矢野通がオカダ・カズチカから金的攻撃で勝利し『KOPW2020』優勝!「まさか『金的 OF PRO-WRESTLING』で終わるとは」

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 29日、東京都・明治神宮野球場で行われた新日本プロレス『D4DJ Groovy Mix Presents SUMMER STRUGGLE in JINGU』にて、矢野通が『KOPW2020』で優勝を果たした。

 『KOPW2020』とは、オカダ・カズチカが提唱した新日本プロレスの新タイトル。
 8月26日の後楽園ホール大会で行われた1回戦では、出場選手がそれぞれ持ち込んだ特殊ルールをファン投票によって決定してシングルマッチで実施。この日は1回戦を勝ち上がった4選手による4WAYマッチでの決勝戦が行われた。
 IWGPヘビー級王座を至高とするオカダの新タイトル創設の提案には衝撃が走ったが、オカダは「過去の新日本プロレスは色んな闘いをしていた。これは1つの原点回帰。IWGPという戦いがあるからこそ、自信を持って胸を張って『このプロレスが一番だ』と言えるからこそ、この戦いも認められると思うんで。IWGPの上を行くってことは、僕はあってはいけないことだと思いますし、原点回帰、一周回って戻ってきたと思って、新日本プロレスをまた盛り上げていきたいです」とその意義を語っていた。

 決勝戦では、オカダ・カズチカvs矢野通vsSANADAvsエル・デスペラードの4WAY戦が実施。
最後に入場したオカダがコーナー上でポーズを決めているところでSANADAとデスペラードが手を組んで2人がかりで矢野を集中攻撃。すると不利を悟った矢野は「待て待て待て待て!分かった分かった!ゴメン!オカダ!」とオカダを裏切って攻撃に加わる。しかし、オカダはCHAOSの絆を信じて矢野に共闘を求め、矢野もその手を取ってオカダをサポート。
オカダはSANADA、デスペラードと1vs1の場面を作り出して大技を狙い合う激しい攻防を展開し、デスペラードを変形コブラクラッチでガッチリ捕らえて決着かと思われたが、ここで矢野がオカダを再び裏切ってローブローからスクールボーイでオカダからカウント3。
 矢野はオカダに手を合わせて謝りながらも満面の笑みで優勝トロフィーを受け取り、大喜びで観衆に勝利をアピールした。

試合後、矢野は「オカダくん、ありがとう!オカダくん、ごめん!堪忍してくれ!こんな俺でもタイトル獲れるとは思わなかったよ。獲れちゃった、タイトル!それが『KOPW』!こっから俺の好きにせてもらえるの、これ?させてもらえないの?ファン投票なんだよね?何でもいいじゃん!何だってやってもいいじゃん!可能性が広がるじゃ~ん!やろうよ!みんなやろうよ!楽しいことやろうよ!今年中、防衛していけば、もっとデカいトロフィーをもらえるって噂を聞いたよ。そのデカいのを!この俺が!パーッと!ワーッと!もらっていくぞ、バカ野郎!」と喜びのコメント。

 そして提唱者のオカダは「まさかね、『金的 OF PRO-WRESTLING』で終わるとは思わなかったですし、僕が提唱しておいて、僕がまさか3カウントを獲られることになるとは僕が一番思っていませんでした。10分以内で3カウント獲られるなんて、レインメーカーとして初めてなんじゃないかなと思いますし、今日でデビュー16年。最短記録ということで忘れられない日になったんじゃないかなと思います」としみじみ感想を語った。

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