【試合詳細】1・11 スターダム大阪大会(夜) 岩谷麻優&星輝ありさ&中野たむ&里歩vsビー・プレストリー&渡辺桃&林下詩美&小野崎玲皇 上谷沙弥vs花月 ジュリア&アンドラス宮城vsスターライト・キッド&飯田沙耶

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『STARDOM NEWYEAR STARS 2020』
日程:2020年1月11日(土)
開始:17:00
会場:大阪府・世界館
観衆:206人(満員)

▼シングルマッチ 15分1本勝負
[TOKYO CYBER SQUAD]○小波
6分48秒 ノーザンライトスープレックスホールド
●星野唯月

▼ハイスピードGP 公式リーグ戦 10分1本勝負
[Queens Quest]○AZM【1勝0敗=2点】
0分44秒 あずみ寿司
[TOKYO CYBER SQUAD]●DEATH山さん。【0勝1敗=0点】

▼花月引退ロード~未来との遭遇~ 15分1本勝負
[大江戸隊]○花月
9分44秒 逆エビ固め
●上谷沙弥

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○ジュリア/アンドラス宮城
10分31秒 ステルス・バイパー
[STARS]スターライト・キッド/●飯田沙耶

▼TCSvs大江戸隊 6人タッグマッチ 20分1本勝負
[TOKYO CYBER SQUAD]木村花/ジャングル叫女/○レイラ・ハーシュ
11分21秒 三角飛びムーンサルトプレス→片エビ固め
[大江戸隊]鹿島沙希/ジェイミー・ヘイター/●ゾーイ・スカイ

▼STARSvsクイーンズ・クエスト 8人タッグマッチ 30分1本勝負
[STARS]岩谷麻優/星輝ありさ/○中野たむ/里歩
13分43秒 どどん.tam→片エビ固め
[Queens Quest]渡辺桃/ビー・プレストリー/林下詩美/●小野崎玲皇

赤いベルト戦に挑む桃が岩谷へ掟破りのドラゴン・スープレックス!花月のラストマッチは“花月&岩谷vs桃&叫女”のタッグ戦に決定!AZMがDEATH山さんを秒殺!

オープニング


 昼に続き本日2大会目となる大阪大会のオープニングでは、小坂井ゆりえリングアナ&星野唯月&上谷沙弥によるTRY☆ANGLEによるライブが行われ、『未来のスターダム』を披露。小坂井リングアナによって対戦カードが発表され、「STARDOM NEWYEAR STARS 2020、スタートです!」のコールで大会がスタートした。

第1試合


 夏がインフルエンザで欠場となり、星野が小波に挑む試練のシングルマッチに変更。
 ゴングが鳴ると星野が低空タックルを狙っていき、小波は余裕を持って上から潰して対処。続けてリストの取り合いとなり、ロープワーク合戦から星野がドロップキックを放つが、小波はこれをかわしてPK。さらにサッカーボールキックを叩き込みスリーパーホールドに捕えるが、星野はなんとかロープへ。
 小波は星野をコーナーに押し付けてガットショット連発から踏みつけて痛めつけていくと、星野はエルボーで反撃。小波は薄笑いを浮かべながらミドルキックを放っていき、強烈な一撃で星野を吹き飛ばす。さらにボディスラムを狙うが、星野は首固めで切り返し、キックアウトした小波がロープに飛ぶと星野はカウンターのドロップキック。
 星野は「上げるぞー!」とボディスラムを狙っていくが、腰を落として耐えた小波が張り手からソバット。さらにハイキックを放つが星野はこれをかわして背後から飛び付きスリーパー。小波はこれを首投げで切り返してPKを放つが、星野はこれをかわしてスクールボーイからドロップキック。さらに「まだだ!起きろ!」と続けてドロップキックを3連発。さらにドロップキックを放っていくが、これをかわした小波が足首を取ってアンクルロックへ。星野がギブアップしないとみるや持ち替えてジャーマン・スープレックスを狙っていくが、星野はカサドーラで切り返し、そのまま飛びついて胴絞スリーパーホールドへ。小波が立ち上がってロープを掴むと星野はスクールボーイから低空ドロップキック。さらに「まだだ!」とロープに飛んでウラカン・ラナもカウントは2。
 再び「上げるぞー!」と宣言してボディスラムで叩きつけ、小波がキックアウトしても連続フォールで粘っていき、怒涛のエルボー連打。さらに星野がロープに飛ぶが、小波はカウンターのミドルキックを振り抜き、さらにバズソーキック。最後はノーザンライトスープレックスホールドで叩きつけ、貫禄の勝利を奪った。

第2試合


 互いにハイスピードGP初戦となるAZMとDEATH山さんの対戦は、ゴングとともにAZMが突っ込んでガットショットを叩き込んでからロープに振っていき、互いに目まぐるしいロープワークから互いの打撃をかわしていき、カサドーラやスクールボーイ、互いに切り返し合うシーソーゲームのエビ固めなどの丸め込みの応酬に。互角に終わって両者は一旦距離を取るが、AZMがすぐに突っ込んでミスティカを決めて見せればDEATH山も即座に十字架固めで切り返す。これをキックアウトしたAZMがDEATH山の腕を取り、あずみ寿司で押さえ込んでカウント3。わずか44秒の決着となり、まさに電光石火の勝利となった。

第3試合


 2019年の新人王となった期待の新人・上谷が退団および引退を控えた花月との最初で最後のシングルマッチを行うこの試合、ゴングとともに上谷がドロップキックで突っ込み、「もう一発だ!」と二発目。花月が笑顔で「来いよお~」と挑発すると3発目、4発目と放っていくが、花月は「はい残念でした~」と4発目をかわして自爆させ、場外に放り出してイスを持ち出す。これを村山レフリーが激怒するとイスは手放し、「そっち行きますよそっち~♪」とご機嫌な様子で観客席になだれ込みながら暴行を加えていき、一旦リングに戻して場外カウントをリセットしてからまた違う方角の場外へと出ていく。
 花月は観客席のイスを大量に並べて上谷をその上にボディスラム。鼻歌交じりに「新人だからって容赦しねえぞ~♪」とおちょくりながら上谷をリングに戻すと、「どうしたどうした」と挑発しながらハーフダウンの上谷へミドルキックを連打。上谷は雄叫びを上げながらこれを耐える気合を見せるが、花月は強烈なミドルキックでなぎ倒して上谷が“コ”の字になるほど急角度の逆エビ固めへ。
 上谷がこれをブレイクすると、花月はペットボトルから水を口に含み、上谷の顔面に水を噴射。村山レフリーが「吹くなよ!吹くなよ!」と念押しをするが、花月はフェイントを入れながら村山レフリーの顔面にも噴射。激怒した村山レフリーが「上谷!やり返せ!」と応援する中、上谷は「ナメんじゃねー!」とドロップキック。しかし花月も「オイ糞新人、そんなもんか!」とドロップキック。これでも上谷はメゲずにドロップキックを放って吹き飛ばし、ボディスラムから「お返しだ!」と逆エビ固め。花月が余裕を持ってプッシュアップすると上谷は逆片エビ固めで腰にしっかりと座り込むが、花月はなんとかブレイク。
 上谷は再びボディスラムを狙うが、花月が着地して上谷をコーナーに振っていくが、上谷はそのままセカンドコーナーに飛び乗って振り返りざまのミサイルキック。さらにコーナートップに上がり、両手を広げて真正面から受け止める姿勢を見せる花月へ正調ミサイルキックを突き刺すとバク転式ダブルニードロップからランニングシューティングスタープレスを放つが、これを回避した花月がたむの技(スライディングニー)。花月は「OK~、終わらせますよ~」とバックフリップで叩きつけ、上谷がこれを返すとブレーンバスター。花月は「終わりぃ」とフォールに入るが、上谷はなおもカウント2で返す意地を見せる。花月はさらにチョークスラムで叩きつけ、上谷が2で返すと流石に「3だろ!」とレフリーに抗議する焦りを見せる。
花月はさらにえびす落としを狙っていくが、上谷がスクールボーイ、レッグロールクラッチと丸め込みで貪欲に勝利を狙う。上谷がロープに飛ぶと花月はカウンターのハイキックを叩き込み、崩れ落ちる上谷へ逆エビ固め。上谷はプッシュアップで粘ってロープを目指すが、花月が中央に引き戻してどっしりと腰を落とすと上谷は無念のタップアウト。
 上谷が号泣する中、花月がマイクを取る。

花月「大阪のお前ら!元気かぁ~!もういっちょ!元気かぁ~!いいねえ!上谷、オイ、悔しいか!おぉ~悔しそうな顔してんなあ~(笑)まあクソ新人のお前に花月様から贈る言葉はなにもないと思ってたけど、今の試合をして、1言……いや2言、3言くらいお前に言ってやるよ。上谷、お前は期待されてるなあ?会社からも周りからも。試合もままならないのに、OPで歌なんか歌わされたりしてさあ。いや、ちょっと語弊があったらごめんなさいね。歌わされたりして、あと最近ではメインに抜擢されることも増えた。なあ?相当プレッシャーだと思うんですよ。これは私も昔経験してきたことだから、このプレッシャーや緊張感はお前にしかわからないことであって、周りの人にはわからないよ。でも、そういうプレッシャーもあると思うけど、他の新人たち・若手よりもお前は遥かにチャンスをもらっている。それは分かるな?その、お前の今のポジションに慣れるな。浮かれるな。その2つだけ。どんな人にでも壁にぶち当たるときはかならず来る。そのときに、だ。この時期にどう過ごすかで左右されるからな。そのときに、お前が今、どんな練習をして、どんな勉強をして、誰から何を吸収するのか。それが、壁にぶち当たったときのお前の分かれ道になるから。今のポジション、絶対に無駄にするなよ!以上!引退前に最後に対戦できてよかった。ありがとう!」

 花月は泣きじゃくる上谷の右手を掲げ、健闘を讃えた。

第4試合


 スターダムの新勢力となりつつあるジュリア&アンドラスがSTARSのキッド&飯田と対峙するこの試合。
 飯田とアンドラスでゴングが鳴ると、ロックアップからアンドラスがコーナーに押し込んでクリーンに離れ、バックの取り合い、ヘッドロックからグラウンドへと移行する堅実な試合展開からクリーンブレイク。両者タッチ。
 キッドとジュリアの対面となるとキッドが突っ込んでいきドロップキック。ここにアンドラスが入ってきて加勢すると、ジュリアと2人でダブルのバックドロップ。続けてジュリアがスイングネックブリーカーで追撃してアンドラスへタッチ。
 アンドラスはロープを背に座り込むキッドの顔面をグリグリと踏みつけていき、自軍コーナーに連れ帰ってジュリアにタッチ。
 ジュリアはアンドラスとともに2人でキッドの顔を踏みつけ、ジュリアがキッドをコーナーに振ってセカンドロープ上に寝かせた状態からダブルニードロップ。アンドラスにタッチ。
 アンドラスはキッドをコーナーに振って串刺しランニングエルボーを連発。さらに引き起こそうとするが、キッドは下から人工衛星ヘッドシザースで切り返し、さらに619を狙うがアンドラスが足をキャッチして振り払う。さらにジュリアが加勢に入ると2人にまとめてクロスボディもジュリア&アンドラスはこれをキャッチ。飯田がキッドごとドロップキックで倒すと、キッドが2人にまとめてその場飛びムーンサルトプレス。キッドはアンドラスへクロスボディからコーナーに上っていくが、ジュリアがエプロンからキッドの足を掴んで妨害。アンドラスは雪崩式の首投げから低空ドロップキック。両者タッチ。
 飯田はジュリアにドロップキックを連打していくが、ジュリアは耐えきってビッグブート。飯田が「ふざけんな!」とエルボーを連打していくと、ジュリアは「いってーな!」とビッグブート。飯田は「ナメんな!」とエルボーを連打も、ジュリアはビッグブート。たたらを踏んだ飯田は雄叫びを上げながら胸を両手で叩くドラミングで気合を入れるとダブルハンマーでジュリアをなぎ倒す意地を見せ、ボディスラムを狙うがジュリアが逆にボディスラムで叩きつけクロスフェイスへ。
 飯田がブレイクすると、ジュリアは「このゴリラ!」と罵りながら飯田にボディスラムを狙っていくが、キッドがコーナー上からダイビングクロスボディで援護射撃。飯田もミサイルキックから飯田橋を狙っていくが、極り切る前にジュリアが下から蹴り上げて抜け出すと、ジュリアが「終わり~!」と宣言して腰を落とす飯田をぶっこ抜いてのファルコンアロー。さらにグロリアスバスターを狙っていく。飯田はこれを後ろに着地して足を引いてジュリアを倒すと「今度こそ貰った!」と飯田橋に入るが、これはアンドラスがカット。アンドラスはキッドを排除してジュリアに加勢。2人でダブルのブレーンバスターの形からフェイスバスターで叩きつけ、ジュリアが飯田をSTFでガッチリ捕える。飯田が気合で粘って腕をロープに伸ばすとジュリアはその腕も固めた変形STFに入るが、飯田は必死に這っていって気迫のブレイク。ジュリアはすぐに中央に引き戻してステルス・バイパーに捕えると飯田も限界に達しギブアップ。
 ジュリアは倒れ伏す飯田に上から何かを語りかけるが、飯田は下から力を振り絞ってチョップを放つ。これをゆうゆうとかわしたジュリアが飯田をリング外に蹴り落とし、颯爽と退場していった。

第5試合


 インフルエンザで夏すみれ&刀羅ナツコが欠場となり、大江戸隊新メンバーの鹿島がジェイミー&スカイを率いてTCSと対峙。両軍ともにこの日の昼大会では勝利を飾っており、互いに連勝して勢いをつけたい試合。
 鹿島が「木村花さぁ~ん、2020年も秒殺してやるから出てこいよ」と挑発し、花が「OK!出来るもんならやってみろよ!」と応じてこの2人でゴング。鹿島がゴング直後に放たれた花のビッグブートをかわして起死回生で丸め込み、本当に秒殺かと思われたがTCS勢が必死のカット。
 花はロープに飛ぶが、ジェイミーがエプロンから花を押さえつけ、鹿島がドロップキック。さらに花をロープにくくりつけてゴムを咥えさせると鹿島が観客席までゴムを引っ張ってから花へゴムパッチン攻撃。ジェイミーの「モウイッカーイ!」コールに合わせて2発目を狙うが、今度は花が先に口を開けてゴムを離して鹿島に大ダメージを与え、ジェイミーとスカイへダブルのドロップキック。
 TCSの3人は鹿島を3人同時のストンピングで袋叩きにして復讐すると、花が鹿島の腕をロープにくくりつけて固めながらセクシーポーズを取ってアピール。
 叫女に代わると鹿島をカナディアンバックブリーカーで痛めつけ、叫女はそのまま鹿島をトップロープに吊り下げる形で下ろしてからロープに飛んでボディスプラッシュ。レイラにタッチ。
 レイラは鹿島にブレーンバスターから腕を組んでポーズを決めながら踏みつけフォール。そして鹿島の腕をロープにくくりつけながらのエルボー連打で痛めつけ、花にタッチ。
 花は鹿島の腕にハンマーを振り下ろし、叫女と2人でリフトアップスラムを決め、「イエッサー!」と敬礼ポーズ。さらに花はヘアホイップで鹿島をコーナーに叩きつけ、叫女にタッチ。
 叫女はラリアットを狙っていくが、これをかわした鹿島がコルバタで切り返し、「ナメんなオラー!」とフロントキックで追い打ちしてジェイミーにタッチ。
 ジェイミーはTCSの3人を次々にショルダータックルでなぎ倒して叫女に串刺しラリアット。叫女も追走して串刺しラリアットを放つと、今度は2人でロープに飛んでラリアットに打ち合いに。全くの互角と見るやジェイミーがスライディングニーを叩き込み、さらにロープに飛ぶが叫女はカウンターのラリアット。ジェイミーも雄叫びを上げてラリアットを見舞うと互いの喉元にヒットする相打ちとなり、両者タッチ。
 レイラと鹿島のマッチアップとなると、レイラのエルボーをかわした鹿島がダブルアーム・スープレックスホールドからダイビングフットスタンプ。さらに鹿島はレイラをコーナーに振って行くが、振り返したレイラが串刺しのエルボー。しかしここに大江戸隊の面々が出てきて3人で代わる代わる打撃を放ってアシストすると鹿島が再びダイビングフットスタンプ。フォールに入るもTCSの面々が総出でカット。鹿島はmy emblemを狙うが、レイラは振り払って延髄斬りを叩き込み、ジャーマン・スープレックスからランニングニー。レイラは花にタッチを求めるが、スカイがこれを妨害している間に鹿島が復活。鹿島がレイラに一撃入れてタッチを妨害してからスカイにタッチ。
 スカイはソバットからの延髄斬りとコンビネーションを決めてコーナーに吹き飛ばし、後頭部に串刺しダブルニーアタックを突き立ててからランニングニー。さらにスカイはレイラを引き起こそうとするが、レイラはその腕を取ってアームバーへ。これを持ち上げて振り払い、バッククラッカーで切り返したスカイだったが、ここにTCSの面々がリングに上がってレイラを救出すると、叫女と花がダブルのドロップキックでスカイを吹き飛ばす。このアシストを受けたレイラがコーナートップからトップロープに飛び移ってから美しい軌道を描いて飛ぶ三角飛び式ムーンサルトプレスを投下して押しつぶすとスカイも肩を上げられず3カウント。

 

第6試合


 赤いベルト戦が決まっている岩谷と桃の前哨戦および白いベルト戦が決まっている星輝と詩美のダブル前哨戦でもあるSTARSvsQueens Questの対抗戦。
 ビーが握手を求めると岩谷は警戒しながら手を出し、人差し指だけを握って握手。さらにたむも続こうとするがビーは直前に手を引っ込めて挑発的な態度を取る。
 ビーと里歩でゴングが鳴るとロップアップで押し込んでいき、ビーは「クリーン♪ブレイク♪」と歌いながら一旦離れてから張り手を見舞う。これに怒った里歩がコルバタで投げ捨てて619を狙うが、ビーはこれを回避。里歩はクロスボディを放っていくが、ビーはこれをキャッチしてスイング式ボディスラム。
 小野崎に代わるとボディスラムを狙っていくが、里歩は耐えて逆にボディスラム。さらにコーナーに振って串刺しニーを見舞ってたむにタッチ。
 たむは小野崎へ首投げからのサッカーボールキックを放ち、小野崎が倒れてのたうち回ると無理やり引き起こして連打。さらにキャメルクラッチで小野崎を絞り上げる拷問タイムへ持ち込むが、小野崎がギブアップしないと見るや解放してフォール。これを2で返されると星輝にタッチ。
 星輝はすぐに「よし、たむちゃん!」とたむを呼び込み、たむは「あぁ?」と凄みながらも協力。2人でダブルのビッグブートからニードロップを見舞い、続けて星輝がボディスラムで叩きつけ岩谷にタッチ。
 岩谷は小野崎へ串刺しドロップキック、ニードロップ、フットスタンプと軽快に技を回して痛めつけて逆エビ固めに持ち込み、小野崎がロープブレイクすると背中の上に乗っかってグリグリと痛めつける。里歩にタッチ。
 里歩は小野崎を弓矢固めに捕らえ、続けて「どうしたオラ!」と引き起こしていくが、小野崎は意地のエルボー連打からスクールボーイ、さらに走ってスライディングバックエルボー。ビーにタッチ。
 ビーは里歩へ串刺しランニングエルボーからへそ投げ式バックドロップ。ビーはヒザで何かを叩き折る仕草でVトリガーをアピールしてロープへ走るが、里歩はこれをかわしてロープに飛び、619からコーナーに飛び乗ってダイビングフットスタンプ。星輝にタッチ。
 星輝はビーへハイキックを放つが、これをかわしたビーがスライディングで自軍コーナーに帰り詩美にタッチ。

 白いベルトを巡って因縁ある星輝と詩美のマッチアップとなり、エルボーの打ち合いから詩美がドロップキックを放つも、星輝は即座にトラースキックで反撃。これを倒れず耐えた詩美がラリアットで星輝を叩き伏せてからミサイルキック、ジャーマン・スープレックスと続け、スリーパーホールドで絞り上げて弱らせてからアルゼンチンバックブリーカーに持ち込むが、背後に着地した星輝がハイキック。倒れず耐えた詩美へ2発目のハイキックを叩き込み、両者ダウンからダブルタッチ。

 赤いベルト戦が決まっている岩谷と桃の対面となると、岩谷がドロップキック、桃がミドルキックと一撃ずつ入れ、エルボー合戦からミドルキックの打ち合いにこれを制した桃がテキーラ・サンライズを狙うが、これを岩谷がドドンパで切り返し、ドラゴン・スープレックスを狙っていくが、桃が耐えてトラースキックから掟破りの投げっぱなしドラゴン・スープレックスから蒼魔刀。フォールに入るも里歩が必死のカット。
 岩谷が生還してたむと桃の対面となると、たむは桃のハイキックをかわしてロープに飛ぶが、桃は返す刀のミドルキックを叩き込み小野崎にタッチ。

 たむと小野崎はエルボーを打ち合い、これを制したたむがコーナーに振っていくが、小野崎はコーナーに飛び乗ってダイビングバックエルボー。さらにロープに走るが、たむがバックドロップ、里歩と岩谷が追撃し、たむと星輝がサンドイッチのPK&サッカーボールキックからたむがバズソーキック。続けてたむがタイガースープレックスを狙うが、ここにQQの面々がリングになだれ込み、ビーがVトリガー、詩美が背負投げ、桃が蒼魔刀でたむを集中攻撃して小野崎を救出すると、たむへ4人同時のドロップキックを放つが、これをたむが回避し、STARSの面々も4人同時のドロップキックから4人同時のランニングニー。STARSの面々がそれぞれを場外に蹴落とすと、STARSの4人がそれぞれ4隅のコーナーに上がり、4人同時の場外プランチャ。たむが小野崎をリングに戻してバイオレット・シューティングを叩き込んでどどん.tamで顔面から叩きつけると小野崎も力尽き、これで3カウント。

エンディング


 たむが勝利したにも関わらず、最初にマイクを取ったのは星輝。

星輝「ごめん、今私がマイク持ってるんだけど。今年入ってずっと私達STARSはQQに負けてたよね。だけど今日はSTARSが勝つことが出来ましたーッ!」
たむ「いや、勝ったの私だから」
星輝「そうだね。OKOK、ありがとう。どどんドットトムだっけ?」
たむ「ドットたむね?!」
星輝「あぁ、はい。ドットたむね(笑)まあそれはSTARSの勝利。また私には本題がありますんで今から喋らせてもらおうと思うんですけど、1月19日の後楽園大会。あと少しですね。(詩美の前に向き直って)……林下さあん?いつまでその冷静ぶった表情でいられるでしょ~かっ?」
(詩美が星輝を突き飛ばしてマイクを取る)
詩美「うるせんだよお前。好き勝手言っとけよ。今STARSが勝ったとしても、1月19日後楽園ホールで結果が全て決まんだよ。1月19日、私はお前に勝ってその白いベルトを獲る。それ以上でもそれ以下でもありません」
桃「私にも一言言わせていただきたいんですけどぉ、岩谷麻優さあん!私、明後日で成人式を迎えるんですよね!おめでたい!おめでたすぎるよね~!だからその成人記念にその赤いベルト、私にください。記念ですから!そのベルト、ちょーだい?」

(岩谷がマイクを取ると桃を無視して観衆に向かっていく)

岩谷「大阪のみなさ~ん!こんはんは~!はい、というわけで大阪!今年一発目の大阪!やってまいりました!……桃、成人、おめでたいけど、おめでたいけど、そんな軽いもんじゃないから、これ。『ちょーだい?』って言われてあげられるような、そんな軽いもんじゃない。本気で後楽園、倒しに来てください。でも、桃!まだ二十歳で若いかもしんないけど!6歳もこっちは年上!6歳も!桃より経験積んでるから!6歳……しか無いけど……まあ、まあ、いいでしょう。まあ楽しみにしてます。今日、アンタが放ったドラゴン・スープレックス、投げっぱなしだけどメチャクチャ効きました。でも後楽園、今度はアンタを投げます。ばぁ~~ん!」

(岩谷がマイクを置いて逃げるように飛び退く)

桃「置いたってことはもう締めていいんですか?私が?」
たむ「……あの、すごいたくさん素敵なお話ありがとうございます。でも今日勝ったの私なんで私が締めていいですか?!成人おめでとうございます!」

(ここで突如花道から花月が入ってくる)

花月「まーって!待って待って待って待って待って!」
たむ「今締めるとこなんだけど……」
花月「待て待てい!本日5回目!大阪のお前ら元気か~!もういっちょ!元気かーッ?!おいおい勝手に締めてんじゃねーよ。ここをどこだと思ってんだよ?花月様のホーム、大阪だぞお?!なあ?!えー、ちょっともう発表する場がないと思ったので、私、次のスターダム大阪大会、私がスターダムラストとなります。そこで、やりたいカード、今言ってもいいですか?!皆さん、ご期待通り、私、最後に岩谷と組ませてください!散々対角に立ってきたので、最後くらい隣に立ってもらいたいなと思ってます。まあ、返事はハイかYESしかないから、それは置いといて。対戦相手、私が希望したのは、渡辺桃!ジャングル叫女!いますかぁ~?」
(一度は退場していた桃が花道からリングへ)
花月「ジャングル叫女は?いない?お~い!叫女~!」

(遅れて叫女が怪訝な表情で会場に現れる)

花月「おっ、いたいた。1月26日、花月スターダム所属ラストの試合、岩谷&花月vs渡辺桃&ジャングル叫女。これを希望させてもらいます。なぜかと言うと……ちょっと話すと長くなるんでブログ読んでください(笑)ですが、私がスターダムに入ったときから、あなたたちにも言ってたように、私は、渡辺桃、ジャングル叫女、そして今いないけど葉月!この3人にどうしても私達の次の世代を引っ張ってほしいという思いがずーっとありました。それは今も変わりません。だから最後に私が希望するのは、あなたたち2人と対戦したいということです。どうですか?」
桃「私がどうというより……お客さん、どうですか?!(観衆が大喝采)かなりいい反応だね。まあそういうことなので、やるしかないでしょう!」
花月「ということで……(岩谷に)なんか言う?(笑)」
岩谷「こたえは!いえすだ!」
花月「ということで私1月26日、私は最後になりますけども、岩谷と組ませてもらって、渡辺桃&ジャングル叫女、しっかりと花月様の気持ちをフルに大阪で伝えたいと思いますので是非みなさん来てください!ありがとうございました!」

(花月が去っていく)

岩谷「またね~!……ということで!今日勝ったのはたむちゃんなんで、たむちゃん、締めてください!」
たむ「長かったぁ~!OK!皆さんご起立ください!2020年、あけまして!初めての大阪ということで、2020年も変わらずスターダムを、色々とご心配とかかけちゃうかもしれないけど、変わらずこれからもスターダムを愛してください!私達も目いっぱい皆さんを愛します!ということで、合言葉、覚えてますね!右手がC!左手が逆C!合わせてS!『今を信じて明日に輝け!』と言ったら!『We are スターダム!』ですよ?!準備はいいですか?!いいですか?!こっちもいいですか?!こっちもいいですか?!行くぞ!今を信じて明日に輝け!We are スターダム!あけましておめでとうございまーす!今年もよろしくお願いしま~す!」 

<試合後コメント>

STARS
たむ「2020年、あけまして!STARSやっと勝てました!私星輝に言われるまでずっと知らなかったけど、ずっとQQに負けてたの?」
星輝「うん、負けてた」
たむ「おぉ~!麻優さん負けてたんすかぁ~?」
(ハイになったたむの声が終始裏返っており、岩谷と里歩がたまらず吹き出す)
岩谷「負けてたみたいだね。声どうしたの?(笑)」
たむ「ちょっと……もう、声は去年に置いてきた!」
岩谷「どういうこと?(笑)」
星輝「どういうこと?(笑)」
たむ「麻優さんとディズニー行ったときに、麻優さんがメッチャ絶叫好きで……あ、ちょっとこっからノロケになっちゃうんで(笑)そっか。でも後楽園に向けていいリズムになったんじゃないでしょーかっ!」
星輝「たむちゃんのおかげだね~」
たむ「私のおかげだよぉ!」
星輝「そうだ~」
岩谷「今日、桃と戦って……色んな、なんか……後楽園勝ちます!!」
たむ「絶対守ってください」
岩谷「守ります」
星輝「私もがんばりま~す」
たむ「がんばれ~」
星輝「がんばる。これ(白いベルト)大事だから」

――岩谷選手、花月選手がスターダムラストマッチでタッグを希望してきましたが、それについては
岩谷「ちょっと思ってましたね。最後の最後に隣りにいるべき相手は自分なのかなって思ってたので、シンプルに嬉しかったです。今まで1回も組んだことなかったので、可能性しか無いんですけど、その日で終わってしまうのが悲しいけど、その日限りのタッグを楽しみたいと思います」
たむ「2020年も頑張りましょう!」
一同「おーっ!」

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