【試合結果】5・28 PANCRASEディファ有明大会 石渡伸太郎vsハファエル・シウバ 朱里vsキンバリー・タナカ・ノヴァス 日沖発vs田中半蔵 三浦彩佳vsタイアニー・ソウザ

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『PANCRASE 287』
日時:2017年5月28日(日)
開始:15:00
会場:東京・ディファ有明
観衆:2049人(超満員)

【本戦二部】
▼第1試合 ストロー級 3分3R
●江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會)
0−3
○前山哲兵(AACC)

▼第2試合 ライト級 5分3R
●石川英司(GRABAKA)
1−2
○冨樫健一郎(パラエストラ広島)

▼第3試合 バンタム級 5分3R
○佐久間健太(パラエストラ柏)
2−1
●福島秀和(BLOWS)

▼第4試合 フライ級 5分3R
○若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)
2R 2分27秒 KO(左ストレート)
●古間木崇宏(パラエストラ八王子)

▼第5試合 ストロー級 5分3R
三浦彩佳
1R 3分25秒 ノーコンテスト
タイアニー・ソウザ
※三浦が計量失格のため

▼第6試合 フェザー級 5分3R
●日沖 発(ALIVE)
1R 0分14秒 KO(左フック)
○田中半蔵(シューティングジム横浜)

▼第7試合 セミファイナル 初代ストロー級クイーン・オブ・パンクラス決定戦 5分5R
○朱里
5R終了 判定勝ち(3-0)
●キンバリー・タナカ・ノヴァス
※朱里が初代ストロー級QOPに

▼第8試合 メインイベント キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
○石渡伸太郎
5R終了 判定勝ち(3-0)
●ハファエル・シウバ
※石渡が5度目の防衛に成功

朱里が初代ストロー級QOPを戴冠しUFC参戦を熱望!石渡が5度目のKOP防衛に成功し絶対王者の実力を見せ付ける!

第1試合


 昨年10月以来、約7ヵ月ぶりの江泉。2連敗中だが、ここで勝って久しぶりに変顔を見せることができるか。
 対する前山は、昨年9月から参戦し、2連勝中。

 1R。プレッシャーをかけながらパンチ、前蹴りを出して行く前山。江泉は様子を見ながらロー。
前山は踏み込んでパンチ、右ハイキック。江泉がローを返すと片足タックルからテイクダウン! ケージ際へ押し、殴る。江泉は立てない。前山は一瞬立ってかぶさり殴る。江泉は立てないまま終了。

 2Rもプレッシャーをかける前山。タックルからケージへ押し、投げて上になる。江泉は殴って立とうとするが、前山に倒されてしまう。
江泉はボディブロー。前山はケージへ押し、江泉を立たせず殴って終了。

 3Rに入ると、エンジンがかかった江泉が、前山にケージを背負わせパンチで攻める。プレッシャーをかける江泉に、前山はずっとケージを背負ったままでパンチをもらってしまう。江泉は組んでケージに押し込み、パンチ、ヒザ。前山のタックルを切り、腕十字を狙うもブザー。
 判定3−0で前山が勝利。江泉は3Rでの攻めをもっと早く出すべきだったか。

第2試合


 HEATのトーナメントにエントリーするも、1回戦で敗退した石川。再起を賭けてパンクラスへの再参戦を直訴。負けたらノーギャラの覚悟で臨む一戦。セコンドには長南亮と草・MAXがつく。
 冨樫は2012年からパンクラスに参戦。ここ5戦3勝の成績。

 1R、お互いパンチ。石川は距離を取り、入り込んでボディを狙う。プレッシャーをかけていく。石川は左ハイキックから接近し、片手で首をかかえながらパンチ。冨樫はヒザを入れる。石川は入り込むふりをするフェイント。冨樫は得意のジャブ。ジャッジは二者が冨樫、一者が石川。

 2R。冨樫ジャブ。石川は組みつき、ケージへ押し込むが倒せず。再び片足タックルでクラッチするも倒せない。終盤では、冨樫のパンチでダウンを喫してしまう。冨樫はすぐにかぶさりパウンド。石川はなんとかしのいで終了。ジャッジは三者とも冨樫。

 3R。石川は上下パンチを打ち分ける。片足タックルを仕掛けるも、冨樫は踏ん張って倒れず、細かくパンチを入れる。石川は諦めず押して冨樫に膝をつかせるが、それ以上の展開なく、お互いに殴り合って終了。判定2−1で冨樫が勝利した。

第3試合


 5年前に修斗で闘った2人の対戦。
 佐久間は昨年11月、瀧澤謙太と対戦。瀧澤押しムードの中、意地で激戦を制した。福島は昨年3戦し2勝。11月は上田将勝に破れている。
 5年前は佐久間が勝っている。佐久間が連勝するか、福島がリベンジを果たすか。

 1R。フェイントをかける福島。ジャブで攻める佐久間に対し、ローで距離をとっている。佐久間がパンチから組みテイクダウン! 福島は蹴り上げ。佐久間はパウンドでラッシュをかけるが、スタンドを望み立つ。
 佐久間のパンチは圧力があり、体格の劣る福島は吹っ飛びそうだ。しかし、福島がパンチからケージへ押し込む。佐久間が入れ替えて終了。
ジャッジは三者ともに佐久間。

 2R。打ち合うが、福島が前に出てパンチを打ち込む。佐久間はケージを背負う形となるが、パンチをヒットさせ福島がダウン! 佐久間はすぐにパウンド。しかし福島はこれをしのいで立ち、パンチで攻めていく。福島、首相撲から膝を打ち込む。ボディが効いた! このあたりで、佐久間が急にパワーダウン。スタミナが切れたか。福島がケージへ押すがすぐに離れる。福島が片足を取って投げると、佐久間はくずれつつバックを取る。すぐに離れる。疲れが見える佐久間。鼻から出血し、顔が笑っている。パンチを打ち合って終了。福島、盛り返して二者が支持。一者は佐久間を支持。

 3R。福島はロー。片足を取りケージへ押すが、すぐに離れる。パンチを打ち合う両者。福島は片足を取りケージへ押すが、展開なくブレイクがかかる。佐久間は少し回復しているか、パンチにパワーが戻っている。福島は何度も片足タックルに入るが、テイクダウンが取れない。タックルの際にバッティングし、いったんストップするが、すぐに再開される。
 残り時間はわずか。雄叫びを上げてパンチを打つ佐久間。福島がケージへ押したところで終了。

 判定は2−1で佐久間が勝利。お互い気力を尽くした闘いに、負けた福島もサッパリした表所。福島が佐久間の肩を抱き「ありがとう」と語りかけていた。

第4試合


 6位の若松は、2015年よりパンクラスに参戦。2016年ネオブラッド・トーナメントで全てTKOで勝ち優勝を飾っている。その後も2連勝し、勢いに乗る。7勝のうち6TKOを誇るハードパンチャーは、今回も打撃で倒すことが命題だ。

 対する古間木はTTFを主戦場としてきた。パンクラスのランカー・瀧澤謙太にTKO勝ち(2014年5月)、修斗2014年新人王・服部賢大に判定勝ち(2015年4月)を収めている隠れた注目株だ。
 パンクラスには昨年12月、初参戦。3分3Rのノンタイトル戦ではあるが、フライ級王者・神酒龍一(当時)に判定勝ちし、一気に注目度が上がった。
両者ともに、勝てばタイトル挑戦をアピールできるチャンスだ。

 1R。いきなりパンチで出てきた古間木。古間木はケージへ押すが、すぐに離れる。一気に入り、ヒザを入れる古間木。古間木が片足タックル、若松に尻もちをつかせる。若松はすぐに立つが、古間木がケージへ押しつける。ヒザ、踏みつけ、ヒザ連打とたたみかける。
 若松は引き剥がしてパンチで出る。ケージ際でバックブロー! 古間木がダウン! しかし、古間木はすぐに立つ。パンチで押し倒してサイドにつく。ヒジを落とす古間木。若松が立ったところでブザー。
 ジャッジは10-9×2、10-8で三者若松を支持。

 2R。エンジン全開で飛ばす両者。古間木はステップ。若松はボディからフック。組みに行った若松を古間木がケージに押し込む、ヒザ、ボディブロー。若松はパンチを打ちはなれる。
 古間木がタックルに入るが、若松は切る。若松のパンチが顎を撃ち抜きクリーンヒット! 古間木は大の字になり後ろへダウン! レフェリーがすぐに止めた。
どちらが勝ってもおかしくない試合。上の方のカードではないが、注目を集めていた。スピーディかつスリリングな試合で、会場は大いに沸いた。負けてしまったが、古間木も決して評価を落とす内容ではなかった。両者の今後に期待したい。

<ケージ上コメント>
若松佑弥
「そろそろ俺もベルトが欲しいです。チャンピオンを倒した奴をKOしました! 次、やらせてください!」

第5試合


 三浦のパンクラス2戦目。DEEP JEWELSの代表として闘った前回(今年3月)は、得意とする投げからの袈裟固めで、マグダレナ・ソルモバを“塩漬け”にした。現在の目標は朱里と対戦すること。その先にはベルトも見えているだろう。
 しかし、絶対に負けられない試合で計量失敗。規定により、相手が勝った場合のみ公式記録となり、それ以外はノーコンテストとなる。
相手のソウザは、同大会で朱里とベルトを争うノヴァスと同門で、MMA戦績は3勝3敗。

 1R。お互い打ち合う。「寝技の選手と思われているが、打撃もしっかりやっている」と話していた三浦も打撃を入れていく。
三浦が組み、ケージへ押す。ソウザはヒザで離れるが、三浦がソウザを投げテイクダウン! アームロックをかけると、ソウザがタップした。
 三浦は勝利の瞬間、涙をこぼし、マットに座った状態のソウザの手を取り頭を下げた。計量失敗でも試合を拒否せず、闘ってくれた相手には感謝してもしきれないだろう。
 また、せっかくの勝利を記録として残せなかったことで、後悔は大きいはず。この涙の苦さを忘れず、次回は晴れやかな気持ちで試合に臨んでほしい。

第6試合


 日沖は2016年よりパンクラスに参戦。前戦は同年6月で、約1年ぶりの試合となる。先頃、自分のジムをオープンし、毎日が充実しているという日沖。UFC復帰を視野に入れており、相手が誰であっても負けられない。
 対する田中は、昨年12月にパンクラス初参戦。内村洋次郎に判定勝ちしている。田中は修斗でプロデビュー。ONEで海外も経験しているが、今回がキャリア最大の相手となる。

 1R。日沖はミドル、前蹴り、パンチで詰めていく。しかし、田中の左が顎にヒット! 日沖が失神、前に倒れた。すぐ追撃に入る田中をレフェリーが止めた。なんと、わずか16秒のKO劇だった。

<ケージ上コメント>
田中半蔵
「ランキング1位の選手を倒して、自分でもビックリしています。ランキングをいただいていいでしょうか。真ん中あたりにいるランカーには申し訳ないですが、飛び級でタイトルにいかせてほしいです」

8月カード発表


 8月に開催される「PANCRASE 289」(20日、ディファ有明)の対戦カードが発表され、対戦が決まった松嶋こよみ(パンクラスイズム横浜)と粕谷優介(CROWN)が挨拶した。
 松嶋は「現代MMAの申し子」と呼ばれる2015年修斗新人王。同年2月にプロデビュー、5連続KO勝利を収め、一躍注目の存在となった。先頃、所属していたAACCを離れ、パンクラスイズム横浜に移籍したばかりだ。デビュー時は修斗で注目されていたが、実は、松嶋は子供のころからP’sLABでレスリングを学び、鈴木みのる、北岡悟、大石幸史らの薫陶を受けてきた“隠れパンクラシスト”なのだ。8月は、古巣に戻っての初戦となる。

 粕谷は2010年に20歳でプロデビュー。7戦無敗で2011年の修斗新人王を獲得している。Legend FCやPXCなど海外の大会を経て、2015年9 月のUFC日本大会でUFC初参戦を果たしている。

 両選手は並んで立ち、マイクを持った。
 粕谷が「クラウンの粕谷優介です。UFCで結果が出せずリリースされましたが、またここから勝ってパンクラスのベルトを狙っていきたいです」と言うと、松嶋は「粕谷選手は日本人の中でもトップ選手だと思いますが、リリースされた選手には負けられません」と挑発。粕谷は「何も言えませんけど(笑)、子供が2人いるので、かっこいいパパの姿を見せたいです」と答えた。

 松嶋も、ゆくゆくはパンクラスのベルトを巻き、UFCに挑戦することが目標だ。UFCを経験した選手との対戦は望むところ。粕谷も、新天地となるパンクラス初戦で負けられない。パンクラス・フェザー級戦線注目の一戦だ。

第7試合

 1位の朱里VS3位ノヴァスのQOP戦。
 朱里はプロレス、キックボクシングでベルトを巻いたあと、MMに転向。昨年4月にパンクラスに初参戦、当時無敗だった浅倉カンナに判定勝ち。その後、3連勝してタイトルマッチへの切符をつかんだ。
 対するノヴァスは、ブラジルのイベントでストロー級王座を獲得、また世界女子ムエタイトーナメントで優勝している。さらに、5月13日の「UFC 211」で、UFC女子ストロー級タイトルマッチに挑戦したジェシカ・アンドラージからKO勝ちしている。
 パンクラス参戦当時からUFC参戦が夢と語る朱里にとって、実力を認めさせるのには格好の相手だ。UFCはこの9月に日本大会開催が発表されたばかり。パンクラスのベルトを巻いて、UFC参戦に一歩近づくことができるか。

 1R。パンチを出し合う両者。ノヴァスはケージへ押し込んでヒザ。お互いにヒザを打ち込むが、展開なくブレイク。ノヴァスは試合前「打撃が噛み合うと思う」と語っていたが、思っていたほど打ち合わず、ケージ際で入れ替え合う展開となる。このラウンドは、押し込んで行ったノヴァスがポイントを取る。

 2R。距離を詰めてくるノヴァスに、朱里がプレッシャーをかけてパンチ。ノヴァスは組みにいくが、朱里はケージを押し込んでヒザ。ブレイクがかかり離れると、前蹴りを入れていく。後半、ノヴァスは疲れが見え、組んでもケージを背負わされてしまう。2Rは三者が朱里を支持。

 3Rも朱里がケージに押し込んでいく。ノヴァスは入れ替えることができず、ボディにヒザを効かされる。このラウンドも朱里。

 4R。打ち合うと、朱里がケージへ押し込む。ノヴァスの首を抱えながら膝を入れていく。顔面にも打ち込まれるヒザ。いったんタイムストップがかかり、グラウンド状態で頭部へヒザが入ったことで朱里に口頭注意が与えられる。
 再開。朱里がパンチで押していく、ケージへ押し込み膝を入れ続ける。明らかに所望しているノヴァスは、ほとんど何もできないまま終了。10-9×2、10-8で朱里。

 5R。朱里がパンチから前蹴り、ロー。さらにケージへ押し込んでヒザを打ち続ける。ノヴァス効いている。朱里はがぶってヒザ。ノヴァスはいったん立ったものの脱出できず、朱里のヒザをもらい続けてタイムアップ。
 判定勝利で朱里が初代ストロー級女王となった。

<ケージ上コメント>
朱里
「今日のタイトルマッチでは、1本かKOで決めたいと思っていましたが、判定までいってしまいました。でも、このパンクラスのベルトを巻いて、本当に、本当に嬉しいです!私には、UFCにでてチャンピオンになりたいという夢があります。このベルトを巻いて、どんどん強くなって、UFCに行きたいです。応援よろしくお願いします!」

<試合後コメント>

朱里
「パンクラスのベルトを巻けて、いま素直に嬉しいです。1本かKOで終わりたかったですけど、ジェシカ・アンドラージをKOしている選手に勝てたので、すごい自信になりました。危ないと感じるところもなく、落ち着いて闘えてよかったです。1Rはけっこう打撃でいこうと思っていましたが、ケージへ押し込まれる展開でノヴァス選手がポイントを取っていたので、これがポイントが高いとわかり、2Rから作戦を変えました。相手の組みは強かったですけど、がぶれるなと思いました。大会的にはいいことなんですけど、私の前の試合が思っていたより早く終わったので、アップの時間がなくて、少し焦りました(笑)スタミナですか? 練習をすごくやっているから、ついたんだと思います。いま、本当に嬉しいです。今日はこのベルトを抱いて寝ます(笑)」

第8試合


 2011年12月に獲得して以来、5年以上の長きにわたり、王座に君臨している石渡伸太郎。まさに「パンクラスの顔」だ。前回から少し間が開いたが、約10ヵ月ぶりにケージに戻ってきた。今回が5度目の防衛戦となる。

 挑戦者のシウバは2016年よりパンクラスに参戦。コンボイ升水(現・翔兵)、上田将勝を破って、いきなり実力を見せつけた。パンクラス3戦目にしてビクター・ヘンリーと次期挑戦者決定戦を闘い,勝利。タイトルマッチへの切符を手にしている。
 調印式では、格闘技イベントRIZINがバンタム級トーナメントにパンクラスの王者をエントリーさせたい意向を発表しているが、シウバは「ここ数戦、日本でやっていて、日本は自分のホームだと思っている。パンクラスでベルトを獲ることしか考えていないので、他団体が興味を持ってくれるのは有り難いが、自分の目標はパンクラス」とパンクラスへの熱い気持ちを語っていた。
 果たして、石渡がベルトを守り防衛記録を伸ばすか、シウバが新王者となるのか。

 1R。シウバが大きくパンチを振り、ローを入れていく。石渡もプレッシャーをかけながらパンチを振る。シウバのローが少し効き、よろける石渡。しかし、すぐにパンチ。石渡もローを返すが、シウバはその足を取りケージへ押す。
 バックにつこうとするシウバ。石渡は防いでいるが、バックを取られてしまう。なんとか立つも、シウバはまだ足をかけ、バックを取ったままで殴る。ミスできない場面、石渡は慎重にならざるを得ない。シウバがそのままキープして終了。ジャッジは三者シウバ。

 2R。シウバがローからタックル。速い! 石渡はハーフガード。ボディを殴る。石渡が返しそうになるが、シウバはさせず、殴る。石渡はガードに戻すが立てない。お互いそのまま殴って終了。このラウンドも三者シウバ。

 3R。石渡が飛び込んでパンチ。身体を振りパンチを打っていく。シウバはタックルからケージへ押し込む。石渡はこらえて、倒れずヒジ連打。シウバは反り投げを打つが、石渡は耐える。シウバは組みにいくが、石渡ヒザ! シウバ効いたか。石渡は上になりパウンド。シウバに疲れが見え始めた。石渡は鉄槌、ボディ連打。終了直前、石渡が叩き付け!! 立った石渡をシウバが蹴り上げたところで終了。
 ジャッジは三者が石渡を支持。

 4R。フェイントをかける石渡、プレッシャーをかけ距離を詰めてくるシウバ。シウバは大きくパンチを振り、タックルからケージにつめる。石渡は首を抱えて上になり、鉄槌、ボディ、ヒジ鉄槌の連打。さらにヒジをグリグリと押し付ける。シウバは立てない。石渡が削りまくって終了。
 ジャッジは三者、石渡を支持し、石渡が五分に戻す。

 いよいよ最終ラウンド。尻上がりに攻勢をかけてきた石渡、疲れているシウバ。ローを出すシウバに、石渡が突進し、すぐ離れるフェイント。石渡、パンチからテイクダウン。石渡がケージに押すと入れ替え合いになるが、石渡が突き放した。
 石渡、なんとケージ際で跳びヒザ! しかしシウバはタックルからケージへ押し込む。石渡はヒジの連打! 石渡、あと少しだ!とばかりに会場はヒートアップする。シウバはバックを取ろうとするが、石渡がバックを取り殴る! そのまま逃がさず殴り続けて終了。判定3−0で石渡が5度目の防衛に成功した。
 1R、2Rは落としたものの、きわどい場面で大きなミスをおかさず闘い続けた石渡。もちろん闘いそのものの強さもあるが、何と言っても石渡の魅力は心の強さだ。今回、最強の挑戦者を迎え、最大限にその魅力を爆発させたといっていいだろう。まさしくKOPの名にふさわしい闘いだった。シウバのパウンドで左目が閉じてしまうほど腫れていたが、その表情は晴れやか。RIZINか、UFCか。石渡の“次”に注目が集まる。

<ケージ上コメント>
石渡伸太郎
「いつも、みんなが応援してくれるお陰で、こんなに強い挑戦者にも勝てるようになりました。内外の格闘技関係者にもアピールできると思います。俺が第2代キング・オブ・パンクラスの石渡伸太郎だ!!(叫ぶ)」

<試合後コメント>
石渡伸太郎
「(2Rの)パウンドは地獄でした。殺されるかと思いました。ゴツンゴツン、すげー強くて。スタンドではもらっていないので、(目の腫れは)パウンドのせいです。このヤローと思って、誘っても乗って来ないし、これを3Rでやられたらどうしようもなかったです。
 1R、2Rは想定内なんかじゃなくて、ヤベーと思っていました。1Rは相手がバックに入ったのが巧かったですね。2Rのテイクダウンもきつかったです。
でも、打撃は想像以上に距離感がわかって怖くなかったです。組まれたときもいけると思いました。でも、僕のパンチもあんまり当たってなかった。もっと当てられると思ってたんですけど、見切られて。やっぱり俺、ストライカーじゃないんだな、グラップラーなんだな(笑)。後半は相手が疲れていたので、組んだ方がいいと思いました。
 3Rを取れたのは大きかったですね。あっちが妥協していた。もっとムチャクチャ動こうと思えば動けましたけど、取っておきました。あと、心理的にも攻めてやろうと思って。目を見て攻撃したり、ほんのり首を絞めたり。ほんのり作戦でした(笑)。ヒジでグリグリしたのは、スペースを作ってドッカンといってやろうと思ったんですけど、そんなに嫌がりませんでしたね。久しぶりの試合でしたけど、試合勘は戻りましたね。最強の挑戦者に勝ったばかりなので、今はまだ次に誰ととか考えられませんけど、内外にアピールできたと思いますし、また1つ1つ見直して作っていきます」

【本戦一部】
▼第1試合 フライ級 3分3R
○廣中克至
3R終了 判定勝ち(3-0)
●井上皓平

▼第2試合 フェザー級 3分3R
○近藤孝太
3R 2分59秒 TKO勝ち(フロントキック→レフェリーストップ)
●平山 学

【第23回ネオブラッド・トーナメント】
▼第1試合 ストロー級 3分3R
○ 松村 慶
3R 0分37秒 チョークスリーパー
●御代川敏志

▼第2試合 ストロー級 3分3R
○ 高島敏哉
3R終了 判定勝ち(3-0)
●後藤琢也

▼第3試合 フライ級 3分3R
○川端康大
3R終了 判定勝ち(3-0)
●鈴木千裕

▼第4試合 フライ級 3分3R
○ 渡辺竜也
2R 2分41秒 TKO勝ち(パウンド→レフェリーストップ)
●赤崎 清志朗●

▼第5試合 バンタム級 3分3R
○山本哲也
2R 1分10秒、三角絞め
●萩原一貴

▼第6試合 バンタム級 3分3R
○高城光弘
3R終了 判定勝ち(2-1)
●坂野周平

▼第7試合 フェザー級 3分3R
○木村一成
3R終了 判定勝ち(2-1)
●直斗

▼第8試合 フェザー級 3分3R
○鬼山班猫
3R終了 判定勝ち(0-3)
●齋藤拓矢

▼第9試合 フェザー級 3分3R
○藤崎航汰
1R 2分45秒 TKO勝ち(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●小島勝志

▼第10試合 フェザー級 3分3R
○堀江圭功
1R 2分37秒 TKO勝ち(スタンドのパンチ)
●手塚勇太

▼第11試合 ライト級 3分3R
○ 太田裕稀
1R 0分27秒 アンクルホールド
●ブラックコンバ

▼第12試合 ライト級 3分3R
○深谷 誠
3R終了 判定勝ち(3-0)
●山本雄希

(写真・文/佐佐木 澪)

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