大原はじめが川崎市スポーツ推進審議会委員として王座奪取に挑むも惜敗!「視覚障害者の皆さんに楽しんでいただいて心救われました」

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 30日、神奈川県・カルッツかわさきにて、プロレスリングNOAH『KAWASAKI,GO!2020』が行われ、大原はじめ&小峠篤司が小川良成&HAYATAの持つGHCジュニアヘビー級タッグ王座に挑戦するも戴冠を逃した。

 大原は闘龍門の13期生としてプロレス界に入り、CMLL、SMASH、WNCでの活躍を経て2015年にNOAHへ入団。
 そして祖父母の介護から社会福祉活動に興味を持ち、ボランティア活動などに参加。関連資格の取得にも動き出すが、受験資格に定められていることの多い高卒資格を得るべくプロレスラーとしての活動の傍ら、2017年に定時制の高校へ入学。今年無事卒業し、通信制の大学へ入学を果たしたことで“現役大学生レスラー”となった。
 大原は地元である神奈川県・川崎市出身のために尽力し、NPO法人『武蔵小杉周辺エリアマネジメント』の理事に就任して初のカルッツかわさき大会を成功に導き、今年のカルッツかわさき大会を前に、福田紀彦川崎市長より第6期川崎市スポーツ推進審議会委員を委嘱される。今大会では視覚障害者を招待して視覚障害者向けライブ音声ガイド解説を行うなど、プロレスの魅力を幅広い層へ届けた。

 この日、大原は“FULL THROTTLE”の盟友・小峠篤司とともに小川良成&HAYATAの持つGHCジュニアヘビー級タッグ王座に挑戦。
 王座奪取に燃える大原&小峠は序盤から一気呵成に攻め込んでいくが、中盤からは小峠が百戦錬磨の小川による足攻めを受けて苦戦。大原が得意とする各種バックブリーカーで盛り返して終盤にはあと一歩まで迫る場面もあったが、最後は小峠が小川のシャチホコ固めでギブアップ。

 試合を終えた大原は「3年越しに掴んだ、地元・カルッツかわさき大会、やっと掴んだタイトルマッチでしたが、勝つことが出来ず、言葉が今、出てこない。ベルトを持って抱く自分の目標もあるだけに、今日の敗戦は非常に精神的にきついものがあるけど、逆に言えばこれがFULL THROTTLEの糧になると思うし、俺自身のまた強くなる糧になると思うから。第4回、第5回と、この地元カルッツかわさき大会に向けて、リング内外、戦うことを諦めないで、足を止めること無く、前を向いて、エンジン全開。フルスロットルで走り抜けます。七転び八起き。人間こういう時が肝心だと思います。だからこそ、今日みたいな辛い日があっても、今日もムイビエン!」とコメント。

 そして自身のブログにて「まだ自分のカルッツかわさき大会2020は終わらない。明日から御礼の挨拶回り、そしてカルッツかわさき大会2021へ闘いも始まる。視覚障害者の皆さんから楽しかったとのお声をいただけ心救われました。本当にありがとうございます。手で筋肉を触り『これで闘ってたのか!』って盛り上がってくれました。こうした取組をこれからも継続し川崎市とノアがもっともっと連携とれるよう働きかけていきたいと思います。川崎だけでなくこういう輪を広げていきたい。みんなが楽しかったなら本当に良かった。夏の川崎市のお祭りとして定着できるよう頑張ります」と投稿し、早くも来年の大会成功に向けて前を向いた。

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