【試合詳細】9・5 新日本プロレス後楽園ホール大会 EVIL&内藤哲也vsバッドラック・ファレ&ジェイ・ホワイト 後藤洋央紀&オカダ・カズチカ&ロッキー・ロメロvs鷹木信悟&SANADA&BUSHI

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『Road to DESTRUCTION』
日程:2019年9月5日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1538人

▼第12回ヤングライオン杯争奪リーグ戦 15分1本勝負
●上村優也【0勝1敗=0点】
8分47秒 逆エビ固め
○マイケル・リチャーズ(FALE DOJO)【1勝0敗=2点】

▼第12回ヤングライオン杯争奪リーグ戦 15分1本勝負
○成田蓮【1勝0敗=2点】
7分6秒 成田スペシャル3号
●カール・フレドリックス(LA DOJO)【0勝1敗=0点】

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
●辻陽太/海野翔太/天山広吉
11分48秒 ラリアット→体固め
アレックス・コグリン(LA DOJO)/クラーク・コナーズ(LA DOJO)/○小島聡

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
トーア・ヘナーレ/YOSHI-HASHI/○石井智宏
8分55秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
[BULLET CLUB]●チェーズ・オーエンズ/タマ・トンガ/タンガ・ロア

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[CHAOS]●本間朋晃/ロビー・イーグルス/ウィル・オスプレイ
9分31秒 ピンプジュース→片エビ固め
[BULLET CLUB]○高橋裕二郎/エル・ファンタズモ/石森太二

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
○SHO/YOH/田口隆祐/棚橋弘至
12分28秒 3K→エビ固め
[鈴木軍]●DOUKI/金丸義信/鈴木みのる/ザック・セイバーJr.

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]●BUSHI/鷹木信悟/SANADA
8分57秒 GTR→片エビ固め
[CHAOS]○後藤洋央紀/オカダ・カズチカ/ロッキー・ロメロ

▼タッグマッチ 60分1本勝負
[BULLET CLUB]●バッドラック・ファレ/ジェイ・ホワイト
16分10秒 デスティーノ→片エビ固め
[L.I.J]EVIL/○内藤哲也

内藤哲也が新日本プロレスへ東京ドームでのIWGPヘビー級王座&IC王座のダブルタイトル戦を要求!棚橋がザックとの決戦に向け「青魔道士みたいにザックの技を身につける」と宣言!

第1試合


 約2年ぶりの開催となるヤングライオン杯。野毛道場、LA道場、ファレ道場のヤングライオンたちがその頂点を競い合うリーグ戦。この日が開幕2日目であり上村vsマイケル、成田vsカールが初戦を迎える。
 ゴングが鳴ると首の取り合い、ヘッドロック、グラウンドでのヘッドロック合戦とじっくりとした寝技の攻防。マイケルがじっくりと絞り上げるとショルダータックル一閃。さらにコーナーに振ってチョップから串刺しラリアット。マイケルはさらにエルボーを放っていくが、上村も逆水平チョップ、エルボーで反撃し、ドロップキックでマイケルを吹き飛ばす。
 上村はコーナーを背に立つマイケルに串刺しドロップキックから怒涛のストンピング。さらにコーナーに押し付けながらのマウントエルボーを連打からボディスラム、背中にヒザを当てながらの逆エビ固めから正調逆エビ固めで腰を落とす。マイケルはなんとか這っていきブレイク。
 上村はエルボー連打でロープまで追い込んでから走るが、マイケルはカウンターのラリアット。そしてブレーンバスターで叩きつけ逆エビ固めを狙うが、上村が下から左右の張り手を連打していき意地を見せ、逆エビ固めが決まってからも苦戦しつつ自力でロープへ。マイケルはさらに中央に引き戻して逆エビ固めでガッチリと腰を落とすと上村は無念のギブアップ。

第2試合


 ゴングが鳴ると手4つで組み合っていくが、カールが張り手を放つと成田は鬼の形相で睨みつけ頬への張り手で快音を響かせる。そのまま2人は足を止めてのチョップ合戦で打ち合っていき、カールがかち上げエルボーや逆水平、成田の逆水平を耐えてのドロップキックで最初にバンプを取らせる。続けてボディスラム2連発からフットスタンプ。首投げからのスリーパーホールドと苦しめていく。成田がこれを外してロープに走るが、カールはカウンターのバックエルボーで打ち据え、成田をコーナーに振って串刺しボディスプラッシュ、ヒップトス、エルボードロップと畳み掛ける。
 さらにカールは串刺し攻撃を狙うが、成田はこれをかわすとショットガンドロップキック、ブレーンバスターと続けフロントスープレックスを狙うが、カールが耐えるとエルボー速射から走るが、カールがスパインバスターでカウンターし逆片エビ固め。成田が必死のロープブレイクを果たすものの、カールはストンピングの雨あられからボディスラムを狙うが、成田は張り手からエルボー連打。カールがロープに飛ぶとカウンターのフロントスープレックスで放り捨て逆片エビ固め。カールがロープにたどり着くと無理やり引き剥がしてもう一度逆片エビ固め、さらに成田スペシャルから成田スペシャル3号でどっしりと腰を落とすとカールがタップ。野毛道場ヤングライオンが初勝利を挙げた。

第3試合


 海野と辻が入場すると、先に入場していたアレックスとクラークが突っかかっていき、4人はそれぞれ額を突き合わせて睨み合い。
 昨日と同じく天山と小島がヤングライオンたちをなだめ、先発で出ていってゴング。両者は早速張り手で打ち合っていき、会場がシューシューと声を上げて天山のモンゴリアンチョップを期待する中、先にモンゴリアンチョップを放ったのは小島。不意を突かれて倒れる天山だったが、モンゴリアンチョップでお返し。両者タッチ。
 海野とクラークとなると両者ショルダータックルやドロップキックの応酬。吹き飛ばされた海野に辻がタッチするとアレックスを挑発しタッチさせる。
 辻とアレックスは正面から組み合い、押し込んだ辻が袈裟斬りチョップ。アレックスも逆水平チョップで快音を響かせていき、辻が怯むと連打してボディスラム。小島にタッチ。
 小島は辻をエルボーで弱らせていきスイングネックブリーカー。クラークにタッチ。
 クラークは辻を自軍コーナーに押し付けてチョップを連打しアレックスとともにダブルのヒップトス。アレックスにタッチ。
 アレックスは辻に監獄固めを決めるが、天山が後ろからフェイスロックで絞り上げてカット。アレックスは首投げからチンロックも辻は自力でロープへ。アレックスは逆水平チョップから「ツジ!」と叫んで挑発すると辻はドロップキック。天山につなぐ。
 天山はモンゴリアンチョップからヘッドバッド連打。串刺しラリアットから「OK!ブレーンバスター!」と叫んで叩きつけ、ヘッドバッド連打からアレックスにチョップを打たせていき、正面から受け止めた天山はエルボー一発でなぎ倒して貫禄を見せつける。天山はロープへ振っていくが、アレックスはカウンターのドロップキック。両者タッチ。
 海野はカールをランニングバックエルボー、ランニングエルボー、串刺しランニングバックエルボー、低空ドロップキックからブレーンバスターと猛攻。さらにエルボー連打から走るもクラークはカウンターのスピアーを突き刺すと両者ダウンからタッチへ。
 辻と小島のマッチアップとなると、小島がマシンガンチョップから「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫ぶが、辻がリバースしてマシンガンエルボーから串刺しエルボー、ショルダータックルで小島をなぎ倒すと、天山と海野を呼び込んでトレイン攻撃。天山のヘッドバッドから辻のドロップキックが決まりフォールもカールらが飛び込んできてカット。小島はエルボーパッドを脱ぎ捨てラリアットを狙うが、辻はカウンターのスピアー。さらにロープに走るが、小島がカウンターのラリアット。これで辻は力尽きカウント3。
 ゴングが鳴ってからも日米ヤングライオンは場外で殴り合い。セコンド陣が必死に引き剥がすと両者鬼の形相で睨み合いながら退場していった。
 そして今日も天山と小島は右手を差し出し合うが、触れる寸前に互いに手を引っ込めて握手は無しで退場していった。

第4試合


 BULLET CLUBが入場するなり奇襲し、ロアがYOSHI-HASHIの首を絞めてから場外にほうり落とそうとするが、YOSHI-HASHIはスライディングキックで邪道を排除。そしてタマとロアに向き直ってダブルラリアットを狙ってロープに走るが復活した邪道が下から竹刀攻撃。これでYOSHI-HASHIは捕まってしまい、救出に来た石井がロアをショルダータックルで排除するとYOSHI-HASHIもタックル。BULLET CLUBがチェーズに代わるとヘナーレが猛烈にタッチを要求して飛び出していく。
 ヘナーレはエルボーと逆水平チョップの連打からフライングショルダー。そしてサモアンドロップを狙うが振り払ったチェーズがヘナーレを場外に放り捨て、場外に向けて貫通ドロップキック。ヘナーレをリングに戻してエルボードロップ、ボディスラムからロアにタッチ。
 ロアはサンセットフリップから高速ブレーンバスター。タマにタッチ。
 タマもサンセットフリップから「ぶれぇ~んばすたぁ~」と敢えてのカタコト日本語で宣言して挑発すると、怒ったヘナーレが振り払って絡みつきサモアンドロップ。YOSHI-HASHIにタッチ。
 YOSHI-HASHIはタマのラリアットをかわすとヘッドハンター。さらに串刺し逆水平からスピンキック、タマをロープにぶら下げてからのドロップキックと猛攻。石井も出てくるとタマが命乞いで気を引くと、ロアが背後から2人の後頭部にダブルラリアット。タマとロアが石井とYOSHI-HASHIを排除し、チェーズが石井へ変形の弓矢固め。タマとロアが加勢に来るとヘナーレがダブルのスピアーで蹴散らすものの、チェーズがファイナルカットで排除。石井が飛び込んでくるとチェーズはスモールパッケージやバックスライドで丸め込み、石井のキックアウトに合わせてランニングニー2連発。石井が肩を上げるとパッケージドライバーを狙うが、YOSHI-HASHIが入ってきてカットしラリアット。石井に勝負を託して場外でタマ&ロアの排除に向かい、石井が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺しカウント3を奪った。

第5試合


 オスプレイとファンタズモでゴングが鳴ると、ヘッドロックから素早いロープワークの応酬、互いの攻撃を側転などの軽快な動きでかわしあい、ファンタズモがロップロープを何度も飛び移りながら飛びついてのフランケンシュタイナー。オスプレイもロープワークで翻弄してからのジャンピングエルボーを放ち、ロビーとタッチを回し合いながらファンタズモの腕にエルボーを落としていきロビーがフットスタンプ、本間がヘッドバッド。
 本間に試合権利が移るとファンタズモにボディスラムから小こけしをクリーンヒットさせ、逆水平チョップを放ってロープに走るが、裕次郎がエプロンから背中にキックを放つと場外に放り捨ててステッキで首を絞めあげていく。
 石森に代わり、石森がフロントネックロックで固める中でファンタズモがドラゴンリングイン式背中ひっかき。裕次郎がフロントネックロックで絞め上げる中、石森&ファンタズモがダブルのドラゴンリングイン式背中ひっかき。石森は本間に逆水平チョップからコーナーに振り串刺しジャンピングダブルニー。続けてブレーンバスターを狙うが、本間が耐えてぶっこ抜きブレーンバスター。ロビーにタッチ。
 ロビーは石森をミサイルキックで吹き飛ばし、ミドルキック連打からスライディングキック。さらに石森の足への619から足へのスワンダイブ式ミサイルキック。ここへファンタズモが入ってきてトラースキックでアシストするが、ロビーは石森の後頭部にラリアットを放ちながらファンタズモに低空ドロップキックの同時攻撃。ここにオスプレイが入ってくると合体アサイDDTを放ち、リング内とエプロンから同時の串刺し延髄斬り。さらにダブルのスパニッシュフライを狙うが、これをカットされるとオスプレイがサマーソルトキック。石森もリバースフランケンシュタイナーを放つが、オスプレイはヘッドスプリングで着地。両者タッチ。
 本間と裕次郎のマッチアップとなると本間がフェイスクラッシャーからの小こけし。さらにラリアットを狙うが、裕次郎がかわしてスライディングキック。これをかわした本間はラリアットで叩き伏せるが石森&ファンタズモがカット。ここにロビーとオスプレイが飛び込んでくると3人でトレイン攻撃から本間がロケットこけし。オスプレイ&ロビーは場外に飛んでいき本間に勝負を託す。本間はコーナーからこけしを放つが裕次郎がこれを回避して自爆させるとフィッシャーマンバスター。これを返されるとピンプジュースでカウント3を奪った。

第6試合


 タグチジャパンの選手コールが全員分終わると鈴木軍が奇襲し、場外乱闘からゴング。
 リング上ではみのるが田口をコーナーに押し付けてニーリフトやビッグブートで痛めつけPKを放つが田口はこれをキャッチして振り払うとヒップアタック。そしてタグチジャパンの面々を呼び込むと、田口監督の指示でトレイン攻撃を放っていき、最後に田口が串刺しヒップアタックからブロックサインを出していき、田口がコーナー上で尻を突き出して棚橋とSHOがみのるを田口の尻へ振っていこうとするが、ザックらが棚橋らの足を引いて異常街に引きずり出すと。自由の身となったみのるは田口の尻に一発叩き込むと、田口は睨みつけるみのるに「クリーンファイト!」とヘッドギアを脱いでみせるが、みのるも田口を場外に放り出して再び全員入り乱れた場外戦へ。
 田口がカウント19でリングに戻ると、田口はみのるにすがりついていくが、みのるはアキレス腱固め、これはSHOがカットに入りストンピングを放つが、みのるはSHOの足もキャッチして2人同時にアキレス腱固め。ザックにタッチ。
 みのるとザックは2人でかわりばんこに腕を足を極めていき、DOUKIにタッチ。
 DOUKIは田口の顔面に張り手を入れていき、田口の頭髪を引き抜くと金丸にタッチ。
 金丸は田口に首投げからスライディングキック。コーナーに振って突撃するが、田口はコーナーに駆け上がってミサイルヒップを放つ。金丸はこれをマンハッタンドロップで迎え撃つが、田口は改めてヒップアタックをクリーンヒットさせると両者タッチ。
 棚橋とザックのマッチアップとなり、棚橋がドラゴンスクリューを狙うと金丸がカットに来るがこれをYOHが止め、2人でドラゴンスクリューの競演。棚橋はテキサスクローバーホールドの体勢に入るが、ザックが下から絡みついて三角絞め。棚橋はこれを振り払って再びテキサスクローバーホールドに入るが、ザックも腕十字で取り返そうとする。しかし棚橋はザックへ腕十字を極めて見せ、ブレイクされるとSHOにタッチ。
 SHOはザックにショルダーアームブリーカーを狙うが、ザックが背中から押し込んでDOUKIにタッチ。
 SHOとDOUKIは正面からエルボーを打ち合っていき、SHOがコーナーまで連打で追い込んで突撃するがDOUKIがこれをかわして串刺しラリアット。さらにラリアットを狙うがSHOがカウンターのスピアーを極めてジャーマンを狙うが、鈴木軍が総出でこれをカットしトレイン攻撃。みのるとザックがPKとサッカーボールキックのサンドイッチからDOUKIがフットスタンプ。さらにDOUKIがゴリースペシャルボムも田口がカット。全員入り乱れる展開となり、SHO&YOHが同時のジャンピングニーでザックを排除すると3Kを狙うが、金丸が介入して連携を阻害。DOUKIはロープに飛んでダブルラリアットを狙うが、金丸を振り払ったYOHが飛び込んでくるとSHOとYOHはアイコンタクトをかわしてカウンターの3K。これで試合を決めて鮮やかな勝利を飾った。
 試合後、田口と棚橋はそれぞれのベルトをギターに見立てて演奏して喜び合い、棚橋はザックへベルトを掲げて見せて勝利をアピール。そしてタグチジャパンの4人は揃ってエアギターポーズを決めてから意気揚々と退場していった。

<試合後コメント>
田口隆祐&棚橋弘至&SHO&YOH
田口「ロッキー!監督!3Kはスゴイチーム!ロッキー、1人余るでしょ?タッグ組みましょうよタッグ!監督!チーム・カントク!監督&監督!3K!3K!with リュウスK!センキュー!」
YOH「……いまのはちょっと無理がありすぎましたね。そういう強引なところが僕は大好きです。よしっ!調子いいっすね。調子いいので今日は告知を一つさせてください。俺ね、来週個展やるんですよ。新宿で。元々趣味の延長だったんだけど、ここまでこぎつけたのは高校のときに漠然とした夢があって、『絵を描いてみたいな』とか『バンドくみたいな』とか、そういう漠然としたものがって。でも部活で青春時代を謳歌できなかったんですけど、それが今来てる感じ。俺にとっての青春が今来てるんですよ。だから何がいいたいかって言ったら、俺にとってはROPPONGI 3Kが青春です。たくさんいいページを作っていきたい。だからたくさんいい風吹かせます!」
SHO「YOHさんが古典やるんでぜひ皆さん来てください。それと昨日も行ったけど、このシリーズ、俺たちタイトルに何も絡めてない。でも今日のこの勝ちも、次のシリーズ、そして来年の東京ドーム、次に、次に、NEXT、NEXT、ずっと続けていく」
棚橋「SHO!SHO!もうコンクルソへの道は始まってっからな!負けねえから~!」
SHO「早めに、早めに仕上げときます(笑)」
棚橋「(自らの腹をさすりながら)……間に合わない。昨日も言ったけど、引き出し全部開けてやるから。開けるだけじゃないよ。全部俺のものにしてやるから。ザックとの前哨戦でザックが持ってる技術、全部俺が身につけてやる。ファイナルファンタジーで言うところの青魔法みたいなもんで……分かんねえか(笑)闘いながら!日々前哨戦を有利に進めながら!さらに進化していく!This is 棚橋スタイル!」

第7試合


 オカダが後藤とロッキーを下げるとSANADAが前に進み出てIWGPヘビー級王座を争う二人の対面でゴング。両者ともに会場のコールに耳を傾け、昨日はSANADAコールが圧倒的に上回ったもののこの日は互角。ヘッドロックからのショルダータックル合戦、SANADAがSkull End、オカダがレインメーカーをいきなり狙い合い両者ともにこれをかわすとオカダがスライディングキックで先制しロッキーにタッチ。
 ロッキーはSANADAに逆水平チョップから何度も走って串刺しラリアット。「SANADA!ナカスゾコノヤロー!」と叫んで張り手を見舞うと、飛び込んできたBUSHIをフランケンシュタイナーで排除。鷹木にもフランケンシュタイナーを狙うが鷹木がこれを耐えるとSANADAがドロップキック。そして介入してきたオカダをSANADAがパラダイスロックで固めて低空ドロップキックを放つと、全員入り乱れた場外戦へ。
 リング上はロッキーとBUSHIの対面となり、BUSHIがTシャツを脱いでロッキーの首を絞め上げる。これをレフリーに止められると鷹木にタッチ。
 鷹木はブレーンバスターからロッキーにチョップを打たせていき、鷹木は逆水平チョップ一発でなぎ倒す。さらにバックドロップを狙うが、ロッキーは後ろに着地して飛びつきフランケンシュタイナー。後藤にタッチ。
 後藤は鷹木に串刺しエルボーを連打し、SANADAが救出に来るとショルダータックルで排除して鷹木にエルボー、串刺しの浴びせ蹴りからバックドロップ。そして牛殺しを狙うが、鷹木が着地してラリアットからバックドロップでお返し。さらに串刺しラリアットからパンピングボンバー。これを回避した後藤がラリアットを放つが鷹木はカウンターのパンピングボンバー。BUSHIにタッチ。
 BUSHIはミサイルキックからブレイクダンスで立ち上がり、SANADAと鷹木を呼び込んでトレイン攻撃。さらにBUSHIとSANADAが同時の低空ドロップキック。そしてBUSHIがエムエックスを狙うが、後藤はこれを回避。ここで全員入り乱れ鷹木と後藤が正面からラリアットを打ち合う展開に。これに競り勝った鷹木がパンピングボンバーを放つが後藤はヘッドバッドでカウンターしBUSHIに牛殺し。さらに後藤はBUSHIへGTRを叩き込みカウント3。
 試合後、退場していくSANADAを見つめながらオカダはベルトを腰に当ててニヤリと笑った。

第8試合


 IC王座を争う内藤とジェイのマッチアップでゴングが鳴ると、一斉に内藤コールが起こりジェイは不服そうな態度を示す。ジェイがロックアップを仕掛けようとすると内藤はバックステップでこれをかわして挑発するが、リングの下から外道がなにかを仕掛けようとすると内藤が気を取られ、ジェイが後ろから殴りかかるが内藤はジェイを場外に放り出し、場外飛びのフェイントからリング上に寝転んで見せる挑発。ジェイがリングに上ってくると内藤がボディスラム、EVILがセントーン、内藤がスライディングキックと放っていき、内藤がコーナーでエルボー。さらに振り子式ドロップキックを狙うが、ファレが下から内藤の足を引いて場外に引きずり出すと鉄柵に叩きつけ、救出に来たEVILも鉄柵の餌食に。
 ジェイはリング上で内藤の寝転ぶポーズを真似て内藤を待ち受け、内藤が上がってくるとストンピングの雨あられを降らせてファレにタッチ。
 ファレは全体重をかけて内藤を踏みつけ、ジェイにタッチ。
 ジェイは内藤を場外に放り捨て鉄柵とエプロンへ交互に叩きつけ、倒れ伏す内藤に向けた手拍子を観客に煽っていくが、観客の答えはブーイング。ジェイは内藤をリングに戻すとフォールするが、反則からのフォールをレフリーはカウントせず。ファレにタッチ。
 ファレは内藤にボディスラムから踏みつけ+敬礼ポーズでフォール。これをレフリーはカウントせず。ファレはもう一度ボディスラムから踏みつけ+敬礼ポーズでフォール。これもレフリーはカウントせず。ジェイに代わりジェイもボディスラムから踏みつけフォールもカウントされず。ファレにタッチ。
 ファレは内藤にボディスラムからエルボードロップを放つが、内藤はこれをかわすと追いすがるファレのヒザに低空ドロップキックを叩き込んでEVILにタッチ。
 EVILはラリアットでぶつかっていき、2発目でファレにヒザを付かせるとボディスラムを狙うが、ここにジェイが入ってきてカット。さらに2人でEVILにトレイン攻撃を狙うが、これをかわしたEVILがジェイをショルダータックルで排除してファレにブルドッギングヘッドロック。そしてラリアットを狙うが、ファレはカウンターのショルダータックル。ジェイにタッチ。
 ジェイはEVILに高速バックドロップから内藤に一撃入れ、串刺しエルボーからブレードバスター、さらにデスバレーボムを狙っていくが、EVILが耐えると逆水平。EVILもダブルチョップで反撃しラリアットを狙うが、ジェイはレフリーを盾にしてガットショットを放つが、EVILはその足をレフリーに持たせてトラースキック。内藤にタッチ。
 内藤はジェイにフランケンシュタイナーから後頭部に低空ドロップキック。さらにネックブリーカーから変形首4の字もファレがカット。内藤はジェイをコーナーに上げて雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、ジェイが抜け出して後頭部に一撃。ジェイが下からスリーパーホールドで捕らえてスリーパースープレッックスを狙うが、内藤はこれを脱出するとフライングフォアアーム。これをかわしたジェイが裏投げで叩きつけると両者ダウン。ジェイが先にファレにタッチ。
 ファレは内藤にボディスプラッシュからボディプレス。これを返されるとグラネードを狙うが、EVILがカットしジェイをダークネスフォールズ。EVILをファレがラリアットで蹴散らすと内藤がファレにスイングDDT。そしてデスティーノを狙うが。ファレが耐えてレフリーにない等をぶつけるとレフリーが昏倒。ここに外道が入ってきて気を引き、ジェイがイスを持ってリングに上がるが、EVILも椅子を持ってリングに上がりジェイにイスで一撃。内藤がデスティーノでジェイを叩きつけると、EVILもファレにラリアット。EVILはファレの頭にイスを被せるともう一つのイスで頭をフルスイング。内藤がファレにもデスティーノを食らわせるとこれで3カウント。
 
内藤「ブエナス・ノーチェス!後楽園ホール!このIWGPインターコンチネンタル王座をかけて9月22日、神戸大会でジェイ・ホワイトと対戦するわけですが、彼もインターコンチネンタル王座を保持しながらIWGPヘビー級王座を保持したいという野望を口にしていたわけですよ。そういえば、G1 CLIMAX優勝者、飯伏幸太も同じようなことを口にしてたっけね。そこで俺は新日本プロレスに早急に回答をいただきたい。来年の東京ドーム大会でIWGPインターコンチネンタル王座とIWGPヘビー級王座のダブルタイトルマッチを果たして開催するのか果たして開催しないのか、一体どっちなんだろうね?もし開催しないのであれば、俺はこのインターコンチネンタル王座を保持したまま挑戦権利証、狙いに行きますよ。まあ普段はトランキーロ、あっせんなよと言ってますが、ダブルタイトルマッチへの機運が高まっている現状、ノ・トランキーロ!焦ったほうがいいぜ。カブローン!とは言ってもまずやらなければいけないことは、ジェイ・ホワイトを倒すこと。9月22日、神戸ワールド記念ホール大会でのジェイ・ホワイト戦、皆様楽しみにお待ち下さい。ではでは、明日も後楽園ホール大会があるわけで、また明日、後楽園ホールでお会いしましょう。新日本プロレス後楽園ホール3連戦、2日目、最後の締めはもちろん……EVIL!BUSHI!SANADA!ヒロム!鷹木!イ・内藤!ノスオトロス!Los Ingobernables de Japón!」

<試合後コメント>
EVIL
「色んなやつが色んな事を言っているが、俺の欲しい物も教えてやるよ。それは……IWGPだ。よく覚えとけ!」

内藤哲也
「まあ俺が今思ってることはリング上で言ったとおりだよ。EVIL、SANADA、そして鷹木。それぞれが上を目指していいじゃん。俺も上を目指してるから。もし同じユニットの仲間が同じ方向を向いていたら、戦わない手はないでしょ?俺の言ったことに文句というか、目標がかぶるのであれば俺と戦えばいいよ。それがシングルマッチなのか、それともタッグマッチで一緒に組みながら闘うのか、色んな闘い方があるよ。でもこうやって競い合っていくことこそ、ユニットを高める最高の方法だと俺は思うからね。EVILがどう思ってる、鷹木がどう思ってる、SANADAがどうしようと思ってる、そんなことは関係ないよ。今俺が何をしたいかが一番大事なわけで、それをこうして皆様の前でしっかり伝えること。これが一番大事だと思うからさ。俺は俺の思う道を行くだけだよ。まああとは最初にも言ったけど、リング上で言ったとおり、それ以上のこと、なにか聞きたいですか?なにか聞きたい?俺、オクパードなんだよね。海外から帰ってきてすぐ神宮球場行って、そしてシリーズ開幕ですか。いやぁ、オクパードだぜ。そしてカンサードだぜ。まあ質問があるならさあ、俺の携帯に電話ならしてよ。言っとくけど俺の携帯、常にサイレントだから。俺が出るか出ないか、その答えはもちろん、トラ……いや、トランキーロじゃないな。これはノーだな。まあもっと話が聞きたければ明日後楽園ホールに来ればいいんじゃない?このシリーズ、帯同してくればいいんじゃない?皆様、今シリーズ、ジェイ・ホワイトとの前哨戦、皆さんで楽しみましょうよ。じゃあ帰ろうかな。アスタ・マニャーナ!アディオス!」

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