尾崎「いやいや、負けてるから。でも大体わかったよ。今日はじめてだから。世羅もオルカも。もう分かったから次は100%勝つよ。また近いうちに、頑張って挑戦権もぎ取って?」
雪妃「そうしよう。黒も青もどっちでもとってやる」

第6試合


 先発は妹加ともち。妹加がエルボー連打から山下とダブルのショルダータックル。さらにダブルのガットショットからコーナーに振って妹加が串刺しラリアット。山下も串刺し攻撃をはなつが、もちが避けて、くるみが山下に串刺しボディスプラッシュ。
 もちがエルボーから強烈なビンタ。ビンタの打ち合いからもちが顔面に膝蹴り。ロープに飛ぼうとするが、尾崎が髪を掴んで引き倒しエルボードロップ。もちが避けてケンカキックもキャッチした妹加がスパインバスターからマウントエルボー連打。もちが切り返そうとするが、妹加がマウントを取り直してエルボー連打。さらに後頭部にラリアットから投げようとするが、もちはチンクラッシャーからローキックで倒しくるみにタッチ。

 くるみはもちを担いでヒッププレスをさせるとフットスタンプ3連発。フォールも2。
 妹加はエルボー連打もくるみがエルボー一発で吹っ飛ばす。再度妹加がエルボー連打も、くるみはエルボーでふっ飛ばし顔面を蹴りつけていく。くるみは顔面を踏みつけ、これを離すとボディスラムを狙うが、耐えた妹加がボディスラム。もちが走りこんでくるが、これをくるみに叩きつけると二人まとめてセントーンで圧殺。妹加は山下にタッチ。

 山下はくるみに串刺しラリアットから投げようとするが、耐えたくるみがロープに振ってショルダータックルのぶつかりあいへ。これをくるみが制して担ぎ上げるが、着地した山下がトラースキックからロープに飛ぶも、くるみはパワースラムで叩きつけてフォールも2。
 くるみはもちにタッチ。

 もちはヒッププレスからコーナに振って串刺しボディスプラッシュ。くるみがもちごと串刺しボディスプラッシュで潰し、もちがフェイスバスターからフォールも2。
 もちは山下をロープに押し込み串刺し攻撃を狙うが、山下が避けて後頭部に膝蹴り。
 エルボーの打ち合いから山下が胸に強烈なチョップを叩き込み、もちがチョップ連発も、山下が強烈なチョップ。もちがエルボー連打も、巻き込んだ山下がボデイに膝蹴りから、もちのルーテーズプレスをキャッチしてブレーンバスター。フォールも2。
山下は妹加にタッチ。

 妹加はセントーン連発からヒッププレス。フォールも2。
 妹加はアルゼンチンで担ごうとするが、耐えたもちがDDTからコーナーに上りリバーススプラッシュ。だが妹加が剣山で迎撃し俵投げ連発。
 妹加がロープに飛ぶが、もちがトラースキックで迎撃し、担ぎ上げるともちと合体フェイスバスター。フォールも2。

 もちが投げようとするが、妹加がリバースして担ぎ上げるとアルゼンチンコースター。フォールも2。
 妹加はロープに飛んでラリアットも、避けたもちがバックドロップ。もちはくるみにタッチ。

 くるみはカナディアンバックブリーカー式フェイスバスターからフォールも2。
 ラリアットの相打ち連発はくるみが打ち勝ちフォールも2。
 くるみはバックを取るが、耐えた妹加が引き込み式ラリアット連発。妹加はアルゼンチンで担ぎ上げるがもちがカット。
 くるみともちを山下がダブルラリアットでなぎ倒し、くるみが妹加を投げ捨てジャーマン。
 くるみがダイビングフットスタンプからフォールも2。

 くるみは人でなしドライバーを狙うが、山下がラリアットでカットし妹加が丸め込むが2。
 くるみのラリアットを避けた妹加がラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 妹加はセカンドコーナーからダイビングセントーンを投下。さらにコーナ
ートップに登るが、カットに来たもちを山下が担ぐも、着地したもちがもっちりバディシザースでカット。

 くるみが妹加の正面に登り、雪崩式ブレーンバスターから大暴走。フォールも2。
 くるみともちが合体人でなしドライバーからフォールも山下がカット。
 くるみがインプラントからフォールも2。
 くるみはダイビングボディプレスを投下しこれで3カウント。

<試合後コメント>

柊くるみ&宮城もち
もち「3度目!無事防衛しましたね」
くるみ「しましたね」
もち「まあ、私はまあ、今日直接ピン取ったわけじゃないんですけど、まあ私の中でマークしてたのはやっぱり山下りな。あそこを崩さない限りはウチらも分が悪いなと思ってたの で、うまく分担?分断できたんじゃないかなと思います」
くるみ「まあなんか、今回のタイトルマッチって多分、尾崎妹加と宮城もちのストーリーみたいのがあったと思うんですけど、まあでもタッグなのでね、山下りなもいるし、柊くるみもいるし。だから、まあなんか、それこそもっちゃんが言ってくれたように分担してね、山下の方行ってくれたし、こっちはね、なんかピーピー言ってたね、尾崎妹加を潰せたので」
もち「なんかね、勢いは感じてたけど、私的にはちょっとやっぱり残念だったな。もうちょっと、なにか、私たちが腰抜かすようななにかを用意してくるのかなと思ったけど、意外に、特に、いつものような感じで負けて、終わってしまったので、とりあえず私的には尾崎妹加はしばらくいいかなと」
くるみ「うん、そうね。なんか前回SKIPで試合したときの方が、なんか尾崎妹加の勢いを感じられたなと自分は思ってて。それこそ、ねえ?前回、人でなし、急に丸め込まれて負けたんで、こっちはこっちでね、それ以外のなにかを持って来たんですけど……うん、なんか、なんだろうね。なんか……難しいなあ」
もち「まあ、終わったものはね、いつまで言っても意味ないんで。まあ次、誰が来るのか分かんないですけど、ねえ?
くるみ「誰が来てもね」
もち「負ける気はさらさらないし。誰の挑戦でも受けてやりますよ」
くるみ「やりますよ」
もち「こんなんでいいですか?……(各カメラマンに向き直りながら)挑戦してきませんか?!挑戦してきませんか?!挑戦してきませんか?!挑戦してきませんか?!私たちもNG無いんで特に。そのメガネ、ぶっ壊してやるよ!そのメガネ、ぶっ壊してやるよぉ~!」
くるみ「すんません、ありがとうございます(笑)」

第7試合


 梅咲がコールを受けるすずをドロップキックで奇襲し試合開始。
 ロープに飛ぶが、すずはガウンを振り回し迎撃し、ヘアーホイップも梅咲もヘアーホイップ。すずがヘアーホイップ連発から顔面を踏みつけ、コーナーに振ると串刺し攻撃。だが梅咲はショルダースルーでエプロンに落とすが、すずはエルボーからスワンダイブ攻撃を狙うも、梅咲はエルボーで場外に叩き落としコーナーからのプランチャ。

 リングに戻り、梅咲がドロップキック連発からフォールも2。
 梅咲はインディアンデスロックからエイトロック。すずはロープを掴みブレイク。梅咲はロープを使ったアキレス腱固めから、足へのドロップキック。さらにコーナーに登りミサイルキックからフォールも2。
 梅咲は投げようとするが、すずが丸め込むが2。

 すずは首極め足4の字も、梅咲はロープを掴みブレイク。
 すずはトップロープに梅咲をかけると顔面にミサイルキック。エプロンに落ちた梅咲を寝かせて上半身を場外へ出すと、すずが場外を走り込んでドロップキック。
 リングに戻り、スピアーからフォールも2。

 エルボーの打ち合いをすずが打ち勝ちフォールも2。

 すずはミサイルキックからフォールも2。

 すずは顔面を蹴りつけていくが、梅咲は立ち上がりエルボー連打。さらにラリアットも、ブリッジして避けたすずがロープに飛んで走り込むも、梅咲はカウンターのブレーンバスター。さらにヘッドハンターからフォールも2。
 梅咲は投げようとするが、耐えたすずにエルボー。梅咲はノーザンライトスープレックスホールドも2。

 梅咲は投げようとするが、耐えたすずがジャーマンを狙うも、梅咲がカサドーラも2。丸め込みの切り返し合戦から梅咲がラリアットも、すずが切り返して丸め込むが2。
 梅咲がラ・マヒストラルも2。
 梅咲が走り込むが、すずがジャンピング・ハイキック。再度走り込んで来た梅咲にもすずが延髄斬りからフォールも2。

 すずはハーフネルソン・フェイスバスターで叩きつけてフォールも2。
 すずはジャーマンスープレックスホールドで叩きつけて3カウント。

すず「V2!成功しました!梅咲遥、最初は、挑戦してきた時は、全く、眼中にも入らない、梅咲のうの字も入ってこないぐらい、興味がなかったですけど、今日、このベルトを賭けて闘って、梅咲遥が大好きになりました。チャンピオンになってから、NGなしですと言ってきたけど、長い間、NG出してなかった他団体選手が挑戦してこなかった現実を覆してくれたのは梅咲遥です。今日試合して、楽しかったけど、このベルトはまだまだ、まだまだ誰にも渡せないです。鈴季すずが最長防衛目指します。ありがとうございました」

梅咲「(泣きながら)負けたことが、悔しすぎて、わかんないけど、あの、私あと4ヶ月したら20歳になっちゃうから、自分が10代の間に絶対あなたから、勝ちたいので、NGないんだったら、あと自分が誕生日を迎えるまであと4ヶ月、一ヶ月にニ回はシングルさせてください」

すず「ノリノリじゃないですかお客さん!ちょっと、今日の試合が思ったよりハードだったので、2回はちょっと遠慮しときます!でも、20歳になる前でも、また、いつか絶対やりましょう。その時まで、しっかり防衛するので、またよろしくお願いします(握手)それでは今日参戦してくれた全選手リングに上ってください。(梅咲に)一緒にしめよう!よいしょ!さっきも言ったとおり、鈴季すずはNGなしです。だから、このICE×∞のベルトに、挑戦してくる面白い選手、待ってるんですけどー!あれ?待ってるんですけどー!」
藤本「違う違うちょっと待って、いや10代いいね。ほんとに、30代も40代も20代も、50代60代100代、皆頑張ろう!えー、今日後楽園ホールでしたけど来月も後楽園ホールあります。そしてアイスリボンとアクトレスガールズの合同興行もあって、3点お知らせしたいと思います。その1、いますずが誰でも防衛戦待ってると言いましたけど、16日の後楽園ホール大会で、ICE×∞の防衛戦を行います。その挑戦者は、アクトレスガールズの、誰か。きめといてください。その2!アクトレスガールズのシングルベルトの防衛戦も行います。チャンピオンがその時誰かわかりませんが、挑戦者はアイスリボンの誰かにします。そしてメインイベント、どっちのタイトルマッチになるかはお客様の投票にしたいと思います。なのでカードが決まり次第発表できたらと思います。その3は多恵ちゃんからどうぞ」
本間「その3は5対5の勝ち抜き戦。勝ち抜き戦をやらせていただきたいと思います。アクトレスガールズから5人選抜させていただきますので、アイスリボンさんからも5人選んでください。それでは皆さん16日お待ちしております」

すず「ますます、楽しみになってきましたね!プロレス楽しい!それでは、一緒にしめましょう。自分たちがプロレスでハッピーと言いましたら、皆さん心の中で大きな手拍子足拍子で一緒にしめてください。いきます!プロレスでハッピー!アイスリボーン!」

<試合後コメント>

鈴季すず
「V2!成功しましたぁ~!よかったぁ~!正直、自分もキャリアがまだまだ2年経ってない。向こうも2年経ってない。10代同士の後楽園ホールでのシングルマッチ、タイトルマッチということでたくさん注目していただいて、自分もプレッシャーというか、ガラにもなくプレッシャーなんて感じちゃったりしたんですけど、今日防衛した相手が、梅咲遥で良かったなって、試合後に本当に心から思いました。あんな梅咲遥、初めて見ました。今まで何度も何度も組んだり試合したりしたんですけど、あそこまで勢いを出してきて、攻めまくってきて、最後の最後まで諦めずに技を返してくる梅咲遥を見て、本当に、本当に楽しかったです!プロレス界の新しい扉を開いたんじゃないかなという気持ちでいっぱいなので、梅咲遥以外の10代の他団体の選手でも自団体の選手でも、このベルトに挑戦してきてくれる人、受けて立ちます!」

――若い世代と女子プロレスの未来を切り開いていきたいと
「そうですね!やっぱりどこの団体を見ても10代の選手って数が多いと思うので、若い選手からどんどん盛り上げていきたいですね!底力?みたいな!」

――“底上げ”、でしょうか
「あ、それ!底上げ!底上げみたいな、切り開いていきたいと思います」

――それが「NGなし」を掲げる役目と
「そうですよ!NGなしって言ってるんだから!NGなしですよ?!NGなしだから、言ってしまえば、誰でもこのベルトに挑戦できるということなんですよ。このベルトがほしいって本気で思ってる人だったら、誰でも挑戦できるってことですよ、NGが無いっていうことは。『NGなし』って口に出してるのがまだ色んな所に届いていないと思うので、どんどん発信していって、色んな選手の目に触れたいですね!目をつけてほしい!」

――早速3度めの防衛戦も宣言されました
「あっ、そうですよ!さっき初めて聞いてビックリしました!アクトレスガールズさんとの合同興行でアクトレスの誰かが挑戦してくるということですよね?!誰が挑戦してくるんですかねえ?アクトレスガールズさんは選手の数も多いし、対戦したことない選手もまだまだたくさんいるので、なんか、『何が出るかな♪』みたいな心を持って楽しみにしておきます!でも誰が来ても絶対防衛する自信はあるので!自信満々ッ!」

――戦前に注目ポイントとして挙げられていた梅咲選手のエルボーはいかがでしたか
「エルボーやばいですよ!いや、ちょっと1個だけ言いたいことがあるんですけども、ガウンを新しくしたというか、ダウンを作ったんです。チャンピオンになったから。ド派手の、ゴテゴテの、『ザ・ジャパニーズ!』っていうガウンを作ってくださいってコスチュームやさんにお願いして、あんなに素敵なガウンを作っていただいたにもかかわらず……アイツ!今思い出した!コールの途中に邪魔してきて、エルボーを打ってきて!……そうだった、自分のガウンを着た写真がネットに上がるかなって楽しみにしてたのに!上がらないのかぁ……はぁ……。あ、エルボーはマジで効きました!あんなにやり返してくるとは思わなかったです、正直。『あっ、これは勝ちコースだな』って途中でエルボーやってる最中に向こうがヘタっちゃったんで、『勝った!』って思ったんですけど、まさか手ぇ引っ張ってまでやり返してくるとは思わなかった!いやぁ、予想外のエルボーで、胸筋を鍛えててよかったですよ!胸筋鍛えていなかったら負けてました!それほど、ホントにプロレス界で一番と言っても過言ではないくらいのエルボーを持ってると思うので。でも次やるときにはもっと来てほしいですね。……1ヶ月に2回やることになるのかなあ?ヤダなぁ」

――しかし、すず選手も以前似たようなことを言っていました
「えっ?!ホントですか?!」

――リボンタッグ戦に挑んでいた際に……
「……確かに。言ったかもしれない!やっぱり挑戦者はそういう気持ちになるんですね!自分が言っていたのであれば、当時のチャンピオンはこういう気持ちだったんだなと思いました!1ヶ月に2回……でもやりますよ!NG無いんで!もう向こうがやりたいっていうなら何でもやりますけど!うん!イヤですけど!やりますけど!胸鍛えときます!」

梅咲遥
「いやぁ……エルボーのやり合いの後半くらいからもう、記憶がなくて。自分が何をどうしていたのか、途中までは自分が優勢で『勝てる!』って思ってたのに、最後はジャーマンで取られちゃいました」

――メインイベントで同世代の選手とタイトルマッチを行ったことについて
「やっぱり同世代でタイトルマッチで、後楽園ホールのメインイベントっていうことで、すごい色んな方、記者の方にも取り上げていただいて、なんか試合が近づくにつれて、いつもの試合と同じくらいの緊張だったんですけど、セミくらいのときからずっともう、ドキドキとかが止まらなくて、緊張するというより何も考えられなくなっちゃいました」

――そこまでキャリアは変わらない相手でしたが、差のようなものは感じましたか
「うーん、差はやっぱり、負けてるので、感じますね。打たれ強さとかでは負けてないなと思うんですけど、隙を突いて大きい技を出すのが、すず選手のほうがまだまだ上だなと感じます」

――これからもすず選手とやりあっていきたい?
「はい。絶対勝つまでは!シングルで、勝つまでは絶対追いかけたいと思います」

――最初の頃はすず選手は梅咲選手のことを「興味ない」と言っていましたが、試合後には「大好き!」とまで言っていました
「(笑)なんか突然のラブコールすぎてあんまり追いついてないんですけど、うーん。ふふっ(笑)嬉しいですね、そうやって興味なかったものを振り向かせられて、『大好き!』って言ってくれたので。でもそれで“チャンチャン♪”は絶対嫌なので、勝つまで頑張って、勝ってから大好きって言いたいですね、自分は」

――10代のうちに勝ちたい
「はい。10代のうちに。あともう、自分2月誕生日なので、あと4ヶ月しか無いので、4ヶ月ですず選手に感じた差をどうやって埋めるか、そしてもう1回シングルを組んでいただけるか、それはもう自分でチャンスを掴みに行くしか無いんですけど、絶対勝ちたいです。10代の間に」

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