TAKAみちのくの愛弟子・舞華がスターダムで二冠王達成!「スターダムを背負ってこのベルトの価値を高める」

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 17日、東京都・後楽園ホールにて、女子プロレス団体スターダムが『STARDOM EXPLODE IN SUMMER 2020』を開催し、JUST TAP OUTの舞華がフューチャー・オブ・スターダム王座を戴冠した。

 フューチャー・オブ・スターダム(以下、フューチャー)とは、キャリア2年未満または20歳以下の選手に挑戦権のある若手王座であり、今年2月まで“ビッグダディ三女”林下詩美が約13ヶ月もの間絶対王者として君臨していたが、王座防衛新記録達成を果たすとともに「赤のベルト、白のベルトを目指す」と王座を返上。
 その後新型コロナウイルス感染拡大による大会自主期間に入ったスターダムだが、先月21日に大会を再開。自粛明け初の後楽園ホール大会で長らく止まっていたフューチャー戦線が動き出した。

 この日は、フューチャー新王者決定戦として上谷沙弥、飯田沙耶、舞華の3名が対戦。
 上谷は運動神経と体躯に恵まれランニング・シューティンスター・プレスを武器に急成長を見せつけてきた期待の新人。前王者の詩美を慕い、フューチャーに挑戦して敗れるも詩美のタッグパートナーに抜擢されており今回の王座戦への意気込みは十分。
 飯田は詩美の同期であり、145cmと小柄ながらみっちりと鍛え上げられた肉体を武器にチョップやエルボーなどの打撃技を中心とした突貫ファイトが持ち味。試合中に昂ぶると繰り出すドラミングや、オリジナルホールドである飯田橋(変形レッグロールクラッチ)での電光石火の決着など見る者を惹き込む試合を見せている。
 舞華は15年間続けてきた柔道を武器にTAKAみちのく率いるJUST TAP OUTに入団。昨年5月のデビュー戦で下田美馬をシングルマッチで破る衝撃のデビューを果たし、スターダムマットではフューチャー王座を巡って詩美と抗争を展開。強さを求めてジュリア率いる“ドンナ・デル・モンド”に加入してアーティスト・オブ・スターダム王座(6人タッグ王座)を戴冠するなどキャリア1年にして数々の実績を残してきた。


 試合は3人のうち2人がシングルマッチを行い、勝った選手がリングに残ってもう1人と対戦、誰かが2連勝するまでこれが続いていくという巴戦の形式で行われ、上谷がランニングシューティングスタープレスで飯田との激戦を制して1本目を制するも、消耗が大きく2戦目には舞華に簡単に腕十字でタップを奪われてしまう。
 続く飯田は必殺技の飯田橋をフェイントに使ったラ・マヒストラルで舞華を沈めるなど奇策も用いて舞華を破るものの、続く上谷には丸め込み合戦の末にレッグロールクラッチでフォールを奪われてしまう。
 続く舞華は上谷のランニングシューティングスタープレスをかわして無双、舞華カッターと続けて勝利。飯田は引退した盟友・小野崎玲皇の得意技であったスライディングバックエルボーなども見せるが、舞華が飯田橋を切り返しての片羽絞めでガッチリ捕らえると飯田は無念のタップ。

 他団体からの参戦でありながらアーティスト王座と合わせて二冠王となった舞華は、「第3代フューチャー・オブ・スターダム、チャンピオンになりました舞華です!未来のスターダムなんて騒いでるやつらを倒したからには、私もスターダムを背負ってこのベルトの価値を高めていきたいと思います。第3代フューチャー・オブ・スターダム、チャンピオンの舞華をこれからもよろしくお願いします!」とスターダムファンに向けて熱い思いを叫んだ。

 バックステージに戻った舞華は、「本来なら因縁の詩美から獲りたかったか」と聞かれると、「アイツが返上する前に私が強くなれなかったという結果」と冷静に分析。熱くなって詩美に啖呵を切っていた頃に比べて精神的な成長も感じさせ、詩美が樹立した最多防衛記録の更新を誓った。

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