引退を表明した獣神サンダー・ライガーへ琉球のグルクンマスクが最後の一騎打ちを熱望!「沖縄のファンのみんなでライガーさんにお礼を言いたい」

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19日、東京都・新木場1stRINGにて琉球ドラゴンプロレスリング『なんくるないサーキットin新木場2019』が行われた。

 琉球ドラゴンプロレスリングとは、グルクンマスクが2013年に沖縄で旗揚げしたローカルプロレス団体。地域に根ざした活動で地元住民からの信頼は厚く、地方自治体とタッグを組んでのチャリティープロレスなどの地域貢献活動を行うなど、沖縄からプロレスの魅力を発信することに努めている。
 地元・沖縄出身の生え抜き選手も年々増えて力をつけており、FREEDOMSの佐々木貴がプロデューサーを務める日本各地の様々なローカルプロレス団体を集結させた大会『群雄割拠』では、全国のご当地プロレス団体の覇者の証である“天下統一幟旗”を獲得するなど確かな実力も示しながら今年4月29日の行われる6周年大会に向けて邁進する成長中の団体だ。

 今回は、17日に沖縄大会を、その2日目に1年ぶりの東京大会を開催するという沖縄県外を回るサーキット興行。
 メインイベントでは美ら海セイバー&ウルトラソーキvsグルクンマスク&ヒージャー・キッドマンという琉球ドラゴンの王座戦戦を担うエース選手たちが激突。
 御万人(うまんちゅ)王座「琉王」を保持する現王者のセイバーが次期挑戦者のソーキとのタッグでヒージャーを集中攻撃する展開となり、グルクンが逆転の狼煙を上げるもソーキがパワーファイトで圧倒し、最後はセイバーがアクアツイストからのファイヤーバードスプラッシュでヒージャーを沈めた。

 全試合終了後には恒例の全選手参加バトルロイヤルが行われ、5vs5でのブレーンバスター合戦や、めまぐるしい結託・裏切りの展開などコミカルな試合となりながらも各選手たちが要所要所で大技を出し合っていくメリハリある戦いに。最後はグルクンが沖縄生え抜きの若手・島童風太からムーンサルトプレスでカウント3を奪った。

 試合後にマイクを取ったグルクンが「俺たち琉球ドラゴンプロレスは沖縄からプロレスで皆さんに夢と勇気と感動と笑顔を届けに行きます!また東京に必ず帰ってきますんでそのときは楽しみにしておいてください!」と叫ぶと、東京のファンは大歓声で応えた。

 バックステージに戻ったグルクンは、今後は県外での大会を増やしていきたい旨を述べ「ホントはね北海道とか行きたいんですよ(笑)」と全国行脚への夢を語った。
 一方で、「県外ではたまにしかやらないんでたくさんお客さんが来てくれるんですけど、沖縄だといつもやってるってことで中々集客が頭打ちなのがぶっちゃけ現状なんです。黙っていてお客さんが来る団体ではないので、やっぱり自分たちから動いて話題を作って発信してやっていかないと。僕らは本拠地が沖縄なので、『県外の大会でお客さんたくさん来たから良かったね』じゃなくて、沖縄県内でお客さんをたくさん呼ばないといけないんで、今年は力を入れていきたいなと思います」と抱負を語った。

 そしてグルクンは、来年1月での引退を表明した新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーについて触れ、「今の僕が東京来たり大阪行ったりしてもグルクンマスクという名前を認識されるまでのきっかけを作ってくださったのは沖縄でライガーさんと一騎打ちをしてからなんです。そこからスーパーJカップに出していただいたりとか、スーパーJカップを見に来た方が、例えばNOAHだったりとかに出していただいたりとかで僕が名前を知られていったということがあるんです。僕が見たことない景色を見せてくださったのがライガーさんなので、やっぱり引退されるまでに沖縄でラストライガーを僕が送り出したいと。ライガーさんがプロレス界に残したものっていうのは、僕らレスラー、ファン含めて非常に大きい。一番最後に試合が終わった後、沖縄のお客さん全員で『ありがとうございました』って言いたいんですよ。だから僕はライガーさんが引退される前に一騎打ちやりたいです!」とライガーへの想いを語り、沖縄でのシングルマッチを熱望した。

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