PANCRASE303でバンタム級KOPを争うハファエル・シウバと瀧澤謙太が調印式に出席!両者は決戦に向け静かに闘志を燃やす

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 都内新宿区のホテルサンルートプラザ新宿にて、バンタム級キング・オブ・パンクラス調印式が行われた。
 この試合は「PANCRASE 303」(3月17日、新木場スタジオコースト)のメインとして行われ、暫定王者ハファエル・シウバ(ASTRA FIGHT TEAM)に瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト)が挑戦する。
 揃ってスーツ姿で出席した瀧澤とシウバは、廣瀬隆司コミッショナーの立会いのもと、出場誓約書にサインをした。

――タイトルマッチに向けて。
瀧澤「昨年、年内にタイトルに挑戦したいと思っていたので、9月ごろから1日たりともシウバ選手のことを忘れたことはありませんでした。7月の試合(TSUNE戦、2R TKO勝ち)のあとから、ずっとここに基準を合わせて練習してきました。長い長い道のりでしたが、本気でやってきましたし、最高のポジションでタイトルを獲りたいです」

シウバ「また日本に来られて嬉しいです。いつものようにたくさん練習して来ました。万全の状態でやれると思います」

――お互い、相手の印象を教えてください。
瀧澤「レスリングやケージレスリングがすごく強いですね。レスリングが強い上田(将勝)選手も組みでやられていました。なので、タックルを切ったり、組みの対策をしてきました。それから、僕は打撃が得意なので、打撃で倒す練習もしてきました」
シウバ「自分もいろいろな練習をやってきました。いつものようにたくさんやりました。特にどういう練習を特にしたというのはありませんが、総合的にハードな練習をしてきました。相手もすごくいい選手なので、研究もたくさんしました。その成果を見せられると思います」

――ベルトへの思いを教えてください。
瀧澤「パンクラスは、日本で最強の格闘技団体だと思います。ベルトは、最強の象徴だと思います。日曜日は、その象徴を獲りにいきます」
シウバ「日本のタイトルを持つことが夢でした。また、MMAをやっている全ての選手にとっての夢はタイトルを持つことだと思います。自分もベルトへの強い思いがありますし、このベルトを獲るのに苦労したので、ひとしおの思いがあります」

――瀧澤選手は、練習仲間の田中路教選手や翔兵選手とともに今大会に出場することになりますね。
瀧澤「はい。田中選手とは、ずっと一緒に練習して見たいと思っていました。田中選手は、組みの力やタックルがシウバ選手に似ているなと思っていたので、実際に触れ合って見て、自分の自信にもなりました。また、翔兵選手はシウバ選手と闘った経験(2016年3月)があるので、アドバイスをもらったりして、力になりました。

――先ほど、ONEとのパートナーシップ提携が発表され、タイトルホルダーにはONE出場の権利が与えられることになりました。また、トップランカーが望めば、その道が開けることになります。これに関してはいかがでしょうか。
瀧澤「今はこの試合に集中しているので、考えていません」
シウバ「このベルトのことだけを考えています。そのほかのことは、試合が終わってから考えたいと思います」

 ともに落ち着いた口調で淡々と話した両者。しかし、試合になれば熱い闘いとなること必至だ。特に瀧澤は、怪我を負っても心折れず、勝利をもぎ取った姿が思い出される。
 気になる正王者・石渡伸太郎の動向とともに、パンクラスバンタム級の頂点を掴むのはどちらなのか。

(写真・文/佐佐木 澪)

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