【試合結果】4・14 DAMNATION主催興行新宿大会 【EXTREME級】佐々木大輔vsディック東郷 HARASHIMA&バラモンシュウ&バラモンケイvsアントーニオ本多&高梨将弘&伊橋剛太

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『DAMNATION不法集会』
日時:2017年4月14日(金)
開始:19:00
会場:東京・新宿FACE
観衆:600人・札止め

▼エニウェアフォール6人タッグマッチ 30分1本勝負
HARASHIMA/バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)
10分38秒 ノーコンテスト
アントーニオ本多(フリー)/高梨将弘/伊橋剛太

▼シングルマッチ 30分1本勝負
●島谷常寛(DNA)
2分50秒 レッグドロップ→体固め
○X(=ハイジ・カトリーナ)

▼3WAYマッチ 30分1本勝負
○遠藤哲哉
14分16秒 シューティングスタープレス→片エビ固め
●関根龍一(BASARA)
※もう一人は児玉裕輔(W-1)

▼タッグマッチ30分1本勝負
石川修司(フリー)/●マッド・ポーリー
14分34秒 スライディングD→片エビ固め
関本大介(大日本)/○田中将斗(ZERO1)

▼DDT EXTREME級選手権試合~Ultimate Submission Match 30分間
【王者】△佐々木大輔
3-3
【挑戦者】△ディック東郷(フリー)

<一本目>
【王者】●佐々木大輔
7分13秒 チキンウイング・アームロック
【挑戦者】○ディック東郷(フリー)

<二本目>
【王者】●佐々木大輔
8分56秒 胴絞めスリーパーホールド
【挑戦者】○ディック東郷(フリー)

<三本目>
【王者】○佐々木大輔
16分22秒 足4の字固め
【挑戦者】●ディック東郷(フリー)

<四本目>
【王者】○佐々木大輔
18分23秒 裏足4の字固め
【挑戦者】●ディック東郷(フリー)

<五本目>
【王者】○佐々木大輔
23分18秒 腕取り式クロス・フェースロック
【挑戦者】●ディック東郷(フリー)

<六本目>
【王者】●佐々木大輔
25分23秒 クロス・フェースロック
【挑戦者】○ディック東郷(フリー)
※第39代王者が初防衛に成功

DAMNATION主催興行で佐々木大輔とディック東郷が電撃和解!HARASHIMAの口からお告ゲルが!?

オープニング

 島谷常寛が前説で登場。対戦カードの発表となるが、他の選手はさん付けであるにもかかわらず伊橋剛太と関根龍一だけ呼び捨てに。佐々木大輔には様付けとなる。
 続いてDAMNATIONをリングに呼び込むが、何度呼んでも出てこない。これに島谷は急いで入場ゲートに走り「出てきてください!」と土下座。これを覗いていたDAMNATIONはしぶしぶリングへ登る。

石川「今日は皆様ダムネーション主催興行ご来場まことにありがとうございます」
佐々木「(石川を蹴りつけ)おい!お前、オープニングから何媚び売ってんだ。お前ら正装で来いって言っただろ!おい!客!テメーらなにしに来やがった!帰れ!帰れオラ!
島谷「ちょっとちょっと、どうでもいいから」
佐々木「マイク使えよ」
島谷「すいません。ちょっといいですか?ちょっとあの、どうでもいいんで、一つ聞きたいことがあるんですよどうしても。佐々木さん、今日の対戦相手のX誰なんですか?教えてください」
佐々木「Xはな、超大物、こいつが用意した(遠藤へマイクを渡す)」
遠藤「知らないっすよ。僕じゃないです。この人(石川にマイクを渡す)」
石川「こういうのはリーダーが知ってるんじゃないの?」
佐々木「何だお前俺のせいにすんのか?(石川を蹴りつけ)俺のせいにすんじゃねー。今から、戻って、チョット電話片っ端から電話だ(リングを後にする)」
島谷「佐々木さん、チョットチョット待って!チョット待ってって!せめてオープニングコールを!ちょっとー!行っちゃったーどうしよー。(リングにぽつんと残ったポーリーに気づき)ポーリーさん、オープニングコールお願いしていいですか?自分がダムネーション不法集会って言ったらスタートって言ってもらえればいいんでよろしくお願いします。よし!いくぞー!ダムネーション不法集会!」
ポーリー「・・・」
島谷「ちょっとポーリーさん。お願いします!(土下座)ほんとに今日はやってくださーい!お願いします、ではいきますよ、ダムネーション不法集会!」
ポーリー「・・・」
島谷「やれよ!なんでやんねーんだよ!お前らの興行だろうが!やれよ!撮影会も前説もやりたくてやってるわけじゃねーんだやれよ!」
ポーリー「(島谷をアイアンクローで黙らせて)スタートー」

第1試合

 バラモンが水を吹きかけ試合開始。高梨を羽交い締めにしてHARASHIMAに水を渡すがHARASHIMAは「エニウェアは水とか違うじゃん」と水を返す。ケイは高梨をコーナーに押し込み水を吹きかけると、高梨にボーリングをセット。HARASHIMAに玉を渡すが「いやボーリング優勝したことあるけど、なんかこれ凶器だしさ、エニウェアだけど反則いいって言ってないじゃん今日の試合」と拒否。アントンがこれをカット。

 高梨とケイがナックルの打ち合い。ケイはお告ゲルを出すと顔面に叩きつけようとするが、これがHARASHIMAに誤爆。HARASHIMAが口に含んだお告ゲルを高梨の顔面に垂らしていく。フォールもアントンと伊橋がカット。

 アントンにHARASHIMAが出したお告ゲルを叩きつけ、ケイが羽交い締めにしたアントンに向かってシュウがロープに飛ぶも、伊橋が場外から足を引っ張り倒しアントンがケイにドラゴンスクリューからシャイニングごんぎつね。アントンはケブラーダを狙うが足を滑らせて落下する。そのまま場外乱闘へ。

 場内が水浸しになる中、リングには伊橋とケイ。伊橋が首投げからサッカーボールキックを叩き込み、うつぶせのケイの上に正座すると一ネタ語り始めるが、これが会場に一切伝わらずケイがバケツの水を直撃させ反省させる。改めて場外乱闘へ。
 バラモン兄弟がアントンに場外のカウンターで足4の字とスーツケース攻撃もギブアップせず。リングにはシュウと高梨がスーツケースで攻防を繰り広げるが、これがレフェリーに直撃しノーコンテストに。

 HARASHIMAがリング上で暴れ、木曽レフェリーを含む4人をコーナーに座らせるとボーリング攻撃。見事ストライクを決め満足気にリングを後にした。

第2試合

佐々木「島谷さん、あなたの対戦相手、超大物X、探しました。そして、見つかりませんでした。どうしよっか?どうしよっか?見つからなかった。まあでも、お前の対戦相手なんか誰でもいいよな?じゃあ今探そう。えー、われこそは、われこそは島谷とプロレスをして、勝てるという方は挙手をお願いします。遠慮しなくていいんで。一人?みんな謙虚だな。こんだけ?(数人)謙虚だな。ジーザス、オーマイガー!ハロー?ヘイガールカモン。オー、オー(客席に居た外人女性を呼びつけると、女性はリングに登り服を脱ぐとコスチュームに)紹介しよう。お前の対戦相手、パツキンのお姉ちゃんだ」
ハイジ「ハイジ・カトリーナ」
佐々木「ウェーアーユーフロム」
ハイジ「ロンドン、イングランド」
佐々木「ロンドン出身だ。フーアーユー」
ハイジ「ハイジ・カトリーナ。アイアムアプロレスラー」
佐々木「プロレスラーだってよ。レッツレッスル?はいだってよ。島谷お前の対戦相手決まったぞ。こちらのハイジ・カトリーナ、ハイジ・カトリーナさんだ。よし決定だ。井上決定だ」

 ロックアップも島谷はふっ飛ばされる。島谷は「ウエイトウエイト」と気を反らせてからエルボー。だがハイジは受け切り腕を捻って島谷を一回転。コーナーに座り込む島谷を強引に起こして別コーナーに叩きつけると、島谷を立たせて強烈なチョップ。
 島谷はエルボー連打も、ハイジは膝蹴りをボディに叩き込み、ロープに振ってラリアットも島谷はこれを避けてドロップキックからフォールも2。
 島谷はエルボー連打からロープに飛ぶも、ハイジはラリアットで迎撃しフォールも2で髪を引っ張り起こす。
 ハイジはオクラホマスタンピードからその場飛びギロチンドロップ。これで3カウント。

佐々木「ハイジ、ユーアービューティフォー、ストロング、ちょっと控室行こうか」

<試合後コメント>
ハイジ・カトリーナ
「私はハイジ・カトリーナ。ロンドン、イングランドから来た。4年間世界中を旅して、世界中の誰よりも激しく闘ってきた。赤井、あなたに闘いを申し込むわ。あなたのTwitterをフォローしてストーキングしていたのよ。あなたを潰してやる。赤井さん、あなたにイギリスの女子レスラーの強さを見せてあげる。よく私の事を調べておきなさい。私は最も偉大な三人のイギリスのレスラーからプロレスを習っていた。ロビー・ブルックサイド、マーティン・ジョーンズ、そして最も偉大なジョニー・セイントからも教えを受けた。私はその三人と一緒にリングで過ごしたという特権がある。赤井、ブリティッシュ・ストロングスタイルを味あわせてあげるわ。リングで会いましょう」

第3試合

 関根が必要以上にテンションが高いが、児玉と遠藤が手4つからバックの取り合い。リストの取り合いから児玉がヘッドロック。グラウンドになるも遠藤がヘッドシザースで抜け睨み合う。関根は動揺しながら「哲哉、おかしいでしょ。今日対戦するために呼んだんでしょ?なのになんで絡ましてくんねーんだよ。ちょっと、ちょっともクソもないよ。昔さ、遊んだり何だりしてここでやっと俺らの」と詰め寄る。だが「カリスマに関根さんと仲良くするなって」と衝撃の告白。
 関根は「カリスマと私どっちが大事なんだ」と言うが「カリスマですね」と即答され、児玉に握手を求めるが児玉は「ごめんなさい」。関根は遠藤に「お前のせいだ」とエルボーも、ガードした遠藤が関根を場外に投げ捨て、児玉とハイスピードな攻防から遠藤のラリアットを避けた児玉がコルバタで場外に投げ捨てノータッチトペ・コンヒーロ。

 リングに戻り、児玉が遠藤にストンピングからエルボー。児玉はトーキック連打から顔面を踏み潰す。
 児玉は首投げからシルバーブレッド。児玉は首投げからチンロックも関根がカット。
 関根が児玉を羽交い締めも、遠藤は避けた児玉を無視して関根にナックル。児玉は遠藤に低空ドロップキックから足へのDDT。さらに足へのニードロップから裏足4の字。遠藤はロープへ。

 児玉は遠藤に串刺しバックエルボーから後頭部にドロップキックを叩き込んでフォールも2。
 遠藤のチョップに児玉はエルボー。エルボー合戦から遠藤がサミング。児玉がコーナーに振るも、足を伸ばしてカットした遠藤がジャンピングフォアアーム。さらにランニングエルボー連発からリングに入ろうとした関根を蹴りつけ場外に叩き出すと、児玉に串刺し攻撃。だが児玉はショルダースルーからエルボーも、ガードした遠藤がスワンダイブフォアアーム。フォールも2。
 遠藤は担ごうとするが、耐えた関根に遠藤が前方回転エビ固め。返されるとゆりかもめ。これを関根がカット。

 遠藤は「なんで邪魔すんですか。帰って」と関根に要求も、カットに来た児玉を二人で蹴倒す。関根はテンションが上がるとダブル攻撃を狙いコーナに振ると、関根は串刺しショルダータックル。遠藤は串刺し関根と同じようにショルダータックルを叩き込み、関根が児玉にカミカゼ。
 遠藤が関根を踏み台にしようとするが、関根が興奮して暴れたため遠藤が足を滑らせる。遠藤は関根を場外に叩き出し、児玉に走り込むが、児玉はこれをカットし振り子式DDT。フォールも2。

 児玉は遠藤にドロップキックからトラースキック。フォールも2。
 児玉はコーナーに登るも、関根は突き飛ばして場外に落下させ児玉を羽交い締めに。遠藤はそこへケブラーダを発射。
 遠藤「龍一さん、次はあんたの番だ」と要求し、関根はトペ・スイシーダ。だが遠藤は児玉を直前で横にずらして関根を自爆させると、児玉をセットしスワンダイブファイヤーバード。避けた児玉だったが遠藤は着地し、コーナに登った児玉に雪崩式フランケン。フォールも2。

 児玉がエルボーを打ち込んでいき、エルボー合戦から児玉がアサイDDT式の首へのドラゴンスクリュー。フォールも関根がカット。

 関根は遠藤にソバットからミドルキックを叩き込んでフォールも2。関根は投げようとするが、耐えた遠藤をロープに振るが遠藤はハンドスプリングオーバーヘッドキック。児玉が関根にトラースキック。更に遠藤にもトラースキックも遠藤はキャッチしフラムフライ。遠藤は関根にトーチャーラックボムを叩き込んで、シューティングスタープレスを投下し3カウント。

<試合後コメント>
関根龍一
「あー、チキショウ!なんだよ!全然話が違うじゃねーかよあいつ!いいよ、いいよ今度こそ、わしがあいつを馬乗りにして、俺ら騎馬隊のかっこさせて、絶対あいつを関根の手の中に居させてやるよチキショウ今日は負けだ!負けでもいいよ、いいっすよね。次闘う時はあいつを俺が騎馬隊ポーズできめてやるよ」

児玉裕輔
「すごいのがいますね。マスクもいいし、身体もすごいし動けるし、凄い選手。なんか若い感じがしてすごいワクワクしましたね。なんか、先輩面するつもりはないんですけどなんかこう、すごい思う存分一対一でやりあえたかなと。良いシングルマッチだったなと思います」

――もっと対戦したいという気持ちは
「そうですね、あの、今日シングルじゃなかったですね。すいません、シングルだと思ってました。今日はとられてないんで、すごい羨ましいなという、なんか未来を担うみたいな感じで、上手いこと言えませんけど(苦笑)もっとできたなと思いますはい。今日楽しかったですありがとうございました」

第4試合

 先発は石川と田中。石川がヘッドロックも田中が抜けて両者タッチ。
 ポーリーがナックルも関本がボディスラム。関本はタッチし田中が串刺しジャンピングエルボー。さらに首投げからスリーパー。ポーリーに田中と関本が餅つきエルボードロップ。田中がタッチし、関本がキャメルクラッチも石川がカット。

 ポーリーをコーナに押し込むと関本と田中が交互にチョップを打ち込んでいき、田中が強烈なエルボーを叩き込んでいく。
 田中はロープに飛ぶがポーリーがルーテーズ・プレスで迎撃し石川にタッチ。
 石川は串刺しラリアットからセカンドロープからのダイビングフットスタンプ。フォールも2。
 石川はスプラッシュマウンテンを狙うが、着地した田中とエルボー合戦。田中は左右のエルボーも石川は膝蹴り。石川はブレーンバスターを狙うが、耐えた田中が逆にブレーンバスター。田中は関本にタッチ。

 関本はエルボーから石川のラリアットを避けてスピアー。関本はアルゼンチンバックブリーカーもポーリーがこれはカット。
 関本は石川をコーナーに振るが、石川はビッグブーツで迎撃しミサイルキック。
 エルボー合戦から石川が追走ニー。だが関本も追走エルボーからラリアットも、避けた石川がバックドロップ。石川が走り込むも関本もバックドロップ。お互い雄叫びを上げラリアットの相撃ちでダウン。両者タッチ。

 ポーリーがショルダータックルで田中を倒し、起き上がった田中とエルボー合戦。ポーリーはベイダハンマーからコーナーに振って串刺しボディスプラッシュ。フォールも2。
 ポーリーはSTFも関本がカット。ポーリーと石川はダブルのショルダータックルからダブルのランニングボディプレス。さらにダブルのチョークスラムからフォールも2。
 ポーリーはコーナー下にセットするとリバーススプラッシュを投下。これを剣山で田中が迎撃し、関本がぶっこ抜きジャーマンスープレックス。さらに関本が串刺しスピアーから田中が串刺しラリアット。関本はバックブリーカーで倒し、関本がダイビングボディプレスから田中がスーパーフライ。フォールも石川が田中を担ぎ上げファイヤーサンダーで突き刺す。関本が石川にヘッドバッド連打から走り込むが、石川は膝蹴りから投げようとするも関本が逆にブレーンバスター。全員ダウン。
 ポーリーが田中にベイダーハンマーも田中は裏拳。だがポーリーはバックを取り投げ捨てジャーマンからフォールも2。
 ポール―は走り込むも、田中はラリアットを迎撃しロープに飛んでラリアット。さらに関本もラリアットを叩き込んで田中がスライディングD。フォールも2。田中は改めてスライディングDを叩き込んで3カウント。

<試合後コメント>
田中将斗
――本日の戦いを振り返って、DAMNATIONとの初対戦でしたが如何でしょうか
「急遽こういう形で参戦して、まあDDTも初なんで相手も初対決で、すごく楽しかったですね。佐藤耕平の代わりが出来たかどうかは分からないですけど、個人的にはとても楽しかったですね」

――石川選手と対戦した感想はいかがでしょうか
「やっぱでかいし、体重もあるし、うちの怪物の佐藤耕平とやり慣れているとはいえ、攻略しにくいのは確かです」

――また対戦したいと思いますか
「それはもちろん。やっぱ24年、25年近くやってて、色んなところ上がって、まだこんなに当たってないすげぇ選手がいるんだなってのを感じたし、ホントにツインタワーズでやってるってことは知ってたんですけど、頭で描くのと対戦するのはぜんぜん違うんで、今日は上がれて良かったです」

――今まで対戦した中で石川選手と似たようなレスラーはどういう方がいましたか
「あまりああいうタイプはいないですね。そんなにムキムキなタイプではないし、かと言って動けないタイプでもないし、メチャメチャ動いてくるし当たりもきついし……まあ誰が一番近いかって言ったら、パートナーである佐藤耕平かもしれないですね」

関本大介
「今日はありがとうございました。今日は久々に田中将斗さんとタッグ組めたんで、心が燃えました。DAMNATIONの修司さんとは何度も戦ってますけど、相変わらずデカいですね。デカくてデカくて、上からの圧力を感じましたが、なんとか持ちこたえました」

――ポーリー選手に関しては如何でしょう
「ポーリー選手もデカいですね。デカいのとあと、重い。クラッチがギリギリ届いたんでなんとか、投げっぱなしジャーマンでは投げられたんですけど、重たい、そしてデカい人がたくさんいて、いいですね、DAMNATIONは。素晴らしいです。今日は参加できて良かったです。DAMNATION、素晴らしい。バンザイ。……でも、あの人達ヒールなんですよね?ヒールユニットなんですよね?」

――そうなりますね
「それはいかんですね。一日一善。いいことをやっぱり、した方がいいと思います……」

第5試合

 30分間でどれだけ多くギブアップをとったかで勝敗が決る特殊ルール。

 バックの取り合いからリストの取り合い。東郷が足を刈って倒すも佐々木はロープへ。
 佐々木が腕を取っていくが東郷が取り返し、佐々木が足を刈って倒すと腕を取ってからヘッドロック。グラウンドになるが東郷はヘッドシザースで抜けて距離を取る。

 手4つから東郷が潰しボディにダブルニー。だが足を伸ばしてカットした佐々木がクロスフェイスを狙うが、お互いクロスフェイスの掛け合い。東郷が絞め上げるが佐々木はロープを掴み場外へ逃げタイムを要求。

 リングに戻り、東郷が片足タックルから腕ひしぎ。佐々木はロープへ足を伸ばしブレイク。
 東郷は顔面を蹴りつけストンピング。続けてアームロックから腕へのニードロップを投下し、ロープに振ると佐々木の腕を巻き込んでリングに叩きつける。
 東郷はショルダーアームブリーカー3連発から腕ひしぎ。クラッチを切らない佐々木にキーロック。これで佐々木はギブアップ。

 試合再開。東郷は佐々木の腕にミドルキックからロープを使った腕固め。佐々木はナックル連打も東郷はグラウンドに持ち込み腕を極めようとする。耐えた佐々木がナックル連打も東郷はスリーパー。暴れた佐々木を胴締めスリーパーで絞め上げ佐々木はギブアップ。

 試合再開。東郷は佐々木の顔面を踏みつけ、ナックル連打も佐々木がナックル連打。東郷は顔面をリングに叩きつけ、コーナーに押し込むと強烈なチョップ。東郷はコーナーに振り走り込むも、佐々木はトラースキックで迎撃しDDT。
 佐々木はダイビングラリアットからナックルパート。ペディグリーを狙うが東郷はリバース。エプロンに降りた佐々木が延髄斬りからロープをつかったドラゴンスクリュー。佐々木はその足をリングに叩きつけアンクルホールド。
 佐々木は足へのニードロップからコーナーに押し込み足を蹴り上げる。さらにロープを使って足を捻り上げていくと、リングに突っ伏す東郷に足4の字を狙う。だが下から蹴りつけた東郷に佐々木は低空ドロップキック。
 佐々木はコーナーに登り足へのダイビングエルボードロップを投下。足4の字で捕らえついに東郷がギブアップ。

 試合再開。佐々木は足へのローキックから足を持つが、東郷がナックルで逃れるも佐々木はアンクルホールド。東郷は前転し佐々木をコーナーに叩きつけるとペディグリーの体勢。これを切り替えした佐々木が裏足4の字。東郷はギブアップしイーブンに。

 東郷が苦しみリングにのたうったまま試合再開。佐々木を下から蹴り上げた東郷が、佐々木のローキックをキャッチしアンクルホールドからクロスフェイス。佐々木はロープへ。
 東郷はペディグリーからコーナーに登るも、佐々木はレフェリーをコーナーにぶつけて東郷は場外に落下し、そこへ佐々木はトペ・スイシーダを発射。そのまま場外乱闘となり、佐々木は場外カウンターからダイビングエルボードロップを投下。

 リングに戻り佐々木が投げようとするもナックルで耐えた東郷がクロスフェイスを狙うが、耐えた佐々木が延髄斬りを避けてアンクルホールド。暴れた東郷をクロスフェイスで捕らえると、これで東郷がギブアップ。

 ぐったりした東郷をがうつぶせのまま試合再開。東郷はボディブローからナックルの打ち合い。佐々木がナックルから走り込むが東郷はラリアットで迎撃し、ペディグリーからダイビングセントーン。さらにクロスフェイスで捕らえ佐々木はギブアップ。

 さっきとは打って変わり佐々木が仰向けで倒れたまま試合再開。統合はストンピングからドロップキックで場外に叩き出しトペ・スイシーダ。
 リングに戻り、クロスフェイスで捕らえるも佐々木がクロスフェイスで切り返す。これは東郷がロープへ。

 東郷は胴締めスリーパーも佐々木はアンクルホールドで切り返し、東郷はこれを離すと腕極めヘッドシザース。暴れて逃れた佐々木に東郷はクロスフェイス。佐々木はロープへ。

 佐々木はロープに振ってドロップキックからクロスフェイスを狙うが東郷が腕ひしぎ。ここで時間切れ。

 3-3のドローとなり、王者が防衛に成功した。

<試合後コメント>
ディック東郷
――今回は引き分けという形に終わりましたが
「佐々木とシングルマッチしたのっていつ以来かな。全然記憶ないですね。やっぱりアイツの活躍するのを何年か見てきて、実力も着けてきているの分かるし。まあ、ああいうキャラだからね、堕落した生活を送ってるイメージだけど、見てるところは俺ちゃんと見てるから。リング上ではしっかりやってるし、レスラーとして何が一番大事かはあいつが誰よりもわかってると思うし。俺もまあ、半分仙人見てぇな生活してるから、いつあいつとやるチャンスが有るかわからないってことで、今回あいつがね、一般公募してたから、今のうちにやっとこうかなと思って今日実現したけども、やっぱあいつも強くなってたね。うん。中々勝たせてくれないから。それで、時間が長くなるにつれてやっぱり若い方が有利だしね。俺よく30分やったなって自分で自分を褒めてあげたい」

――愛弟子が強くなることは嬉しいことでしょうか
「やっぱ嬉しいですよ。うん。やっぱり最初にこの世界に入ってきた瞬間を見てるし、その頃はホントに垢抜けない糞坊主だったんでね。いつの間にか男らしくなって強くなって、今はDDTのトップを維持してるっていうのは嬉しいし、あいつがこうやって今どんどん急成長してるわけだけど、俺もね、ここで止まらないから。俺も俺でまだ進化をするつもりだし。リング上でも言った通り、半年後、一年後かわからないけど、もう一回やって、次は勝ちたいね。やっぱ、弟子に簡単に先を越されたら、ちょっと悲しい、俺ね、中学校の頃に親父に初めて腕相撲勝ったときにちょっと悲しかったんだ。親父がスゴイ小さく見えた気がして。アイツも俺を超えた瞬間、ちょっとさみしくなる気がするんだ。だからね、俺はまだまだ壁でいたいと思うし。それは佐々木に限らず、みんなにとってのね。まあ、今回やってよかったね。結果は勝てはしなかったけど、あいつも心に引っかかってた部分はスッキリしたんじゃないかなと思いますね」

――佐々木選手への手ほどきは最初はすべて東郷選手がやっていたかと思うのですが、今日30分戦ってみて、佐々木選手の知らない部分はありましたか
「基礎は同じでも、あいつがここ数年自分が勉強してきた部分もあるし、そこには俺も知らない技術が入ってる。あいつも独自に勉強してきて、それがいいことだと思うんで。俺が教えたこと、自分で学んだことをどこでどう自分のオリジナルにしていくかっていうのは、それはもう彼次第。みんながみんな同じじゃ面白くないし、自分のカラーもあるから、自分のやりたいスタイルでそれぞれ強さが違うから、それはそれで面白いね」

――本日30分戦ったルールに関しては如何ですか
「事前に知らされたら戸惑いましたけど……昨日、一昨日?俺が見たのは昨日かな。偶然ツイッターかなんかで目にして、『あ、こういうルールなんだ』って(笑) 俺も普段そんなに関節技とかしないほうだから、ちょっと勉強はしました。まあ、遠い記憶?デビューする前に道場で色々総合みたいなレスリングをした記憶とかね、そういう古い引き出しを開けたりしたね」

エンディング

佐々木「おいディック東郷、いや、佐藤さんよ、引き分けだ。疲れた。何を、何を隠そう、あんたは、俺の師匠で、5年前、2012年、ジムで会った時に引退するって勝手に言って、チクショウ勝手に引退すんじゃねーって思って、そして2012年、同じ時期にマヤ予言の年になって、俺はおかしくなった。カードは払えないぐらい使った。毎週酒のんで、3日に一回いや2日に一回は記憶がない。それもこれも全部、あんたディック東郷みたいな人が勝手に引退して、しかも、勝手に復帰しやがって、どうしてくれんだオイ、ちょっと、喋ってくださいよ」
東郷「お前の言うとおり、勝手に引退して勝手に帰ってきた。お前がな、おかしな方向に走ったのは全部俺のせいだ。レスラーが、一度引退するって決めて、戻ってくる、こんな恥ずかしい事はねーよ。だから俺は、この重罪を、背中にずーっと背負ってこれから、ずーっとずっと、体が動く限り闘い続ける。お前が、抱いた、俺の罪を、背負って、お前とその他の弟子たち、そいつらとずーっと向かい合っていくのが俺の課せられた課題だと思ってる。お前はな、この4年間でずーっとずっと強くなった、認めるよ。今日、引き分けってことはな、引き分けってことは俺は勝ってない。負けたも同然だ。しかし!お前も進化してるけど俺も進化するつもりだ!次、半年ごと一年後かわからない。でも次は俺がお前の高い壁になって、このリングに最後立ってやるぞ(佐々木と東郷は抱き合い、東郷はリングを後に)」
佐々木「なんてこった、和解みたいな感じになってしまった。こんなつもりじゃなかったのに、しかも帰っちゃった。おいディック東郷、今日は、引き分けだ。次、俺が勝つまで、あんたを超えるまで勝手に引退するんじゃねー。おいお前、俺疲れてるから後は任せるよ」
石川「今日はダムネーション主催興行不法集会お集まりいただきましてまことにありがとうございました、皆様の投票のお陰で主催興行できました。面白かったですか?次ね、第二回不法集会やりたいと思いますんで、ダムネーションに熱い応援これからもよろしくお願いします」
佐々木「(石川を蹴りつけ)俺は疲れてるんだ俺は!怒らせるんじゃねー!客ども!テメーらふざけやがって、テメーらが、勝手に集まるから、俺たちが、チョット頑張って、大会やんなきゃいけなくなっただろうが。疲れた。オイ!テメーら、もう、二度と客に媚びるんじゃねー。肩組んでんじゃねー。俺たちは、もう二度と、大会は、やらない。(えー!)うるせー!俺たちはダムネーションだ。俺たちは、群れない、媚びない、そして、結婚しない。この、オイベルトかせ。この、この、DDTのリング、そして!マザーアースは、俺たちダムネーションを中心に回ってんだ。もう一回言うぞ。俺たちは!群れない媚びない結婚しない。このマザーアースは、俺たちダムネーションを中心に回ってんだ覚えとけ」

<試合後コメント>
DAMNATION
――まずは遠藤選手、今日の試合を振り返ってみて如何でしょうか
遠藤「そうですね、ずっと児玉選手の印象っていうのは、試合はそんなに見たこと無いんですけど、チラッと見て、『すげぇ動けるし、身体もできてる人がいるな』って。結構前から試合はしてみたいなって思ってた人で、今日こういうDAMNATIONで興行できるって聞いて、『じゃあ、そこで』って。児玉選手と試合をしようって思いましたね」

――試合をやってみて、もう一度やりたいと思ったでしょうか。シングルマッチとかでも……
遠藤「そうですね。シングルでもまたやりたいです」

――石川選手は今日の試合を振り返って如何でしょうか
石川「まあ、関本選手とはずっと戦ってきたんですけど、いつも大日本で当たってるんで、今日はDDTでの戦いを見せたいなっていうのがあって。またいつも組んでる耕平さんと多々勝とうと思ったんですけど、でられなくなってしまったので、代わりに対戦したこと無いZERO1の選手とってことで田中さんと当たれて、願ったり叶ったりでしたね。やってみて凄い選手だなと思いましたし、またやりたいですね」

――ポーリー選手は……
ポーリー「……ヘヘヘェ」
石川「……あの、『またやりたい』みたいな感じです。ハイ(笑)」

――佐々木選手、30分フルタイムで戦って引き分けではありますが防衛に成功しました
佐々木「まあ、見出しで言うと『電撃和解』……和解しちゃった」

――和解したくなかったんですか?
佐々木「しちゃったのかな。試合に関して言えば、引退して復帰して、あの人ももう何歳だ?……48?ふざけんな。なんでそんな根性ねぇんだ。でも、まあ、引き分け。勝ってもないし負けてもないけど、引き分け。そして電撃和解。これはまあ、俺も予想してなかったし、誰も予想してなかった。佐代子に聞いてみようか。どっちが勝つと思ってた?どう思ってたんだよ佐代子」

――師匠を超えられなかった、けどいつか越えたい存在なのか、超えるということは自分にとってどういうことでしょうか
「うーん……超えなきゃいけない部分。でも、今日三回ギブアップ獲った。三回勝っていると言っても過言ではない」

――でも最初に取られたのは佐々木選手でしたよね?
佐々木「そうだけど……でも、三回勝ってる。まあ、超えられないものじゃないという手応えはあった」

――東郷選手は「そう簡単に超えられたくない」と言っていました。父親を超えたときの寂しさをまだ味わわせたくないと……
佐々木「まあ俺の親父はもう痛風で駄目だから、超えるとか無いんだけど……。そうだねぇ、いずれ。いずれまた機会があるなら、俺が死ぬ前に。俺ももう多分先が長くないから、死ぬまでに超えて……ヘッヘッヘッへ……」

――東郷選手が引退されてからまた復帰したことに思いがあるかと思いますが
佐々木「そういった気持ちをリング上で喋ったら、なんか、悪かったみたいになってた……。だから、ねぇ?和解みたいになっちゃった……。あんなこと言われてるのに『テメェこの野郎』ってやってたら……これ生放送? 俺も相当なキ●ガイ……俺もやっぱ真人間だから、そこは一旦収めて……」

――今回『DAMNATION不法集会』という自分たちの興行だったわけですが、終えてみて感想は
佐々木「マッチメイクから色々、メンバーが本当にポイントをずれたことを言って、私の負担が多くて、非常に……私も酔っ払ってて会議の内容も覚えてないし、もうやりたくない……。なあ?」
石川「……思考が固まらなくて、こう、ベクトルがばらばらになってて(笑)」

――みなさんがそれぞれ自分のやりたいことをやれたということでしょうか
石川「カード見れば分かるように……みんなバラバラだった……」
佐々木「みんなの希望を聞いてまとめようと、私自らやったのですが、いい加減なことばかり言いやがるから、ホントに、苦労しました。もうやりません」

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