新日本2.1後楽園大会 棚橋&後藤&柴田vs.アンダーソン&ギャローズ&裕二郎、中邑&石井vs.永田&真壁

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Road to THE NEW BEGINNING
日時:2015年2月1日(日)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:2,015人(超満員札止め)

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
田中翔/●小松洋平
9分29秒 チェイシング・ザ・ドラゴン→片エビ固め
○カイル・オライリー/ボビー・フィッシュ

▼第2試合 8人タッグマッチ 20分1本勝負
○天山広吉/小島聡/獣神サンダー・ライガー/タイガーマスク
9分21秒 TTD→片エビ固め
中西学/キャプテン・ニュージャパン/マスカラ・ドラダ/●ジェイ・ホワイト

▼第3試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
田口隆祐/○KUSHIDA/アレックス・シェリー
11分23秒 I-94→エビ固め
ケニー・オメガ/マット・ジャクソン/●ニック・ジャクソン

▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負
内藤哲也/●本間朋晃
9分00秒 横入り式エビ固め
○矢野通/桜庭和志

▼第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負
●オカダ・カズチカ/YOSHI-HASHI
9分10秒 バッドラックフォール→片エビ固め
○バッドラック・ファレ/タマ・トンガ

▼第6試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○永田裕志/真壁刀義
15分24秒 バックドロップホールド
●中邑真輔/石井智宏

▼第7試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
○棚橋弘至/後藤洋央紀/柴田勝頼
17分00秒 ハイフライフロー→片エビ固め
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン/ドク・ギャローズ/●高橋裕二郎

AJ、届いているか?棚橋が連夜のスタイルズクラッシュ!オカダがまたもファレに完敗
インターコンチ挑戦に向けて絶好調の永田が前哨戦で中邑からピンフォール勝ち!

第1試合

2015-2-1新日本後楽園_第1試合IWGPジュニアタッグとROHジュニアタッグ二冠のreDragonにタングライオンコンビが挑む一戦。小松が田中を押しのけて先発を買って出る。腕を取った小松だが、フィッシュはヘッドロックで切り返すとリストロック。足をすくって倒した小松だが、フィッシュが腕を取って捻り上げるとアームドラッグで投げていく。
ショルダータックルでなぎ倒した小松はフィッシュの攻撃をかわしてコルバタで投げていく。オライリーがフィッシュに落ち着くように指示してからリングイン。田中をヘッドロックに捉えていき、ロープに飛ばされるとショルダータックル。

田中もアームドラッグ、アームホイップで投げていくが、エプロンのフィッシュが背後からヒザを入れていくと、すかさずオライリーが捕まえていき痛めつける。フィッシュがスリングショット式アトミコを投下すると、オライリーがキチンシンクからボディシザース。
さらに鼻フックをお見舞いしたオライリーは、エルボー合戦に応じるが、劣勢になるとニーリフトからミドルキック、さらに水面蹴り。フィッシュもミドルキックからエルボー。だが、田中はカウンターのドロップキックを返して小松にタッチ。

カウンターエルボーからオライリーの突進をかわした小松は、ジャンピング・バックエルボー。さらにハーフハッチで投げると腕十字を狙ったが、これはフィッシュがカット。そこに田中が入ってきてダブルドロップキックでフィッシュを蹴散らすと、田中がオライリーをベアハッグで抱え上げたとことに小松がジャンピング・バックエルボー。
さらにヤングライオンコンビは2人同時に逆エビ固めに捕らえていく。どうにかロープに逃れたreDragon。するとオライリーが田中のジャンピングエルボーを小松に誤爆させてからフィッシュとトレイン攻撃。

バックブリーカーとダイビング・ニードロップの合体攻撃を決めるが、カウント2で小松がカット。その小松には合体式DDT→下になったオライリーが両足で跳ね上げたところをフィッシュがジャーマンで投げる合体技。そして田中にチェイシング・ザ・ドラゴン(=オライリーがブレーンバスターの体勢で持ち上げたところにフィッシュがミドルキック→垂直落下式ブレーンバスター)を決めて3カウント。

<試合後コメント>
reDragon
オライリー「これまで何度も何度も証明してきたように、俺たちがいつも勝ってきているんだ。俺たちこそこの惑星で最強のチームなんだ」
フィッシュ「見ての通りだ。俺たちはこれまで新日本マットでは1度も負けていないんだ。だからこそナンバー1のチームなんだ」

ーー今日は若手2人に胸を貸す試合でしたが、彼らについてはいかがですか?
オライリー「彼らはよいファイティング・スピリットを持っている。いつもいい戦いをしていると思っているよ。だが今日については俺たちの敵ではなかったな」

第2試合

2015-2-1新日本後楽園_第2試合NWA世界ヘビー級王者の天山とNWA世界ジュニアヘビー級王者のライガーが、それぞれのパートナーと共に合体。まずはタイガーマスクと新日本プロレスに1年間の限定所属となったドラダが相対する。ロープワークからバック宙フェイントを披露したドラダにタイガーも機敏な動きでついていき、互い一歩も譲らない。
続いてライガーとキャプテンがリングイン。タックルに来たライガーをショルダーブロックで吹っ飛ばしたキャプテンは地獄突きを連発。堪らず場外にエスケープしたライガーは、プランチャをしようとするキャプテンの足をすくって場外に出す。

タイガーが羽交い締めにしていくと、リングに戻ったライガーがスライディングキック。さらにリングに戻してからライガーとタイガーとダブルのフライング・クロスチョップ。そこから天山がモンゴリアンチョップを叩き込むと、小島が入って来て天安のモンゴリアンに続いてエルボーを打ち込んでいく。
さらに小島のスリングショット式エルボードロップと天山のヘッドバットの同時投下。キャプテンもジャンピングショルダーを返すと中西にタッチ。エルボーから串刺しラリアットを叩き込んだ中西だが、2発目をかわした小島はマシンガンチョップから串刺しジャンピングエルボー。

行っちゃうぞエルボーを投下した小島は、ローリングエルボーからロープに飛ばそうとするが、動かない中西はショートレンジラリアットで小島をなぎ倒す。「ホー」の雄叫びから足を踏みならした中西はラリアット。さらにアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げるとが、ライガー、タイガー、天山の順にカットに入り、ようやく小島を救出。
ドラダの攻撃をキャプテンに誤爆させた小島は、キャプテンにコジコジカッター。しかし中西はスピアーをお返し。これが後楽園初登場となった“青い目のヤングライオン”ジェイ・ホワイトが天山にランニングエルボーからミサイルキックを発射。さらに中西が合体ブレーンバスターを狙ったライガーとタイガーを逆に投げ飛ばすと、場外に出たところにドラダがプランチャ。

ホワイトが気合いの雄叫びをあげながら走り込むが、天山はニールキックで迎撃するとTTD(テンザン・ツームストン・ドライバー)で叩き付けて3カウント。

<試合後コメント>
中西学&キャプテン・ニュージャパン&マスカラ・ドラダ&ジェイ・ホワイト
キャプテン「(※ホワイトの肩を叩きながら)彼は数年後に(プリンス)デヴィットを超える選手になるぞ」
中西「トライ! トライ! トライ!」
ドラダ「ワンモア! ライガー! タイガー! ワンモア!」
ホワイト「今は毎日が勉強しているところです。一日一日ごとに強くなっていっています」
中西「敵が強ければ強いほど燃えないでどうするんや、天山! NWAを獲りたいんやったら俺を潰しに来い!」

第3試合

2015-2-1新日本後楽園_第3試合BULLET CLUBにはスコット・ホールJr.がセコンドにつく。そのBULLET CLUBが奇襲攻撃を仕掛けていき、ヤングバックスがTIME SPLITTERSを場外に連れ出すと、リング上ではケニーが田口に逆水平チョップ。しかしカウンターのジャンピング・ヒップアタックを返した田口は、ラリアットでケニーを場外に叩き落とすとプランチャを投下。
入れ替わるようにTIME SPLITTERSとヤングバックスがリングに入ってきて、TIME SPLITTERSが連係攻撃を決めると、シェリーがトペを狙ってロープに飛ぶが、場外のケニーが足をすくって阻止。その間、ニックがKUSHIDAの腰にニーを落としていく。どうにか反撃しようとスワンダイブを狙ったKUSHIDAだが、またもケニーが足を掴んで阻止。

さらにマットがエプロンからランニングローを叩き込む。リングに戻されたKUSHIDAにケニーが逆水平チョップから串刺し式ジャンピングバックエルボー。さらにケニーのチェーンソーからマットのスペース・ローリング式引っ掻き攻撃。防戦一方のKUSHIDAに対し、ケニーはブレーンバスターの体勢で持ち上げてから一度屈伸してから投げる余裕を見せる。
KUSHIDAもそんなケニーにどうにか反撃するが、ヤングバックスがタッチを阻止。ならばとハンドスプリングエルボーで2人まとめて吹っ飛ばしたKUSHIDAは、ようやく田口にタッチ。ヒップアタック無双からニックにリバースインディアンデスロックを決めたまま、マットにオーマイ&ガーアンクルホールド(=アンクルホールド)。さらにケニーをブレーンバスターで投げた田口。

ヒップバット無双からヤングバックスのダブルのスーパーキックをケニーに誤爆させ、さらにヤングバックスの2人をまとめてDDTで叩き付けるとシェリーにタッチ。ダイビング・ライダーキックを決めたシェリーだが、ヤングバックスは見事な連係攻撃ですぎに形勢逆転。シェリーは何とかKUSHIDAにタッチすると、今度はTIME SPLITTERSが連係攻撃。
そしてKUSHIDAがムーンサルトプレスを投下するが、マットが剣山で迎撃すると、ケニーが肩車。KUSHIDAはリバースフランケンで切り返そうとしたが、ケニーが回転を止めるとニックがスーパーキック。さらにケニーが前方に投げつけるとマットがスーパーキック。

そしてケニーが高速ジャーマンで投げてからBULLET CLUBは3人でスーパーキック。ニックがシェリーを延髄斬りで蹴散らすと、KUSHIDAにMORE BANG FOR YOUR BUCK!!(=マットのカミカゼからニックが450°スプラッシュ→マットがムーンサルトプレス)。だが、これはKUSHIDAが迎撃し、逆にTIME SPLITTERSがニックにI-94(=KUSHIDAのパワーボムとシェリーのスライス・ブレッド♯2の合体技)を決めて3カウント。
だが、試合後reDragonが乱入してTIME SPLITTERSを襲撃。ヤングバックスにもストンピングを落とすと、コーナーに登ってアピール。その間も場外では田口がケニーにどどんを狙うが、ケニーも必死で回避。ジュニアは本隊、BULLET CLUB、ROHの三つ巴の政権争いとなった。

<試合後コメント>
reDragon
オライリー「先ほどと同じような光景を見せてやった。俺たちはすべてを打ち倒すためにやっているんだ」
フィッシュ「ベストのタッグチームは我々だ。これまで見たことのない、最高のタッグチームが我々なんだ。それはジュニアだろうとヘビーだろうと関係ない。我々はROHのチャンピオンでもあり、IWGPのチャンピオンでもあるんだ!」

ーーチャンピオンでもあるあなた方がなぜこのような襲撃をしたのでしょうか?
オライリー「今日の襲撃はメッセージだ。新日本マットで闘う選手たち、そしてファンに向けてのな。俺たちこそ最強だ。誰も俺たちを打ち倒せないだろう!」

ケニー・オメガ&マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン
マット「今日の負けはまったく気にしていない。試合の流れは見ていただろう。スーパーキック・パーティー。このパーティーはこれからも続くぜ。俺たちこそカリスマ的チームだと見せつけてやる」
ケニー「どのチームとの対戦でも受けてやる。リマッチでもいいし、どのチームでも構わない。そして田口だ。この5年間デヴィットとのチームでいい試合をしてきたかも知れない。でもそれも大阪で最後だ。大阪で田口を生き埋めにしてやるぜ、なぁインディーテイカー?」
マット「(※白目になりながらアンダーテイカーの声マネで)レスト・イン・ピース!」
ケニー「(※ポール・ベアラーの声マネで)オ〜、イエ〜ス!」

第4試合

2015-2-1新日本後楽園_第4試合矢野のテーマ曲を前奏にした『SPEED』に乗って矢野&桜庭が入場。矢野はリングインしようとする内藤と本間にペットボトルの水を投げかける。内藤と矢野の先発で試合開始。余裕の笑みを浮かべる矢野は、腕を捻られた瞬間にロープエスケープ。仕方なくブレイクする内藤だが、背後から襲いかかった矢野。しかし内藤はアームホイップから低空ドロップキック。
ここで矢野が桜庭にタッチすると、内藤は本間にタッチ。片足タックルでテイクダウンを奪った桜庭だが、本間もすぐにサイドにパスしてから立ち上がる。ガブっていった本間だが、逆にガブった桜庭はミドルキック。

だが、蹴り脚をキャッチした本間はボディスラムで叩き付けてから小コケシ。かわした桜庭はサッカーボールキックから矢野にタッチ。場外に連れ出して鉄柵に投げつけた矢野はイスで殴打していく。さらにリングに戻すと、コーナーポストが外され、金具が剥き出しになったコーナーに投げつける。
続いて桜庭がフロントネックロックに捉えるが、本間はぶっこ抜いてブレーンバスターで投げていくと内藤にタッチ。桜庭のヒザに低空ドロップキックを見舞った内藤は、振り子式串刺し低空ドロップキック。さらにニークラッシャーからヒザ固めに捉えるが、上になった桜庭は張り手から腕十字を狙う。

クラッチした内藤だが、クラッチが切れた瞬間、辛くも本間がカット。タッチを受けた矢野に本間が串刺しジャンピングエルボーからフェースクラッシャー。だが、小コケシをかわした矢野は「ヤノ・トウ…」。ここで攻撃していった本間。内藤も入ってきてバックブリーカーと小コケシの合体攻撃を決めると、本間は内藤が抑え付けた桜庭にも小コケシ。
コケシ(=頭を斜めにして前のめりに落下するダイビング・ヘッドバット)をかわして自爆させた矢野はバックを取った本間に急所蹴り。そこに桜庭が入ってきてハイキックを叩き込んだところを矢野がスクールボーイで丸め込んで3カウント。勝った矢野は勝利の「ヤノ・トウ・ルー!」。

<試合後コメント>
矢野通&桜庭和志
矢野「脳みその出来が違うんだ、出来が! 分かるか?」
※桜庭はノーコメント

第5試合

2015-2-1新日本後楽園_第5試合1.5後楽園大会でファレに沈められたオカダとしては、ここでキッチリ借りを返しておきたいところ。先発を買って出たオカダを腕組みして睨み付けるファレ。するとトンガが入ってきてオカダに向かって突進。ビッグブーツで迎撃したオカダは、さらにカウンターエルボー、ビッグブーツからベースボール・スライド(=スライディング式ドロップキック)。
タッチを受けたYOSHI-HASHIはトンガの串刺し攻撃をかわすと、串刺しラリアットからロープに飛ぶ。エプロンからファレがYOSHI-HASHIを捕まえると、トンガがランニングエルボー。これをかわしてファレに誤爆させたYOSHI-HASHIはトンガをコルバタで投げる。

さらにトンガをトップロープに逆さ吊りにしておいてロープに飛んだYOSHI-HASHIだが、場外のファレが足をすくって倒すと、そこから場外乱闘へ。トンガもオカダを場外に連れ出して鉄製フェンスに叩き付ける。ファレに痛めつけられていたYOSHI-HASHIもリングに戻るが、待っていたトンガがガットバスター。
続いてファレがネックハンギングで吊り上げてからコーナーに投げつける。控えのオカダもエルボーで吹っ飛ばしたファレは、YOSHI-HASHIを踏みつけるとトンガにタッチ。サミングからコーナースプラッシュをお見舞いしたトンガは、ハイハイからジャンピング・ボディプレス。

ブレーンバスターを狙ったトンガにバンカーバスター(=変型ショルダーネックブリーカー)を決めたYOSHI-HASHIはオカダにタッチ。ファレにビッグブーツからDDTを決めたオカダは、串刺しジャンピング・バックエルボーからファレの巨体をボディスラムで叩き付ける。コーナーに登ったオカダにファレが襲いかかろうとすると、オカダはジャンプしてリングイン。
だが、そこにファレがショルダータックルでぶつかっていき、オカダを吹っ飛ばす。トンガとのトレイン攻撃からボディプレスを投下したファレは、さらにサモアンドロップからチョークラリアット(=チョークスラムの体勢で持ち上げてからのショートレンジラリアット)を狙う。

だが、オカダはチョークスラムで持ち上げられた状態からドロップキックを見舞って防いでみせる。そこにYOSHI-HASHIが走り込んできてカチ上げ式ラリアット。さらにYOSHI-HASHIはジャンピング・ラリアットでトンガを場外に追いやってプランチャ。その間にオカダがファレにドロップキックからレインメーカー(=相手の腕を掴んで引き込むように決めるアックスボンバー)を狙ったが、ファレはラリアットで迎撃。
そこから一気にハイジャック・バックブリーカーでオカダを持ち上げたファレは、バッドラックフォール(=投げ捨てアウトサイダーズエッジ)を決めて3カウント。何と1.5後楽園に続き、またもファレに沈められ大の字に倒れたままのオカダ。レインメーカーの雨が完全に止んでしまった……

<試合後コメント>
オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI with外道
外道「おいファレ! レインメーカーにスイッチ入れたな? ここからだぞ! レインメーカーは完全にスイッチ入ったぞ。覚えておけよ、この野郎!」
※オカダ、YOSHI-HASHIはコメントなし

第6試合

2015-2-1新日本後楽園_第6試合2.14仙台大会で行われる中邑vs.永田のIWGPインターコンチ、真壁vs.石井のNEVER無差別級のダブル前哨戦。まず石井が入場すると、続いて腰にNEVERのベルトを巻いた真壁が入場して睨み合いに。続いて永田が前奏付きのテーマ曲で入場。最後にインターコンチのベルトを巻いた中邑が滾りながら入場。
すると中邑は永田の前に立ちはだかり、敬礼ポーズをしてから手招き。これで永田が先発で出ていき、まずは中邑の長い足に絡みつく。中邑が逆にアキレス腱固めを狙うと、永田はヒザ十字固めへ。お互いロープまで転がってブレイクすると、中邑は永田をロープに押し込んで脱力ブレイク。

そこにニーリフトを叩き込んだ永田は一気に腕固めへ。白目になる前に腕十字にスイッチした永田だが、中邑はどうにか脱出すると、ショルダーアームブリーカーを狙う永田を強引に振り切って石井にタッチ。ここで永田も真壁にタッチ。ショルダータックルでぶつかり合った両者だが、真壁がなぎ倒せば、すぐに石井もなぎ倒す。石井は喉元へのチョップからヘッドバット、逆水平チョップを打っていくが、受け止めた真壁はショートレンジラリアットでなぎ倒す。
再び中邑vs.永田になると、中邑の左腕を取った永田はショルダーアームブリーカー。さらに左腕を蹴り飛ばしてからアームロックに捉えると、そのままコーナーに押し込んでニーリフト。しかし串刺しフロントキックをかわした中邑はニーリフトから永田をコーナーの上に寝かせて串刺し式ニーリフト。

永田が場外に転落すると、そこから場外乱闘へ。リングに戻った中邑は永田にニードロップを落とすと、敬礼しながらカバー。続いて石井が逆水平チョップから張り手を入れながら「どうした、オラ。来いよ」と挑発。表情が一変した永田は張り手を返すが、エルボーでダウンさせた石井はヘッドバットを入れながら「どうした永田、オラ!」となおも挑発。
永田はカウンターのフロントキックからニーリフトを返して真壁にタッチ。石井をパワースラムで叩き付けた真壁は、串刺しラリアット2連発からコーナーで馬乗りナックル。さらにダブルリストアームサルトで投げた真壁は中指を立てていくが、石井はそこにエルボー。

石井も中指を立てるが、真壁はエルボーを連打。それでも石井はエルボーを受け止めながらジリジリ前進すると、走り込んできた真壁をパワースラムで叩き付ける。ラリアットにはラリアットで両者相打ちに持ち込むが、打ち勝ったのは石井。そこに中邑が入ってきて石井がベアハッグで真壁を持ち上げると、中邑が延髄斬り。
さらに石井はパワーボムからラリアット。10分が経過し、真壁も倒れない。逆にショートレンジラリアットで石井をなぎ倒した真壁はパワーボムをお返し。真壁のラリアットを受け止めた石井は走り込んできた真壁をカウンターラリアットでなぎ倒して中邑にタッチ。

ミドルキックから走り込んだ中邑だが、真壁はラリアットをかわした中邑に振り向き様のショートレンジラリアット。タッチを受けた永田はミドルキックから張り手を叩き込むが、中邑もニーリフトからスピンキック。しかし串刺し式ランニングニーをかわした永田はエクスプロイダー。エルボー合戦から中邑がスーパーマンエルボーを叩き込むが、永田もナガタロックII。
だが、石井が入ってきてカットしてからトレイン攻撃。さらに中邑のバッククラッカー→石井のスライディング・ラリアット→中邑がスライディング・ボマイェ。カウント2で真壁がカットすると、中邑が滾りながらボマイェを狙ったが、永田はフロントスープレックスで回避。真壁が入ってきて中邑と石井をダブルラリアットで吹っ飛ばすと、永田が中邑の後頭部にタイナー(=串刺しニー)。

15分が経過し、永田は垂直落下式ブレーンバスター。カウント2で返されると、永田はハイキックからバックドロップ・ホールドで3カウント。インターコンチ挑戦に向けて、会心の勝利だった永田はコーナーに登って敬礼ポーズ。後頭部を押さえて朦朧とする中邑に見せつけるようなガッツポーズをしてからリングを降りた永田は、花道で「1、2、3、ゼアッ!」と敬礼ポーズ。

<試合後コメント>
中邑真輔&石井智宏
石井「俺は真壁しか見えない。真壁しか見えない。真壁、もっと暴走してこい。もっと暴走してみろ。その真壁に俺は勝つ。仙台は俺が勝つ!」
中邑「あ〜、まさに、絶好調! 永田裕志です……だよ、オイ」

ーー東京ドームでの第○試合出場と中邑選手のインターコンチの試合が永田選手に火をつけてしまったかたちになりましたが?
中邑「ははは。やっぱりイイヤオ! なんってね(苦笑)。面白くなって、参りました! その勢いがどこまで続くか? 永遠に続きそうだな。それならそれで、真正面から相手をしてやるぜ、おい。どうだ、変化は? 楽しいだろう?」

第7試合

2015-2-1新日本後楽園_第7試合メインイベントはIWGPヘビー級王者の棚橋が、IWGPタッグ王者チームの後藤&柴田と組んでBULLET CLUBと対戦。後藤&柴田にとってはアンダーソン&ギャローズとの前哨戦となる。
まずタッグベルトを腰に巻いた後藤&柴田が入場すると、続いてヘビー級のベルト腰に巻いた棚橋が入場。そしてホールJr.、ヤングバックス、ケニー、トンガ、ファレに先導されて、アンダーソン、ギャローズ、裕二郎のBULLET CLUBが登場し、全員でウルフパックを合わせる。

後藤vs.アンダーソンで試合開始。再三後藤の髪の毛を掴んでいったアンダーソンだが、後藤はショルダータックルでなぎ倒すと、柴田とダブルタックル。だが、ギャローズが柴田にナックルパートを連打。柴田もエルボーで反撃すると、エルボーの連打でコーナー下にギャローズを座らせて、串刺し低空ドロップキックを狙う。
これを地獄突きで迎撃したギャローズだが、柴田はヒザへの低空ドロップキックから足4の字固めへ。反転したギャローズだが、柴田は元の体勢に戻す。どうにかロープに逃れたギャローズは、下から蹴り上げる。ここで柴田は棚橋にタッチ。

裕二郎をヘッドロックに捉えた棚橋だが、裕二郎は手に噛みついて脱出すると逆水平チョップから串刺し攻撃を狙う。しかしエルボーで迎撃した棚橋はコーナーに飛び乗ってのクロスボディー。さらに相手コーナーにクロスボディーを浴びせていくが、受け止めたアンダーソンとギャローズは棚橋にトップロープを跨がせて急所攻撃。
そこから場外乱闘になると、BULLET CLUBは当然セコンドも介入。リングに戻された棚橋だが、ギャローズがボディスラムからジャンピング・ボディプレス。さらにエルボードロップを連続投下。続いてアンダーソンが筋肉をアピールしながらストンピングを落としてからスリーパー。

するとアンダーソンは牛殺しのような形で棚橋をヒザの上に落とす。すかさず後藤がカットに入ると、棚橋はエルボースマッシュで反撃。さらにアンダーソンの串刺し攻撃をかわしてコーナーに股間から激突させると、ようやく後藤にタッチ。アンダーソンの串刺し式ジャンピング・フロントキックをかわして串刺し式村正(=ニールキック)を叩き込むとバックドロップ。
アンダーソンも後藤の追走式ラリアットとローリングラリアットをかわすとスパインバスターで叩き付けてギャローズにタッチ。ラリアットが相打ちになると、後藤は追っかけ式時間差ラリアットでなぎ倒して柴田にタッチ。

エルボーの連打でコーナー下にギャローズを座り込ませた柴田は、串刺し式低空ドロップキック。さらにヒザ十字固めに捉えると、逆片エビ固めへ。アンダーソンがカットするが、柴田はエルボー一発でなぎ倒し、走り込んできたギャローズにドロップキック。タッチを受けた棚橋は裕二郎の蹴り脚をキャッチしたドラゴンスクリューを決めると、スリングブレイドを狙ったが、かわした裕二郎はトップロープに棚橋を投げつけると、アンダーソン、ギャローズとトレイン攻撃。
さらにアンダーソン&ギャローズはバックドロップ+ネックブリーカーの合体攻撃。15分が経過し、裕二郎はフィッシャーマンバスター。カウント2で返した棚橋は裕二郎の東京ピンプス(=フェースバスター式カナディアンハンマー)を逃れると張り手。

だが、アンダーソンがジャンピング・フロントキックで飛び込んできて、ギャローズとマジックキラーを狙う。これを後藤&柴田がカットしてギャローズを合体バックドロップで投げると、後藤がアンダーソンに牛殺し。そこに柴田がPKを叩き込むと、棚橋が裕二郎にスタイルズクラッシュを決めてからダメ押しのハイフライフローを投下して3カウント。
バレットクラブに勝利した棚橋、後藤、柴田のIWGP王者トリオ一旦はリングを降りようとした棚橋だが、「棚橋」コールを聞き、いつものようにリングに戻る。そしてマイクを持つと「いま! IWGPのベルトはここにあります! 次、2月17日、AJを倒して俺が史上最高のIWGP王者になります。また会いましょう。ありがとう!」と挨拶。

そして小松に指示してリング下からエアギターをリング下から取り出すと、「後楽園ー! 後楽園ー! 後楽園ー! 盛り上がっていこうぜー!」と叫んでからエアギターを披露。「アンコール」に応えて激しい曲でエアギターを披露した棚橋はギタークラッシュ! さらに「もう1回」コールを受けて、観客からエアギターを渡してもらうと最後のエアギターを披露し、最後は客席にエアギターを投げ入れた。
思わず棚橋が「う〜〜〜、楽しいぃ!」と漏らすと、曲がかかりまさかの4回目! 弾きまくった棚橋は「改めてありがとうございました。2015年も新日本プロレス盛り上げていくんで、信じてついてきてください! じゃあ最後に後楽園の皆さん、愛してま〜す!」で後楽園大会を締めくくった。

<試合後コメント>
棚橋弘至&後藤洋央紀&柴田勝頼
※柴田はノーコメントで控室へ
後藤「今シリーズも、本隊一致団結して、BULLET CLUB潰します」

※一人遅れて棚橋がコメントスペースへ
ーー今日も開幕戦に続きスタイルズ・クラッシュからのハイフライ・フローでの勝利でした
棚橋「はい! タイトルマッチなんで。相手のAJがまだ来日していないと。まぁこういう相手がいない状況での前哨戦というのは慣れているから。昨日のスタイルズ・クラッシュでハワイくらいまで届いて、今日のスタイルズ・クラッシュでアメリカまで届いたんじゃないかな。情報はね、それくらい伝えていかないと」

ーー今日はIWGPタッグの前哨戦でもあったのですが、棚橋選手に攻撃が集中していたような気もするのですが?
棚橋「はい。まぁでもこうやってねぇ、後藤と柴田と棚橋がベルトを巻いて3人並ぶって状況はね。少し前まで考えられなかったから。いい変化のひとつだし、これからどんどんどんどん流れっていうのは早くなっているかもしれないけど、ひとつひとつ噛みしめて、味わっていきましょう」

ーーお客さんも最後にリングサイドを一周した時の笑顔を見ると、やはり戻るべきところにベルトがあるのかなぁと思いましたが
棚橋「あれ実は喜んでいただいているようで、俺が喜んでいるんですよね(笑)。まぁでもそうやって頑張ってきたものがひとつかたちになって花が咲いたかなと思います。……とにかく今のいい状況をさらに盛り上げていくためには、いつも言っていることだけど日本隅々まで棚橋のチャンピオン姿を見せる。これだと思うんで、まだ行っていない県の皆さん。期待して棚橋を待っていてくれ。以上です、ありがとうございました!」

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