【試合結果】4・1 新日本プロレス両国国技館大会 【IWGPヘビー】オカダvsザック 【IWGPジュニア】オスプレイvsスカル 【IWGPジュニアタッグ】デスペラード&金丸vsSHO&YOHvsBUSHI&ヒロム 【NEVER6人タッグ】ファレ&タマ&ロアvs田口&真壁&エルガン

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『わかさ生活 ボディリカバリー Presents SAKURA GENESIS 2018』
日程:2018年4月1日(日)
開始:16:00
会場:東京・両国国技館
観衆:9,882人(満員)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[BULLET CLUB]高橋裕二郎/●チェーズ・オーエンズ
9分23秒 シャープシューター
[BULLET CLUB/ヤングバックス]ニック・ジャクソン/○マット・ジャクソン

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[CHAOS]○矢野通/石井智宏
7分42秒 横入り式エビ固め
[鈴木軍]タイチ/●飯塚高史

▼NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/BULLET CLUB】バッドラック・ファレ/○タマ・トンガ/タンガ・ロア
11分20秒 ガン・スタン→片エビ固め
【挑戦者組/タグチジャパン】●田口隆祐/真壁刀義/マイケル・エルガン
※第16代王者組が3度目の防衛に成功

▼スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
○棚橋弘至/ジュース・ロビンソン/デビッド・フィンレー
9分18秒 ハイフライフロー→片エビ固め
[CHAOS]後藤洋央紀/ジェイ・ホワイト/●YOSHI-HASHI

▼スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]内藤哲也/SANADA/●“キング・オブ・ダークネス”EVIL
11分27秒 キラーボム→エビ固め
[鈴木軍]鈴木みのる(パンクラスミッション)/○ランス・アーチャー(フリー)/デイビーボーイ・スミスJr.(フリー)

▼IWGPジュニアタッグ選手権試合 3WAYマッチ 60分1本勝負
【王者組/鈴木軍】○エル・デスペラード/金丸義信(フリー)
12分45秒 ピンチェ・ロコ→体固め
【挑戦者組/RPG 3K】●SHO/YOH
※もう一組は【挑戦者組/L.I.J】BUSHI/高橋ヒロム
※第57代王者組が初防衛に成功

▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/CHAOS】○ウィル・オスプレイ
30分44秒 オスカッター→片エビ固め
【挑戦者組/BULLET CLUB】●マーティー・スカル
※第80代王者が2度目の防衛に成功

▼スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
[ゴールデン☆ラヴァーズ]ケニー・オメガ/●飯伏幸太(飯伏プロレス研究所)
23分52秒 横入り式エビ固め
[BULLET CLUB]○Cody/ハングマン・ペイジ

▼IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/CHAOS】○オカダ・カズチカ
34分58秒 レインメーカー→エビ固め
【挑戦者/鈴木軍】●ザック・セイバーJr.
※第65代王者が11度目の防衛に成功

オカダがザックを倒し最多防衛記録タイへ!次期挑戦者に棚橋が登場!IWGPジュニア、ジュニアタッグ、NEVER6人タッグは王者防衛!ゴールデン☆ラヴァーズ敗北!

第1試合


 先発はチェーズとニック。ウルフパックを裕二郎とチェーズは要求。ヤングバックスはグータッチで応えるが、コーナーに戻ろうとした所を背後から裕二郎とチェーズは襲撃。
 ニックがロープに振られるが、ヤングバックスはダブルドロップキックで迎撃し場外へ叩き落とす。そこへプランチャを投下しリングに戻ると、チェーズをコーナーに押し込みニックがナックルから逆コーナーへ降る。そこへ走り込んだニックがネックブリーカーからマットがスワンダイブセントーン。カットに来た裕二郎にダブルのアームホイップからサンドイッチドロップキックで迎撃すると、ニックはチェーズにボディブローから走り込むが、裕二郎がニーリフトからチェーズがランニングニー。さらにダブルのネックブリーカードロップで叩きつける。
 チェーズはコーナーに押し込むとチョップ。さらにガットショットをキャッチし足を狩るとエルボードロップを投下して裕二郎にタッチ。

 裕二郎はボディにソバットからナックル。さらに首投げからランニングギロチンドロップ。フォールも2。裕二郎はタッチ。

 チェーズはダイビングハンマー。さらにバックブリーカーからフォールも2。チェーズは裕二郎にタッチ。
 裕二郎は首投げからスリーパー。さらに低空ドロップキックからフォールも2。裕二郎はチェーズにタッチ。

 チェーズは裕二郎はダブル攻撃を狙うが、ニックはハイキックで迎撃し裕二郎にソバット。さらにチェーズに延髄斬りから裕二郎に旋風脚。コーナーにもたれかかるチェーズに串刺しニーからバックブリーカー。そのままフェイスバスターでフォールも2。
 チェーズはロープに振るが、ロープを掴んでタイミングをずらしたニックが場外に降りてリングに飛び込むとチェーズを抜けてマットにタッチ。

 マットは裕二郎とチェーズにダブルのネックブリーカーからスーパーキック。だがキャッチしたチェーズがガットショットからパワーボムを狙うもマットは着地しシャープシューター。これは裕二郎がサミングでカット。

 裕二郎とチェーズがダブル攻撃を狙うがニックがまとめてスピアーで迎撃、ニックのその場飛びムーンサルトとマットのスワンダイブボディプレスの同時投下。フォールも2。
 チェーズはマットをコーナーに振り走り込むが、マットは避けてニックがスーパーキック。マットが担いでインディーテイカーを狙うが、場外から裕二郎が足を引っ張り迎撃。チェーズはショートレンジラリアットで叩き伏せてフォールも2。

 裕二郎とチェーズはマットをコーナーに振って串刺しビッグブーツ。さらに裕二郎がソバットからフィッシャーマンバスター。チェーズがランニングニーからフォールも2。
 チェーズはパッケージドライバーを狙うが、ニックがスーパーキックで迎撃しダブルスーパーキック。マットはシャープシューターで捕らえ、ロープに這うチェーズへニックがスワンダイブフェイスバスター。マットは中央にチェーズを引きずりギブアップを奪った。

<試合後コメント>
チェーズ・オーエンズ&高橋裕二郎
裕二郎「ヤングバックス、Cody、あとペイジ、マーティ。アイツらとケンカした覚えはないからさ、俺達は。今日この試合は意味分かんないけど、俺とチェーズにとってはすげぇチャンスだったよ。それを今日はモノに出来たんじゃないかな……と彼は言っていた。以上!」

ニック・ジャクソン&マット・ジャクソン
ニック「まったくよろこばしい状況じゃないよ。バレット・クラブ対バレット・クラブなんて最悪のブッキングだ。ここまで4年かけてバレット・クラブを最高のものにしてきたはずなのにどういうことだ?」
マット「俺たちの気持ちもお構いなしか」
ニック「つい5日前にケニー、飯伏と俺たちというビッグマッチがあり、それからまた同門対決をさせるとはどういうことだ」
マット「自分はここのところ腰を痛めていて、前回の試合でさらに痛めている。たったの4日間で友達同志でまた試合をさせるなんてありえないよ」
ニック「みんな友達でファミリーなんだ。俺たちにとっても荷が重すぎる。ヘビー級になってタッグチームとしてどうやっていこうかという矢先にこれはひどすぎるよ」
マット「まだ4月だというのにたくさんのドラマが生まれすぎて、ビッグショーだというのはわかるけど俺たちもついていけないところがある。でもやることはやっているはずだ」
ニック「そう!やることはやっているんだよ」
マット「いま世界中でヤングバックスが必要とされていて、いろいろなところに呼ばれている。それはわかっている。俺たちに人気があるから実現しているというのもわかっている。でもちょっと待ってくれよ。バレット・クラブ対バレット・クラブというカードはインターネットで知ったんだけど、ちょっとひどすぎるんじゃないのかな」

第2試合


 タイチと飯塚が襲撃し試合開始。タイチが石井にサミングで倒し、立ち上がった石井にはローキックを打ち込んでいく。石井は受けきるとエルボー。だがタイチはローキックからミドルキック。石井はエルボーからブレーンバスターで叩きつけてロープに飛ぶが、飯塚が場外からイス攻撃。タイチは場外に投げ捨て場外乱闘へ。
 リングに戻ると、タイチは石井の顔面を踏みつけていき、チョーク攻撃から飯塚にタッチ。

 飯塚もチョーク攻撃からガットショット連発。さらに紐でチョーク攻撃から噛みつき攻撃。飯塚はこれを離すとタイチにタッチ。

 タイチはサミングから頭を叩いていくが、石井はエルボー連打もタイチはソバット。石井はコーナーに振るが、タイチはこれを避けて延髄斬りからソバット。さらにミドルキックも、キャッチした石井を飯塚に突き飛ばし飯塚は噛み付く。タイチは石井の串刺し攻撃を避けると、逆に飯塚に噛みつきタイチに突き飛ばす。石井は矢野にタッチ。

 矢野はコーナーマットを外し飯塚の背中を叩きつけるが、タイチがガットショットからコーナーマットを奪い殴りつける。矢野が金具がむき出しのコーナーに振られると、タイチは飯塚にタッチ。

 飯塚が噛みつき串刺し攻撃を狙うが、矢野は避けて金具がむき出しのコーナーに自爆させる。さらに飯塚のヒゲを掴んでいくが、レフェリーがこれをカット。怒った飯塚がレフェリーに詰め寄るが、矢野が急所攻撃。だが飯塚は矢野の指に噛み付くと、紐でチョーク攻撃からアイアンフィンガーフロムヘル。矢野はこれを避けて巻き込むと逆さ押さえ込みもタイチがカット。
 タイチが矢野を羽交い締めにするが、矢野がバックキックの急所攻撃から、飯塚のアイアンフィンガーも避けて急所攻撃。そこへ石井がラリアットから矢野がスクールボーイで3カウント。

<試合後コメント>
タイチ
「あのクソレフェリー、ふざけやがって。矢野の仲間か?いつもいつも。キンタマが痛ぇ。……見たか、飯塚のあの力。あり余った力。まだまだいけんぜ。俺と飯塚、いいチームになるぜ。そうだ、飯塚とふたりで行くか、ヘビーのタッグ(タイトル)。もらうか飯塚と。……今日は4月1日か。ウソかな、ほんとかな(笑)」

第3試合


 先発はロアとエルガン。ロアがコーナーに押し込みエルボー。避けたエルガンがチョップを叩き込むが、ロアがゆっくり歩いて挑発。
 ロアはロープに振ろうとするが、エルガンは耐えてチョップを打ち込みヘッドロックで絞り上げる。ロアはそのままバックドロップで叩きつけるが、エルガンはこれを離さない。エルガンはショルダータックルを打ち込むと、ロアもショルダータックル。ロアが再度走り込んでショルダータックルから走り込むも、エルガンはパワースラムで叩きつける。
 エルガンは串刺しエルボーからミサイルキック。フォールも2。
 エルガンはエルボーから逆水平チョップ。さらにロープに飛ぶがエプロンからタマが蹴りつけ、ロアが走り込むがエルガンはビッグブーツで迎撃。だがファレがエプロンを走り込んでラリアットで倒すと、場外に引きずり落とし場外乱闘へ。ロアはタマにタッチ。

 ロアとタマはサンドイッチヘッドバッドから、タマがドロップキック。フォール田口がカット。
 エルガンをコーナーに押し込みファレにタッチ。

 ファレはベイダーハンマーからボディスラムを狙うが、エルガンは着地し担ごうとするも、耐えたファレがロープに振って走り込む。だがエルガンはバックエルボーで迎撃し、さらに串刺し攻撃も避けて真壁にタッチしようとする。カットに来たファレに延髄斬りから真壁にタッチ。

 真壁はショルダータックルからエルボー連打でコーナーに押し込むが、ロアが背後から殴りつける。だが真壁は逆コーナーに振って、ファレとロアに往復串刺しラリアット。さらにファレにナックルパート。真壁はノーザンライトの態勢も、ファレは背中にエルボー連打からロープに飛ぶが、真壁はラリアットで迎撃しフォールも2。
 真壁はエルボーから走り込むが、ファレはショルダータックルで迎撃し両者タッチ。

 田口がタマにヒップアタックもタマは避ける。自爆した田口をロアが羽交い締めにしタマが走り込むが、田口はこれを避けてロアに誤爆させると、タマのヒップアタックを避けてタマとロアに往復ヒップアタックからタマの顔面に場外からヒップアタック。フォールも2。
 田口はどどんを狙うが、耐えたタマが走り込むも田口は延髄斬り。田口はケツイェからフォールも2。
 タマに真壁が串刺しラリアット。エルガンも串刺しラリアットから、田口が指示を出して往復串刺し攻撃。田口はブロックサインを出してガットショット。だがファレとロアがエルガンと真壁を場外に叩き落とし、逆に田口にトレイン攻撃。
 2度目のトレイン攻撃を田口が避けてファレにヒップアタック、真壁がファレに、エルガンがロアにヒップアタックを叩きこみ場外に落とすと、タマが田口にエルボーも田口はロープに振ってヒップアタック。田口は619からスワンダイブヒップアタックも、避けたタマがガンスタン。これで3カウント。

<試合後コメント>
真壁刀義
「オイ!もう一回だ!もう一回やらせろ!アァ?!バッカ野郎お前!こんなんじゃ認めるわけねぇだろクソ!最後ダメだなぁありゃ。向こうのほうが一枚上手だった。ぬあ~!クソッ!悔やむねぇ。なんか力で持っていかれたわけじゃなくて、上手さで持っていかれた気がするなぁ。これ絶対獲らなきゃダメだよ今日。いや~、もう一回だもう一回!新日本に言っとけよ!もう一回だもう一回!あぁ~ダメだ!これは許せねぇわ。納得できねぇ。納得できねぇ。もう一回もう一回もう一回だ!」

バッドラック・ファレ&タマ・トンガ&タンガ・ロア
タマ「お前らちゃんと爪くらい切ってから試合に出てこいや。まぁいい。俺たちのチームはファインだ。悪い試合じゃなかったよな。ほんとうはあんまり納得していないけれど」
タンガ「真壁、エルガン。エルガンが入ってきても俺たちを倒すことはできなかったな。前回はこっちに裕二郎がいたけれど、こっちはどんなメンバーでも勝つことができる。なぜならばそれだけバレット・クラブには豊富な人材がいて、ローテーションで組むことができるからだ。相手が誰であろうと、どんな相手が来ようと俺たちが勝利するんだ」
ファレ「前回も言ったはずだがもう一度言っておこう。俺たちに蝶挑戦したいのなら、俺たちのツイッターにコメントしてくれ。ハッシュタグも忘れずにな。タノムゾ!」

第4試合


 先発はフィンレーとジェイ。激しいエルボーの打ち合いからフィンレーがエルボースマッシュ。ジェイはロープに振られるも場外にスライディングして逃れていくが、フィンレーはこれを追いかけ走り込むと鉄柵に叩きつけてリングに投げ入れる。
 フィンレーはエルボースマッシュからボディブロー連発。さらに串刺しエルボースマッシュからストンピング連打。ジェイはコーナーに振ると、フィンレーは飛び越えようとするがこれを許さずコーナーに叩きつける。そのまま場外乱闘へ。リングに戻るとジェイはYOSHI-HASHIにタッチ。

 YOSHI-HASHIはチョップからロープにかけて背中にドロップキック。フォールも2。YOSHI-HASHIは後藤にタッチ。

 後藤とYOSHI-HASHIはダブルのショルダータックルからフォールも2。
 後藤はチンロックからロープに振ろうとするが、逆に振ったフィンレーがドロップキックで迎撃しジュースにタッチ。

 ジュースは後藤のガットショットをキャッチしナックルパート。さらに走り込んできた後藤にフェイスバスター。ジュースはフライングクロスボディからフォールも2。
 ジュースは担ぐも、着地した後藤が突き飛ばして串刺し攻撃を狙うが、ジュースはエルボーで迎撃しラリアット。これは相打ちとなり、再度相打ちからジュースが串刺しラリアット。ジュースは再度串刺し攻撃を狙うが後藤は追走し村正。バックを取るが、耐えたジュースが走り込むも後藤はカウンターの牛殺し。両者タッチ。

 棚足はYOSHI-HASHIのラリアットを避けてコンビネーションナックルからランニングエルボー。
 棚橋はエルボースマッシュからコーナーに振るが、YOSHI-HASHIは足を伸ばすも棚橋はキャッチしドラゴンスクリュー。

 棚橋は走り込むが、YOSHI-HASHIは避けてヘッドハンター。コーナーに振ってトレイン攻撃からYOSHI-HASHIと後藤は合体ヘッドバスター。フォールも2。
 YOSHI-HASHIは投げようとするがフィンレーがエルボースマッシュで迎撃。ジェイにもプリマノクタから、ジュースが後藤にパルプフリクション。YOSHI-HASHIが棚橋にバックエルボーも、棚橋はスリングブレイドで叩きつけてハイフライフロー。フォールし3カウント。

<試合後コメント>
棚橋弘至
「NJCUP、アメリカ遠征、そして今日の両国。気持ちを途切れさせずに来れた。そして、両国に調整するクセが付いてるっていうか、今日は第4試合だったけど、俺はいつでもREADYの状態だから。メイン、オカダvsザック……どっちが勝とうと俺にはリベンジする理由があるから、しっかり見させて貰います。あとは俺自身の問題!限られた時間の中でどう調整するか、一分一秒を無駄にしない。アメリカ遠征、最高に有意義でした」

ジュース・ロビンソン
「もうおふざけは終わりだ。後藤、俺が何を欲しいかお前は分かっているだろう?俺が欲しいのはお前の腰に巻かれたそのベルトだよ。だから1on1でやろうじゃないか。YOSHI-HASHIもジェイ・ホワイトも必要ない。1vs1でNEVER王座を争おうじゃないか。一年前、それが実現したが、今自分の腰にはベルトがない。だからこそ、もう一度挑戦したいと思っている。レッスルキングダム以降、お前も燻ってるじゃないのか?いつどこでやるかはお前が決めていい。こっちはただやるだけだからな」

デビッド・フィンレー
「ジェイ・ホワイト、お前のことは道場に入る前から知っている。お前はいつもそうやってビッグチャンスばかりもらって、レッスルキングダムでは棚橋とのシングルマッチを繰り広げた。お前はそうやってピンポイントで現れてはビッグマッチをかっさらっていく。俺は日々試合を重ねて全力で戦っている。どっちがベルトに相応しいかな?後楽園ホールで俺たちが闘う時、お前はヤングライオンのジェイ・ホワイトに戻るんじゃないのか?スイッチブレイドのジェイ・ホワイト、次にお前と戦うときにはそのUSベルトを奪ってみせるぞ。俺はお前のことを誰よりも詳しく知っている。お前が何をすれば嫌がるのかも知っている。4・26の後楽園ホールでベルトを腰に巻いてリングを降りるのは俺の方だ」

後藤洋央紀
「……いいだろう。受けてやるよ。決定だ。次の挑戦者に指名する。ジュース・ロビンソン。去年とは違う景色を見せてくれよ」

第5試合


 鈴木が入場するなり急襲し試合開始。鈴木は内藤の顔面を蹴りつけ、エルボーからガットショット。内藤はツバを吐くと鈴木は顔面を張って走り込むが、内藤はマンハッタンドロップからSANADAが低空ドロップキック。内藤は顔面を踏みつけていき、コーナーに押し込むとサミングからEVILにタッチ。内藤はツバを吐いてエルボー連打も、鈴木は前蹴りで吹っ飛ばすがEVILがサミング。
 EVILは逆水平チョップから内藤がエプロンからスリーパー。EVILはガットショットからSANADAにタッチ。

 SANADAは内藤に掴みかかる鈴木に首投げからエルボードロップ。フォールも2。SANADAは内藤にタッチ。

 内藤はストンピングからエルボー。鈴木もエルボーで返していくが、内藤はナックルをフェイントにガットショット。内藤はコーナーに振って串刺しキックからエプロンに降りるが、鈴木はエルボーからぶら下がり腕ひしぎ。これを離すと場外に投げ捨て場外乱闘へ。

 リングに戻ると膝十字。足4の字へ移行するが内藤はロープへ。鈴木はスミスにタッチ。

 スミスはロープに振ってフロントスープレックスからフォールも2。
 スミスはボディスラムからコーナーに登りダイビングニードロップ。これを内藤は避けてスイングDDT。鈴木にも延髄斬りからSANADAにタッチ。

 SANADAはドロップキック連発も、スミスはガットショットからロープに振るがSANADAは低空ドロップキック。ランスが走り込むも往復リープフロッグからドロップキックで場外に落としプランチャ。
 スミスは走り込んで来たSANADAをキャッチしベアハッグスープレックスからフォールも2。
 スミスは担ぐが、着地したSANADAがガットショット。スミスがコーナーに振るがエプロンに降りたSANADAがスワンダイブミサイルキック。両者タッチ。

 EVILがランスにショルダタックルからブルドッキングヘッドロック。さらに串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットしたランスが串刺しバックエルボーから顔面を張って担ぐが、内藤が低空ドロップキックでカット。EVILがスネを蹴って走り込むが、ランスはブラックホールスラム。SANADAがランスにエルボーも、ランスはコーナーにふっ飛ばして串刺し攻撃。避けたSANADAが串刺しバックエルボーからEVILが串刺しラリアット。SANADAが後頭部に低空ドロップキックからEVILがランスにEVILを狙うが、耐えたランスにマジックキラーを狙うも、スミスがSANADAのバックをとってジャーマン。SANADAがガットショットから走り込むが、スミスが担いでランスがそこへ合体ランニングボディプレス。フォールも2。
 KESはキラーボムでSANADAを叩きつけ、EVILにもキラーボムを狙うが、EVILは足を伸ばしてカット。スミスのガットショットをキャッチしランスにもたせるとガットショット。ランスにEVILを狙うが、避けたランスがホイップしてスミスに担がせるとキラーボム。これで3カウント。


内藤「プロレス界の王様、自称、プロレス界の王様、あなたが宝物だとおっしゃる、そのインターコンチネンタル王座、どう見ても、俺には宝物には見えませんけどね。インターコンチネンタル王座もあなたのもとから離れたがってるんじゃないですか?むしろ俺に放り投げられてた時のほうが輝いてたんじゃないでしょうか?自称、プロレス界の王様、俺に絡みたい気持ちはもちろんわかりますが、そんなに絡みたいんだったら、あなたの思いを言葉に出して伝えてみたらどうですか?王様、王様、リング上にお上がりになって貴方の思いをお聞かせください(リングに寝転がる)」

鈴木「おい、小僧、テメー誰に向かって口聞いてんだ?テメーの目の前にいるのは、紛れもなく、プロレス界の王、鈴木みのるだ。お前今その寝そべってる姿、そう、お前みたいな嘘ばっかりの詐欺師野郎が、地べたに這いつくばるその姿がお似合いなんだ。おい両国に集まってるテメーら、そして内藤、聞かせてやろう、鈴木みのる、鈴木軍、イチバーン」
 
内藤「王様はずいぶんご機嫌斜めなようだね。そんな時こそ王様、あの言葉を思い出してください。そう、まさに、トランキーロ!あっせんなよ!」 

<試合後コメント>
内藤哲也
「俺はリング上でプロレス界の王様?鈴木みのるに言いたいことは言ったよ?俺にかまって欲しいんでしょ?なら、口に出して伝えてみるべきなんじゃないんですか、と。まあ、あとは、王様なんでしょ?新日本プロレスに言えばいーじゃん。『内藤とやらせてください!内藤と絡ませて下さぁい!』ってお願いすればいいんじゃないの?まあ、俺にとってはねあまり興味のないものかもしれないけど、彼にとっては宝物なんでしょう?それを俺に奪われてしまったら、そろそろ貴方、居場所なくなっちゃうけど、それでもいい?いっとき楽しい思いをして、居なくなりますけど、それでもよろしいですか?まあ、あとは彼に任せるよ。だって彼は自称、プロレス界の王様なんでしょう?彼のやりたいようにすればいいんじゃないの。彼のやりたいようにやればいいよ。まあ、彼の言いたいことは分かりますよ。俺と絡みたいんでしょう?俺の答え……皆様分かるでしょう?そう、まさに……トランキーロ!あっせんなよ、カブローン。アディオス!」

ランス・アーチャー
「言うことはただひとつ。勝つのは俺たちだ。あのベルトは俺たちのものだ」

デイビーボーイ・スミスJr
「俺たちとほかのチームを分けるもの。それは時間だ。そしてお前たちの時間ももう終わりだ。俺たちはプロレスをするのでも、遊んでやるのでもなく、お前たちを完全に痛めつけてやる」

鈴木みのる
「内藤よ、そんなに俺の首がほしいか。お前は『いらない。いらない。僕はそんなものいらない』と言いながら、そんなにほしいんだろう。俺の首とコレ(インターコンチネンタル王座)が!いいだろう。王様の前に出てくることを許そう。俺の目の前に出てこい。ぶっつぶしてやる。
 それからよ、内藤哲也。それを支持するファンのアホども。何がトランキーロだよ(笑)。お前らよく聞いてみろよ。あいつの言っていること、共感できる?なんでか(支持されるか)俺は知ってる。なんでかわかるか?なんで客の支持を集めるか?それはなぁ。あいつが言うのは全部後だしジャンケンだからだ。後付けだからだ。
 そう。巧妙な手口を使う詐欺師、うそつきの占い師、霊能力なんかもっていない霊能力者!そいつらが使う方法とまったく同じなんだ。ぜんぶ後から、後から人が出した答えに自分を乗せているだけ。だからあたかも最初からわかってたかのように聞こえるんだ。それにお前ら全員がだまされてるだけだ。
あいつが詐欺師の手口で言ってるだけだ。だからあいつらの、ロス・インゴベルナブレスのファンはガキが多いだろう?なぜか?だましやすいからだ。
 おい。王の目はごまかせないぞ。たかだかやっと下の毛が生えてきたくらいだろう、クソガキ!こちとらよ、ずいぶんと長いこと、この荒波の中で生きて。テメェの息の根を止めるのに、たくさんたくさん、やり方はいっぱいあるぞ。先に宣言しておくぞ。お前の足に巻いてあるテーピング、なんの意味もなさないぞ。俺は知ってる。お前の長いシューズの下にあるテーピング。俺は知っている。すべてぶちこわしてやる。
 さぁ、俺の前に出てこい。そして!俺の前で土下座しろ。ひれ伏せ!内藤哲也。目の前に、出てこい」

第6試合


 鈴木軍の入場が終わる前に3Kが急襲しトペを発射。さらにLIJにもラリアットを叩き込み場外に投げ捨てる。
 SHOがリングにデスペを投げ入れ、3Kが連携攻撃で痛めつけフォールもヒロムがカット。
 ヒロムは挑発するロメロに走り込んで場外を走り、3Kはデスペにガットショットからダブルバックエルボー。BUSHIがSHOを投げ捨てYOHにTシャツを使ったスリーパー。BUSHIはこれを離すとヒロムにタッチ。

 ヒロムはYOHにチョップを打ち込んでいきガットショット。ヒロムはBUSHIにタッチ。

 BUSHIはダブルチョップから首投げ。ストンピングからヒロムにタッチ。

 ヒロムは逆水平チョップからコーナーに振って串刺しラリアット。さらに低空ドロップキックからフォールも2。
 ヒロムはストンピングからBUSHIにタッチ。

 BUSHIとヒロムはダブルのフェイスバスターからフォールも2。
 BUSHIはSTFで捕らえるが、デスペがこれをカット。BUSHIのラリアットを避けたデスペがコーナーに叩きつけて場外に投げ捨てる。デスペは金丸にタッチ。

 金丸がYOHに串刺しエルボーからデスペも串刺しエルボー。BUSHIはバックドロップから金丸がスライディングキックを叩き込みフォールも2。
 金丸はキャメルクラッチから、カットに来たBUSHIにビッグブーツ。金丸はストンピングからボディスラムで叩きつけてブレーンバスター。フォールも1。

 YOHは延髄斬りも、金丸はストンピングからバックを取るが、YOHはカンガルーキックからSHOにタッチ。

 SHOはランニングエルボー連発から、金丸がロープに振るも、SHOはリープフロッグからドロップキック。さらにデスペにもスパインバスターから金丸に串刺しラリアット。バックを取るが、金丸はバックエルボーで逃れてサミングからロープに飛ぶ。SHOのドロップキックを避けて逆エビ固め。カットに来たBUSHIがバックキックの延髄斬りから、ヒロムが金丸にスライディングキックで場外に落とすもSHOがバックエルボー。BUSHIがSHOをコーナーに振って走り込むが、SHOは避けて水面蹴りで落とすとスライディングキックで場外に落とす。SHOは走り込んで来たヒロムのラリアットを避けてスピアーを突き刺すとYOHにタッチ。

 YOHはヒロムにドロップキック連発も、BUSHIがガットショットでカットしロープに振ろうとする。だがYOHは同士討ちさせるとBUSHIにドラゴンスクリューから、ヒロムがロープに振るとバックエルボー。だがYOHはアイルビーバックからランニングエルボー。YOHが担ごうとするも、ヒロムは着地しガットショットから3Kが連携攻撃。さらに合体フェイスバスターからフォールも金丸がカット。

 金丸をYOHが場外に落としてプランチャ。SHOはヒロムのバックを取るとロコモーションジャーマンスプレックスを狙うが、BUSHIがカットに来た所をバックを取ってジャーマン。SHOはヒロムのバックを取るが、ヒロムはバックエルボーで逃れ前蹴り。SHOはキャッチしエルボーから走り込むが、ヒロムが前蹴りでカットしBUSHIがドロップキック。
 BUSHIがロメロをリングに投げ入れ、ヒロムがロメロにストンピング連打。SHOが覆いかぶさり守るも、ヒロムはストンピング連打からSHOにエルボー。ヒロムはロープに飛ぶが、3KがダブルのジャンピングニーからYOHがバックエルボー、SHOはバックエルボーからYOHがドロップキック。鈴木軍が3Kを迎撃し、ヒロムがBUSHIと前方回転エビ固め式眉山、ヒロムはSHOにダイナマイト・プランジャーからフォールも2。
 ヒロムはコーナーへのデスバレーボムから、TIME BOMBで叩きつけフォールも、金丸がレフェリーの足を引っ張り場外に引きずり落とす。

 デスペがベルトでSHOとYOHを殴りつけると、デスペがピンチェロコで叩きつけ3カウント。

<試合後コメント>
SHO&YOH&ロッキー・ロメロ
(SHOは頭を抑えてぐったりとうなだれている)
ロッキー「まただよ!またあのイカサマか!鈴木軍のウンコども!お前たちは新日本プロレスにはふさわしくない。もう一度3WAYを……いや、それはやめとこう。L.I.JvsROPPONGI 3Kをまずやる。勝者が鈴木軍のベルトに挑戦する。それでどうだ?3WAYはナンセンスだ!バカバカバカバカバカバカ!とりあえずリベンジは果たされるだろう。それまで様子を見る」
(ロッキーはSHOを抱えて退席)
YOH「負けたよね。完敗だよ。相手チームはやっぱり強かった。正直ちょっとね、悩んでいた。窮屈に感じたときもあったんですけど、ロッキーがもう監督じゃないって、『お前らとは同等な友達関係でいよう』って、チームとして一歩前進したかなって。そこでやっぱり僕らは僕ららしく戦いたい。僕ららしく生きていきたいと言うか、僕ららしく死んでいきたい。俺は俺らしく死にたいなって。だから今はちょっとスッキリしてますね。リベンジしますよ。やっぱり何回蹴落とされても、何回ボコボコにされても負けても、這い上がるようにもっと牙剥いてガンガン当たっていく。僕らそういう育ち方してるから。絶対諦めないです。絶対にまたチャンピオンになってやります。明日は明日の風が吹くかなって言うことで。また、チャンピオンになります。(涙ぐみながら)……そしてこのチームを、世界一のチームに、してみせます。胸張って歩いていきます」

高橋ヒロム
「あー、あ~!あ~!ああ~!!やっちまったよ。やっちまったやっちまった。おんなじことの繰り返しだぁ。あ~、ダメだぁ!結果が出ないよぉ。今年に入って何回3WAY、何回タイトルマッチやってるんだ。なにも学習してないよ俺。1・4と同じじゃないかよぉ。金丸だろ?足引いたの。……うんまいなぁ。なんだ?あいつらプロか?3WAYのプロかよ?でもお前らも望んでなかったんだろ?3WAY?なら、やっと出来るじゃん。タイムボム返したやつ居ないんだよ。言い訳になっちまうからあまり言わないけど。俺たちが勝ってたかもしれない。でも勝ったのはお前たちだ。それを俺は十分理解してるよ。でもお前らだって3WAY望んでなかったんだろ?俺達とタイトルマッチやりたかったんだろ?だったら出来るじゃぁん。改めて言わせてもらうよ、チャンピオンさん。タッグワークの上手な、3WAY戦上手なチャンピオンチーム、俺とBUSHIさんで挑戦させてもらう。いいでしょ?それから、3K。ちょっと休め。思い出せよ。ジュニアタッグトーナメントの一回戦、お前らが言ったコメント、もう一回思い出せよ。生え抜きとか云々なんてそんなものは置いとけ。まずお前らの言ってる言葉を思い出してみろ。そしたらもっと楽しめるぜ?もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、みんなで、楽しもうぜぇ~。……やっちゃったぁ」

BUSHI
「最悪だな、クソが!金丸、デスペラード、よくもやってくれたなぁ?最後タッチしたか?タッチしてねぇだろお前ら!タイムボム決まったんだよ。俺らの勝ちだったろ。ふざけんなよ。こんな結果、納得行ってねぇんだよ。納得行かねぇよ。オメェら絶対許さねぇからな。覚えとけよ」

金丸義信
「おいおい見たか?これが戦い方だ。平等だぞ、平等。やってることはみんな一緒だろう。どこのチームが真面目にやる?最後は頭だよ、頭。ここの違いなんだよ、他のヤツらと。あとやってきたキャリアが違うからな。よく覚えておけ。それだけだ」

エル・デスペラード
「お前らは簡単だよ、簡単。まいたエサに全部食いついてくるからコントロールしやすい。なんでも食いつくダボハゼだな、この野郎。でもお前らは策もクソもないよ。目の前にちょっと面白いものがあったらすぐ食いつくな。特にヒロム。お前だお前。なんでもかんでもちょっかい出してきて。そんなんだから最後の最後にひっくり返るんだよ。ちゃんとコレ(ベルト)を見てるのは俺とノブさんだけだってことだよ。バカタレどもが」

第7試合


 リストの取り合いからグランドの攻防を経て距離を取る。改めてリストを取る攻防から、スカルが担ぐもオスプレイが着地しグラウンドの攻防へ。

 スカルがヘッドロックで捕らえショルダータックル。さらにチキンウィングの態勢も、オスプレイがアームホイップからロープに振るが、スカルが避けてお互いの技を避け合う。 
 手4つからスカルがガットショット。さらに逆水平チョップ連発からストンピング。ロープに振るとラリアットも、オスプレイは避けてヘッドシザースからドロップキックで場外に叩き出しハンドスプリングも、スカルは場外から指を掴んで指折りを狙うがオスプレイは水面蹴りで迎撃し延髄斬りで改めて場外に落とすとサスケスペシャル。

 場外乱闘からリングに戻ると、スカルがオスプレイの鼻をつかみ、さらにロープを掴んだネックブリーカードロップ。場外に落ちたオスプレイの顔面に、エプロンを走り込んだトラースキック。さらにエプロンに寝かせるとエルボードロップ。
 リングに戻り、スカルがロープへのボディスラムから、ロープに足をかけさせDDT。フォールも2。

 スカルはアルゼンチンで捕らえ、コーナーに投げ捨てると反動で戻ってきた所をDDT。フォールも2。
 スカルは首へのエルボーからゴリースペシャル。オスプレイは着地するとエルボーで逃れ、走りこんできたスカルを蹴りつけエプロンに落とすとフランケンを狙うも、スカルはこれをキャッチしシーソーホイップでロープに首を叩きつけていく。

 スカルは顔面を踏みつけ、フロントネックから首投げで倒しチンロック。さらにクロスアームスリーパー。オスプレイは逃れるとハンドスプリングオーバーヘッドキック。
 オスプレイは串刺しエルボーから串刺しスライディングキック。スカルは避けるもオスプレイは延髄斬りからトップロープでの619。オスプレイはスワンダイブフォアアームからその場飛びシューティングスタープレス。フォールも2。

 オスプレイはコーナーに登るも、スカルは鼻を掴んでいくがオスプレイは着地しスカルの顔面にトラースキックから投げ捨てジャーマン。走り込むがスカルはエルボースマッシュで迎撃し走り込むも、オスプレイのトラースキックはスカルが避けてスイングDDTから投げようとするがオスプレイはスタナーで迎撃。

 オスプレイはエルボーからエルボースマッシュ。スカルは指を掴むと指折りを狙うが、逃れたオスプレイがヨーロピアンクラッチ。切り替えしたスカルが逆さ押さえ込みを狙うが、耐えたオスプレイにスリーパー。オスプレイはバックエルボーで逃れようとするが、スカルはリバースネックブリーカードロップ。フォールも2。
 
 スカルが顔面をはたいていくが、オスプレイはバックを取るとトラースキックを顔面に叩き込んで走り込むが、スカルはラリアットで迎撃しフォールも2。
 スカルはバックブリーカーを狙うが、オスプレイは逆さ押さえ込み。返したスカルを場外に投げ捨てるが、スカルはロープを掴んで耐えると近づいてきたオスプレイをフランケンで引きずり落とし、そのまま場外へパイルドライバー。リングに戻りフォールも2。

 スカルはパントキックから首へのチョップ。オスプレイはエルボーを打ち込むとエルボー合戦。さらにナックルの打ち合いからスカルがハイキック。さらに膝へのトラースキックから走り込むも、オスプレイが飛び込んで一回転するとトラースキック。さらに腕を掴んで一回転してのシットダウンパワーボム。そこへその場飛びカンクーントルネードからオスカッターを狙うが、スカルは突き飛ばして場外に落とす。

 スカルがエプロンに飛び降りようとしたところへオスプレイが走り込んでフロントキック。投げようとするがスカルは延髄斬り。スカルは担ぐが、オスプレイは着地し、走り込んできたスカルを巻き込んで場外へのスパニッシュフライ。

 カウント19でリングに戻ると、オスプレイがコークスクリュープレス。フォールも2。
 オスプレイはスカルをロープにかけるとパントキックからロープにかけてバーニング・スター・プレス。避けたスカルが首へのスーパーキックからフォールも2。
 スカルが顔面を張ってランニングトラースキック。着地したオスプレイがハイキックからその場飛びオスカッター。これをスカルがチキンウィングも、オスプレイは潰してフォールもスカルも切り返す。だがオスプレイも切り返すとロープに飛び乗ってオスカッター。だがフォールにいけず両者ダウン。

 スカルはパイルドライバーで突き刺しフォールも2。スカルは指折りからトラースキック。さらに顔面へのストンピング連打からチキンウィングクロスフェイス。オスプレイはなんとかロープへ。

 スカルは変形フェイスバスターからパッケージパイルドライバーを狙うが、オスプレイはスタナーで切り返し、コーナーに飛び乗ってのオスカッター。これで3カウント。


オスプレイ「傷を医者に見せる前に、一つだけ。KUSHIDA!俺はヒロム、マーティ・スカルと戦ってこのベルトを守ってきた。十分に証明できたと思うが、さらに自分の強さを証明するためにこのベルトを……IWGPジュニアヘビー級のベルト賭けて戦おう。YESか!NOか!」
KUSHIDA「もちろんだ」

<試合後コメント>
ウィル・オスプレイ
「自分の血、身体、ハート、情熱、魂……すべてを懸けてこのベルトを本物にした。自分のものにしたんだ。そしてこのベルトを賭けて戦ったシングルでついに、ここ日本でマーティ・スカルに勝つことが出来た。これこそまさに自分の呪いを解いた瞬間だろう。自分の強さを証明することが出来た。だからこそ、KUSHIDAとこのベルトを賭けて戦いたい。KUSHIDAには4回負けている。日本で3回、イギリスで1回。自分は何でもできるんだということをKUSHIDAに勝ってみんなに見せたい。自分に対して疑いを持つ者にも自分の強さを見せていきたい。最後に、みんな!応援ありがとう!」

第8試合


 先発はCodyとケニー。ロックアップから一度距離を取る。Codyは場外に降りて挑発。リングに戻るとペイジにタッチ。
 ペイジはガットショットからエルボー。ケニーもエルボーで返すが、ペイジはヘッドロックからショルダータックル。再度走り込むと、ケニーが飛び越えるがペイジは逆水平チョップ。さらにロープに振ると、Codyがエプロンから蹴りつけ、そこへペイジが走り込むもケニーはショルダースルーで場外に落とす。ケニーがそこへプランチャを投下し、リングにペイジを投げ入れるとダイビングクロスボディアタックから飯伏にタッチ。

 飯伏のエルボーとケニーのチョップを交互に打ち込んでいくと、飯伏はミドルキックを打ち込むが、ペイジがカット。飯伏はペイジをロープに振るとミドルキックからケニーがコタロークラッシャー。そしてクロススラッシュを狙うが、両者カットし場外乱闘へ。
 
 リングに戻り、codyが飯伏にトラースキックからナックル。ペイジが羽交い締めにしてCodyがガットショット連発。codyはペイジにタッチ。

 ペイジは顔面を踏みつけ、エルボーから飯伏の腕をロープにくくりつけて捻り上げる。フォールもレフェリーがカウントを叩かず。ペイジはCodyにタッチ。

 Codyは飯伏の腕にハンマーブロー。さらにストンピングから腕ひしぎ。これを離すとペイジにタッチ。

 ペイジは顔面を張って挑発していくと、飯伏はエルボーもペイジは膝蹴り。飯伏がロープに振るが、ペイジはカットし担ぐが、飯伏は着地しドロップキック。飯伏はケニーにタッチ。

 ケニーはハンマーブローでペイジを倒し、カットに来たCodyにボディブローからペイジにハンマーブロー。フォールも2。
 ケニーは担ぐとカミカゼからコーナーに飛び乗るがCodyがカット。ペイジはコーナーにのぼると雪崩式ネックブリーカードロップ。フォールも2。ペイジはCodyにタッチ。

 Codyはガットショットからナックル。さらにチョップからストンピング連打。Codyはショルダーアームブリーカーからヘッドロックで捕らえペイジにタッチ。

 ペイジはガットショットから俵投げ。フォールも2。ペイジはCodyにタッチ。

 Codyは首投げからサッカーボールキック。バタフライロックで捕らえるがケニーはロープへ足を伸ばす。Codyは場外に投げ捨て、机を持ち出すがケニーはブレーンバスターで逃れる。しかしペイジがケニーをボディスラムで机に叩きつけ、飯伏も机にボディスラムで叩きつける。Codyは机を立てると、ケニーをそこに寝かせCodyがコーナーからの場外ダイブを狙う。だがヤングバックスが現れこれに抗議。
 Codyは握手を要求するが、ヤングバックスはこれを拒否して帰る。
 Codyはリングにケニーを投げ入れガットショット。ケニーはナックルと逆水平チョップを交互に打ち込みロープに飛ぶが、ペイジがエプロンから蹴りつけCodyが下から掌底。Codyがロープに飛ぶが飯伏がエプロンから蹴りつけケニーが延髄斬り。ケニーは飯伏にタッチしようとするがペイジがカット。

 ペイジはケニーをコーナーに押し込み逆水平チョップからボディにショルダータックル連発。Codyは走り込むが、ケニーは足を伸ばしてカットし飯伏にタッチ。

 飯伏はミサイルキックからCodyを飛び越えてフランケンでなぎ捨てるとランニングミドル。ケニーは担ぐと、カミカゼから飯伏がその場飛びシューティングスターからケニーがライオンサルト。さらに飯伏もライオンサルトを投下しフォールも2。

 場外に逃れたCodyへ飯伏とケニーはクロススラッシュ。
 リングに戻り、飯伏がコンビネーションキックからケニーがパワーボムの態勢で担ぎ、飯伏がこれをキャッチしジャーマンで叩きつける。ケニーと飯伏はコーナーに登りゴールデンシャワーを狙うが、ペイジが走り込みカット。飯伏がハイキック、ケニーもハイキックで迎撃すると、Codyに飛び込むがCodyは避ける。Codyはケニーを場外に投げ捨て、飯伏にバックエルボーから正面に投げ捨てるブレーンバスター。Codyはペイジにタッチ。

 飯伏はペイジとCodyに交互にエルボー。ペイジが走り込むもキャッチした飯伏が走り込むが、ペイジが担いでケニーにドロップキックで踏み台にしての飯伏にムーンサルトを投下。フォールも2。
 飯伏が担ぐが、ペイジが着地しCodyが腕極めDDT。ケニーがCodyにジャンピングニーからペイジに高速ドラゴン。ケニーはVトリガーを狙うが、Codyが巻き投げて、飯伏がCodyにその場飛びムーンサルトもCodyは剣山で迎撃しペイジが飯伏にジャーマンスープレックスホールドも2。ペイジはCodyにタッチ。

 Codyはコーナに登るが、飯伏がオーバーヘッドキックからケニーがエプロンから担いで場外の机に向かっての片翼の天使を狙う。Codyはロープを掴んで耐えるが、飯伏がその背後を取るも、ペイジが飯伏を肩車してCodyがスワンダイブミサイルキック。フォールも2。
 Codyはケニーに三角蹴りからペイジがケニーにビッグブーツ。これでケニーが場外に吹っ飛び机に落下する。
 Codyが捕らえた飯伏へ、ペイジがジ・アダムス・アップルも飯伏は避けて二人まとめてオーバーヘッドキックからCodyにシットダウンパワーボム。フォールも2。

 飯伏はカミゴェも、避けたCodyが抱えようとするが、飯伏は着地しジャーマンスープレックス。飯伏はカミゴェを狙うが、ペイジが場外から足を掴んでこれをカット。飯伏はペイジを蹴りつけるが、Codyが背後からスクールボーイで3カウント。

 試合後、Codyは飯伏を羽交い締めにしペイジがナックル連打。ペイジが羽交い締めにすると、Codyがイスを持ち出すが、ケニーがイスを掴んでCodyに殴りかかる。Codyはこれを避けて、ペイジも場外へ逃れた。

<試合後コメント>
飯伏幸太&ケニー・オメガ
ケニー「腰が、腰が!最後まで役に立たなくてゴメン」
飯伏「負けちゃったぁ」
ケニー「うああああん!」
飯伏「入りましたね、3カウント」
ケニー「3カウントはスクールボーイでした。信じようと、信じまいと……。その下らない最後でゴールデン☆ラヴァーズの試合が終わるなんて、みんな期待してくれたのに、ガッカリさせてごめんね。でも、一ついいことがあるんだよ。今日のタッグチームは、まさにピッタリじゃないですか。今度はね、ROHでゴールデン☆ラヴァーズがバラバラでシングルマッチしなくちゃいけないんです。飯伏さんはハングマン・ペイジと、俺はCody……」
飯伏「結果を残さないと、勝たないと……!」
ケニー「そうだね。絶対にこの試合でクイックのスクールボーイとかスモールパッケージとかで終わらせたくない。だから、新日本プロレスのファンの皆さん、ROHのファンの皆さん、世界のファンの皆さん、楽しみにしてね。絶対にそこで、アメリカでゴールデン☆ラヴァーズの勝ちだ!」
飯伏「改めてホントに、すみませんでした。ごめんなさい」
ケニー「いやいやいや。まだまだですよ!これからですよ!」
(遠くからCody&ペイジが声を張り上げてコメントしている声が聞こえてくる)
飯伏「なんか聞こえてきたよ、ケニー」
ケニー「なんか聞こえてますねぇ。Codyがそこでマイクアピールしてるね」
飯伏「だねぇ」
ケニー「邪魔しよっか?(笑)」
飯伏「しないしない」
ケニー「じゃ、普通に帰りましょ!(笑)まだまだこれから。今日タッグチームは完璧でしたけど、結果だけはね」
飯伏「ごめんね」
ケニー「今度こそ、結果も素晴らしいものを見せられるよう頑張りましょう!」
飯伏「頑張りましょう!」
ケニー「Good Bye,Good Night!」

Cody
「レスラーとはなんたるか?レスラーであるということは何か?この言葉の意味を考えた時にただのイカサマのチェーン・レスリングと思うやつもいるかも知れないけれど、本物のレスリング、レスラーであるということはコレだ(自分の流血した額を指さして)。ブラッド、これこそがプロレスなんだ。俺は新しいロゴマークも作ってバレット・クラブを立ち直らせようとしている。それなのになんで俺がいま悪者になっているのか理解できない。
 俺は絶対にあきらめない。今日は俺が勝ったんだ。ゴールデン。ラヴァーズのリユニオン・ツアーはここで終わる。飯伏はもう以前の飯伏と違う。それはケニーもわかっているはずなのに。元カレとよりを戻したところで以前の関係とは同じにならない。そんなことはわかってるはずなのにな」

ハングマン・ペイジ
「コーディの血を見たか?汗を見たか?あれこそがリーダーシップだ。人生をかけてバレット・クラブを守ろうとしているそれこそが俺たちのリーダーとしてのあるべき姿だ。ケニーはイスを振り上げた。それも俺に向かって振り上げた。俺がいったい何をしたって言うんだ。コーディが俺を守ってくれる。命をかけて守ってくれる。それこそがリダーシップだろう。ケニーはコーディのように俺たちのために命をかけてくれない」

第9試合


TAKA「IWGPヘビー級選手権、オカダ・カズチカ対ザック・セイバー・ジュニア、勝つのは誰ですか!本日のメインイベント、勝利するのはいつ何時どんな態勢でも関節技、サブミッションンホールドを極められるこの男、無限のサブミッションホールドで強敵を倒して優勝したこの男、そして今夜、オカダ・カズチカからタップアウトを奪うこの男、ザックのサブミッションホールドが決まれば、ジャストタップアウト!ギブアップアウトのみ、ヒーイズサブミッション、IWGPヘビーウェイトチャンピオン、ザック!セイバー!ジュニア!それでは、タイトルマッチ、はじめましょうか。オカダ・カズチカ、カモーン!オーバー、ヒア」

 グラウンドの攻防からスタート。両者距離を取り、改めてグラウンドの攻防へ。手4つとなり、オカダが潰すが1でザックがブリッジ。再度潰すが1でブリッジ。ザックは切り替えして手首をひねると、オカダは足をとって倒しヒールホールド。ザックは腕をとって腕ひしぎを狙うが、オカダは潰してフォールも1。

 ザックはソバットからフロントネックで捕らえ絞り上げると、オカダはなんとかロープに押し込み逃れる。クリーンブレイクしようとしたオカダの腕をザックはとっていくが、肘にフットスタンプを狙った所をオカダが回転して逃れてジャベで捕らえる。これを離すとテキサスクローバーホールドを狙い、ザックは切り替えしてアキレス腱固めからヒールホールド。オカダは回転して逃れるとバックを取るが、オカダは股裂き膝十字。ザックは切り替えしてグラウンド卍で捉えるもオカダは潰してフォールも1。

 手4つからオカダが潰していくが、ザックは後転して切り返す。オカダは潰して足を取るとヒールホールド。ザックは切り替えしてヘッドロックで絞り上げるが、オカダはヘッドシザースで切り返すがザックは頭を抜いてヒールホールド。オカダは切り返そうとした所をザックは弓矢固め。オカダは回転してフォールも2。
 ザックは走り込むがオカダはエルボースマッシュで迎撃。
 オカダはロープに振るも、ザックは卍固めで捉えようとするがオカダはアームホイップ
。だがザックはリストを取っていくがオカダが切り替えしてスリーパー。切り返しあうとザックはコブラツイスト。オカダは崩れるように倒れてなんとかロープを掴む。

 ザックは逆片エビ固めから、改めて膝を抱えた逆エビ固め。その膝を足で挟むとツイストして膝を折る。
 オカダは立ち上がるとエルボーも、ザックもエルボーで返してロープに飛ぶが、オカダはドロップキックで迎撃しようとするもザックはその足を掴んでSTF。ロープに這うオカダをリバース三角絞め。だがオカダはロープへ足をかける。

 ザックはオカダの頭を蹴りつけていくが、オカダは膝立ちでエルボーを要求。ザックは容赦ないエルボーースマッシュを打ち込んでいき、オカダは前蹴りからエルボー連打。さらにエルボースマッシュも、ザックもエルボースマッシュで返し、オカダがコーナーに振るもザックはバックエルボーで迎撃。ザックは走り込むがオカダはフラップジャックで迎撃する。

 オカダはバックエルボーでザックを倒すが、ザックはロープに振りビッグブーツ。避けたオカダがラリアットも、避けたザックが走り込むがオカダはビッグブーツで迎撃。オカダは串刺しバックエルボーからガットショットを叩き込みDDT。エプロンに転がり出たザックをオカダが引き込もうとするが、ザックはロープを巻き込んだ卍固め。これをザックが離すと、オカダがエルボーから投げようとするが、ザックは指を極めて腕をひねる。オカダはエルボーでなんとか逃れるとビッグブーツで場外に落とす。そのまま場外乱闘へ。

 オカダはロープに振ってスパインバスターからリバースネックブリーカードロップを狙うが、ザックは卍固めで捕らえる。足を伸ばそうとするがザックはマフラーホールドで捕らえ、オカダはなんとかロープへ手を伸ばしブレイク。

 ザックは肘へのフットスタンプから、肘を足で挟んでツイスト。ザックは肘にストンピングから引きおこしてエルボースマッシュ。串刺しエルボーもオカダは避けるが、ザックは前蹴りからコーナーに登り飛びつき胴締めフロントネック。オカダは担ぐが、ザックは胴締めスリーパーから胴締めフロントネック。さらに腕極めフロントネックへいこうとするが、オカダは切り替えしてリバースネックブリーカードロップ。
 オカダはボディスラムからコーナーに登ると、ダイビングエルボードロップを投下するがザックはその腕を足で挟んで腕ひしぎ。オカダは急いで回転しロープへ。

 ザックはサッカーボールキックを打ち込んでいき、オカダは立ち上がるとエルボー。エルボーの打ち合いから、オカダがビッグブーツもザックがキャッチしエルボースマッシュ。だがオカダはジョン・ウー。
 オカダは走りこむが、ザックはエルボースマッシュで迎撃し走り込むと腕を取るが、回転して逃れたオカダはエルボースマッシュ。だがオカダが逆さ押さえ込みからレインメーカーを狙うも、ザックは腕固めからその腕を蹴り上げさらに腕へのオーバーヘッドキック。オカダは背中へのドロップキックで吹っ飛ばすと、ロープの反動で戻ってきたザックへドロップキック。オカダはツームストンパイルドライバーからレインメーカーポーズも、ザックはその腕を足で絡めて羽折り固め。オカダは回転するとレインメーカーを狙うが、ザックは巻き込んでヨーロピアンクラッチも2。
 オカダはツームストンを狙うが、着地したザックが外道クラッチの態勢からジャパニーズレッグクラッチホールドも2。ザックはサッカーボールキックで撃ち抜くが両者ダウン。

 両者膝立ちでエルボーの打ち合い。ザックは腕を蹴りつけ、オカダも蹴りつけていく。ザックは顔面を張って倒すと、脳天チョップから走り込むがオカダはドロップキックで迎撃。オカダはレインメーカーを狙うがザックが飛びつき腕ひしぎ。暴れるオカダをザックが三角締め。オカダはバスターを狙うが、ザックはその腕を伸ばしてオカダは膝をつく。落ちるかと思われたが、オカダはなんとか担いでザックは着地。そこへオカダがレインメーカーもフォールに行けず両者ダウン。

 オカダは立ち上がりレインメーカーから改めてレインメーカー。ザックはこれを避けて卍固め。そこからパロ・スペシャル式の卍も、オカダは切り替えして旋回式ツームストンパイルドライバー。さらにレインメーカーで一回転させて3カウント。


外道「おい一つ言わせてもらうぞ。ザックセイバージュニア、おめーはレインメーカーをタップアウトさせることはできねぇ。なんでかわかるかおい!レェェェェヴェルが違うんだよこの野郎。スッキリしたぜ。たった今、レインメーカーは、防衛タイ記録を作った。新記録、目前にして、問題が一つ。レインメーカーが強すぎて、相手が居なくなっちまったオイ!それともよオイ、勝てねーのわかっていても新記録をどうしても、阻止したいやつがいるかな?いるかな?阻止したいやつがいるのかな?」
オカダ「3つ」
(棚橋がリングへ)
棚橋「チャンピオン、お疲れ様。そして、IWGP連続防衛、タイ記録、おめでとう。時間がだいぶかかってしまったけど、やっと、お前の前に戻ってきた。もうさ、世界中探してもさ、次のちょせんしゃ、じゃあ噛んだからもう一回言う。世界中探しても、次の挑戦者、俺しかいねーじゃん。今度はお前の防衛記録、俺がとめてやる」
(棚橋はリングを後にする)

オカダ「3つ、言わせてください。ひとつ、ザック・セイバー・ジュニア、レベルの違う関節技でした。でも、お前を、お前と闘ったことによって、オカダ、もっと強くなりました。2つ!棚橋さん、あなた、何やってたんすか?怪我して復帰して怪我して復帰して、チャンピオンじゃなくなってニュージャパンカップ準優勝して、つまんねー男だな。あなたは、もう、棚橋さんじゃない、お前は、棚橋だ。3つ!とくにあるぞ。今日で、防衛、タイ記録、V11、棚橋と並びました。どうもありがとうございました。なんて言えるわけねーだろこのやろう!まあ、次、棚橋、軽く倒して、V12、日本語でじゅうにだ、そして131415,言ってるだろ、V100まで行くってな。そう、V100のIWGPヘビー級チャンピオン、オカダ・カズチカです。まだ気は早いなって思ってたらあっという間に100行くからな。そして、この俺が、まだまだこの新日本プロレスに、防衛するよ、新記録作るよ。そしてまだまだ、金の雨が降るぞ!」

<試合後コメント>
オカダ・カズチカ
(CHAOSメンバーが集まり、YOHが乾杯の音頭を取る。オカダは集まったメンバーたち全員とグータッチをしてからコメント開始)
――見事史上最多タイの11度目の防衛を果たしました
「そんなね、タイとかかっこ悪いんで二度とV11とか言わないでいいですよ。ザックに勝てた。それだけで十分です」

――今日の試合について、関節技にかなり苦しめられたように見えました
「いやぁ……キツかった。もちろん投げられるのもキツいし、大きな男と闘うのもキツい。でもこうやって関節技に苦しめられるのもキツい。今回いろんな相手とこのベルト賭けて戦ってきて、ホントに強くさせてもらってありがとうございます。キツかった、強かった」

――防衛を重ねて「より強くなった」ということでしょうか
「いや、だってそうでしょ。内藤もあの関節地獄から逃げられなかった。飯伏も、SANADAも、棚橋も。俺は逃げたよ。そういうことでしょ。強くなってると思います」

――試合後、棚橋選手が上がってきました
「別に、いいでしょ。この今回の防衛戦の相手には入ってないですし。V11の記録を持っている者同士で闘うのもいいんじゃないですか。別に俺はV11というものにこだわりはないけど、どうしても止めたいのであれば、棚橋さんとV11vsV11でいいんじゃないですかね。まあでも、その棚橋さんのV12を阻んだのは誰でしたっけね?ある意味もう結果は出るかもしれないですね」

――ある意味、もう一度棚橋選手を倒して新たな歴史を刻むということですね
「今の棚橋弘至ほどつまらないものはないでしょう。だって、復帰して、怪我して、チャンピオンじゃなくなって、NJCUP準優勝だったり。リング上でも言ったように、つまらない人です。V11の棚橋で来るならつまらない。倒したいのは新しい最高の棚橋弘至で来てもらいたいですね」

――ファンの皆さんに一言
「ホントにあっという間にV100行きます。まあどんどん新しい選手もでてくると思いますし、過去の棚橋弘至のような相手とも闘うことになったように、どんどん俺を止めてみなさいよ。防衛ばっかで、長い間チャンピオンでいる……そんな記録を作りたくてやってるわけじゃないんだからこっちは。どんどん素晴らしいプロレスを俺は見せていきたいんで。俺を倒す気でどんどん挑んできてもらって、俺はそれを超えて素晴らしいプロレスを皆さんに届けていきたいと思います」

――期間にこだわりはないと仰っていましたが、1年10ヶ月も防衛を続けていて、2年はもう超えるだろうと思うのですがそれについて
「1年10ヶ月チャンピオンで、何も記憶に残らないチャンピオンであれば、一日チャンピオンでみんなの記憶に残ったほうがいいと思いますし、本当に素晴らしいチャンピオンというものを見せていきたいと思います」

――リング上で棚橋選手を“棚橋”と呼び捨てにしたことについてはどういった意図が
「上から目線です。もちろん先輩ですし、歳も上です。でも実力が伴ってない。そんな人間はレスラーじゃないでしょ。休んで、復帰して……俺らは百何十試合もやってる。それがプロレスラーですよ。休んで復帰して……なんて人、プロレスラーだとも思ってないし、リスペクトできない。そんな人間に“さん”なんて付ける必要ないでしょ」

ザック・セイバーJr&TAKAみちのく
ザック「ごめんね、TAKA」
TAKA「いやスゲー試合だったよ」
ザック「オカダは強かった。あそこまで強いとは思わなかった。オカダが今は最強だ。でもそれは現時点での話。俺はG1にも勝ち上がり、またオカダに挑戦したい。何も質問がないならば、とりあえず今はこれで終わりにしてやる。……アイム・デッド(と言ってつっぷす)」
TAKA「スゲーよ、こいつは。あと一歩まで追い込んで。こいつの夢は(IWGPの)ベルトを取ってイギリスでタイトルマッチをやること。その夢を実現するのに今日はオカダの方がちょっと上だったかもしれない。だけどまだまだ。こいつが挑戦したのは初めてだ。ニュージャパン・カップ、初優勝。IWGPヘビーも初挑戦だ。今日はオカダの方がちょっと強かったかもしれない。だけど今日見た人ならわかるよな。サブミッション・ホールドだけでここまで戦い抜くヤツが他にいるか?こいつは本物だよ。絶対ここで終わらないぞ。こいつこそ本物だよ。オカダ、次こそ、ユー・ジャスト・タップ・アウト!」

棚橋弘至
「あらゆるシチュエーションが俺に味方してる気がする。すっごい時間かかってしまったけれど、もう一度IWGP戦線に戻ってきた気がする。……気がするじゃない、戻る!もう世界中探してもこの記録を止める役目、俺しかいないと思ってるんで。今度は逆の立場で。
 本当にこの何年かで立場が逆になってしまったけれど、追いかける棚橋を見せてきたし、それもまたすごく自分にとって大切な日々だったから。もう一度、新日本プロレスの頂点に。チャンピオンが挑戦を認めてくれるのを待ってます」

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