【試合結果】8・27 全日本プロレス両国国技館大会 【三冠ヘビー級】石川修司vs宮原健斗 【世界タッグ】関本大介&岡林裕二vsKAI&野村直矢 【世界ジュニア】TAJIRIvsウルティモ・ドラゴン 【アジアタッグ】佐藤光留&青木篤志vsTAKAみちのく&ブラックタイガーVII

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『2017 SUMMER EXPLOSION 【最終戦】 全日本プロレス45周年記念両国大会~新たなる決意~』
日程:8月27日(日)
開始:15:00
会場:東京・両国国技館
観衆:6550人(満員)

▼第0試合 10分1本勝負
●岡田佑介
3分4秒 ジャーマンスープレックスホールド
○佐藤恵一(フリー)

▼第0試合 オープニングアクト ~アクトレスガールズ提供試合~ 10分1本勝負
○安納サオリ(Beginning)/万喜なつみ(Beginning)
6分28秒 フィッシャーマンズ・スープレックスホールド
●本間多恵(Beginning)/高瀬みゆき(Beginning)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○中島洋平/阿部史典(スポルティーバ)
4分18秒 跳後廻蹴→片エビ固め
野村卓矢(大日本)/●青木優也(大日本)

▼ランズエンド vs 多国籍同盟 6人タッグマッチ 20分1本勝負
○崔 領ニ(ランズエンド)/将火怒(フリー)/石切(ランズエンド)
7分40秒 那智の滝→片エビ固め
サム・アドニス(フリー)/マッシモ(サウスレスリング)/●ダニー・ジョーンズ(ドラゴン)

▼大隅興業 presents 全日本プロレス創立45周年記念タッグマッチ 45分1本勝負
○ドリー・ファンク・Jr./ヒロ斉藤(ドラディション)
10分16秒 回転足首固め
●渕正信/ザ・グレート・カブキ(フリー)

▼!BANG!TV 世界ヘビー級選手権試合 バトルロイヤル
<退場順>愛澤No.1(フリー)→吉江豊(フリー)→瀧澤晃頼(ASUKA)→仲川翔大(ASUKA)→佐野直(フリー)→吉野コータロー(K-DOJO)→ダイナソー拓真(K-DOJO)→篠瀬三十七(ASUKA)→田村和宏(HEAT-UP)→レイパロマ(ダブ)→カーベル伊藤→丸山敦(フリー)→不動力也(ランズエンド)&アブドーラ・小林(大日本)
【王者】○西村修(フリー)
8分24秒 横入り式エビ固め
【挑戦者】●グレート小鹿(大日本)
※第3代王者が3度目の防衛に成功

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○カリスティコ(CMLL)
8分19秒 ラ・ミスティカ
●エル・ディアマンテ(CMLL)

▼アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/Evolution】青木篤志/●佐藤光留(パンクラスMISSION)
10分35秒 超高校級横回転エビ固め
【挑戦者組】TAKAみちのく(K-DOJO)/○ブラック・タイガーVII
※第101代王者組が3度目の防衛に失敗。TAKA&ブラックタイガーVIIが第102代王者組へ

▼全日本プロレス 創立45周年記念特別試合 45分1本勝負
[NEXTREAM]●青柳優馬
13分19秒 タイチ式ラストライド→エビ固め
[鈴木軍]○タイチ(新日本)

▼全日本プロレス 創立45周年記念特別試合 45分1本勝負
秋山準/○大森隆男/岩本煌史/田中稔(フリー)
15分53秒 アックスボンバー→片エビ固め
ゼウス/ジョー・ドーリング/●ボディガー(フリー)/鈴木鼓太郎(フリー)

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●TAJIRI(フリー)
15分53秒 アサイDDT→片エビ固め
【挑戦者】○ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)
※第44代王者が初防衛に失敗。ウルティモが第45代王者へ

▼世界タッグ王座決定戦 60分1本勝負
●野村直矢/KAI(フリー)
17分31秒 ゴーレムスプラッシュ→片エビ固め
関本大介(大日本)/○岡林裕二(大日本)
※関本&岡林が第77代王者組へ

▼全日本プロレス 創立45周年記念特別試合 45分1本勝負
[Evolution]●諏訪魔
11分15秒 ラリアット→片エビ固め
○小島聡(新日本)

▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●石川修司(フリー)
24分39秒 シャットダウン・スープレックスホールド
【挑戦者】○宮原健斗
※第56代王者が3度目の防衛に失敗。宮原が第57代王者へ

宮原が石川を倒し三冠ベルト奪還!諏訪魔と小島聡のシングルにジョーが乱入!関本&岡林が世界タッグ王者へ!

第0試合

 岡田が入場するなり佐藤に殴りかかりマウントエルボー連打。紙テープにまみれ起き上がれない佐藤に岡田はひたすらマウントエルボーを落としていく。レフェリーが引き剥がしてコーナーに下がらせると、佐藤はやっと紙テープから逃れ立ち上がる。岡田はコーナーに押し込みエルボー連打。レフェリーが引き剥がし怒鳴りつけるも、岡田は串刺しエルボーからドロップキック連発。座り込んだ佐藤に岡田はエルボー連打から顔面に串刺し低空ドロップキック。さらにボディスラムで叩きつけてフォールも2。

 岡田はエルボー連打でロープに押し込み走り込むが、佐藤はドロップキックで迎撃。しかし岡田はロープに振ってドロップキックからブレーンバスター2連発。フォールも2。
 岡田はコーナーに登るとミサイルキック。これを避けた佐藤が逆エビ固めを狙うが、岡田は足を取って丸め込むが2。
 岡田はエルボーから走り込もうとするが、佐藤はトラースキック。再度トラースキックも避けた岡田へトラースキック2連発からジャーマンスープレックスホールド。これで3カウント。

 納得いかない岡田がレフェリーに掴みかかり、佐藤へエルボー連打。セコンドが岡田を必死に止めていくが、佐藤は相手にせず観客へアピール。岡田は悔しさを露わに大暴れで会場を後にした。

<試合後コメント>
佐藤恵一
「全日本でデビューして、試合やってる。そこまでは一緒だよ。ただ!ただ!俺も外に出たからってなんもやってなかったわけじゃないんだ。外で!外だって!違うプロレスを学び続けているんだ。エルボー、エルボー効いたよ。でもな、最後に勝ったのは俺だ。この両国の一発目に俺が出れた。嬉しいなんて言わない。岡田、勝つまでかかってこい」

岡田祐介
「2やろ……!クソッ!!なんでや!!……クソッ。試合終わって、3、3は入ってへんけど、結果は3カウントで取られたっていうのは変えれへんのやったら、もっかいや!もっかい!!」

第0試合2

 先発は多恵となつみ。ロックアップから耐えが首投げも、着地したなつみがソバットから側転アームホイップ。なつみは串刺し攻撃を狙うが、多恵がショルダースルーでエプロンに落とすもなつみはリングに滑り込んで丸め込み合戦へ。お互い2で返し、多恵がトラースキックからコーナーに振ってみゆきが串刺しドロップキック。多恵が串刺しバックエルボーからボディスラム。アクトレストレインになぜかサオリも加わりポーズを決める。
 多恵はキャメルクラッチからストンピング。多恵はみゆきにタッチ。

 みゆきはコーナーに押し込みエルボーから串刺し攻撃を狙うが、なつみはブーメランアタックもみゆきはこれをキャッチしバックブリーカー。さらに多恵が出てきてダブルのブレーンバスターからフォールも2。なつみはサオリにタッチ。

 サオリはショルダータックル連発からロープに飛ぶが、多恵が場外から足を引っ張り倒し、ダブル攻撃を狙う。これを同士討ちさせたサオリがかかと落としから走り込むが、みゆきはラリアットで迎撃しギロチンドロップ。みゆきはボディスラムで叩きつけてフォールも2。みゆきはローリングクレイドルからフォールも2。
 みゆきはダイビングギロチンドロップを投下しフォールも2。みゆきは多恵にタッチ。

 多恵はドロップキックからフォールも2。多恵はジャベで捕らえようとするが、逃れたサオリにランニングニー。さらにバックをとって投げようとするが、着地したサオリが走り込むも多恵は巻き込んで腕ひしぎ。なつみがストンピングでこれはカット。
 サオリは多恵に延髄斬りからポテリング。これはみゆきがカット。
 サオリはフィッシャーマンバスターからコーナーに登りミサイルキック。なつみもそこへダイビング・ボディプレスを投下し、サオリがフィッシャーマンスープレックスホールド。これで3カウント。

<試合後コメント>
安納サオリ&万喜なつみ
――おふたりが両国国技館で試合をするのは初めてですか?
万喜「初めてです!」

――これまでで一番大きい会場だったと思うのですが、戦ってみていかがでしたか?
万喜「そうですね。最高ですね。たくさんの人に見てもらえるっていうのは。快感にもなりますし、そこで勝てたっていうのが嬉しくもあります」
安納「こんなにおっきな会場でこんなにすごいライトとかもあってね。アクトレスガールズとして出させていただくのが本当に嬉しい限りです」

――試合に勝つだけでなく、アクトレスガールズをアピールする場としても考えていたと思いますが?
万喜「そうですね。こういう場を与えてくださったことは本当にありがとうございます。また今度はオープニングマッチではなくて第一試合、第二試合というところで組んでいただきたいなと、アクトレスガールズ一同、誠心誠意を込めて要望していきますので、またよろしくお願いします」

オープニング

 全日本プロレス45周年記念大会ということもあり、解説席には小橋建太が登場。同じく45年を迎えたあべ静江さんが国歌斉唱を行った。

第1試合

 先発は中島と青木。バックの取り合いから中島がグラウンドに引き込むも抜けた青木がヘッドロック。これを中島はヘッドシザースで抜ける。中島はフロントネックから阿部にタッチ。青木も野村にタッチ。

 阿部は首投げからサッカーボールキックを叩き込む。野村も首投げからサッカーボールキックを叩き込むと、エルボー合戦から青木がミドルキック。コーナーに振って串刺しエルボーも、阿部はエルボー連打から串刺しエルボー。
 お互い顔面を張り合うと、エルボー合戦からミドルキックの打ち合い。両者ダウン。

 青木が入ってくるが阿部はネックブリーカーで迎撃し中島にタッチ。
 青木は中島にミサイルキックからフォールも2。青木は串刺しエルボーからブレーンバスター。中島はキャメルクラッチで捕らえると、ボディスラムからダイビングフットスタンプ。フォールも2。

 中島は跳後廻蹴を叩き込んで3カウント。

<試合後コメント>
中島洋平&阿部史典
――両国大会の第一試合を任され、会場を盛り上げて勝つといういい結果を出しました
中島「そうですね。第一試合、4人いて大日本の2人とスポルティーバの阿部くんとタッグを組んで、全日本所属のひとりとしては僕が必ず勝たなければいけないという、そういう意識はあったんで。正直こうして第一試合で勝つことはできましたけれど、自分の中ではどのタイトルにも絡めていないという悔しさもあるんで。その分第一試合で相手に思い切りぶつけました」
阿部「去年は両国でもセコンド業務でずっと最後まで手伝わせてもらって、今年はこうやって第一試合を任せてもらって。ずっと去年から全日本さんに呼んでいただいて、もっともっと自分も貪欲にジュニア戦線に食い込んでいきたいなって思います。今日はうれしかったです。ありがとうございました」

――阿部選手は両国大会に選手として出場するのは初めてですか?
阿部「初めてです。さっきも言いましたけど、去年はセコンド業務をやってくれないかと言われて、リング撤収までやって。やっぱりセコンドをやりながらもいち選手として悔しい気持ちがあって。この(出場)枠に入れなかった悔しさがあって。1年経って今回は第一試合を任されて正直うれしかったです、単純に。去年の両国前から出させてもらえるようになって、そして今年は両国に選手として呼ばれたのはひとつの自分の中の到達点として・・・」

――今日の対戦相手ですけど野村選手と青木選手とは・・・
阿部「野村さんは結構、大日本じゃなくて他のところで戦うことが多くて。それはシリアスな試合で、手が合うというとおかしいんですけどスタイルが合うというか、あまり投げ技とかじゃなくて打撃で表現できるというか、やっていてものすごい楽しいですね。自分の力を発揮できるとか、表現できると言ったらおかしいんですけど、自分が表現したいことができる相手なのかなぁと思っています」

――他の選手で名前を挙げるとどういった選手が思い浮かびますか?
阿部「楽しいって言ったらおかしいんですけど、大日本の橋本和樹さんとか印象に残るような、気持ちが残る相手でした。BASARAだったら中津さんとか関根さんとか。純粋に打撃で表現し合えるっていうのが楽しいですね。エルボーを打ち合っていて興奮するんですよ。それが下半身なのか心なのか。殴られれば殴られるほど痛いんですけど、興奮しますね。メチャメチャ。変態なんですね、レスラーっていうのは。なんて言うんですかね?相手を、小学生がいて、スカートをめくって・・・」

――すいません、それプロレスの話につながるんですよね?
阿部「大丈夫です(笑)。男の方が成長が遅いじゃないですか。小学生の時って女の方が強いじゃないですか。で、女子のスカートをまくって、女性がキレて走って追いかけてきてボコボコにされるんです。・・・ていうのをやりたいんです。ボコボコにされたいわけじゃないんですけど。わかります?中のものを見て怒らせて、野村さんだったらニヤついたりして。それで相手が来たら、それを自分が制御できるかどうか。潰されればそれまでだと思うんですけど、怒らせてから自分がさばくみたいな。できなかったら自分の技量の問題だし。でもその段階まで行きたいんですよ。『来た来た来た。怒ってるなぁ(笑)』みたいな。あれがゾクゾクして楽しいですね。そういった試合では最近印象に残ったのは橋本和樹さんとの試合ですね。『来た来た来た!』と思いましたね。制御できなくて負けたんですけど。負けて清々しかったというのはありますね。勝負なんで本当によくないんですけど。負けてもやり切った。果てた、みたいな感じなんですかね。それを制御した上で勝つのがいいですよね」

――果てて勝ちたい
阿部「果てて喜んで帰りたいです。果てて寝て、先に女性が帰ってるみたいな」

――財布を抜かれて・・・
阿部「ヤダヤダヤダ!財布を抜かれてるのヤダ。果てて先に帰りたい。・・・わかりやすいですかね?」

青木優也&野村卓矢
――第1試合での試合を終えられて如何でしたか
青木「思うように行かなかったですね。中島さんのあの蹴りで沈んだんですけど、もっとやっとけばもっと自分の力を出しておけばよかったなと」

――野村選手は、前回全日本の野村選手とシングルで戦っていましたが、今回は
野村「まあこの一年……一年やってないくらいですけど、両国大会から自分では頑張ってきたつもりなんですけど、彼にものすごい差をつけられてしまったので、彼のほうが何倍も努力したってことだと思います。もっと努力して強くなります」

――大日本所属ということ関係なく大きな声援が飛んでいたように思います
野村「そうですね。ありがたいことです。また是非お願いしたいですね」

第2試合

 多国籍同盟が急襲し試合開始。ダニーとマッシモが石切に串刺し攻撃からマッシモがブレーンバスター。さらにダニーが羽交い締めにした石切の顔面にドロップキックを叩き込んでフォールも2。マッシモはサムにタッチ。

 サムはストンピング連打からボディスラム。エルボードロップを投下しフォールも2。サムはダニーにタッチ。

 ダニーはダイビングヘッドバッドから首投げで倒しスライディングエルボースマッシュ。フォールも2。ダニーはマッシモにタッチ。
 マッシモはボディスラムからフォールも2。マッシモはサムにタッチ。
 サムはロープに振ってエルボースマッシュからフォールも2。サムはダニーにタッチ。

 ダニーはガットショットからエルボースマッシュ。さらに串刺しエルボーからフォールも2。ダニーはマッシモにタッチ。

 マッシモはブレーンバスターからフォールも将火怒がカット。マッシモは串刺しラリアットからサムにタッチ。
 サムは串刺し攻撃を狙うが、石切は足を伸ばしてカットし立っているサムへムーンサルト。石切は将火怒にタッチ。

 将火怒は串刺しエルボーからブルドッキングヘッドロック。さらにラリアットも、サムはガードしラリアット。将火怒はこれを巻き込みジャーマンからラリアットで叩き伏せる。
 将火怒は投げようとするが、耐えたサムがカッキーカッターからダニーにタッチ。
 ダニーはローリングエルボーからコードブレイカー。フォールも2。
 ダニーはドラゴンを狙うが、将火怒はそのままコーナーに下がり潰すとエルボー連打。将火怒は崔にタッチ。

 崔はサッカーボールキック連発からフォールもサムがカット。
 多国籍軍で連携攻撃から合体フェイスバスター。フォールも2。
 ダニーはコーナーに登るも、崔が正面から蹴りつけ雪崩式ブレーンバスター。
 石切がファイヤーバードスプラッシュから崔が那智の滝。これで3カウント。

 納得行かない多国籍軍が殴りかかり試合後も乱闘を続けた。

<試合後コメント>
崔領二
「ほとんど見る機会がないと思うんですけど、ウチに入っている石切っていう選手なんですけど。粗削りなところはたくさんあるんですけど、ポテンシャルだけはピカイチなんで、こいつをどんどん磨いていきたいなって思うんで。こういう大舞台を経験できたのもすごい大きいと思うんで。ウチはもう彼を育てるって公言しているんで、まだまだなんですけどこういうメンバーで上を目指していきたいんで。全日本との関わりも続いていくと思うし、これから自分たちも大きいものをやっていくんで、個人タイトルも狙ってやっていきたいと思います。次世代を育てるっていうのもテーマにしているんで、頑張っていきます」

第3試合

 先発は渕と斉藤、渕がコーナーに押し込むがクリーンブレイク。
 斉藤が足を刈って倒し足へのエルボードロップも、渕が切り替えしてフォールも2。
 斉藤はエルボー。渕はヘッドロックからナックル。再度ヘッドロックからナックルを叩き込むと、斉藤はヘッドロックで捕らえドリーにタッチ。
 ドリーはエルボーを叩き込んでいき、渕はカブキにタッチ。

 カブキはコーナーに押し込んでいくが、ドリーはエルボーで倒す。カブキは地獄突き連発からロックアップも、ドリーは足を刈って倒しスピニングトーホールド。カブキがロープを掴みブレイク。
 ドリーは再度足を刈って倒すとスピニングトーホールドを狙うが、これは渕がカット。両者タッチ。

 渕はボディスラム。再度サミングからボディスラム。再々度サミングからボディスラム。渕はバックを取るが、斉藤は耐えてエルボーで逃れるとバックキックで急所攻撃。さらにセントーンを投下しコーナーに登る。渕は正面に立ちサミングからデッドリードライブ。渕は首固めも2。渕はカブキにタッチ。斉藤もドリーにタッチ。

 ドリーはスピニングトーホールドも、カブキは毒霧を噴射。カブキは渕にタッチするが、エルオーを狙った渕の足を刈ったドリーがスピニングトーホールド。これで渕がギブアップ。

第4試合

 王者である西村に続き、愛澤とレイパロマが一緒に入場。レイパロマはEvolution広島支部として紹介される。愛澤とレイパロマ以外はまとめて一気に入場。全16選手がリング上に集まった状態で試合が開始。

 当然乱戦で試合が始まり、吉江が次々選手をショルダータックルで倒していく。ダイナソーがよろめかせ、不動がショルダータックルで吉江を倒し全員でフォールも吉江は全員をふっとばす。

 愛澤が気合を入れて吉江に突撃するが玉砕してフォールされ3カウント。愛澤失格。フォールした吉江を転がし全員でフォール。吉江も失格。

 小鹿が滝澤を投げ飛ばしてOTRさせようとするが、なんとかリングに戻ったところを小鹿がアイアンクローからフォールし3カウント。滝澤失格。
 篠瀬が中川にラリアットからフォールし3カウント。中川失格。

 丸山が小林を羽交い締めにし、そこへ佐野が走り込むも小林は地獄突きで佐野をカット。再度丸山が羽交い締めにし佐野が走り込むが、小林は地獄突きでカットしバカチンガーエルボー。フォールし3カウント。佐野は失格。

 ダイナソーと吉野が篠瀬にダブルブレーンバスターから走り込むが篠瀬はロープをたるませ場外に落とし吉野とダイナソーは失格。
 篠瀬を西村が首固めでフォールし3カウント。篠瀬失格。 

 丸山が田村をコーナーに振り、田村はコーナーに駆け上がるがそこをパロマが突き飛ばし落下させる。田村失格。
 カーベルがパロマをコーナーにのせるが、パロマが滑り落ちて失格。そこへカーベルはノータッチトペ・コンヒーロを発射。カーベルは自爆OTRで失格。

 小林に丸山が串刺しエルボー。不動が串刺しボディスプラッシュからコーナーに登るとダイビングセントーン。小林がこれを避けると、ロングタイツを脱ぎ捨て丸山にラリアット。フォールし丸山失格。

 小鹿が小林にボディブローから羽交い締めにし、そこへ不動がラリアット。再度走り込むと小林とラリアットのぶつかり合い。両者ダウンし、そこを小鹿がフォールし3カウント。小林と不動が失格。

 小鹿のチョップと西村のエルボーの打ち合い。小鹿は西村に噛み付くと、チョップ。エプロンに上がったドリーが小鹿を挑発しエルボーから、西村が小鹿を丸め込んで3カウント。

 西村が王座防衛に成功した。

<試合後コメント>
西村修
――難しい試合形式でしたが見事に防衛に成功しました
「やっぱり慌ててしゃしゃり出たものが短命な結果になっていますよね。消去法で待ったわけじゃないですけど、じっくり周りを見させてもらって最後に畳み掛けたのがこの結果となりました。また防衛できてよかったです」

――ドリーさんの前で防衛できたというのも・・・
西村「そうですね。あと何回来られるかわからないですしね。師匠の前で戦うという貴重な機会で」
ドリー「オサム・ニシムラは15人を相手に防衛に成功した。ニシムラがチャンピオンでいることを誇りに思うよ。セイコウヲイノリマス」

アブドーラ小林&グレート小鹿
アブ小「ドリー・ファンク!これが全日本のやり方か?!」
小鹿「全日本のリングに上がったのは20数年ぶりだ。全日本の看板に名前が出てさ、ベルトがも~少しで手に入ったのに。ドリー何してんだあの野郎は!」
アブ小「乱入は!大日本プロレスでも重大な反則だぞ!!これだけ無茶やってんだけど、乱入ってのは一発反則だからな!許されねぇぞ!これがメジャーのやり方なのかオイ?!初めて全日本来たけどこんなんなるとは思わなかったぞ!乱入で終わるなんてよ!」
小鹿「自信はあったんだけどなぁ」
アブ小「これは反則でしょ明らかに!」
小鹿「反則だけどなぁ。終わった後にスッキリとしない!後味が悪い。スキッとしない!もう少しだったのに」
アブ小「これは喧嘩売り返したほうが良いんじゃないですか?!売り返したほうがいいっすよ!ドリーと会長の一騎打ちだ!」
小鹿「せっかく全日本のリングに上がるんだから何かお土産持って帰ろうと思ったら、お土産無いじゃん」
アブ小「ドリーのせいです!完全にドリーのせい!……でも会長、途中で俺のこと捕まえましたよね?」
小鹿「俺がベルト獲ろうと思ったんだよ」
アブ小「まっ!俺は会長に華を持たせたかったから何の問題も!ムカつくのはドリーだ!西村もドリーも会長が1対1でやったら勝てるわけないんだ!現役バリバリだぞ!西村は議員さんだろ!議員さんに負けるわけねぇだろ!バリバリが!おう!」
小鹿「まー、でも惜しかったな」
アブ小「ドリーのせいです!ドリーと会長の再戦だ!70代対決しか無いぞ!さっきVTR見てたけど、全然会長のがコンディション良いから!ねぇ、会長?!負けないですよね?!」
小鹿「ああ。人のことを言う資格はないけど」
アブ小「糞味噌言いますよ!!」
小鹿「やがて俺も通る道だけども、今日の時点では俺のほうがコンディション良いと思う」
アブ小「ほぼ同世代ですよ。75!」(小鹿を指して)
小鹿「向こうは76だな」
アブ小「向こうが1歳上か」
小鹿「いやー……」
アブ小「ああ来るとは思わなかったなぁ。ああ来るとは思わなかった。リマッチですよリマッチ!BANG!TV賭けて3WAYで!」
小鹿「残念だな。せっかくなのに。まあ、反対にね、秋山社長以下の努力も褒めてやりたいよ。馬場さん亡き後、色んな曲がり角にありながら両国国技館で開催できるということを。なんだかんだ言っても天下の全日本プロレスだ。そのリングにこの小鹿を上げてくれたということの彼らの腹の深さ、太さ。それは感謝するよ。ただ今回お前ら29年経ってから29年後に来いとは言わないけど」
アブ小「100超え(笑)100超え(笑)」
小鹿「あのベルトを貰う!まあ負けたのは悔しいけど、全日本プロレスの懐の深さに感謝しなきゃいけない。まあ全日本プロレスのファンの皆様も俺の名前を覚えてもらって歓声を貰ったから、まあ大日本としては良しだ!」
アブ小「爪痕は残しましたよ爪痕は!」
小鹿「悔しいね。10回言っても悔しい。1回言っても悔しいけど10回言っても悔しい。どうにかしてチャンスを貰ってまた全日本のリングに帰って来たい!匂いがするんだよな。全日本のリングは。どんな匂いって、一言じゃ言えないけど、俺の古巣だからね。僕らが日本プロレスから吸収合併されて、やはり色々弱い目にあった。合併してある程度の骨組みができていったことを俺は全部知ってる。僕らが来たから。そん時の汗、涙、そういうのは僕の心のなかに残ってるからね。何ていうのかな。僕らが吸収合併できたときの初期の匂いが残ってるんだ。まだまだ俺は75歳だけど、もしこの次にチャンスを貰えるか分からん。だけど、またこのリングに上ってみたいという希望を持っていたいなと。いやー、ホントに、今日獲ってればね、否が応でも大日本のリングに上がって堂々とベルト巻きたかったけどね。まあ、それを許さないのが世の中であって……」

第5試合

 華麗な攻防からカリスティコがジャンピングバックエルボーで倒しバズソーキック。コーナーに振って串刺しラリアットから串刺しトラースキック。
 走り込むがディアマンテが腕を捻ってロープの反動を使ったアームホイップから、場外に降りたカリスティコにノータッチ・トペ・コンヒーロ。

 ディアマンテがエプロンに登ったカリスティコにビッグブーツも、これを避けたカリスティコがスワンダイブでリングに入り、大旋回コルバタで場外に投げ飛ばす。そこへカリスティコはコーナーからのプランチャを発射。

 リングに戻ったディアマンテにカリスティコはウラカン・ラナも2。ディアマンテが丸め込むが2。
 カリスティコはコーナーに登るがディアマンテは延髄斬りから雪崩式フランケン。フォールも2。
 ディアマンテがスワンダイブを狙うが、カリスティコは延髄斬りからスワンダイブ雪崩式フランケン。フォールも2。

 カリスティコはムーンサルトも、ディアマンテは足を伸ばして迎撃しフォールも2。
 ディアマンテはコーナーに登りファイヤーバードも、カリスティコはこれを避け自爆させるとフォールも2。
 カリスティコはチョップも、ディアマンテはコーナーに振り串刺しラリアット。だがカリスティコはトラースキックを叩き込みフォールも2。ディアマンテはラ・マヒストラルも2。
 カリスティコはラ・ミスティカでギブアップを奪った。

<試合後コメント>
カリスティコ
「また日本に戻って来てこられてうれしい。日本は第二のホームだと思っているからね。いつでもカリスティコは金と銀の王子だ。いつも応援してくれてありがとう。カリスティコが日本でもメキシコでもナンバー・ワンだ。ムーチャス・グラシアス!」

第6試合

 先発はTAKAと光留。光留はローキックで牽制しタックルも、TAKAはこれを切ってリストの取り合いからグラウンドの攻防。両者タッチ。

 ブラックVIIが握手を要求。青木が握手をするとブラックVIIがガットショットからショルダータックル。さらに走り込むと青木がガットショットをキャッチしドラゴンスクリューからシャイニングウィザード。ブラックVIIはプロレスLOVEポーズ。
 青木がブラックVIIをロープに振ってドロップキックからミサイルキック。青木はブラックVIIとTAKAを場外に投げ捨て、そこへ光留を走らせ光留はトペ・スイシーダ。青木もトペアトミコ。
 リングに戻り、ブラックVIIが腕を捻ってTAKAにタッチ。

 青木はチョップ連発も、TAKAはサミング。TAKAはブラックVIIにタッチ。
 ブラックVIIはバズソーキックからフォールも2。ブラックVIIはジャベで捕らえていき、そのまま回転しフォールも返されるとジャストフェイスロック。これを青木が回転しフォールも2。

 ブラックVIIは腕極めフロントスープレックスからフォールも2。ブラックVIIはTAKAにタッチ。
 TAKAは串刺しニーからフォールも2。
 青木はチョップ連打から走り込むとラリアットも、TAKAは脇固めでグラウンドに引き込みジャストフェイスロック。青木はロープへ。

 TAKAは投げようとするが、耐えた青木が膝蹴りもTAKAはジャストフェイスロックを狙う。これを青木は腕ひしぎで切り返すがTAKAはロープへ足を伸ばしブレイク。両者タッチ。

 ブラックVIIのラリアットを避けた光留がミドルキックからブラックVIIがコーナーに振るも、足を伸ばしてカットした光留がビッグブーツからコーナーに振って串刺しミドル。光留は投げようとするもブラックVIIが丸めこみフォールも、返した光留がサッカーボールキック。青木と光留が交互にサッカーボールキックを連発し、光留が水車落としから青木がフロッグスプラッシュ。光留がサッカーボールキックを叩き込んでフォールも、返されると腕ひしぎ。カットしようとしたTAKAに青木がアンクルホールド。なんとかTAKAがカットし、青木と光留に次々スーパーキックからブラックVIIがラ・マヒストラルを狙う。切り返した光留がバズソーキックからフォールも2。
 光留はコンビネーションキックからバズソーキックも、ブラックVIIがラ・マヒストラルを狙うが光留は耐えて延髄斬り。バックを取るがブラックVIIはバックキックの急所攻撃から首固めも2。ブラックVIIはラ・マヒストラルで3カウント。

<試合後コメント>
青木篤志
「・・・悔しいね。悔しい。いろんなことを考えさせるタイトルマッチだな。勝てば何も考えずに済んだかもしれないけど、負けたんだからな。俺なりにいろんなことを考えなくちゃいけないね。今日はそれしか言えないね。負けたんだから。ただ、俺はこのままじゃ終わらない」

TAKAみちのく&ブラックタイガーVII
ブラック「獲っちゃったよ……」
TAKA「獲っちゃったなぁ」
ブラック「やっべ。どうしよう」
TAKA「みんなさぁ、俺達が獲るわけ無いと思ってたよね?俺達が即席チームだから獲るわけ無いと思ってたよね?!俺もよ、そう思ってたよ。だけどよ!知ってる人は知ってんだよ!俺と相棒がどれだけ深い繋がりを持っているか!俺達を即席って言った時点でよ、相手の負けだよ。どんだけのキャリアを積んできたことか。なあ、相棒?!」
ブラック「まあ、そうね。でも予定が狂った」
TAKA「まさか獲るとは思わなかったもんな」
ブラック「でも俺はさ、二回目なんだよ」
TAKA「そうなの?」
ブラック「中身が一度」
TAKA「中身とか(笑)どんどん言ってやれ(笑)」
ブラック「まあでも、嬉しいベルトだよね。全日本プロレスの中でさ、アジアタッグってのが一番古いベルトだから」
TAKA「おぉ、すごいね。歴史に名を刻めたわけだ!世界最古のベルトでしょ?これ獲ったってことはよ、これ使ってまた色々遊べるんじゃないの?相棒!」
ブラック「防衛戦は、とりあえず小橋!放送席に小橋が居たから『獲っちゃった。どうしよう』って言ったら、ムッとしてたから、『じゃあ挑戦してこい』って。小橋&菊池で来い!!それがダメだったら強いやつ呼んでこい!渕正信でもいいぞ!」
TAKA「全日本で弱いやつが来てもよ。歴史と伝統があんだろ?過去のチャンピオンは。来いよ!俺達に獲られて悔しかったら!」
ブラック「全日本プロレスで一番めんどくさいチャンピオンを全日本に残しちまったからにはタダじゃ転ばねぇぞ!」
TAKA「誰も獲りに来なければ俺達が好き勝手に色んな所でやっちゃうからね!……やーばい。これどうしよう、相棒?」
ブラック「獲っちゃった……獲っちゃった……」

第7試合


 全日本でデビューしたタイチが、45周年記念大会のリングにディーバのあべみほを連れて客席から入場。
 青柳は入場するなりタイチに殴りかかり場外乱闘で試合開始。

 リングに戻ると青柳は串刺しドロップキックからジャーマンスープレックスホールドも2。タイチはたまらず場外へ。そこへ青柳はトペを発射しようとするが、あべみほが立ちはだかり青柳は一度止まって場外に降りるとあべみほと睨み合う。

 タイチをリングに投げ入れると、青柳はコーナーに登るがタイチは場外へ転がる。青柳はこれを追うが、タイチはイス攻撃からリングに投げ入れると木槌攻撃。フォールも2。
 青柳はエルボーもタイチはサミングから首投げで倒しサッカーボールキック。タイチはストンピングから逆片エビ固め。青柳はロープへ。青柳は場外に落とされ鈴木軍が攻撃。リングに戻すとタイチがアックスボンバーも、避けた青柳がドロップキック。さらに串刺しバックエルボーから走り込むとタイチのエルボーを避けてジャンピングエルボー。コーナーに飛び乗りダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
  青柳はバックを取るが、タイチがレフェリーを抱えて耐えると、走り込んできた青柳もレフェリーを盾にして動きを止めアックスボンバー。
 青柳はコーナーに走るがタイチは延髄斬りからバズソーキック。フォールも2。

 タイチはパンタロンを脱ぎ捨て天翔十字鳳。避けた青柳がバックを取るが、タイチはロープを掴む。青柳は背中にエルボーもタイチはサミング。青柳はエルボースマッシュで逃れ走り込むが、タイチはソバットから顔面を蹴りつける。青柳はエルボー連打も、タイチはローキック。これを繰り返すと、タイチのミドルキックを青柳がキャッチしエルボーから走り込むが、タイチはレッグラリアートで迎撃しライガーボムの体勢も、青柳がDDTで切り返す。

 青柳はバックを取るが、エルボーで逃れたタイチが天翔十字鳳。キャッチした青柳がエルボーからロコモーションジャーマンスープレックスホールド。しかし2。

 青柳は投げようとするも、耐えたタイチに走り込むがタイチは天翔十字鳳で迎撃。
 青柳のランニングエルボーを避けたタイチがバックドロップから後頭部にアックスボンバー。さらにレッグラリアートからフォールも2。
 タイチはタイチ式ラストライドで3カウント。

<試合後コメント>
青柳優馬
「クッソー!・・・まだまだ!まだまだ!自分の力も足りないし、このまま負けたままでは終わらない。俺はこれからだ。これから上に行く!」

タイチ
「なんなんだこの団体はよ?俺はよ、一言も出るって言ってねぇぞ?出るって言ってねぇのに勝手に決めやがってよ。そんなやり方あんのかよ。しかもよ、前日会見だかなんだか知らねぇけどよ、会見で俺が言ってもいねぇことを俺のコメントだって言って勝手に出しやがってよ。馬鹿かテメェら。あんなこと俺が言うかよ。テメェに気の利いたコメントとか出すかよ。くらだねぇんだよ。馬鹿なんだよ。お前ら馬鹿なんだよ。こんな団体、くだらなすぎ。この馬鹿団体よりはあの若いののがいいんじゃねぇか?二回目だかなんだか知らねぇけどな。もう二度とねぇよ。意味がなかったよ。一つも意味がない!明日は大事な試合があるんだよ。邪魔すんな。こんなところに所属するやつがいたら頭おかしいよ。なあノブ?……ノブいねぇか」

第8試合

 先発は鼓太郎と岩本。ロックアップからロープに押し込みあうとブレイク。岩本がロープに押し込みエルボーからエルボー合戦へ。鼓太郎がエルボー連打から走り込むと、岩本は孤高の芸術を狙うが、耐えた鼓太郎に二ーアッパー。だが鼓太郎もボディブローからラリアットを狙うが岩本は孤高の芸術から稔にタッチ。稔は鼓太郎をミサイルキックで吹っ飛ばすと鼓太郎もゼウスにタッチ。

 稔は走り込んで来たゼウスの足を取りアンクルホールド。これをボディガーがカットし、稔は秋山にタッチ。
 秋山は首投げからランニングニーも、キャッチしたゼウスがチョップ連打からコーナーに押し込みチョップ連打。秋山はヘッドバッドで迎撃するも、ゼウスは再度チョップ連打からコーナーに振って串刺しラリアット。再度コーナーに振って串刺しボディスプラッシュからベアハッグスープレックス。フォールも2。
 秋山は走りこんで来たゼウスをエクスプロイダーで投げ捨て大森にタッチ。ゼウスもボディガーにタッチ。

 大森のショルダータックルを受けきったボディガーが逆にショルダータックルで倒し、串刺しラリアットからショートレンジ串刺しラリアット連打。
 ボディガーはバックを取るも、エルボーで逃れた大森がニールキック。大森はアックスボンバーを発射するが、避けたボディガーがラリアットでなぎ倒す。ゼウスが出てきてダブルのラリアットでなぎ倒すとフォールも2。
 ダブルのチョークスラムを狙うが、これは秋山がカット。ジョーが秋山をふっ飛ばし、次々選手をなぎ倒していく。ジョーは場外に降りた選手を追っていくが、秋山がボディガーに串刺しニーからエクスプロイダー。大森はアックスギロチンで突き刺しフォールも2。大森はアックスボンバーを叩き込んで3カウント。

<試合後コメント>
秋山準&大森隆男&岩本煌史&田中稔
――鼓太郎選手への生の感情が出てしまった試合でした
秋山「みんなそれぞれ思いはあると思うんで。ジョーも何かの思いはあるだろうし、ゼウスもそうだし。岩本もそうだし、みんなそれぞれあるものをリング上でぶつければ、また違う道も結果も出てくるだろうし。それ(カード)を組んでああやってみんなで暴れて結果よかったかなと(笑)。最後よくわからなくなったけど(笑)」

――社長の視点としては「してやったり」と?
秋山「いやぁ楽しかったです。リング上から見れて」

――大森選手はこの記念試合で勝利を飾りました
大森「飾ったは飾ったけど、最後がグチャグチャでもともと敵だったのか味方だったのか、パートナーだったか敵だかよくわからなくなっちまった。今、秋山さんが言ったように選手の自己主張が試合の中で見えてくるのが理想だと思うし、ますます面白くなっていく」

――田中選手はかつて鼓太郎選手と対戦したときは読み合いの攻防を見せてくれたというのがファンの記憶にも残っていると思いますが?
稔「でも今日は彼の足の裏に触っただけですから。今日はまったく。とりあえず45周年の記念のカードに選んでいただいて光栄です」

――岩本選手は鼓太郎選手との絡みは新鮮なものでした
岩本「そうですね。『ハードヒット』でタッグマッチでやってるんですけど、しっかりとしたプロレスのリングで対戦したのは初めてですね。全日本にいたとかどうかというのはどうでも良く、気に食わないんでぶっ潰したいということです」
大森「やばいな全日本!ますます面白くなってきた!試合をしていてワクワクしていた。俺らも視界が見えてきた気がする」
秋山「大森、行くか?」
大森「行きましょう!」
丸山「世界タッグ、どんどん行ってください!僕も一緒に行きますよ!」
秋山「お前は関係ないだろう!」
丸山「ちょっと待って!ちょっと待って!」
大森「だいたい!BANG!TV優勝できなかったってどういうことだよ!」
丸山「紙一重だったじゃないですか!・・・ちょっと待ってくださいよ!僕はもう!BANG!TVはイヤです!」
秋山「おまえ何言ってるんだよ(呆れ笑)」
丸山「僕やっぱイヤです!(丸山を置いて帰ろうとする4人に)ちょっと待ってくださいよ!僕、秋山さんの持つGAORAチャンピオンに挑戦・・・決まるから」
田中「記者さんのリアクションも薄いじゃないですか(笑)」
丸山(泣き声で)「カード、シングルマッチが決まってるから。1対1の」
秋山「やるやるやるから(と言って控室へ)」
田中「世界ジュニアが見たいから(と言って控室へ)」
丸山(誰もいなくなったところで)「秋山さん!追い詰めたぞ!以上や!シングルはブルーフィールドや!」

鈴木鼓太郎
「もっと来いって。俺のこと気に食わないなら。アイツ関係ないでしょ?俺が居なくなってからの全日本ジュニアなんだから。だったらその実力見せてくれよ。サシでやるんだったらいつでもやってやるよ」

――岩本選手は「鼓太郎選手は全日本ジュニアの中には入れさせない」と
「馬鹿野郎。分かってねぇな。俺が入ったほうが面白くなるんだよ。でもアレよ、完全に俺と戦りたい感じだったろ?いつでもサシでやってやるよ。受けるか受けないかはあのガキ次第だ」

第9試合

 組み合うとTAJIRIがコーナーに押し込むもクリーンブレイク。
 TAJIRIは足を刈って倒すと丸め込むがすぐにウルティモが逃れる。
 ウルティモがTAJIRIの足を取りコーナーに押し込むも、これもブレイク。

 ロックアップからTAJIRIがバックを取ってグラウンドの攻防へ。ウルティモが抜けてリストを取ると、アームホイップで投げ捨てていき走り込むがTAJIRIが巻き込んで足を取る。ウルティモはヘッドシザースホイップも、TAJIRIはそのまま潰してフォールも2。
 TAJIRIはウルティモの腕を踏み潰していき腕ひしぎ。これを離すとヘッドロックで捕らえるが、逃れたウルティモが走り込むもTAJIRIはガットショットからネックブリーカードロップ。フォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。しつこくフォールも全て2。

 TAJIRIはスリーパーからフットスリーパー。そのままウルティモの肩がつきフォールも、ウルティモは必死に何度も腕を上げていく。
 TAJIRIはストンピングからロープに押し込んでサミング。
 TAJIRIは首投げからフォールも2。TAJIRIはスリーパーで捕らえるがウルティモはなんとか抜けるとドロップキック。

 ウルティモはロープに振ってバックエルボーからコーナーに押し込みチョップ連発。逆コーナーに振ってアームホイップからコルバタで投げ飛ばしコンビネーションキック。フォールも2。
 TAJIRIはハンドスプリングエルボーを狙うも、ウルティモはドロップキックで迎撃し場外に叩き出すとケブラーダを狙う。だがTAJIRIは足を引っ張り場外に引きずり落とすと、鉄柵に叩きつけてリングに投げ入れる。

 TAJIRIはエルボーからロープに押し込みチョップ。TAJIRIはショルダースルーもウルティモはソバットからアサイDDT。これに耐えたTAJIRIがトラースキックからフォールもウルティモが切り返すが2。
 TAJIRIはスリーパーで捕らえ、スリーパースープレックスからフェイスロック。ウルティモはなんとかロープへ。

 TAJIRIはハイキックで倒し、なんとか立ち上がろうとするウルティモにバズソーキック。ウルティモがこれを避けるとアームホイップから丸め込むも、切り替えしたウルティモがラ・マヒストラルも2。
 ウルティモはソバットからアサイDDT。フォールし3カウント。

<試合後コメント>
TAJIRI
――試合序盤で連続でフォールを狙いに行く姿に勝利への執着を感じたのですが、結果としては残念なものになってしまいました
「今日はこういう結果になったけれど・・・。戦う前は試合に乱入してウルティモ・ドラゴンに毒霧ぶっかけたりしたよ?仕掛けもいっぱいしたよ?だけどやっぱ俺はあの人にあこがれてレスラーになったから。そういうものは何ひとつ変わっていないし、あの人のドラゴンのマスクの中も変わっていないけど、実は俺も仮面の中の素顔は変わっていないんだ。そしてこの気持ちが変わらない限り、俺とウルティモ・ドラゴンの物語はまだまだ始まったばかりだよ。だってここまで来るのに25年かかってるんだよ。で、やっと日本で始まったんだよ。アメリカではあったよ。メキシコでもあった。でも日本では一度もなかったんだ。まぁすごい伝統あるベルトだけど、それも今日リニューアルしてスタートして。俺とウルティモ・ドラゴンの関係はもっとでかいと思うから。これからだよ。まだ始まったばかりだよ。
 そして向こうが50歳で俺は46歳だよ。ヨソの団体だったらベテランのじいさん対決だけど、なぜか全日本ではそういう見方をされなかったんだよ。それが新鮮だったんだよ。それが俺にはすごい衝撃だったの。なんでかと言うと、歴史とか伝統とかを重んじるリングなんだね。だから俺もドラゴンもこうして生かしてもらうことができたんだね。本当に45周年おめでとうございますという言葉と共に、秋山社長をはじめ関係者の方たちにお礼を言いたいです。俺は負けたけど45周年、こんなにお客さんが入って」

――ファンとしてせっかく実現したこの夢の対決が1回だけとはもったいないと思っているはずです
「はい、そう思います。まだ始まったばっかだよ。これからじゃないの。そしてお互いまだ触れたことのない、お互いにいじったら壊しちゃうなって言う部分があったんだよ。たぶんそういうのでこれからもっと良くなっていくんじゃないの?そもそもこんなに長い時間、ドラゴンと触れ合ったのは初めてなんだよ。この全日本ではドラゴン以外にも初対決はまだまだいっぱいあるから。どんどん掘り起こしていきたいね」

――TAJIRI選手は「ぜんぶ獲るとは言わないけれど、ベルトにはすべて挑戦したい」とおっしゃっていました」
「はい。でも一番体重の軽いジュニアでドラゴンにやられちゃったから、まずもう一回ジュニアだな。できれば肩に1本ずつ乗せていきたいんだよ」

ウルティモ・ドラゴン
――TAJIRI選手との戦いを振り返って如何でしたか
「苦しい戦いだったね」

――世界ジュニアのベルトが新調されてから最初のチャンピオンということになりましたが
「歴史のあるタイトルなので、ベルトがね、新調されてから初めてってことでね、ここに僕の名前を入れて欲しいね(ベルトを指して)」

――世界ジュニア自体は二度目の戴冠ですが、これからチャンピオンとしての展望は
「初めて獲ったときも絡まなかったし、TAJIRIは素晴らしいチャンピオンだったと思うよ。まだまだ何も始まってないですよ。これからです。TAJIRIはキャリアで言ったら僕の後輩になりますけど、後輩がリング上でいろんなことを教えてくれるんで。まだまだ、やることたくさんあるんで」

――節目の年にベルトを獲ったことに関しては
「すべて偶然ですね。偶然。全日本プロレスで試合してるのも縁、秋山準と仕事してるのも縁。全部縁だと思いますね。こうしてチャンスが回ってきた事自体もね、周りの人達に感謝です。一人じゃ出来ないので、本当に周りの人に感謝です」

第10試合

 先発は岡林と野村。岡林がロックアップからショルダータックルで倒す。再度走り込むが野村が膝蹴りで迎撃しショルダータックルで倒す。フォールも岡林がヘッドシザースで抜けて距離をとる。両者タッチ。

 関本がチョップも、避けたKAIがロックアップも関本はヘッドバッドから走り込む。KAIはフランケンで関本を場外に投げ捨てトペ・スイシーダ。野村も場外の岡林にダイビングエルボーを投下。

 関本が走り込むと野村がカニばさみで倒しKAIがエルボードロップ。フォールも2。KAIは野村にタッチ。
 野村はスリーパーからエルボーを打ち込んでいくが、関本が逆水平チョップで吹っ飛ばすとコーナーに叩きつけてからボディスラム。関本は岡林にタッチ。
 岡林は逆水平チョップを叩き込み、野村はエルボー連打。再度野村のエルボー連打を受けきった岡林がボディスラムから関本にタッチ。
 関本はストンピングからボディスラム。関本は岡林にタッチ。岡林はボディスラムから関本にタッチ。関本はボディスラムから岡林にタッチ。岡林はボディスラムからフォールも2。岡林は逆エビ固めで捕らえるが野村はロープへ。

 野村はエルボー連打も岡林は逆水平チョップで倒す。岡林は串刺し攻撃を狙うが、野村が足を伸ばしてカットしミサイルキック。これを叩き落とした岡林が投げようとするが、野村が逆にブレーンバスターで叩きつけてKAIにタッチ。

 KAIは串刺しビッグブーツからハイキック。ラリアットの相打ちからKAIが打ち勝ちフォールも2。KAIが投げようとするも岡林がブレーンバスターで叩きつけて関本にタッチ。

 関本は串刺しスピアーからブレーンバスターを狙うが、着地したKAIがバックをとるが、関本はバックを取り返し卍固め。これをアームホイップで切り替えしたKAIへ、エルボー合戦から関本がガットショットもキャッチしたKAIがジャーマン。KAIが走り込むが関本がラリアットで迎撃し岡林にタッチ。KAIも野村にタッチ。

 野村はドロップキックでふっ飛ばし、串刺しエルボーからノーザンライトスープレックスホールド。2で返した岡林を担ごうとするが、耐えた岡林に野村は膝蹴りから走り込むが岡林はパワースラムで迎撃。関本が出てきてサンドイッチラリアットから関本が野村をアルゼンチン。関本もKAIをアルゼンチンで担ぎ痛めつけていくと、KAIが暴れて着地し関本を岡林に叩きつける。

 KAIは交互にチョップを叩き込んで行くが、関本と岡林はダブルのガットショットからサンドイッチラリアット。これを避けて相打ちさせたKAIがダブルラリアットでなぎ倒す。

 野村とKAIが岡林をコーナーに振り、野村が串刺しエルボーからKAIがトラースキック。野村がスピアーを突き刺しフォールも2。野村はジャーマンスープレックスホールドも2。
 野村は山折りからKAIがスプラッシュプランチャ。さらに野村がダイビングボディプレスを投下しフォールも、関本ぶっこ抜きジャーマンでカット。KAIが関本にトラースキックから延髄斬り。岡林がKAIにラリアット。4者ダウン。

 岡林が野村に串刺しボディスプラッシュから逆コーナに振って再度串刺しボディスプラッシュ。フォールもKAIがカット。KAIが交互にエルボーも、関本と岡林はコーナーに叩きつけ、岡林が眉山。
 岡林のラリアットを避けた野村がスクールボーイも2。首固めも岡林は力づくでぶっこ抜きブレーンバスター。岡林はパワーボムを狙うも野村が丸め込むが2。野村はエルボー連打から左右のビンタ。さらにスピアーから丸め込むも2。
 野村は担ごうとするも、耐えた岡林がパワーボム。フォールもKAIがカット。
 野村がエルボーから左右の掌底。岡林も左右のビンタから走り込むが、野村は追走エルボー。だが岡林がロープに振ってラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 岡林はボデイスラムからゴーレムスプラッシュ。これで3カウント。

大森「世界タッグ、新チャンピオン、奪取おめでとう。俺たち、そのベルトにすごい興味があるんだ。挑戦、させてくんねーかな」
秋山「おい、今年48歳の男がおそろいのTシャツ着てきてんだ。受けてくれよ。上からは言わねーよ。受けてください。ヤッてくれよおい!」
岡林「よっしゃ、全日本プロレスの社長だろうが副社長だろうが、挑戦受けちゃるわコラ!覚悟しとけよ!歳関係ねーぞ!ぶっ潰すぞコラ」
秋山「歳なんか関係あるわけないだろ!小橋さん!一言言ってくれ!!」
小橋「(困惑しながら)いい試合だった。準と大森と、防衛戦、頑張ってな」
秋山「チョット違うけど、まあそういうこっちゃ、受けろよ!」

<試合後コメント>
秋山準&大森隆男
――早速の挑戦表明となりました。横浜文体での25周年記念試合にもふさわしいカードかと思いますが?
秋山「それが一番いいかなぁと。俺は25年。一番いい舞台はそこだと思うんで、挑戦させてもらおうかなと。本当に上から言う気はなく、今日見ててわかるようにすばらしいチャンピオンだしすばらしい選手だし。胸を借りるつもりで。ただ俺らもやってきた年数、場数が違うから精一杯ベルトを獲りに行きます」

――チャンピオン・カーニバルと王道トーナメントは辞退されましたが、まだまだタイトルには目を向けていると
秋山「まだまだ俺らは二人なら負けないという自信も。シングルでは一歩引いてるけれど、負けないという気持ちもあるんで行かせてもらいます」

――大森選手にとっても25周年を飾るにふさわしいカードとなります
大森「そうですね。これだけのお客さんの前で挑戦表明されたら、チャンピオンも受けざるを得ないでしょう。後に引けさせない状況で受けてもらいました」

――25周年を勝利で飾るのと・・・
秋山「もちろんもちろん。それしか考えていないです。負けることは考えていないです。いいかたちで記念すべき年を終えたいと思っています」

関本大介&岡林裕二
岡林「よっしゃ!ありがとうございました!」
関本「おつかれ!」
岡林「気合の勝利です!ホントに。今日はもう気持ちで勝ちました気持ちで!今後誰が来ようともずっと防衛続けますよ!」
関本「二人で獲ったベルトだから、守っていこう!」
岡林「もうホントに、もう本当の意味での世界タッグチャンピオンになりますよ。前回も獲りましたけど、二回獲れたら本物ということで。これからもずっと、ずーーっと防衛していきます」
関本「大日本に持ち帰って、ピッカピカに光らせよう!」
関本「やりましょう!ありがとうございました!」(二人は固く握手)

野村&KAIはノーコメント

第11試合


 諏訪魔が入場するなりジョーが奇襲。セコンドもラリアットでふっ飛ばし、諏訪魔にパイルドライバー。
 そこへ小島が走り込み、ジョーへ帰れと要求。

 ジョーは英語で「諏訪魔はもう闘えない。俺が代わりにやってやる!」と叫ぶが、退場していく。

 小島が困惑しながらも諏訪魔にストンピングを行うと試合開始。小島がコーナーに押し込みナックル連打。さらにストンピング連打。
 小島はハンマーブローからエルボー。立ち上がれない諏訪魔にひたすらエルボーを打ち込んでいく小島は、チョップからローキックを叩き込んでロープに振る。そのままラリアットも、諏訪魔はジャンピングショルダーで倒しバックドロップ。フォールも2。

 小島はラリアットも小島は受けきりガットショットからコジコジカッター。諏訪魔はエプロンへ降りるも、小島は追ってガットショットから投げようとする。耐えた諏訪魔とエルボーの打ち合いから諏訪魔がナックル。小島はDDTでエプロンに突き刺し、場外に落下した諏訪魔に再度DDT。
 小島はストンピングからリングに投げ入れ、諏訪魔がビッグブーツも小島はキャッチしドラゴンスクリュー。
 小島はマシンガンチョップから行っちゃうぞバカ野郎エルボー。フォールも2。

 小島は投げようとするが、逆に諏訪魔がブレーンバスター。小島はチョップ連打も諏訪魔はエクスプロイダーで投げ捨て、ロープにもたれかかった小島にラリアットから投げ捨てジャーマン。さらにラリアットでなぎ倒しフォールも2。

 諏訪魔はバックドロップからフォールも2。諏訪魔はラストライドを狙うが着地した小島がガットショットからDDT。小島は串刺しエルボーも、避けた諏訪魔がダブルチョップ連発からナックル連打。小島は諏訪魔をコーナーに座らせるとチョップ連発から正面に登り雪崩式DDT。フォールも2。
 小島はラリアットも諏訪魔はビッグブーツで撃ち落としラリアット。諏訪魔はロープに飛んでビッグブーツも、キャッチした小島が後頭部にラリアット。
 小島は垂直落下式ブレーンバスターからフォールも2。小島はラリアットでなぎ倒し3カウント。 

<試合後コメント>
諏訪魔
(退場しコメント会場へ向かう諏訪魔を突如現れたジョーが急襲。馬乗りになって殴打し、そのまま控室へ連行しさらに暴行を加える)

小島聡
「こんな悲しい試合何年ぶりだ。こんなに胸が切なくなる試合は中々ないですよ。俺と諏訪魔の7年越しの戦いがこんな短い時間で終わっていいのか?なあ?なんて切ないんだ。ジョー・ドーリングって人、10年間プロレスやってるんだったら、入っていいとき入っちゃいけないとき、やっていいことやっちゃいけないことくらい……空気読めよ。な?せっかくの7年越しの試合、こんな状況の中で迎える選手の気持ち考えたことあんのか?切なくて切なくて涙も出てこないですよ。もう一回やるとかやらねぇとか、そんなことは誰が決めることじゃねぇよ。そのときのタイミングが来れば勝手にそういうことは起こるかもしれない。ただ、ただ!普通は次なんて考えてやらねぇぞ?!普通は、この日限りしかやれないと思うだろ?!ふざけんなよ、オイ!全日本プロレスの管理体制がどうとか、そういうのはよくわからないし、俺の中でただただ切ないだけだよ。切ない試合だよ。ただ、ただ!切ない中でもこれだけは言っておいてやる!これだけは声を大にして言ってやる!諏訪魔は本当に強い男だぞ!アイツのポテンシャル、ホントにすげぇから!アイツの言動、アイツのコスチューム、アイツの姿、アイツの試合スタイル、全部ムカついて全部嫌いだけど、アイツのことはプロレスラーとしてリスペクトしてるから」

第12試合

 ロックアップからロープに押し込むもお互いクリーンブレイク。石川がヘッドロックから走り込むも、宮原がビッグブーツ。しかし石川がショルダータックルで倒しサッカーボールキックも宮原が避けて睨み合う。

 宮原ビッグブーツからロープに飛ぶも、石川が追走二ーから走り込むが、宮原はビッグブーツで迎撃。そのまま場外乱闘へ。石川が鉄柵に宮原の膝を叩き込んでいく。

 リングに戻ると、石川がフロントネックロックからショルダータックル。石川は腕を捻ってから後頭部をコーナーに叩きつける。フォールも返されるとスリーパー。石川はリングに宮原の顔面を連続で叩きつけ、さらにコーナーに背中を叩きつけるとセカンドロープからのダイビングフットスタンプ。フォールも2。
 石川はコーナーに振って串刺しラリアットも、避けた宮原がボディスラム。石川はラリアットも避けた宮原が低空ドロップキックから顔面にドロップキック。さらに串刺しエルボーから逆コーナーに振って串刺しジャンピングニー。

 場外に降りた石川へ宮原がエプロンを走り込んでのランニングニーも、キャッチした石川が投げ捨てて走り込むが宮原はカニばさみで鉄柵に叩き込む。
 エプロンに登り、石川のバックを宮原がとるが、耐えた石川とエルボー合戦。宮原がビッグブーツからランニング二ー。だが石川もニーリフトからエプロンでのファイヤーサンダー。
 なんとかリングに上った宮原に石川はミサイルキック。フォールも2。

 石川はコーナーに振って串刺しラリアットから、コーナーに座らせ雪崩式ブレーンバスター。すぐに立ち上がった宮原に石川がランニングニーから投げようとするが、宮原がブレーンバスターで叩きつけて両者ダウン。
 エルボー合戦から宮原がジャーマン。さらにブラックアウトからフォールも2。
 宮原はバックを取るが、石川がエルボーで迎撃。宮原は串刺しニーを狙うが、キャッチした石川がそのままコーナーに投げ捨てる。
 石川は力任せに投げ捨てランニングニー。フォールも2。
 石川はスプラッシュマウンテンを狙うが、フランケンで切り返した宮原がジャーマンからブラックアウトも、避けた石川がジャーマン。だがすぐに宮原が2連続ブラックアウトからフォールも2。
 宮原はジャーマンスープレックスホールドも2。宮原はパッケージジャーマンを狙うが、耐えた石川がヘッドバッドからカミゴェ。
 石川は担ぐが着地した宮原に石川はランニングニー。さらに側頭部へのスライディングDからファイヤーサンダー。フォールも2。
 石川はスプラッシュマウンテンで叩きつけてフォールも2。

 石川は再度ファイヤーサンダーを狙うが、着地した宮原が後頭部にブラックアウト。両者ダウン。

 エルボーの打ち合いから、石川がヘッドバッド。さらにエルボーを打ち下ろしていき、崩れ落ちた宮原がなんとかヘッドバッド。だが石川は宮原を担いでファイヤーサンダーからランニングニー。フォールも2。

 宮原がブラックアウトからフォールも1。再度ブラックアウトからフォールも2。
 宮原はシャットダウン・スープレックス。これで3カウント。

エンディング

宮原「帰ってきたぜ両国!石川修司、またいつでもやろうぜ。全日本プロレスの、夏を、皆さん満喫できましたか?全日本プロレスは、ますます、ますます、高みを目指して、さらに攻めていきます。その、攻める全日本プロレスの中心は、この俺、プロレス界で最も最高な男宮原健斗だ。全日本プロレスは、45周年、45年に因んで、皆さんに聞きたい。全日本プロレス、45年の歴史で、最も最高なチャンピオンは誰だと思いますか?正直な声を聞かせてくれ!両国の皆さんの正直な声を聞かせてくれ!(様々な選手名があがる)満場一致で宮原健斗でーす!ありがとうございます。ということで、これからますます全日本プロレスは盛り上がってくことになるでしょう、また9月に皆さんに会えるのを楽しみにしています。ありがとうございました(帰ろうとするが、リングに戻り)両国の皆さんに聞きたい!全日本プロレス最高ですか!聞こえないな(宮原はリングに倒れ宮原の曲が流れる。しばらくして立ち上がると)全日本プロレス最高ですか!全日本プロレス最高!!」

<試合後コメント>
宮原健斗
「夏を、プロレス界の夏を、宮原健斗が締めくくりました。プロレス界で最も最高な男が締めくくりました。プロレスの神様は、宮原健斗に期待してるみたいですね。まだまだこのベルトと一緒に全日本プロレスをさらなる高みに行かなきゃいけないんだ。行くんじゃなくて、行かなきゃいけないんだ。それが全日本プロレスだから。さらに全日本プロレスは攻めていきますよ。ただ、攻めの中心はこの俺宮原健斗だ!」

――石川修司選手の強さはどういうところに感じましたか
「ホントにプロレス界で『最強』という言葉がピッタリなチャンピオンだと思います。そんなチャンピオンだったから、僕の100%以上のエネルギーを使わないと、あの人からもぎ取ることはできなかった。過去一番最強だったと思います、今日の俺は」

――チャンピオンとしてやっておきたいことは
「今日発表されて分かるように、全日本プロレスは大きな箱に挑戦しています。でも、挑戦だけれども、これが全日本プロレスのあるべき姿だと思います。あるべき姿になるだけです。まあ、絶対この下半期にかけてさらに全日本プロレスは盛り上がるでしょ。その全日本プロレスの中で埋もれたくないんで、今日チャンピオンになりました。最強です」

――次の防衛戦については
「誰でも来るでしょ。今の全日本プロレスって、ホントに気を抜いたら誰が来るか分からない。今日の試合のラインナップ見てれば分かる通り、誰でも来られるような布陣。気を抜けないです。誰でも来いや!って感じです」

――かつて全日本プロレスに所属して、また古巣に参戦するという選手が今後増えてくると思いますが、そういう人に向けて今チャンピオンとして何を見せていきたいですか
「僕はチャンピオンですから。宮原健斗の対角(に立つレベル)に達してない人いくらでもいるでしょ。ただ宮原健斗の横に立つということはそれなりものを見せてもらわないと。今の俺は、結構最高っすよ?それなりのものを見せてもらわないと俺がどうこう言えるレベルじゃないです。とにかく、全日本プロレス、さらに攻めます。その攻めの中心は、この俺です!」

石川はノーコメント

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