【インタビュー】今、U系2世戦士が熱い！！元リングス長井満也選手ご子息、長井隆之介選手インタビュー

　今、UWF系2世選手が熱い。伝説の団体UWFの系譜で、属にいう“U系戦士”の息子達がマット界で目まぐるしい活躍を見せている。そんなUの遺伝子を受け継ぐ戦士にスポットを当てる。元リングス、新日本プロレスで活躍した長井満也選手の息子、12月14日COMBO新宿FACE大会でデビュー戦を控える長井隆之介選手にお話を聞いた。

――長井選手、本日はよろしくお願いします。29歳という遅咲きのデビューとなります。
長井「大学卒業時に新日本プロレスの入門テストを受けたが、落ちてしまい、縁がなかったと思って就職しました。COMBOさんの練習に参加させていただく機会があり、諦めきれない気持ちを無視し続けてきたが、後悔したくないという思いからデビューを決めました。プロレスをしたいと思ったきっかけは父です。どの試合かは忘れてしまいましたが、両国国技館で暴れている姿を見て、かっこいいと思ってしまったのがきっかけです」

――プロレスの得意技は何になりますか？
長井「ドロップキックです」

――普段のお父さんとの関係はどんな感じでしょう？
長井「世の中の親子と変わらないと思います。昔は自分の柔道や飼っている愛犬の話が多かったですが、今はほぼプロレスの話をするようになりました。父であり、今は師でもあります。」

――偉大な父を持って幼少期からどう感じていましたか？
長井「幼少期は普通の父親で特別な人とは感じませんでした。特に高校生くらいまでは、自分の部活動が忙しく、試合はほぼ観戦していないことが多かったです。大学生くらいから試合を見る機会が増え、お客様やプロレスが好きな友達が増えた時に、凄さを感じました。そして今は特に今までの経歴を見るととんでもないなと。ですが逆に捉えると1番身近な人間がトップを走っていた経験があり、それを実家に行けば聞けるなんて環境は何よりも恵まれているなと思います」

――今はデビュー戦に向けてトレーニング中心なんでしょうが、練習休みの時は何をして過ごしていますか？
長井「愛猫とゆっくり過ごしています。結果的にジムでウエイトトレーニングをしてしまうことも多いです」

――好きな女性のタイプはどうでしょう(笑)
長井「よく笑い、美味しそうにご飯を食べる人(笑)」

――12月14日COMBO新宿FACE大会でのデビュー戦の対戦相手、潮﨑豪についてはいかがでしょうか？
長井「僕にとって特別な人です。勝手に言っておりますが。もちろん、好きな選手で試合もたくさん観てきました。大学4年の冬に新日本プロレスの入門テストを受け手紙で不合格通知を受け取った日に、当時ノアに参戦していた父の試合を後楽園ホールに観に行きました。複雑な気持ちの中、試合を観戦している時に華々しく入場してきたのが潮﨑豪選手でした。その時に、『ああ自分にはきっとあんなに輝くことは出来ないんだ』とレスラーを諦めた瞬間の選手でしたので、個人的には特別な選手でした。時が流れてデビューが決まった時に、デビュー戦の相手は絶対に潮﨑豪選手が良いと直感的に思いました」

――将来どんな選手になりたいですか？
長井「見にきていただいたお客様達が、自分の試合を見て『長井も頑張っているから私も頑張ろうと』誰かの頑張るきっかけになれる選手。あとはチャンピオンベルトの似合う選手になりたいです」

――同じ2世選手として活躍する戦士達をどう思うか？（桜庭大世、山本空良、12月21日MMAデビューする船木ライアンなど）
長井「同じ2世と括っていただくには烏滸がましいほどの経歴を持つ皆さんだと思っています。種類は違えど同じ格闘技ですので、遠い延長線上で交わりを持つことができれば面白いのではないかと思っています」

――伝説の団体UWFのことは知っていますか？
長井「父のYouTubeで最近よく内容は目にします。名前くらいしか存じてないです」