アンソニー・W・森が9年ぶりに一夜限りの復帰戦!「僕はこれからもこの場を守り続けることに身を捧げたい」

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 4日、DRAGON GATE後楽園ホール大会『RAINBOW GATE 2019』が開催。メインイベントの「団体設立20周年記念特別試合 Vol.6」にて、アンソニー・W・森が一夜限りの復活を果たした。

 アンソニーは2000年に闘龍門の5期生としてデビューし、ユニット『Pos.HEARTS』を長らく牽引。2010年の引退まで10年間王子キャラを貫き、その後は裏方としてDRAGON GATEを支えていた。そんなアンソニーに、かつてヘンリーIII世・菅原として『ロイヤルブラザーズ』を結成していた菅原拓也が対戦要求。これを受けて、アンソニーは一夜限りの復帰戦を行う事となった。

 復帰戦のカードとして、アンソニーは土井成樹&吉野正人&斎藤了とタッグを結成。対戦相手として、菅原拓也&マグニチュード岸和田&YAMATOが決定したが、『アンソニー・W・森に所縁のある人物』として一人はXに。
 そのXとして登場したのは、当時Pos.HEARTSメンバーであり昨年12月より首の負傷で欠場中のB×Bハルク。ハルクはかつてのダンスありの入場ではなく、ダークサイドハルクで入場した。


 菅原が念願叶ってアンソニーと対峙すると握手で試合開始。アンソニーは簡単に倒されると4人からストンピングの雨あられ。岸和田がダブルアームで投げ捨て菅原とダブル攻撃を狙うが、アンソニーがこれを逃れてなんとかタッチすると、土井吉が連携攻撃で流れを変えてアンソニーがダイビングローズを発射。ハルクとYAMATOがアンソニーと斎了を中央に振ると、衝突するかと思いきや抱きしめあう。YAMATOに吉野がトルベジーノから土井がバカタレスライディングキック、斎了が斎了ロケットを発射しアンソニーがエレガント―ンを投下する連携攻撃からフォールも2。
 岸和田がアンソニーをラリアットでなぎ倒しラストライドを狙うが、アンソニーはエレガントマジックからエレガント三角絞め。しかしこれを菅原がカットすると、最後は十三不塔で叩きつけて3カウントを奪った。

 菅原は倒れたままのアンソニーに「アンソニー、自分でやっといてなんだけど、生きてるかい?大丈夫かい?16年ぐらい前にDRAGON GATE辞めて、9年前、ちょうど俺が出戻ってきた時にアンソニーの引退試合があった。そん時俺すっげぇ悪いやつだったから、アンソニーの引退試合絡めなかったんだよ。それがずーっと、心残りだった。今日、アンソニー試合してくれて本当にどうもありがとう。そして!こんな場所を作ってくれたDRAGON GATE、本当にどうもありがとう!この今日の思いを胸に、これからもプロレス頑張っていきます。ありがとうございました!」と頭を下げる。
 対戦相手それぞれのメッセージを受け取ったアンソニーは「皆さん今日はありがとうございました。それから、岸和田さんはじめ、選手の皆さん、ありがとうございました。痛いし、苦しいんですけど、何よりも、ファンの皆さんは本当にありがたいんだなって思いました。僕自身はいっぱいいっぱいだったんで、なんとなく引っ張られるままにって感じでしたけど、懐かしいと思っていただけたなら嬉しいです。今から僕はこれからもこの場を守り続けることに身を捧げたいと思います。皆さん、これからも、DRAGON GATEの選手のみんなを応援してくれますか?応援してくれますか?応援してくれますか!?今日は、ご来場ありがとうございました。次回もご来場心よりお待ちしておりますありがとうございました!」と叫び、DRAGON GATEを支えるスタッフへと戻っていった。

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