【試合詳細】6・20 愛媛プロレス自主興行 ライジングHAYATO&カーベル伊藤vs大森隆男&青柳亮生 凡人パルプ&なべやかんvs間取り太郎&キスパンマン

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『愛媛プロレス自主興行』
日程:2020年6月20日(土)
開始:16:00
会場:愛媛県・愛媛プロレス道場
観衆:無観客・LIVE配信

▼タッグマッチ
●凡人パルプ/なべやかん(BBJ)
12分11秒 BDF→片エビ固め
○間取り太郎(=田中稔)/キスパンマン

▼タッグマッチ
○ライジングHAYATO/カーベル伊藤(全日本)
14分30秒 しまなみドライバー→エビ固め
大森隆男(全日本)/●青柳亮生(全日本)

愛媛プロレスがコロナ禍を乗り越え約4ヶ月ぶりに再始動!四国統一タッグ王者のHAYATO&カーベル伊藤が全日本軍に快勝!田中稔がまさかの形でサプライズ登場!

オープニング

 大会開始に先立ち、伊予魔神軍のブラッディ・オレンジが入場し、紙芝居でファンにクラウド支援や視聴についての感謝のメッセージを述べる。
 続いて、愛媛プロレスの選手・練習生たちが入場式でリング上に集合。オープニングアクトとして全員でダンスを披露し、プロレスを初めて見るという視聴者のために愛媛の山下&メイプル・グリズリーによるルール説明のための模擬戦が行われた。そして恒例のイベントとしてゴングキッズたちがリングに上がり、子どもたちがエリーの手にするゴングを1回ずつ鳴らして大会のスタートを宣言した。

第1試合


 まずはキスパンマンが喜助の湯の入浴剤などのプレゼントを客席にばらまきながら入場し、間取りは会場の子供達とハイタッチをしながら入場してくる。対するパルプ&やかん組は2人仲良く入場。
 パルプと間取りの対面でゴングが鳴ると、パルプが手4つを仕掛けるフェイントから間取りの顔面を張っていくと間取りは地団駄を踏む。パルプは間取りの顔面をかきむしってからその大きな頭をヘッドロックで捕らえてロープにこすりつけ、コーナーに叩きつけて勝ち誇る。すると間取りはしくしくと泣き始めてしまい、パルプは「ごめんやで」と謝りに行くが、間取りの答えはその巨頭によるヘッドバッド。

 キスパンマンとやかんの対面となると、ロックアップからリストを取り合っていき、やかんがバックを取っていくが圧倒的な身長差でバックドロップへは行けず、これを振り払ったキスパンマンがショルダータックル。さらにやかんの隣に寝転んでポーズを決めて挑発。キスパンマンはやかんをロープに振ってエルボーを放っていくが、やかんの身長が低いため全く当たらず、最終的に膝立ちになりながらのバックエルボーを見舞って間取にタッチ。
 間取はやかんの頭にナックルを連打していくが、そのソフトタッチからダメージはなく、やかんは一発やり返してパルプにタッチ。
 パルプは間取へハンマーパンチ連打から「仕返しや!」とやかんと代わる代わる間取の頭をドラミングのように軽快に叩いていく。そしてパルプは間取にエルボードロップを連打、やかんはその巨頭をねじまげ、なんと360度回転させてしまう。続いてパルプが足4の字、やかんが顔面かきむしりと同時攻撃に入るとキスパンマンがカット。パルプとやかんはキスパンマンを2人でロープに振ってフライングクロスチョップの編隊飛行。パルプとやかんは2人同時のストンピングなどで間取をいたぶっていき、「間取り太郎!ワンルームにしてやる!事故物件!」と罵っていくが、ここでなんと入場口から二人目の間取り太郎が入場。

 驚き戸惑う2人は入場口の2人目の間取りに気を取られつつも、リング上の間取りの巨頭を外し、その中の人のマスクも剥がそうとするが、2人が再び2人目の間取りに気を取られている間に静かに立ち上がった1人目の間取りは、コスチュームの上半身をはだけてグッドシェイブな肉体を露わにすると、自らマスクを外して正体を明らかに。中から出てきたのはなんと田中稔!

 稔は強烈なキックを解禁してパルプとやかんを蹴散らし、パルプは稔がやかんに攻撃している間にスクールボーイでの大金星を狙うが、これをあっさり返されたパルプは「田中稔さんとはつゆ知らず!申し訳ございません!正々堂々とやります!」と土下座をしながら握手を求める。
 稔がパルプとの握手に応じ、稔がやかんとも握手をしている間にパルプが再びスクールボーイ。これも稔にあっさり返されると再び土下座。呆れた稔がやかんへ目線をやった瞬間に3度目のスクールボーイを狙うも、これを事前に察知した稔はソバットからバズソーキックを叩き込む。最後はキスパンマンのみちのくドライバーから稔のBDFが炸裂し、パルプから3カウントを奪った。

第2試合


 第2試合前にリング上やロープなど周辺の入念な消毒が行われてから試合再開。
 四国統一タッグ王者であるHAYATO&カーベル伊藤がキューティーエリー・ザ・エヒメを伴って入場し、カーベル伊藤は観衆全員とハイタッチ。

 HAYATOが全日本参戦時に因縁が生じていたHAYATOと亮生は対角線で睨み合い、両者の先発でゴング。
 手4つから素早いバックの取り合いでグラウンド戦となり、続けて手首の取り合いに発展。これを振り払ったHAYATOがエルボーを見舞うと亮生も応戦して足を止めてのエルボー合戦となり、亮生が連打でこれを制してHAYATOをロープに振るが、HAYATOはブーメランアタック式のミサイルキック。「どうした亮生!」とストンピングを見舞ってカーベル伊藤にタッチ。
 カーベル伊藤は逆水平チョップを見舞っていき、亮生のエルボーを食らってもノーダメージで「来い来い」とさらに打たせていく。さらにこれを耐えたカーベル伊藤は亮生の腕を取ってヒジにエルボーを落としていき、ヘッドロックからタイダースピンで倒してレッグロック、続けてSTFで絞り上げるが、これは大森がカット。

 カーベル伊藤は「回すぞオイ!」とジャイアントスイングを宣言し、「皆さん!数えてください!」と10回転ぶん回すとHAYATOへタッチ。
 HAYATOと亮生はエルボーで打ち合っていき、HAYATOがロープに振ると跳ね返ってきた亮生がドロップキック。さらにボディスラムで叩きつけてから大森にタッチ。
 大森は亮生とともにHAYATOをロープに振ってダブルのショルダータックル。続けて大森はエルボードロップを連発し、さらにチンロック、フェイスロックと続けながらナックルで顔面を殴って痛めつける。HAYATOが膝立ちになりながらもエルボーで反撃すると大森は強烈な張り手でHAYATOを再び叩き伏せ、亮生にタッチ。
 亮生は感情を乗せた激しいストンピングの連打から大森とともにコーナーでHAYATOの顔面を踏みつける。HAYATOもふらつきながらもエルボーを連打して反撃の姿勢を見せるが、亮生のエルボー一発でコーナーまで吹き飛ばされてしまう。さらに亮生はHAYATOをロープに振ってカウンターのバックエルボーでなぎ倒してから逆エビ固めの体勢に入るも、決まり切る前にHAYATOはロープへ。
 大森に代わり、大森がブレーンバスターでHAYATOを軽々と叩きつけ、HAYATOのエルボーを物ともせず張り手を見舞ってロープへ飛ぶが、HAYATOはこれをドロップキックでカウンターしてカーベル伊藤にタッチ。
 カーベル伊藤は大森へミドルキック6連打からショルダーアームブリーカー4連発で大森の右腕を攻めてアックスボンバー封じを狙う。さらにショルダータックルでぶつかっていくが体格に勝る大森はビクともせず。するとカーベル伊藤はロープチャージしてフライングショルダーを見舞ってなんとか倒すとブレーンバスターで叩きつけ、コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、これをかわした大森が組み付いてバックドロップ。亮生にタッチ。
 亮生は串刺しバックエルボーを連発してから低空ドロップキックを見舞い、ブレーンバスターを狙っていくが、これを振り払ったカーベル伊藤が掌底連打からのソバット。HAYATOへタッチ。

 HAYATOはミサイルキックを放つも、亮生にこれを回避されると慌てず着地してソバットを見舞い首投げからフラッシングエルボー。続けてHAYATOはしまなみドライバーの体勢に入るが、亮生が振り払ってエルボーで反撃。HAYATOは亮生をロープへ振っていくが、亮生はハンドスプリング式のフライングフォアアームを叩き込むと、大森が加勢に入って2人でトレイン攻撃。続けて大森のブレーンバスターから亮生がコーナートップからのミサイルキックを叩き込んでHAYATOは絶体絶命も、カーベル伊藤がこれをカット。

 大森はHAYATOへアックスギロチンドライバーを叩き込んで亮生に勝負を託すと、亮生がブレーンバスターの体勢も、これを着地したHAYATOがトラースキック。ここでカーベル伊藤が加勢に入って亮生をコーナーに上げて雪崩式フランケンシュタイナー、続けてHAYATOがフロッグスプラッシュで試合を決めに行くが大森がギリギリでカット。
 カーベル伊藤が大森を塞き止める中、HAYATOはロビンソンスペシャルを叩き込み、最後はしまなみドライバーで叩きつけて3カウント

 試合後、カーベル伊藤は大森にベルトのジェスチャーをして見せ、四国統一タッグへの挑戦を促す挑発。
 HAYATOは亮生へ握手を求めるが、亮生はこれに応じること無くふらつきながらリングをあとにした。続けてHAYATOは「この試合はノーコンテストだ!」と不満を叫んでいた大森にも握手を求めていき、最初は躊躇っていた大森だが最後はHAYATO&カーベル伊藤としっかり握手を交わした。しかし大森がエリーにも握手を求めると、エリーは「あっかんべー」で返した。

HAYATO「今日はまず、感謝の言葉を言わせてください。コロナで世界中が大変な中、こうしてプロレスが出来るようにしていただいてありがとうございます。そして今日!この場に見に来ていただいた皆さん、画面の前の皆さん!僕たちの試合を最後まで見ていただき本当にありがとうございます!そして少し遡ると、コロナが世界中で問題になって、プロレスが、エンタメが、本当にいろんなことができなくなって、皆さん窮屈な思いをされていたと思います。僕は今年から3ヶ月間全日本プロレスに修行に行かせていただきました。ですが、そこで培った技術を、心を、皆様の前でお見せすることがずっとずっと先延ばしになってきました!ですが、それが今日叶いました!ありがとうございました!今後、明日21日の試合に向けて、愛媛プロレス恒例の締めをしたいと思うので、選手・スタッフの皆さん、リングに上ってください!(選手・スタッフがリング上へ)では、立てる方はご起立ください!僕が『行くぞ!』と言うので『オー!』と返していただいて、僕が『1!2!3!愛媛プロレス!』と言うので、『ダーッ!』と言ってください!よろしくお願いします!行くぞ!1!2!3!愛媛プロレス、ダーッ!ありがとうございました!」

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