”JKレスラー”星いぶきがアジャ・コングの力を借り母レスラーから勝利!アジャ「親を乗り越えた先には背負って面倒見なきゃいけなくなる」
31日、アイスリボン後楽園ホール大会『Oktober Iceribbon Fest2020』が開催。第3試合では星ハム子&佐藤綾子vsアジャ・コング&星いぶきの星親子による母娘喧嘩が行われた。
星いぶきは、アイスリボンの重鎮である星ハム子の実の娘であり、レスラーとしての母の背中を見て育ったことで影響を受け、2017年に当時中学生ながらアイスリボンからレスラーデビュー。
学業とプロレスの両立に思い悩む等身大の姿や、思春期の感情から母へ反発することで始まり、最終的に心温まる結末となる母娘の抗争などで人気を博し、高校に進学した今はレスラー活動を続けながらクラスでトップの成績を収めるなど見事に両立する姿を見せている。
そのいぶきがコロナ禍で行われた無観客試合で「今年の目標は星ハム子をぶっ倒すことだー!」と宣言し、アジャ・コングとのタッグで母に挑むことが決定。このカードは一度はコロナの影響で中止となってしまったが、いぶきがトーナメントを制覇した事で改めて会社に同カードを要求し、この日の対戦が決定した。
以前アジャといぶきはシングルを行っており、その時にアジャが「一個だけいいこと教えてやる。プロレスって馬鹿じゃ出来ねぇんだ」と諭した事から今の文武両道ないぶきに育った経緯があり、そのアジャとのタッグで母に挑むということで気合十分。
試合が始まるなりいぶきがハム子に突撃していき、佐藤とハム子に交互に「クソババア!」とチョップ。だが佐藤とハム子は「母は強し!」とこれを迎撃し追い込んでいく。アジャが助けに入り二人まとめてブレーンバスターで投げ捨てると、いぶきがハム子に丸め込みを仕掛けるがなかなか3カウントを取ることができない。だがアジャがハム子の背後から一斗缶で殴りかかり、そこをいぶきがグッド・いぶニングで丸め込み3カウント。
勝利したいぶきは「ハム子から取ったぞー!やっと今年の目標を達成できました。目標達成して満足してる場合じゃない。次の目標は、シングルで初ハム子を倒すことだ―!まだまだ親子の抗争は続いていくからな。覚えとけ!」と有頂天になりながら笑顔で挑発。
しかしアジャは「次はやっぱりサシの勝負でやらないと。きっちりと親を倒して、乗り越えていかないと。勝ったから乗り越えられるもんじゃないから、なかなかしぶてーぞ親っていうのは。お前が強くなったらいろんな事言ってくれる人減ってくるけど、あいつはずっと言ってくれると思う。うるせーけど、それが親の役目で最後に子供にテメーより上に行って欲しいと思ってうるさく言ってる。最後にリングで見せて乗り越えて、乗り越えた先にはあいつの面倒見なきゃいけなくなるからな。
親子ってのは残念ながら縁は切れないからさ。ハム子を倒すってことは1つまたなにかを背負うことだから。それを背負い続けていかなきゃいけないっていう、今日がそれの始まりだと思うから。でも、なんにしたって、『今年中に勝ちます!』と言い続けて、今年中に勝った。有言実行できるってのはやっぱスゴい。ここまでは関わらせてもらったけど、こっからはせいぜい親子喧嘩を続けてください。最終的にどんな結末になるか、皆さんと一緒に見届けるから一緒に見届けましょうね」と、優しく諭しながらエールを送った。