【試合結果】5・31 アイスリボン道場マッチ 235&世羅りさvs宮城もち&トトロさつき 藤本つかさ&雪妃真矢vs松本都&松屋うの

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『アイスリボン806~235プロレス卒業~』
日程:2017年5月31日(水)
会場:アイスリボン道場
開始:19:30
観衆:143人(超満員札止め)

▼タッグマッチ15分1本勝負
藤本つかさ/○雪妃真矢
13分47秒 スノウトーンボム→片エビ固め
松本都/●松屋うの

▼6人タッグマッチ15分1本勝負
○つくし/柊くるみ/直DATE
9分58秒 ダイビングフットスタンプ→片エビ固め
星ハム子/藤田あかね/●尾﨑妹加(フリー)

▼235卒業 タッグマッチ20分1本勝負
●235/世羅りさ
15分18秒 フォーリング・トトロ→片エビ固め
宮城もち/○トトロさつき

▼スペシャル メインイベント 235ラストマッチ15人掛け(1分×15人)
<一人目>
△235
時間切れ引き分け
△長崎まる子

<二人目>
△235
時間切れ引き分け
△直DATE

<三人目>
●235
ムーンサルトプレス→片エビ固め
○テキーラ沙弥

<四人目>
△235
時間切れ引き分け
△松屋うの

<五人目>
△235
時間切れ引き分け
△トトロさつき

<六人目>
△235
時間切れ引き分け
△雪妃真矢

<七人目>
△235
時間切れ引き分け
△藤田あかね

<八人目>
△235
時間切れ引き分け
△松本都

<九人目>
△235
時間切れ引き分け
△つくし

<十人目>
△235
時間切れ引き分け
△尾崎妹加

<十一人目>
●235
ダイビングボディプレス→片エビ固め
○星ハム子

<十ニ人目>
●235
メタボリックサンド→片エビ固め
○宮城もち

<十三人目>
●235
ナッツクラッカー→片エビ固め
○柊くるみ

<十四人目>
●235
ダイビングニードロップ→片エビ固め
○世羅りさ

<十五人目>
○235
チャド共和国→全員で押さえ込む
●藤本つかさ

235がプロレス卒業!ラストマッチの15人掛けで藤本つかさに勝利し「諦めなくてよかった」と涙の笑顔

第1試合

 録音の場内アナウンスではなく、235のコスチュームを着用した千春リングアナの注意事項アナウンスから前説なく第1試合へ。

 先発はうのと藤本。ロックアップから藤本がロープに押し込むとクリーンブレイク。リストの取り合いから藤本がヘッドロック。そのまま首投げで倒しサッカーボールキックを背中に叩き込む。
 ダブルで藤本と雪妃が正面ロープにうのをくくりつけ「235引退お疲れ様でした」と交互にチョップを叩き込んでフォールも2。藤本は雪妃にタッチ。

 雪妃はヘアーホイップからコーナーで踏みつける。雪妃はヘッドロックから顔面にロープをこすりつけると首投げからサッカーボールキック。フォールも2。
 雪妃はロープに振るもうのはドロップキックで迎撃し、そこへ都が出てくるとうのの背中におぶさり雪妃の上を往復しボディプレスでフォールも2。うのは都にタッチ。

 雪妃はローキック。都はローキックも自らの足を痛めて、雪妃のローキックの追撃に膝をつく。頑張ってローキックの打ち合いをする都だったが、雪妃は左右のローからソバットを叩き込み、コーナーに振るも都は足を伸ばしてカットしかかと落とし。その雪妃の背中にうのが串刺しチョップから、うのが都の背中におぶさり串刺し攻撃を狙うが都が重さでゆっくり前に進み雪妃が前蹴りで倒すとバズソーキック。フォールも2。

 雪妃は藤本にタッチ。藤本は都をロープにくくりつけて背中にドロップキック。藤本は「日頃の恨みだ」とストンピング。雪妃も一緒にストンピング。そこにうのとレフェリーの沙弥も混ざる4人でストンピング。都が切れて4人にチョップからコーナーに登るが、藤本が正面に乗りエルボー。これを上半身の反らし避けた都だったが、戻ってきた所を藤本が頭を叩く。だがそこへうのが串刺しドロップキックを叩き込み、倒れた藤本に足4の字。都が藤本の上をロープ往復式のフットスタンプから首4の字。これは雪妃がサッカーボールキックでカット。
 「松本都13kg」とボディプレスも藤本は剣山で迎撃。都は転がりうのにタッチ。

 藤本のエルボーとうののチョップの打ち合い。藤本がカサドーラからダブルチョップを叩き込んで、ボディスラムを狙うがうのが逆に上げるかに思わせて飛びつき胴絞めフロントネックロックを狙う。だが藤本がこらえて再度ボディスラムを狙うが、うのも再度胴絞めフロントネックロック。そのままDDTで突き刺しフォールも2。

 うのが側転してからのアックスギロチンを狙うが藤本はそのまま丸め込むが2。藤本は正面からサッカーボールキックを叩き込んで雪妃にタッチ。

 雪妃が前から後ろからサッカーボールキックを打ち込み、ランニングサッカーボールキックも避けたうのに藤本がサッカーボールキック。雪妃と藤本がサンドイッチサッカーボールキックからフォールも2。
 うのが「もうやだ」と弱音を吐くが、雪妃はコーナに振りランニングジャンピング串刺しニー。これを避けたうのが丸め込もうとするが、雪妃は切り替えして腕極めフェイスロック。これを離した雪妃がランニングニーも、うのが避けて担ごうとするが、着地した雪妃がエルボー連打からうのをロープに振るも、うのはセカンドロープに飛び乗りセーバーチョップ。これをガードした雪妃が引き込み式腕ひしぎ。これは都がカット。

 雪妃は担ぐも着地したうのにソバットから走り込むがうのはショルダータックル。再度走り込んだ雪妃にスピアーからフォールも2。都がシャイニングウィザードからうのがスピアーからの丸め込み。これは藤本がカット。

 都が「今度こそ!」とうのを背負い雪妃に走り込むと、うのが背中からセーバーチョップ。雪妃は全く効かず、うのが走り込むと雪妃が時間差で倒れ、動揺しながらもうのがフォールも2。

 雪妃がラリアットも避けたうのがスクールボーイも2。再度スクールボーイも2。再々度スクールボーイも2。負けじとスクールボーイも2。うのはカツ丼からフォールも藤本がカット。

 うのはコーナーに登ると飛び込むが、雪妃はトラースキックで迎撃しフォールも都がカット。
 藤本と雪妃がダブルのサッカーボールキックで都を蹴散らすと、雪妃はコーナーに登る。だがうのが逆コーナーに転がるが、雪妃は串刺しランニングニー。さらに藤本が串刺し低空ドロップキックを叩き込んで雪妃がスノウトーンボム。これで3カウント。

第2試合

 This is ICERIBBONが急襲し試合開始。ハム子をコーナーに振りつくしが串刺しドロップキック。さらにくるみの背中に乗り、そのままくるみが串刺しボディスプラッシュ。
 直も含めた3人でハム子におてんばダッシュからつくしがフットスタンプ。つくしは直にタッチ。

 直がキックのコンビネーションから前蹴りもハム子は腹で弾き返す。直は前蹴りを連発すると、ハム子はさすがに「痛い」とつぶやくがボディスラムで叩きつけて妹加にタッチ。

 直はエルボー連打からミドルキック連打。避けた妹加にソバットからかかと落としフォールも2。
 直はロープに振ってミドルキック。妹加をロープに振るも、妹加はショルダータックルで倒しフォールも2。妹加はあかねにタッチ。

 あかねはエルボードロップ連発からフォールも2。あかねはボディスラムを狙うが、耐えた直にダブルチョップからロープに飛ぶが、くるみがエプロンから蹴りつけ直がソバットを叩き込んでフォールも2。直が足4の字で捕らえるがハム子がカット。直はボディスラムで叩きつけてくるみにタッチ。

 くるみはロープを往復し顔面へのドロップキックからフォールも2。
 エルボーの打ち合いからあかねがエルボー連打。ロープに飛んだあかねにくるみが追走ラリアットからショルダータックルも、あかねは受け切り走り込むがくるみはパワースラムで叩きつけ走り込むもあかねもパワースラムで叩きつけフォールも2。あかねはハム子にタッチ。

 ショルダータックルのぶつかり合いをくるみが制してコーナーに振るも、ハム子はショルダータックルで迎撃し担ごうとする。耐えたくるみにハム子はつっぱりから走り込むが、くるみはブラックホールスラムで叩きつけてミサイルキック。フォールも2。くるみはつくしにタッチ。

 つくしはロープを貫いてのドロップキックからくるみもキャノンボール。つくしがコルバタ式ボディプレスからフォールも2。つくしが走り込むも、ハム子が丸め込んでラリアットも避けたつくしが投げ捨てジャーマン。ハム子はバックをとるが、つくしは丸め込んで腹にフットスタンプから走り込むもハム子もローリングラリアットで迎撃しフォールも2。ハム子は投げ捨てジャーマン。ダブルダウンからハム子は妹加にタッチ。

 妹加はアルゼンチンで捕らえるも着地したつくしへハム子がボディスプラッシュからあかねがコーナー下にセットし妹加がダイビングセントーンを投下。フォールも2。
 くるみが妹加にラリアットからつくしと直を背負い3人分の体重でボディプレス。フォールも2。
 つくしと妹加がエルボー合戦。つくしがエルボー連打から走り込み、妹加のラリアットを避けるが、再度走り込んだつくしを妹加はラリアットでなぎ倒しフォールも2。妹加は投げようとするがつくしはカウンターのスタナーからスライディングエルボー。更にミサイルキックからフォールもあかねがカット。

 くるみと直がハム子とあかねにそれぞれトラースキックからつくしが経デックで突き刺しフォールも2。
 直が妹加にバックフリップからくるみがダイビングボディプレス。更につくしがダイビングフットスタンプを投下し3カウント。

第3試合

 235は泣きながら先発へ。リストの取り合いからもちがヘッドロックで締め上げる。コーナーに振るとトトロが串刺しボディスプラッシュからもちも串刺しボディスプラッシュを叩き込みうすDON。もちがタッチしトトロがボディスラムからフォールも2。トトロはもちにタッチ。
 もちはヘアーホイップからコーナーに押し込みチョップ連打。中央に投げてフォールも2。もちはストンピングからトトロにタッチ。

 エルボー合戦からトトロが打ち勝ちボディスラム。フォールも2。トトロは逆エビ固めも235はロープへ。
 トトロはコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、避けた235が619から世羅にタッチ。
 世羅はドロップキックからもちにもドロップキックも、もちは避けて背中にチョップからダブル攻撃を狙うが、世羅はもちをトトロにと突き飛ばして同士討ちさせるとトトロに逆エビ固め。そのままカンパーナでもち上げる。
 世羅は背中にダブルニードロップからロープに振るが、トトロはショルダータックルで倒しもちにタッチ。

 もちはヒッププレス連発からロープ往復式のヒッププレス。フォールも2。
 もちは世羅の後頭部にボディスプラッシュから丸め込むが2。
 もちは担ごうとするが、バックエルボーでこらえた世羅がコーナーに振って串刺しバックエルボー。世羅は235を担いで235の足を使った串刺し攻撃。世羅は「もういいよ」と235を投げ捨てて串刺しダブルニーからリバーススプラッシュ式ダブルニードロップ。フォールも2。世羅は235にタッチ。

 235はランニングクロスボディアタック3連発からフォールも2。
 235は胴絞めスリーパー。だがもちはそのままロープに下がるが235は離さない。
 もちはKUBINAGEで235を叩きつけ、エルボー合戦からロープに飛ぶも235は追走ボディスプラッシュ。だがもちも追走ラリアットを叩き込んで投げようとするが、235が5連続ブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
 235はコーナーに登るがトトロが足を掴みもちがデッドリードライブ。235を担ぐとコーナーにセットし串刺しボディスプラッシュからリバーススプラッシュ。もちはメタボリックサンドを狙うが、トトロが熱烈にタッチを希望しトトロにタッチ。

 トトロはショルダータックル連発からボディプレスでフォールも2。エルボー合戦からトトロがロープに振るも、235はブーメラン式クロスボディアタックでフォールも2。235はスライディングクロスボディアタックでフォールも2。
 世羅が出てきて235を担ぐと振り回しもちとトトロを蹴散らすと、235を投げ捨てコーナーに登るよう指示。235はコーナーからダイビングクロスボディアタックをトトロに投下しフォールも2。235はスノーブロウを投下しフォールももちがカット。

 235が馬乗りになってエルボー連打も、トトロが切り返しエルボー連打。トトロは担ぐも着地した235が丸め込もうとするが、トトロはそのままヒッププレスでフォールも2。235は走り込んできたトトロを逆さ押さえ込みも2。235はスクールボーイも2。235はさらに春夜恋ももちがカット。
 もちのうすDONからトトロをファンタスティックフリップで叩きつけてフォールも2。
 トトロがダイビングセントーンを投下し3カウント。

エンディング

235「今日は私の引退マッチにお集まりいただき本当にありがとうございます。トトロに先輩らしい所見せたかったけど、まさか、一本取られるとは思わなかったです。悔しいけど、すごい自分を慕ってくれる後輩が、自分から勝利を、しかも初勝利を掴んでくれてすごく嬉しいです。ただ、私、アイスのみんなと、試合したかったです。確かに短い期間で無理だと思いますが、折角皆様ここに集まってくださったので、3試合で終わるのあれですけど、自分考えたんで、1分だけ!今日出場した選手と、やらせてください。お願いします!今からやります。千春さんにはもう順番考えて渡してあります」

緊急決定試合


 まる子が突っ込み串刺しドロップキック。まる子が串刺し低空ドロップキックからフォールも2。
 まる子が丸投げを狙うが、耐えた235をリバースすると、倒れた235を起こして丸投げを狙う。耐えた235が丸め込むが切り替えしあい、235が返すとまる子がエルボー連打もここで時間切れ。

 2人目は直。直が左右の膝蹴りからボディスラムで叩きつけてフォールするかと思いきや腕固め。235はロープへ足を伸ばす。
 直はロー連打からハイキックも、避けた235がスクールボーイも2。再度スクールボーイも2。エルボー合戦から235がエルボー連打もここで時間切れ。

 3人目は沙弥。沙弥はフライングクロスボディアタック連発。フォールも2。
 沙弥はボディスラムで叩きつけてフォールし自ら高速3カウントもこれはノーカウント。沙弥はムーンサルトプレスを投下しフォール。これで3カウント。

 4人目はうの。うのはセーバーチョップからフォールも1。うのはロープに振るも235はフライングクロスボディアタックからフォールも2。
 うのはボディスラムからコーナーに登るとセーバーチョップ。フォールも1。再度コーナーに登るとセーバーチョップからフォールも1。うのはボディスラムからフォールも2。ここで時間切れ。

 5人目はトトロ。トトロはショルダータックル連発からフォールも2。トトロは逆エビ固めで捕らえようとするが、耐えた235にストンピングから逆エビ固め。235はロープを掴む前に時間切れ。

 6人目は雪妃。雪妃は前蹴りから首投げで倒しサッカーボールキック。更に正面からサッカーボールキックを叩き込み、引き起こすと前後から再度サッカーボールキック。耐えた235を座らせ背中にサッカーボールキック連発からランニングトラースキック。フォールも2。雪妃はテキサスクローバーホールド。235はロープを掴み時間切れ。

 7人目はあかね。あかねはボディスラムからフォールも2。コーナーに振って串刺しラリアットから担ごうとするが235は前方回転エビ固めも、返したあかねが235のクロスボディアタックをキャッチし投げ捨てると、セコンドからバットを受け取る。あかねは235をロープに振ってフルスイング。ここで時間切れ。

 8人目は都。マンマミーアZも235は足を伸ばしてカット。235はコーナーに登り「都さんありがとうございました」とマンマミーアZも、都は足を伸ばしてカット。都は首投げからレフェリーととY字バランスからマンマミーアも、235は足を伸ばしてカット。時間切れも、235はマンマミーアをしてフォール。試合終了後だがレフェリーは3カウントを叩いた。

 9人目はつくし。つくしはドロップキックを連発。つくしはコーナーに登るとミサイルキックを叩き込んでフォールも2。つくしはトゥインクルスターロックも時間切れ。

 10人目は妹加。妹加はハエルボー連打からアルゼンチンで担ぎ上げ4方にアピール。投げ捨てるとストンピングから起き上がらせてランニングエルボー。ここで時間切れ。

 11人目はハム子。ハム子は逆エビ固め。さらにもちが235の目の前でセクシーアピール。235はなんとかロープを掴む。
 ハム子はバックフリップで叩きつけてダイビングボディプレス。フォールし3カウント。

 12人目はもち。「正々堂々と戦おう。大好き」と抱きしめるが235が丸め込むも2。もちは旋回式サイドバスターからフォールも2。もちはメタボリックサンドで叩きつけて3カウント。

 13人目はくるみ。フラフラと立ち上がった235がエルボー連打。くるみは「もっとこい」とこれを受けきっていくも、強烈なエルボー一発で返しローリングセントーン。フォールも2。
 くるみはコーナーに登るとダイビングボディプレス。フォールせず再度コーナーに登りダイビングローリングセントーン。これでフォールし3カウント。

 14人目は世羅りさ。倒れたままの235を見下ろすと、コーナーに登りダイビングダブルニードロップ。235は回転してこれを逃れると、世羅は引き起こしてエルボーから抱きしめる。235は「ダイビングダブルニー受ける」と自らコーナー下に寝転がり、世羅は動揺しながらダイビングダブルニードロップを投下し3カウントを奪った。

 最後となる15人目は藤本つかさ。背中にサッカーボールキックを叩き込んでいくと、正面からのサッカーボールキックからフォールも2。藤本はミサイルキックからビーナスシュートを狙うが、所属選手達がロープを揺らし藤本を落下させると235がチャド共和国から選手全員でフォールし3カウント。
 235が最後に藤本から勝利を奪った。

235卒業セレモニー

世羅「23ちゃんお疲れ様。頑張ったね15人がけ?聞いてないよ。びっくりしたよ。でも、最後にみんな235と戦えて嬉しかったし、235も15人がけ出来るならって思うけど、ね、私からはね、もう試合で伝えたいこと伝えたから、私以外の人が伝えたいこといっぱいあるらしいから代読させていただきます。
 まず、本日お越しの235の応援団一同様よりこういったお疲れ様でしたというもの(ブックレット)をいただいております。ありがとうございます235応援団の方。世羅が代表してお渡しさせていただきます。(渡した後袋の中を見て)一個抜け落ちておった…挟んでおいて。
 続きまして、お手紙を2名の方からお預かりしておりますので読ませていただきます。

『235へ。久しぶりやな。それが引退(卒業)としての手紙なんて、235のことずっとふさこって呼んでいて、ご飯食べに行った時や控室での心遣い気づいてたで~。これから別の道を歩んでいくけど、場所が違うだけでまたご飯とか行こうな。
 235の事はずっとふさこって呼ぶのでよろちくびくろちくび。ふさこは不器用なので人一倍つらいこともあるかもだけど、本当に応援してます、ので、それ以上にわしのこと応援せーよ。ほな、またカラオケにでも行こうな、大阪にも来いよ。本当に、本当にお疲れ様でした。ふさこがんばれー。乱丸より』

 もう一人お預かりしております。

『23ちゃんへ、4年間お疲れ様でした。23ちゃんのことはなんか心配でした、年上なのに。変なとこで強情で頑固。優しすぎるし、私も人のこと言えないけどすごく不器用。でもってすぐ泣く。悔しくて無く。まさかの眠くても泣く。この子大丈夫かなって思っちゃった時期も正直あったけど、試合では何度倒されても諦めないで立ち上がって相手に食らいついていって、そんな姿見ていたらいつの間にか私ももっと頑張らなきゃなって心配してたはずが逆に勇気をもらってました。ありがとう。今度は女優さんとしてその芯の強さを大いにいかしてお客さんに勇気を与えてください。いつか、一緒にお仕事できたらいいな。今日は大切な日に会場に行けなくてゴメンなさい。23ちゃんが晴れ晴れとした笑顔でリングからおりられること、スタジオからお祈りしています。本当にお疲れ様。PS.シャツインはいい加減やめてください。あなたの同期、神スリー大きい担当より』

 アイスリボン一同より花束の贈呈。
藤本「後輩を送ることが何度かありますが、やっぱり何度経験してもすごく寂しいなと感じます。235はいつも自分なんか、自分なんかって言うけど、自分なんかって思ってるのは多分235だけ。235は235の役割があって、あなたしか出来ないことがたくさんありました。アイスリボンに入ってくれて、プロレスラーになってくれてありがとね。最後にフォールを取られたのがまさかの私で、まあでもそれも、アイスリボンらしいなと思います。本当に今までお疲れ様でした」

 花束が贈呈されるとリング中央に235が残り引退セレモニーへ。最後に235より挨拶。
235「本日は私の引退に、沢山の方に、平日にも関わらずお集まりいただき本当にありがとうございます。今日、ずっと実感がなくて、でも今こうして大好きなアイスリボンのみんなに見守られ、ファンの方に見守られ、これで、本当に最後なんだなと実感しております。プロレスラーになって、辛いことや大変なこと沢山あったけど、それ以上に、本当に楽しかったです。アイスリボンにはいれてアイスリボンのみんなとこうしてアイスリボンで卒業、引退できることが本当に、本当に嬉しいです。そして本当に最後に、私からサプライズがあります。トトロさつき。今の私の入場曲を、私の入場曲はオリジナルで、私のイメージが付いて、弱いイメージですが、良かったら私を目指してプロレスラーになってくれたトトロさつき、あなたに私の使っていた入場曲を、使っていただきたいです。私の時ではあまりかからなかった入場曲を、トトロさつきがこれからはいっぱいいっぱい勝利のコールを、曲を流してくれたら嬉しいです。お願いします。4年5ヶ月、長いようですごい短くて、世羅ちゃんがいて、本当に、本当に楽しくて、濃くて、プロレスラーとしてリングに立てて本当に幸せでした。本日はお集まりいただきまことにありがとうございました」

 最後に10カウントゴングが鳴らされ、プロレスラー235は引退した。

<試合後コメント>
235
――今のお気持ちを
「なんか、あったかいですね。いやー最初、ほんとに今日来ても全然実感がなかったんですよ。むしろ、卒業引退を発表した5月4日のほうがしんみり来て、泣きそうだったんですけど、でも今日ほんとに実感なかったんですけど、入場して、もちさん、トトロ、そして123にレフェリーチェック入ってもらった時に、みんな泣いてるんですよ!いやもうここで泣いたら私ダメだろうと思って、めっちゃ必死でこらえて、みんなの顔見ないようにしてたんですけど、ほんとにあぁすごいみんな思い入れを、私だけじゃなくてみんなも思い入れてくれてすごい、ここはもうほんとに悔いなくやりきらなきゃと思って、必死で闘いました。結果は負けてしまったんですけど、なんか、負けて悔しい反面、その、後輩になんか先輩らしいところが見せれたら良いなと思ってます。入場曲なんですけど、トトロが引き継いでくれると言ってくれたのほんとに嬉しくて、これほんとに、バレないように、社長と藤本さんにしか話して無くて、もう自分のイメージしか、すごいかっこいい入場曲なのに、すごい全然お披露目の時期が無くて、でもトトロだったらそのイメージを変えて、負けのイメージじゃなくて強いイメージに、曲調のようなイメージに変えてくれるんじゃないかなと思って、お願いしました。なんか是非、それで勝利のコール、曲最後に流してもらえたら嬉しいなって思います」

――レスラー4年半やってきて色々思い出があると思いますが思い出の試合は
「やっぱり地元凱旋と、後タイトルマッチですね。初めて、プロレス人生で初めて、最初で最後なんですけど藤本さんとさせてもらって、もうあの、多分お客さんから見ても絶対235がチャンピオンになるわけないだろうと、そういうお客さんもわかりきった中で試合したんですけど、でもやっぱそれを思われてる時点でダメだと思って、何が何でも食らいつこうと思って、結構何回も防衛してて絶対キャリアもありますし、もちろん実力もありますし、でもそこで、ここで、私がもし取れたら、絶対みんなびっくりするだろうと思ってその気持ちで挑みました。結果はやっぱり負けてしまったんですけど、でもそこで自分諦めなくてよかったなって思います。後悔はしてないです」

――頑張れた原動力は
「原動力は、ほんとに私、運動神経も良いと思ってたんですよ昔は。両親が運動神経が良い方なんで、良いと思ってたんですけど、やっぱり周りにはかなわなくて、どんくさいんですねすごく。やっぱり試合とかでも練習してる技でも上手く出せなくて、ほんとに毎日泣いて、辞めたい辞めたいってずっと言ってて、でもその本当に大変で辛くて、辞めたい辞めたいって思ってて私が控室とかで泣いてるとつくしさんとかハム子さんとかが今辛くても続けてれば絶対楽しいからって言ってくださったんですよ。で、やっぱり試合したりとかすると負けててもすごい応援してくださるんですよ。そういう時の声援ってすごく耳に入るんですね。だからなんかもう、こんだけ応援してくれてるんだから自分もっと頑張んなきゃと思って、そこでやっぱり奮い立たされるというか、すごいそういうのがありました。声援てほんとに自分の持ってる力を引き出す一つだなと思いました」

――色々苦しかったけど楽しかったのは具体的に
「やっぱり皆さんの応援と、負けた後とかでも売店来てくださるお客さんが、負けちゃったけどなんか23ちゃんのファイト見てすごい元気出たとか、明日から仕事頑張れるとか、すごいそういうこと言ってくださって、なんかそれがほんとにもう、お客様の声ですね。あと、アイスリボンのみんなが、すごい気を使ってくれて、大丈夫だよって、すごい言ってくださるんですよ。ホント自分が一人で不安になってるときとか、全然歳は下なんですけど先輩のくるみさんとかが大丈夫大丈夫って言って励ましてくれて、もちさんとかも大丈夫だよ!泣いたらビンタするからね!と言って気持ちを切り替えさせてくれたりとか、すごいそういう周りの人に支えられた感じですね。支えられてできたプロレスラー235だと思います」

――やりきった感はあります?
「はい。最後にやっぱり、全員と当たれなかったのが心残りで、ちょっと内緒で千春さんに15人がけ、今日今出てる選手としたいですと言って、もう内緒で決行させてもらって、もう結構自分の試合が終わって、自分で決めてたので、やるって決めてたんですけど結構しんどくて、もう、言ったの間違いだったかなと思ったんですけど、でもやっぱりみんなと最後にこうやって闘わないと多分絶対後悔するなと思ったんで、今はほんとにやりきって、諦めなくてよかったなと思います」

――これからはプロレスと関わりを持たずに役者一本?
「見に来たりはすると思います。これからもアイスリボンを応援してプロレスを盛り上げて、お客さんとして行けたらなと思います(笑)」

――役者としては
「役者としてはもうちょっと、いろんな活動を広げていきたいなと思います。プロレスを辞めて専念する覚悟で、やっぱり皆様にプロレスで応援してくださって辞めないでって言ってくれた皆さんに胸をはれるように役者としても活躍していきたいと思います」

――最後にファンの皆様へ
「短い間、4年5ヶ月という短い間でしたが、沢山の声援本当にありがとうございました。これからは役者として皆様に胸を張って活躍出来るように頑張ります。本当に本当にありがとうございました」

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