ケニー・オメガ&飯伏幸太が東京ドーム大会前最後の前哨戦で勝利!「僕らはDDT出身だけど新日本プロレスの未来のためにも頑張ってる」

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 15日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『JRA Presents Road to TOKYO DOME』が行われ、ケニー・オメガ&飯伏幸太の“ゴールデン☆ラヴァーズ”が棚橋弘至&ウィル・オスプレイを撃破しダブル前哨戦を制した。

 来年1月4日の東京ドーム大会では、IWGP王者であるケニーに棚橋が、NEVER無差別級王者である飯伏にオスプレイが挑戦することが決まっている。
 年内最終戦であるこの日の試合は、東京ドーム大会に向けての最後の前哨戦であり、新年の大勝負の行方を占う重要な意味を持つ一戦であった。

 試合は、序盤から飯伏とオスプレイがスピーディーな攻防を展開し互角に渡り合う。棚橋とケニーが対面すると、観客は棚橋に歓声を送り、ケニーへブーイング。これにはケニーも肩をすくめ耳をふさぐ素振りを見せる。
 中盤からはケニーと飯伏がオスプレイを集中攻撃するが、オスプレイはケニーのVトリガーをスパニッシュフライで返し、飯伏の雪崩式フランケンを一回転して着地するなどの離れ業を見せ孤軍奮闘。さらにゴールデン☆シャワーを狙うコーナー上の2人に組み付き、2人同時に雪崩式のスパニッシュフライで投げ捨て、さらに棚橋がケニーにハイフライフロー、オスプレイがシューティングスタープレスで追撃し、それぞれの相手を同時にダルマ式ジャーマンで叩きつける競演を見せる。
 オスプレイはそのままケニーにオスカッターを狙うが、飯伏のサポートでケニーがパイルドライバーの形で捕縛すると合体技であるPKこころΩで突き刺し、満を持してのゴールデン☆トリガーでカウント3を奪った。

 試合後、マイクを取ったケニーは「最近、気付いてるよ。ワタシ、思ってるほど人気じゃなかったんですね……。俺の考え方が正しいかと思ったんですけど、まあもちろん、タナの考えも正しくはないと思ってるんですけど、もしかしたらさ、2人とも間違ってるかも知れない。ホント一番いいスタイルは、今日みたいな試合。全てを懸けて全力で、魂で試合をやる!それが正しいんじゃないですかね?だけどさ、棚橋さん、オマエのことはまだ別に好きじゃないです。だから東京ドームでわる~いことしちゃうかもしれないね」と憂いを帯びた笑みで明るく語る。
 そしてケニーがクリスマス前最後の大会ということで歌を歌って締めることを宣言すると、会場に人工雪が降り注ぐ。ケニーは『ホワイト・クリスマス』をアカペラで歌い、会場を後にした。

 バックステージに戻ったケニーは、1・4に向けて相手が棚橋であることからモチベーションが上がらずにいたと言うが、「今日の試合で少しやる気が出てきたよ。お前のしわしわの顔、ゆるんだ身体、そこからお前のいいもの全てを吸い取ってやろうという気持ちになれた。何がお前を特別な存在にしているのか、そういうことも少し分かってきた。そして東京ドームに向けて楽しみが出来た。自分のTo Doリストには、4万5000人の前でお前のお尻をペンペンしてやるということがまだ残っている」と闘志を燃やした。
 そして、「新日本プロレスにはヤングライオンがいて、彼らには輝かしい未来があるだろう。僕たちはDDT出身だけど新日本プロレスの未来のためにも頑張ってるんだ。だからこそ、若い選手たちにはしっかりと見て、そこから学んで、止まること無く前進して欲しい」と真剣な面持ちで語り、飯伏とともに会場を後にした。

 対する棚橋は、コメント会場にたどり着くなり仰向けで大の字に寝転び「……あぁ、終わった。終わってしまった。2018年の試合が。今年は忙しかったなぁ。マジで。疲れた。もう疲れた。あぁ、疲れた!」とぼやくも、ゆっくりと起き上がると「疲れてないです。大丈夫です。昨日は思いの丈を全部言ったから、今日は感謝の気持ちを。2018年、新日本プロレスを大応援してくれてありがとうございました。2019年、1月4日、東京ドームから始まります!過去最高のドーム大会にします!」と抱負を語り、去っていった。

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