【インタビュー】クルーザー王者・吉岡世起が変貌した“ライバル”児玉の挑戦に苛立ち!

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 4.18後楽園大会でアレハンドロを相手にクルーザーディビジョン王座の4度目の王座防衛を果たした吉岡世起。5度目の防衛戦の相手にはEnfants Terriblesの児玉裕輔という意外な挑戦者が選ばれた。その児玉からは5.6後楽園大会で試合後に襲撃され、5.13春日部大会でも頓所とのシングルマッチのあとに襲撃を受け、マスタードを顔にかけられるという屈辱を味わった。曲者の児玉を迎え撃つ吉岡の心境はいかに?

──前回の防衛戦(4.18後楽園大会)は『CRUISER FES』覇者のアレハンドロ選手とやりましたけど、振り返ってみていかがでしたか? 試合前はかなり厳しい言葉を並べていましたけど。
「そのまんまです。試合では厳しくいったんですけど、打ってもそんなに返ってこなかったんで、『CRUISER FES』覇者のわりにはちょっと物足りなかったですね。現にこの間はUWAの6人タッグ王座に挑戦していましたけど、東京愚連隊さんにボロクソ言われていますよね?」

──5.6後楽園大会で挑戦しましたけど負けてしまいましたし、その後も厳しいことを言われ続けていますね。
「だから、アレハンドロは勢いだけで来ちゃったんですよ。もっと地力をつけないと」

──このクルーザー戦線で闘っていくにはもう一回り地力を上げないとダメだということですか?
「そうですね。もう一回り、いや二回りも実力をつけないと、今後ベルトに絡んでいくのは厳しいんじゃないですか? だって、あの試合を観て、会場にいた誰がアレハンドロが勝つと思ったのかってことですよ。アレハンドロが勝つとは思えなかったって言う人が結構多かったですよ」

──吉岡選手が一方的に蹴りまくっている場面が多かったですよね。
「新しい技を出してきたりとか驚くところはあったし、それなりの地力もあったとは思います。でも、お客さんに勝つとは思わせられなかったということは何かが足りないんじゃないですかね? そこが彼の課題だと思います」

──刺激とするには物足りなかったということですね。そして、5月6日の後楽園大会では児玉裕輔選手からアクションがあって、翌日には次の防衛戦が6月13日の後楽園大会で行われることが決定しました。
「どうなんですかね? 児玉裕輔はそのアレハンドロに『CRUISER FES』の1回戦で負けてる人間ですからね。『CRUISER FES』の予想の時も言っているんですけど、彼のことはライバル視していたし、かなり評価していたほうなんですよ。ただ、現実として『CRUISER FES』の1回戦で負けていますし、この1年間何をしてきたのっていう疑問があります。ベルト戦線にも絡まずに、特に何かの結果を出したわけでもなく、何をしたくてEnfants Terriblesに入ったのか? 試合後の襲撃がしたくてEnfants Terriblesに入ったんですか? って聞きたくなりますよね」

──要するにこの1年ぐらい、挑戦するための実績を作ってこなかったと。
「ベルトに絡もうという意欲が見えなかったですよね。僕としてはちょっとその辺が気に食わないです。例えば同じ1回戦でやったカズさんと土方さんの試合とか、お互いに削り合って負けた人が挑戦してくるならばまだしも、優勝したとはいえ前回の防衛戦であんな負け方をしているアレハンドロに負けているわけですからね。アレハンドロと試合をして、「なんでこいつに負けたんだよ」っていうのもあります」

──なるほど。ただ、Enfants Terribles巻き返しのためにみんなでベルトを狙っていくという方針みたいなので、そこで狙いを定めた感じはありますね。
「なんか気に食わないことだらけですよ。ベテランの人たちはリング上で行動を起こせばなんでもいいみたいなところがあるじゃないですか? よくわかんない行動を起こせばもてはやされ、チヤホヤされる。行動を起こせばなんでもいいんかって思いますよね。リング上で裏切ればなんでもいいんかって。リング上で裏切ったり襲撃したりすれば、この1年間ベルトに絡まなくても、挑戦が認められるみたいな。気に食わないことだらけですね、今のW-1のリング上は。もううんざりですよ。去年の文体から1年間ベルトを守ってきて、いろんな対戦相手と防衛戦をしてきて、J-STAGEとかに出たりして外に向けても発信していたのに、NEW ERAにいるだけでその事実が無視される。NEW ERAにいることが悪いみたいな。そういう風潮が嫌いですね」

──吉岡選手はこの1年間、クルーザー戦線に集中していた感じが強いですよね。
「僕なりにクルーザー戦線を盛り上げてきたと思うんですけどね。他団体の選手とも試合をして、頓所も引き上げたりしてきたのにもかかわらず、NEW ERAにいたことで全て否定されてしまう」

──NEW ERAという形で一括りにされてしまったと。
「挙句の果てにはリング上で怪我人を襲った熊ゴロー(羆嵐)の行動が良かったみたいに言われる。ふざけんじゃねえよって。裏切り続ければいいのか? 怪我人を襲撃し続ければいいのか? 気に食わないことだらけですね」

──でも、NEW ERAは解散しましたし、吉岡選手のスタンス的にはやりやすくなったんじゃないですか?
「いや特に変わらないですよ(笑)。NEW ERAは仲良しこよしだって言われていたけど、アレハンドロとのタイトルマッチを観て、よくそんなことを言えるなって思いますね。僕はNEW ERAの誰と試合をしてもガチガチいっていたし、誰とも仲良くなかったんで。唯一心が許せたのは稲葉ぐらいだし、その稲葉が楽になるんだったら、解散しても良かったのかなと思います。優しすぎる男なんでリーダーには向かないですよ。むしろがむしゃらに何かにぶつかっていくような選手でいるのがいいんじゃないですか?」

──なるほど。ただ、やったもん勝ち的な流れを修正するためにも児玉裕輔はしっかりと倒しておかないといけないなという思いはありますか?
「そうですね。試合で全てを黙らせますよ」

──5月13日の春日部大会では試合後に児玉選手に襲撃されて、顔にマスタードをかけられるという屈辱も味わいましたよね。
「あいつは何がしたかったんですか?」

──吉岡選手が「刺激が足りない」と言うので、刺激物を持ってきたっていうことなんじゃないですか?
「そういう刺激じゃねえだろう! なんなんだあいつは。僕が思っている、求めている児玉裕輔像と違う方向に行きっぱなしですね。本当にどこに向かうんだって感じですよ」

──試合で絡むのも久々ですよね?
「この間の後楽園大会で絡んだのが久々でしたね。クルーザーに集中していたし、Enfants Terriblesと絡むこともあまりなかったんで。でも、タッグリーグでも負けていましたし、この1年ぐらいは結果としてパッとしなかったと思いますよ」

──一度だけUWAのベルトを巻いたぐらいですかね。
「それぐらいですよね。稲葉を裏切って、NEW ERAを裏切ってEnfants Terriblesに入ったのはいいけど、文体で稲葉と試合をして負けて、そこからアクションを起こしましたっけって感じですよね」

──わりと芦野選手を支える役目に徹していた印象が強いですね。
「それが気に食わないですね。芦野の子守で手一杯って、そんなレスラーじゃないでしょう。実力はあるわけですからね。これは他の人にも言えるんですけど、W-1のそういうところが気に食わないです。第一線でできるはずなのに一歩引いている選手がいるじゃないですか? ウチの社長とか副社長もそうですよ。コメントでは過激なことを言っているのに、ベルトには絡んでこない。246なんてタッグのベルトを持っていたのに、そのリマッチにも行かない。カズさんもクルーザーには絡んでこないし、近藤さんだって無差別いけるだろうって。今やんないと手遅れになりますよ? せっかくあれだけ凄いコンディションを保っているんだから、ガンガン来てほしいです。旗揚げの時からずっと言っていますけど、本気になったあの人たちを若い選手が超えないと未来がないと思うんですよね。今のあの人たちに勝っても超えた感じがしないですよ」

──だから、吉岡選手がちょいちょいカズさんにクルーザーのことを訴えたり、近藤さんに全日本プロレスの世界ジュニアを持って来いって言っているのは本気になってほしいという思いからなんですよね。
「そうですよ。やっぱあの人たちの本気を超えないとどうも超えた感じがしないですよね」

──ただ、そういう中で児玉選手が自分から挑戦に手を上げてきたというのは、方法論としてはどうあれ、いい方向に向かってきているんじゃないですか?
「意識自体は変わったのかもしれないですけど、最近タイトルマッチに絡んでこなかった児玉裕輔がどこまでその試合勘を取り戻しているかということじゃないですか?」

──タイトルマッチの試合勘ということですよね。
「そうです場数って大事だと思うし、タイトルマッチには普通の試合とは違った何かがありますかからね。そこから離れていた児玉裕輔にどこまでできるんだっていう疑問はあります。まあ、元クルーザー王者だし、実力があることは間違いないですから。どれくらい気持ちを持ってくるかにこの試合はかかっていると思いますけど」

──昔の児玉裕輔をどこまで取り戻せるのかということですか?
「まあ、結局はどこまで僕を追い込めるかだと思います」

──現状では追い込まれそうにもないし、刺激にもならなそうだということですか?
「どうしてもアレハンドロに負けた1回戦のイメージが強いので。最近のシングルってあれぐらいじゃないですか? だから、いまいち乗り切れないところがありますね」

──あまり燃えないということですか?
「児玉裕輔が来たことに関しては、昔を知っているのでワクワク感はあるんですよ。ただ、今まで来なかったことに対する苛立ちもあります。タイトルマッチに対して燃えないわけではないですね。あんだけ試合後に襲われているし、やり返したろうかっていう気持ちも強いです。ただ、さっき言ったようにワクワクと苛立ちが入り混じった複雑な勘定があります。どっちにも振り切れない感じがあるんですよね」

──では、試合になってみないとわからないということですか? まあ、相手の出方次第というのもあるんでしょうけど。
「相手の出方が前回あんなんだったんで、さあどうしようっていう(笑)」

──またマスタード持ってこられたらどうしようと(笑)。
「ただ、何かしら仕返しを考えていますよ。あと前哨戦があるとしたら霞ヶ浦とBlue Fieldですよね?」

──6月10日のBlue Field大会はまだカード発表されていないですけど、5月27日の霞ヶ浦大会は試合が組まれていますね。
「まあ、少なくとも霞ヶ浦に関しては試合後の襲撃を警戒する必要はないですね。そこでタイトルマッチに関しての本気度を向こうに訴えてみますよ」

──わかりました。それでは防衛戦含めて期待をしています!

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