山本”KID”徳郁の弟子でガン闘病中のフジタ”Jr”ハヤトの支援大会が開催!復帰を熱望したハヤトは「上から徳さんが見てる。俺がガンを倒さないで誰が倒すんだ」

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 27日、東京都・新宿FACEにてみちのくプロレス『フジタJrハヤト支援大会~ハヤトエール~』が行われた。

 フジタJrハヤトは、高校時代にレスリングの全国大会に出場し、みちのくプロレス入団後に山本”KID”徳郁に師事して総合格闘技も習得したハイブリッドな実力派レスラー。新日本プロレスのSUPER J-CUPやBEST OF THE SUPER Jr.に出場するなど他団体でも活躍しており、東北ローカル団体の選手ながらその知名度は高い。
 ハヤトは2017年から膝の靭帯完全断裂によりリハビリ生活を続けていたが、その最中でガン(脊髄腫瘍髄内腫瘍上衣腫)が発見されさらなる闘病生活を強いられることになった。
 昨年12月のみちのくプロレス後楽園ホール大会では、ハヤトがリングに上がって2019年6月の後楽園ホール大会での復帰を目指してリハビリを積んでいることを報告し「師匠がガンで亡くなったので、それも重なってちょっとすげー病みましたけど、師匠が出来なかったことを俺がちゃんとその想いを背負ってまたリングへ帰って来たいと思います」とファンへ決意を語っていたが、当大会にハヤトは選手として出場することはおろか抗癌剤治療による体調面の問題から会場に現れることも出来ない状態となっていた。
 しかし、この大会で挨拶に登場した新崎人生は「ハヤトの気持ちは折れていません!」と熱い気持ちを叫ぶとともに、ハヤトエールの開催を宣言。すべての試合はハヤトによるマッチメイクで行われることとなり、各団体からゆかりある選手たちが集結することになったこの大会には大きな注目が集まっていた。

 ハヤトは会場で観客と同じ目線で試合を観戦し、時には笑顔を、時には涙を見せながら全5試合を見守り、試合後にはリングに上がって出場選手たちと握手を交わした。
 そしてエンディングでマイクを取ったハヤトは「この3年間で手術もめっちゃして、神経にくっついてるものは残して腫瘍も取ったんですけど、その理由はただ一つ。俺は、このリングで試合がしたい!俺たちは皆さんに元気になってほしいからこのリングで戦ってるんで、この姿は、俺はホントはイヤです。ですから、試合をさせてください……!」と涙ながらに人生へ試合を直訴。そして「俺の相手は大変だろうけど、アイツならバチバチ来てくれるはず」と盟友・拳剛をいつかの復帰戦の相手に指名した。

 これに対して人生は「レスラーがこのリング上で殴られたり、蹴られたり、投げられたり、その痛みに耐えることが出来るのは、お客さんの声援があるからです。苦しい抗がん剤の治療や、ガンの痛みと、リングに上がることで戦えることがあるんだったら、その望みを叶えてあげたいと思います。リングに上がるためのモチベーションだったりとか、ガンが少しでも治療が前に進むのであればいいとは思います。復帰への気持ちが治療のモチベーションになっているなら、今それを奪うことは出来ない」と語り、主治医の許可を得ることを条件にこれを承諾した。

 バックステージに戻ったハヤトは「僕は、何回も言ってますけど、見る側は向いてないんですよ。今日はちっちゃい頃に戻って思い切り騒ごうかなと思っていたんですけど、始まったら始まったで、『うーん、俺はなんで見てんだ?』って思ったり。俺たちは戦って、『アイツ、ガンでも試合してんじゃん。じゃあ俺もなんか出来るかな』って思ってもらえるような人じゃないといけないので、今日はいつもと逆だなっていう。ファンの人達からパワーをもらうのは、俺らの仕事ではありえないことなんですよ。ただ、(元気を)たくさんもらって、それを返せるのは僕はリングで試合をすることだと思っているので、これだけ仲間もファンも待ってくれてますし、戻らないと」と胸の内を吐露。
 そして、「もうね、うんざりなんですよ。毎日毎日病院行って。ホントに。『そんな身体で試合しないで』っていう声も聞くけど、そういうのを全部受け止めて『やっぱハヤトはリングが似合うな』って思ってもらえるような試合がしたいです」と復帰への熱い気持ちを語った。

 そしてハヤトは、復帰について仲間や家族に不安をかけていることを懸念しつつも「ガンという大きいものに負けそうになるときってあるんですよ。でも、上から徳さん(山本“KID”徳郁さん)も見てるんで、そこの分も俺が倒したいなって思うし、戦うことも諦めないし、俺が倒さないで誰が倒すんだって。いいんじゃないですかね、戦いながら病気と向き合っていくのも。俺は生きるためにそうしたいから先生も説得するし、まだやらなきゃいけないことがあるんで、絶対死ねないし。だから戦います」と決意を示した。

 師匠・山本”KID”徳郁が果たせなかったガンの克服、そして復帰の日をハヤトが迎えられることを切に祈りたい。


『フジタJrハヤト支援大会~ハヤトエール~』
日程:2019年11月27日(水)
開始:18:30
会場:東京都・新宿FACE
観衆:588人(超満員札止め)

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○HAPPY-MAN
9分58秒 HAPPYアタック→片エビ固め
●グリーン・アント

▼3WAYタッグマッチ 20分1本勝負
ヤッペーマン1号/○ヤッペーマン2号
9分43秒 逆さ押さえ込み
阿部史典(BASARA)/●澤宗紀(フリー)
※もう一組は[バラモン兄弟]バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)

▼8人タッグマッチ 20分1本勝負
ザ・グレート・サスケ/大谷晋二郎(ZERO1)/金本浩二(フリー)/田中将斗(ZERO1)
20分0秒 時間切れ引き分け
新崎人生/ディック東郷/日高郁人(ZERO1)/佐々木貴(FREEDOMS)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
剣舞/●ラッセ/SUGI(ZERO1)
12分14秒 二天一流→体固め
拳王(NOAH)/○MUSASHI/日向寺塁

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○拳剛/竹田誠志(フリー)
15分41秒 フロッグスプラッシュ→片エビ固め
望月成晃(DRAGON GATE)/●のはしたろう

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